全ての滅びを従えし不滅の幻想   作:吼狼

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お久しぶりです。

仕事のせいで中々更新できませんでした。

これからも暫くはこのような感じになりますが、ご容赦ください。

それでは始まります。


本日の宿はお寺?

 

志熊「そうか、俺は赤城志熊だ。」

 

白蓮「あの、もしよろしければ、わたくしの寺に泊まりませんか?」

 

志熊「・・すまんが、遠慮させてもらう。」

 

白蓮「あら?どうしてですか?」

 

志熊「普通に考えれば、沢山の妖怪を倒した俺を泊めようするなど、裏があるとしか思えんのでな。」

 

白蓮「裏などはありませんよ。」

 

志熊「その言葉を信じろと?」

 

白蓮「はい♪」

 

志熊「(こいつは馬鹿なのか?まぁ、この世界で俺をどうにかできる奴がそう居るわけでもなさそうだ・・

よし、虎穴に入らずんば虎子を得ずって諺もあるしな・・・誘いを受けてみるか。)」

 

志熊「気が変わった、案内してくれ。」

 

白蓮「分かりました、それでは付いて着てください。」

 

志熊「そういえば、お前も妖怪なのか?」

 

白蓮「そうですね、わたくしも妖怪ですね。」

 

志熊「どんな妖怪なんだ?」

 

白蓮「わたくしは魔法使いです。」

 

志熊「ん?魔法使い?それは妖怪なのか?」

 

白蓮「はい、わたくしは魔法と魔導に身を堕としました。

元々は人間だったのですよ。」

 

志熊「ほう・・それで、魔法使いなったお前は何故、僧侶なんてやっている?」

 

白蓮「人間と妖怪との共存のためです。

その為には僧侶になって、人間と妖怪に教えを授けているのです。」

 

志熊「そうか、なるほどな」

 

白蓮「そういえば、志熊さんも人間ではなさそうですが?」

 

志熊「俺は”赤城志熊”という単一種族だ」

 

白蓮「それは、そういう妖怪という事ですか?」

 

志熊「違うな、俺は神でも妖怪でも人間でもなく、”赤城志熊”とうソンザイなんだ。」

 

白蓮「そうなのですか・・」

 

志熊「まぁ、元々は人間だったのだがな。」

 

白蓮「ふふ、親近感が沸きますね。」

 

志熊「・・・そうだな。」

 

白蓮「あ、もう着きますよ。」

 

志熊「む?あの寺か?」

 

白蓮「はい、ようこそ命蓮寺へ。」

 

志熊「世話になる。」

 

白蓮「客間に案内しますので、そこに荷物を置いてきてください。」

 

志熊「あぁ、分かった。」

 

それから暫くして、居間にて・・・

 

白蓮「それでは、食事の前に自己紹介としましょう。

まずは・・・」

 

???「はじめまして、わたしは聖の部下の虎丸星です。」

 

???「次は私ね、はじめまして、星とおなじく聖の部下をやってる雲居一輪よ。

それと、こっちの雲みたいなのが雲山ね、短いかもしれないけどよろしくね?」

 

???「あ、わたしは村紗水蜜、これからよろしくね。」

 

???「次はわたしか、わたしはナズーリン。

まぁ、よろしく頼むよ。」

 

???「最後はぼくだね!ぼくは封獣ぬえって名前だよ、これからよろしくね?おにーさん?」

 

志熊「俺は赤城志熊だ、よろしく頼む。」

 

白蓮「それでは、ご飯にしましょうか。」

 

一同「「いただきます」」

 

ちなみに今日の夕食は川魚の塩焼きときんぴらごぼうと葱と豆腐の味噌汁と沢庵を麦飯だったとか。

 

志熊「ご馳走様。」

 

ぬえ「ねぇ、遊ぼうよ?」

 

志熊「ん?遊ぶ?なにをしてだ?」

 

ぬえ「んー・・これかな?」

 

志熊「これは麻雀か。」

 

ぬえ「だめ?」

 

