べ、別にアレだよ?ネタが尽きたとかじゃないよ。うん、マサユキウソツカナイ。
雲ひとつない快晴の空、夏の太陽による陽射しが照りつけ蒸し暑い中、僕ー吉井明久と婚約者の木下優子は、如月グランドパークの目玉の出し物であるジェットコースターに乗るための列に並んでいた。
「……暑い」
「アタシだって暑いわ。でも仕方ないわよ、夏なんですもの」
「そうだけどさ〜、暑いものは暑いよ」
「後で冷たいものでも買いましょ」
そうしてジェットコースターに乗るまで、何を買おう等論議しあった。
「優子大丈夫?」
「……平気よ」
ふにょん
今僕は優子をおんぶしている。そのため控えめとはいえそれなりの膨らみをした胸の感触が背中に服越しで伝わっている。さらに女の子特有の甘い匂いが髪から漂って来た。
やわらかくて良い匂い、って惑わされるな吉井明久!
煩悩を振り払うために頭を振る。あっでも、優子の胸大きくなったなあ〜ってだから煩悩よ消え去れ!
「明久!」
僕が煩悩と戦っていると優子が僕を呼ぶ声が聞こえハッとなる。
「どうしたの?」
「どうしたの、じゃないわ!何回読んでも返事しないから、心配、グスッ、したんだから」
優子は安心すると、ぐずりだした。
そんな姿を見る度に僕は本当に愛されているんだと思う。けど、ここで泣かないで欲しいとも思う。
なぜならここはテーマパークのど真ん中だ。そんな場所で女の子が泣けば必然的に視線が集まるわけで、
『おい、誰かアイツ摘み出せよ』
こんなセリフが聞こえてくるのが目に見えてるんだよ!
「優子、僕は優子に愛されてるから、幸せを噛み締めてたんだよ」
「ほ、本当に?」
「本当さ」
少なくとも嘘は言ってない。事実だ。それと少し邪なことも考えてたりしてますです、はい。
「そっかあ〜、えへへ〜アタシに愛されて幸せ、かーーアタシも、そうだよ明久」
優子は僕の言葉に機嫌を良くしたのか上機嫌になり、ニコニコして顔をにヘラとなる。
美少女ってのは、どうしてこう何しても絵になるだろうなあ〜。羨ましいや。
「明久、明久も美男子だからね」
なんで読めるの⁉︎エスパー⁉︎
「明久、普段は顔に表情出やすいもん」
もんだって、すごく可愛い。
「そう?まあこんなふうにするのは優子だけだよ。優子だけが特別なのさ」
「アタシが、アタシだけが特別ーーー」
そう呟くと優子は僕にさらに抱きついてくる。だから胸の感触がすごく絶妙なんだってばー〜〜‼︎
僕にとっての優子は僕の大事な許嫁。そんな優子を笑顔にするためにもこれからも頑張らないとなあ〜。
決意を新たにする僕だった。
「明久、後、いろんな女の子にフラグ立てるのやめてね。アタシヤンデレるかもしれないから」
「は、はいーーー」
どうやら僕はとんでもない娘を好きになってしまったらしい。
糖分足りてるかな?分かんねえや。
まえがきでも書きましたがしばらくバカテストはしません。
それでは次回もゆっくりしていってね。
まったね〜〜