オマケつき。
桜ルートの一シーン
図書室の場面。
〇
睨みあっている士郎、凛、アーチャー、桜、ワカメ、カルナ。
ワカメ、士郎に思い切り殴られて膝を突いている。
ワカメ、令呪を切る。
ワカメ「ランサー、衛宮を殺せ!」
シーン
ワカメ「お、おい!どうしたんだよ!令呪使っただろ!殺れ!殺れよ!」
カルナ「お前の魔力はヘボ過ぎて令呪を使われたところで小石に躓いた程度の強制力しか感じない」
凛、必死に笑いを堪えている。
他全員、ボーゼン。
ワカメ「お前、ふざけるなよ!僕はマスターだぞ!マスターの命令が聞けないのか!!!!!」
カルナ「理由が分からない。なぜお前はそれほどにセイバーのマスターに拘泥する?彼はすでに敗北し、サーヴァントを失っている。もはや何の脅威でもないはずだ」
ワカメ、答えられない。
カルナ「どうした、シンジ?なぜ、答えに窮する?オレの問いはそれほどまでに深淵な問いかけなのか?」
ワカメ、答えられない。
カルナ「そうか、分かった」
全員に緊張が走る。
カルナ「お前はセイバーのマスターに恋慕の情を抱いているのだな?」
士郎 「え!?」
桜 「え!?」
凛 「え!?」
アーチャー「え!?」
カルナ「愛と憎しみは表裏一体とはよく言ったものだな。しかしお前の愛情表現はあまりにも歪み過ぎている。安心しろ。オレは味方だ。衆道は罪ではないし、何よりオレはお前のサーヴァントだ」
ワカメ、ボーゼン。
士郎「慎二……お前、俺のことをそんな目で見てたのか(そういえば一成も俺を見る目が……)」
凛「衛宮君、今すぐソイツから離れて!(貞操の危機よ!)」
アーチャー「衛宮士郎、今すぐそいつから離れろ!(慎二、オレの事をそんな目で見ていたのか……)」
桜「先輩!兄さんから離れて!」
〇
ワカメ。精神的に死亡。再起不能。
ショックで桜の魔力が暴走。
凛「桜!魔力が暴走して……」
カルナ「待て、サクラ!」
何か取り出すカルナさん
それを見て我に返る桜
カルナ「お前が歩いた後に落ちていたぞ!」
半裸の士郎の写真
桜「(プシュー)」
全員、ボーゼン
桜「ななななな何で今それを出すんですか!!!」
カルナ「なぜそれを問う?懐に忍ばせるほど大事なものなのだろう?ならば一刻も早く渡すべきだろう」
桜「もう!なんでいちいち律儀なんですか!」
カルナ「ところで、この写真に写っているセイバーのマスターは何故半裸なのだ?
これは撮影時に被写体の許可を取っているのか?お前の行為が盗撮という犯罪行為に該当しないか気がかりだ」
桜、答えられない。
カルナ「……そうか。サクラ、お前は女だてらに筋肉を鍛えていることに恥じ入っているのだな」
士郎「桜、そうだったのか。それならそうと言ってくれれば……」
桜「……ホッ(天然で良かった)」
カルナ「セイバーのマスターよ。どうかオレのマスターを許してやって欲しい。彼女は写真に特別な思い入れがあるらしい。オレの知る限り、サクラは毎晩、シンジの写真に釘を突きたてているが、東洋には鍼灸という治療法があると聞く。きっと兄の健康を祈っての行動なのだろう。麗しい兄妹愛だ」
凛「(桜……貴女ってそういうところあるのね)」
アーチャー「(なんだろう、背筋に寒気が)」
カルナ「つまり、この写真はお前がセイバーのマスターに恋慕の情を抱いているのとは関係ないのだな」
士郎「え!?」
凛「え!?」
アーチャー「え!?」
桜「え!?」
カルナ、状況がつかめない。
カルナ「サクラ……まさか、お前は秘密にしていたつもりだったのか?誰の目にも明らかではないのか?」
桜、真っ赤になってプルプル震えている。
カルナ「待て、まさかこの写真は恋慕の情の証なのか?……すまない、気の利かない男で済まない」
桜「もう!どこまで天然なんですか!!!!」
続かない
オマケ
ワカメのサーヴァントがドレイク姉さんだったら(ギャグ時空)
〇
二人はEXTRAでマスターとサーヴァントですが。
ギャグ時空設定で。
〇
ドレイク「アンタが新しい雇い主かい? アタシはフランシス・ドレイク。まぁ仲良くやろうじゃないか」
〇
ドカッ!
ドレイク「シンジ!マスカキ中悪いね!」
ワカメ「なんでわざわざドア壊して入ってくるだよ!!?」
ドレイク「ハァ!?アンタ何言ってるんだい?アタシは海賊だよ?略奪者がご丁寧にドア開けて入ってくるわけ無いだろ!」
〇
ドレイク「まったくシケた部屋だね。アンタの部屋の金目の物売り払っておいたからね!」
ワカメ「何、勝手なことしてるんだよ!!」
〇
ドレイク「シンジ!アンタ、まだ小銭持ってるんだろ!その場でジャンプしてみな!」
ワカメ「ライダー……勘弁してくれよ……」
ドレイク「服も脱ぎな!懐に隠し持ってるんだろ」
ワカメ「(シクシク)」
ドレイク「貧相なもの見せてんじゃないよ!見る方の身にもなってみろってんだよ!」
ワカメ「お前が脱げって言ったんだろうが!」
ドレイク「口答えしてんじゃないよ!百年早いんだよ!!」
続かない
新元号の一発目がこんなのですいません。
ちなみにロード・エルメロイ二世が出てくるエピソードがだいぶ増えたので、「ロード・エルメロイ二世との事件簿」として切り離し、再編集中です。
https://syosetu.org/?mode=ss_detail&nid=190353
Fate/in UKの新エピソードもロード・エルメロイ二世の事件簿から誰か出す予定です。
お待ちを。