志熊「それは構わないが、あと二人面子が欲しいな。」

 

星「では、わたしとナズーリンが相手しましょう、構いませんね?ナズーリン。」

 

ナズ「ん、わたしは別に構わないよ。」

 

それから2時間後~

 

星「わたしが一位ですか、なんだか嬉しいですね♪」

 

ナズ「2位か、まぁまぁかな。」

 

ぬえ「3位かぁ・・まぁ、こういう日もあるよね。」

 

志熊「最下位か・・・(まぁ、そうだろうな、手加減しまくったからな)」

 

ぬえ「それじゃ、最下位には罰ゲーム!!」

 

志熊「む?なんだ?」

 

ぬえ「敗者にはこれを食べてもらいます!」

 

ナズ「饅頭?」

 

ぬえ「うん、でも、片方は普通もお饅頭だけど・・・もうひとつにはからしをたっぷりと入れました!!」

 

志熊「そうか。(からしはまだいいが、あんこは絶対に御免だな)」

 

星「あの・・拒否してもいいんですよ?」

 

志熊「ふむ・・まぁ、いいだろう。

ただし、ぬえも食うんだ。

いいな?」

 

ぬえ「え?でも、ぼくは3位だよ?」

 

志熊「ふむ、ならば俺が食ったのを予想してから食うか決めろ。

ただし、食わなかったらこれを飲んでもらう」

 

ぬえ「これは・・何?」

 

志熊「ペ○シの紫蘇だ。」

 

ぬえ「美味しいの?」

 

志熊「まぁ、人によるな(俺は甘いから無理だったが)」

 

ナズ「それより、何処からそんなものを出したんだい?」

 

志熊「俺が使用してる空間からだが?」

 

ナズ「へぇ・・(スキマ妖怪みたいだな)」

 

志熊「では、こちらを貰おうか・・・ムグ!!?」

 

ぬえ「勝った!!こっちの饅頭をいただき!!・・パクッ・・・・・からーーーーーーーい!!!!!」

 

志熊「俺が外すだと・・・甘い・・・グフッ・・・」

 

星「二人とも!お茶です!!」

 

ナズ「なにをやってるんだか・・・」

 

暫くして~

 

志熊「ふぅ、落ち着いたな」

 

ぬえ「う~、舌が変だよ~」

 

星「ぬえは自業自得です。

それにしても、志熊さんが甘いのが駄目だったなんて知りませんでした。」

 

志熊「あぁ、何故か、昔から駄目でな・・・」

 

ナズ「志熊、そろそろ風呂にでも入ってきたらどうだ?」

 

志熊「ん?いいのか?」

 

星「はい、ゆっくりしてきてください」

 

志熊「ならば、行ってくる」

 

風呂にて

 

志熊「中々大きい風呂だな・・ふぅ・・・風呂に入ったのは久しぶりだな・・・(いや、そもそも風呂に入る必要が無くなったからあれだが、久しぶりに入ると結構いいものだな)」

 

ガラガラ・・・

 

志熊「ん?誰か入ってきたな・・・というか、俺の察知能力が大幅に衰えてないか?」

 

そして、ある人物と目が合った。

 

もちろん、その人物は当然ながら全裸だったわけだが・・・

 

白蓮「あ・・あ・・・す、すみませんでした!!!」

 

志熊「うーむ、俺の察知能力は一体どうなってる?

調べてみるか・・・」

 

そして風呂で志熊が自身について調べているころ・・・

 

白蓮「ぬ~~え~~?」

 

ぬえ「ひっ・・ちょっとしたお茶目じゃない?だから、ね?」

 

白蓮「今日という今日は許しませんよ~?そこになおりなさぁーーい!!!」

 

ぬえ「ぬえぇぇぇぇん!!」

 

風呂から志熊が出るとぬえの口から魂が出掛かってたとか・・・・

 

志熊「さて、寝るか・・寝る必要は無いが、布団を敷いてもらったからな。」

 

そして夜は更けていく。


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