僕と許嫁と学園生活   作:風澄龍

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バカテストの前に今回は明久と優子の両親の登場します。

バカテスト 現国

「相殺」という熟語の読みを答えなさい。またそれをを使って、例文を作りなさい。
吉井 明久の答え
読み そうさい
例文 「取引の利益で債務を相殺する」
そもそも相殺とは相手に対して同種の債権をもっている場合に、双方の債権を対当額だけ消滅させることをいう。日本法では、民法第505条以下に規定がある。債権同士が消滅するとも債務同士が消滅するともいえるが、債権と債務は表裏の関係にあり、どちらで考えても結果的には差はない。

教師のコメント
正解です。民法まで持ち出して説明していただいてありがとうございます。このところ吉井くんの解答に先生は吉井くんは飛び級して大学で授業を受けても良いのではないかと思いました。

木下優子、田村 速和、田村 沙織の答え
読み そうさい
例文 「取引の利益で借金を相殺する」

教師のコメント
正解です。Aクラスの方々は予習復習をきちんとしていて立派です。

姫路 瑞希、島田 美波の答え
読み あいさつ
例文 「のどかな朝、吉井くんに相殺した」

教師のコメント
君達は余程私の拳を喰らいたいらしいな


明久さんの答えはWikipediaを参照しました。


第19話

明久side

2回戦が終了した僕らは帰る途中、雄二達の試合を見ていた。

雄二が誰と組んでいるのかを知らないし、この後また地獄のようなクラスの出し物で働くのかと思うとつい、こうしたくなる。

雄二はムッツリーニと組んでいた。確かにムッツリーニなら保健体育が出れば僕より高得点だしね。頑張っても僕は800点の壁を越えれないしな………

あっ相手は根本くんと小山さんなんだ。

2人にはきつい相手だね。どうするのかな?

2人を知ってるのは根本くんは噂で、小山さんはただ単に本屋で会ったことがあるからなんだよね。

「坂本と土屋か。こりゃこの試合は楽勝だな」

根本くんが悪い笑みを浮かべてる。

「そりゃどうかなBクラス代表さん?俺達が何の対策もなしにお前らに挑むと思うか?」

あっ秘策があるんだ、それは楽しみだ。

『科目は………保健体育です』

成る程、ムッツリーニに無双させるのか。

「なっ⁉︎2回戦の科目は確か現代社会だったはず」

根本くんは狼狽するが小山さんは冷静だ。

「何よ恭二、たかがFクラス相手なのに選択科目が変わってもそんなに狼狽える必要ないじゃない」

あっ小山さんはムッツリーニが誰なのか知らないのか、可哀想に。

試験召喚(サモン)‼︎』

キーワードの詠唱と共にそれぞれの召喚獣が姿を現わす。根本くんの召喚獣は数珠で繋がれた二対の大鎌に陣羽織を羽織った武将風の出で立ちで小山さんのは和服とプリーツスカートを合わせた服装に三叉戟という出で立ちだ。

点数は

2年Fクラス 坂本雄二:104点

2年Fクラス 土屋康太:849点

V.S.

2年Bクラス 根本恭二:189点

2年Cクラス 小山友香:162点

あっまたムッツリーニの点数が上がってる。これは警戒しないとな

「おい、ムッツリーニ…なんだその点数は?」

雄二も意外だったのか聞いている。

「………機密事項、加速」

それだけ言うとさっさと2人纏めて胸の部分で斬り倒して居た。

「優子、対康太の対策を練ろう」

そう言って僕らは教室に戻った。

そしたら予想通りというか、何というか阿鼻地獄のような状況だった。

溜息を吐いた後、互いの持ち場に移動してシフトをこなす事にした。

 

作者の権限(キングクリムゾン)‼︎

「明久、3回戦の時間だから行きましょ」

優子が出し物の制服のまま来るので一夏達に後を頼んで僕らは会場に向かった。

 

 

 

 

 

 

「………えっ?不戦勝、ですか?」

会場に待っていたのはさくらさんで告げられたのは対戦相手の子が食中毒で倒れたから試合は無いよなんていう言葉だった。

「うん、何でもガタガタ震えながら胡麻団子怖いとか言ってたよ」

何があった対戦相手?

「取り敢えず形式に習って、勝者 吉井・木下ペア」

さくらさんが笑顔でそう宣言した。

僕達はその後少しだけ清涼祭を回ってたこ焼きを買って食べさせあった後教室に戻るとこれまた見慣れた人物が座っていた。

「と、父さんに母さん⁉︎なんでここに?」

僕は素っ頓狂な声を上げてしまった。

「おう、明久久しぶりだな。今日は明彩の母さんが俺達を招待してくれたんだ」

成る程お祖母ちゃんが招待したのか。

「明久、ハイこれ」

そう言って母さんが僕に何かを渡す。

「母さんコレは?」

「何ってスポンサーの優待券、アンタ達の分渡すの忘れてたわ」

そう言って母さんが僕達に渡したのを説明すると父さんと優子の両親と話し合ってしまった。

「優子、デートしよっか?」

僕のその言葉に優子は満面の笑みで頷いた。




前回の後書きで言っておきながら銀さんらしさを出すのを忘れていました。すいません

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