僕と許嫁と学園生活   作:風澄龍

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今回でようやく本編開始です。進行遅くてすいません。
ちなみに明久は姫路と別のクラスで試験を受けていました。
彼女は小学校の時に彼への好意を自覚しましたが、それは卒業が終わってからなので言えませんでした。
そのせいで彼女は明久に暴力を振るいます。
明久と優子が許婚と知らされた後の話です。


第5話

明久side

「なんだろう、この馬鹿でかい教室?」

僕は新校舎に入って教室?を見つけた。

けどそれは想像を遥かに上回るほど豪華だった。

シャンデリアのついた教室は全員分のシステムデスクにノートパソコン、リクライニングシートや個人冷蔵庫なんてのもある。

………お金のかけ過ぎじゃない?

「吉井君、そんなところに立ってないで入ってください。貴方で最後なんですから」

そんなことを考えていたら学年主任の高橋先生が教室のドアを開けて僕を呼ぶ。

「あっすいません」

そう言って僕が教室に入ると所々からヒソヒソ声が聞こえて来た。

その内容の殆どがなんで観察処分者が居るんだといったものだけど気にする様なものでもないね。

「ではクラス代表の「先生よろしいですか?」何ですか紺野(こんの)君?」

先生が指示を出そうとしたら1人の生徒が質問の挙手をした。

「どうして観察処分者の彼がここにいるんですか?」

彼の言葉に周りが騒めきだす。

確かに最もだね、本来なら此処じゃなくて最底辺であるFクラスに居ると思うのが普通だ。

でも僕はー学年主席なのだ。

「吉井君は今回の振り分け試験で最優秀成績を出しています。その点数は霧島翔子さんよりも4000点以上高得点でした、そのため彼は此処のクラスにいます。では最後に代表の吉井明久君、自己紹介をお願いします」

「はい、皆さん初めまして。観察処分者で今回Aクラスの代表を務めます吉井明久です。趣味は料理に凝っていて特にパエリアが得意です。よろしくお願いします」

高橋先生は僕がここにいる理由を言うと自己紹介する様に言うので無難に済ませる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

此処は2-Fクラス

振り分け試験において全く点数を取れなかった最底辺の生徒が集まるクラス。

そのクラスの教卓に頬づえをしながらクラスメイトを観察している男子が居た。

眺めているのではない、観察していた(・・・・・・)

彼は坂本雄二といい、このクラスの代表だ。

そうこうしていると教室のドア…っといっても障子だがを開ける音がすると彼は確認せずに言ったために

「遅えぞこの蛆m、先生でしたか」

こうなってしまった。

入ってきたのは明久ではなくヨレヨレのスーツに垂れ目の中年男性だった。

「坂本君、HRを始めるので席についてください」

男性はそう言うと雄二と入れ替わる様に教卓の前に立った。

「皆さんおはようございます。担任の…………福原慎です」

彼はそう言って黒板に名前を書こうとしたがやめて口頭で名乗った。

どうやら此処にはチョークというものがないらしい。

………勉強させる気があるのだろうか?

「皆さんには卓袱台と座布団が支給されていますが、何か不備はありますか?」

大有りである。

「先生、俺の座布団に綿が殆ど入ってません」

「我慢してください」

「先生、隙間風で寒いです」

「後でビニール袋とガムテープを支給しますので自分で対処してください」

「先生、卓袱台の足が折れているんですけど?」

「そうですか、我慢してください」「出来るか!」冗談です、これで直してください」

そう言って取り出したのは木工用ボンド。しかもそれを置いた瞬間卓袱台が崩れて瓦礫の山になった。

「えー、替を持ってきますので先に自己紹介を、そうですね廊下側からお願いします」

そう言って福原は出て行った。

 

(中略)

 

そこからは名前を言っていく作業が続いて行った。

3名ほど色々あったが………

 

 

 




すいません、中途半端ですが一旦切ります。では次話で会いましょう
活動報告にアンケートがあるので良ければ解答して下さい。

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