僕と許嫁と学園生活   作:風澄龍

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初めまして、作者の政行です。
駄文かもしれませんが、よろしくお願いします。


試召戦争編
第3話


桜が道の両脇に満開の状態で咲き誇っておりとても幻想的であった。

そんな幻想的な景色に目もくれずにひたすら走る制服の男子が一人いた。

彼の名前は吉井明久、文月学園で初の“観察処分者”という馬鹿の代名詞を与えられた生徒だ。彼が急いでいる理由、それは………

「遅刻したー!」

…………… 寝坊である。

彼は叫びながらも速度を緩めず走って学校の正門を目指した。

「コラ吉井!遅刻だぞ!」

「あっ鉄zじゃなくて西村先生おはようございます」

数十分ほど明久が爆走していたら黒い肌にガタイの良い人がスーツを着て立っていた。

彼はは西村宗一と言い多くの生徒には“鉄人”と呼ばれている。その由来は彼の趣味にある。

それは趣味がレスリングとボクシングにトライアスロンだからである。

「吉井、今鉄人と言わなかったか?」

「あはは、気のせいですよ」

明久は背中に冷や汗をかきながら笑って誤魔化す。

「む、そうか?それよりもほら、お前で最後だ」

そう言って西村は手に持っていた封筒を差し出した。

「先生、なんでこんな面倒くさいやり方なんですか?もっと簡単に掲示板とかに張り出しとけば良いのに」

そう言いながら明久は受け取った封筒の封を破って開ける。

「まあ、そうしたいんだがな。ウチは世間でも注目されている進学校だからな。そんなことより吉井」

「はい?」

「俺はコイツは馬鹿なんじゃ無いのかと思ったんだがな」

「それは間違いのようだ」

そう言いながら中に折りたたまれた紙を取り出し開くと、そこにはAクラス代表の文字が書き込まれていた。

「お前は、やれば出来る馬鹿だ」

「よっしゃああ〜‼︎」

彼はその結果にとても嬉しそうに喜ぶと教室へと向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

事の始まりは春休みにまで遡る。その日も明久は遊び呆けていた。

そんなある日明久は夢を見た。

そこではゲームなどによくありそうな城が建っており、そこの門には綺麗な着物を着た髪の長い美しい女性が立っていて僕はその女性に手を挙げると、馬に跨って鎧や兜なんかを着て刀を腰に差した人を引き連れて城を後にするというものだった。

「昨日は変な夢見たな」

そう思いながらいざゲームをやろうとしたら電話がなった。

プルルルル、プルルルル

「誰だろ?はい、もしもし?」

『明久、私よ』

「母さん?どうしたの」

彼女の名前は吉井 明彩(よしい あい)と言い明久の母親である。

『あんたちゃんと勉強してるんでしょうね?」

「も、もちろんだよ」

明久は目を逸らしながら言う。

『ならAクラスに入りなさい。良いわね?もし入れなかったらアンタへの仕送りなしにして玲送るから』

「えっ⁉︎」

『それと今度帰るんだけど、その時あんたには許嫁にあってもらうからね。それじゃ』

「ちょ、ちょっと待っ……」

それを伝えると電話一方的に切られた。

「………ヤバいー⁉︎」

こうして彼は猛勉強を始めたのだった。




どうでしょうか?感想やアドバイスありましたら、どしどし送ってください。返信できればします。なんせ大学一回生なので忙しくて


忘れていたのであとがきに載せます。すいません、これが明彩さんの設定です。
名前 吉井 明彩
よみ よしい あい
見た目は働いている娘と高校生の息子が居るとは思えないほど若く見える。
基本的教育方針は放任主義で責任も自分で取らせるが、明久の身に害が及ぶ存在は全力で排除するために部隊を編成したりもするため決して可愛くないわけではない。
明久の成長を誰よりも応援している。

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