SAO ~ソードアークス・オンライン~   作:沖田侑士

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ミケ大暴れの巻


第45話 「ナベリウスの頂点」

ハヤマはシンキとキリト、そしてアークスやオラクル船団の説明を終えたリーファをつれて、下層にある体術スキル取得の場へと向かった。

体術スキルはSAO内でも基礎スキルの一つとして上げれら、それでいて最後まで使える重要なスキルのひとつである。

このスキル取得にはNPCの老人の下へと向かい、その場にある巨大な岩を素手で破壊するというクエを終わらせる必要があった。

このクエは一度受けた後に、諦めてクエストを破棄するとネズミの髭のようなものを、強制的に付けられる。取り外すにはクエを終わらせる必要がある。ベータテスト時代ではクエを諦める人物が多かったと聞き、かなりのメンバーがネズミの髭を付けていたとか。かの『鼠のアルゴ』もその一人で彼女はそれを逆手に取り、情報屋として名を上げた。

「ふーん。で、これを壊せばいいの?」

「うむ。そうじゃ。いいか? この岩を壊すにはただただ適当に叩けばいいというものではない。一点に集中し、必ず弱いところが見つかる。そこを叩けば壊れる。簡単じゃろう? ほれ、やってみてみぃ。」

老人のNPCは簡単に言ってくれるが、弱点というのもかなりシビアで少しでも叩いた場所が違うと壊れない。逆にその場所を見つけることができれば、簡単に壊すことができる。

「いいか? リーファ。落ち着いて、ゆっくりと岩を見つめるんだ。はじめは失敗するかもしれないけど集中すれば次第に見えてくる。」

「う、うん。分かったよ。キリト君。」

さすがに『おにーちゃん』というのは恥ずかしいらしく、『キリト君』と呼ぶようになったリーファ。

キリトですら3日ほどかけたという。ちなみにサラ以外のアークスメンバーは半日もかけずに終わらせている。

サラはクラインに誘われてゆっくり一緒にやっていたそうな。

「ハヤマさん。ほかに教えれることって無いですかね。」

「そうだなー。やってる最中は誰にも耳を貸さないこと・・・。」

ゴン! …ドォン!

急に大きな音がしてその方向を全員が見た。シンキが岩を蹴り上げた状態で固まっており、蹴った場所と思われるところから土煙が上がっていた。先ほどの音からするとかなり上に蹴り上げたらしい。

「シンキ! なにやってんの!?」

「うーん。本当に硬いわねー。めんどくさーい。」

シンキの脚力と足技の鋭さは『ペルソナ』の中でもトップである。その理由は、彼女は『バウンサー』と呼ばれる打撃と法撃の職で主に『ジェットブーツ』と呼ばれる『魔装脚』を使用している。

ジェットブーツは足に装着し、テクニックつまり魔法のようなモノを撃てる法撃武器だが、本来のテクニックを扱う『フォース』や『テクター』と違い、数ある属性のフォトンをジェットブーツにチャージし、纏わせて相手を蹴るという特殊な武器だ。とはいえ、さすがにいきなり蹴り上げるとは思っていなかった。

「普通にやりなさい! 普通に!」

「はーい。」

あーもう。皆驚いてるよ。

「さ、さすがアークス・・・。」

「アークスってすごいんだね・・・。」

キリトは慣れているのにも関わらず驚き、そして初めてアークスのすごさを実感するリーファ。

「じゃ、じゃあ始めていこうか。」

先が不安である。

「新しい仲間を連れてきた。」

再びホロウエリアに場面は移り変わる。

フィリアの武器強化を終え、本格的にホロウエリアを攻略する為増援を呼んだ。

連れてきたのはミケ。そして双子のハナとヒナだ。

このホロウエリアにはどうやら俺しか転送門に項目がなく、俺とPTを組まないとこれないことが分かった。

シリカは常にPT組んでるし、この前は隊長を俺にPTに入れてきたのでそこに気づかなかった。

「よろしくなのだー。」

「よろしく頼むわね。」

「よろしくお願いします。なのです。」

「左から、ミケ、ハナ、ヒナだ。こっちはフィリア。さっき説明したとおりここから出られないらしい。すまんが手伝ってくれ。」

「「「はーい(なのです)(なのだー)」」」

「フィリアよ。よろしく。その・・・私はオレンジだけど・・・。」

「だーいじょうぶだ。すでに説明してあるから。」

困った顔をしているフィリアに笑いながら大丈夫となだめる。

「オキが大丈夫といってるのだー。心配ないのだー。」

「ミケがそういうなら私も信用するわ。」

「そうですね。オキさんも大丈夫といってくれてますし。」

3人の言葉を聴いてはぁとため息を付いた後にフィリアはスイッチを切り替えたのかキリっとした目でこちらを見て頭を下げた。

「お願い。手伝ってくれる?」

その言葉に全員で頷いた。

「ミケ、これなんだけどさ。」

ミケと一緒に中央管理室のモニターを見ていた。

次に目指すは森の最深部。出口だ。そこを通過すれば次のエリア『バステアゲート浮遊遺跡』へと続くことが出来る。

だが、その手前にフィールドボスのシルエットが描かれている。そこにいるということだが、今回はミケが必要になると予想した為につれてきたのだ。尚、双子を連れてきたのはミケの気まぐれであり、面白うそうだという事で双子も着いてきた。肝すわってんなぁ。そのシルエットをミケに見せた。

「間違いないのだなー。キマリ号だったら説教なのだー!」

「キマリ号?」

「なんなのです?」

双子だけでなくフィリアやシリカも気になるようだ。

「道中に説明するよ。じゃあ行こう。敵はそこまで強くないけどあっちと違うから用心していこう。」

ミケとの出会い。惑星ナベリウスでの出来事。キマリ号と名づけられ、手懐けられた(?)ファング・バンサー。ナベリウスの元締めと呼ばれるほどナベリウス原生種に怖がられる存在。説明しながら道中を進んだ。

「あんた達一体何者なのよ・・・。」

「宇宙を飛び回る宇宙人、アークスさ。・・・ん?」

索敵スキルがプレイヤーの存在を察知する。

「この付近にプレイヤーがいるな。俺ら以外にもプレイヤーがいたのか。」

「ええ・・・でも、あの人たちはなんと言うか・・・。気味が悪いの。」

「気味が悪い? まぁ取り合えず会ってみりゃ分かるだろ。ミケっち。」

目で4人を守るように合図した。ミケはそれを確認し、頷いた。

「任せるのだ。」

この十字路の先か。先頭に立ち、少し離れた後方に4人を配置。念のためでも用心する必要がある。

「・・・!?」

十字路を曲がると一人のプレイヤーがモンスターに襲われていた。

「ちぃ!」

「あ、まって!」

フィリアが止めたがそんな事聞こえない。待てるか馬鹿野郎。目の前で人が襲われてんだぞ。

「うあぁぁぁ!」

ザシュ・・・パキィン!

「・・・そんな。」

間に合わなかった。襲われていたプレイヤーは結晶となり、消えていった。

「オキさん!」

シリカが叫び、エネミーを再び見るとこちらにヘイトが向いてた。

「っち。」

舌打ちして、むしゃくしゃした感情をそのままその場にいたエネミー郡にぶつけてやった。

「間に合わなかったのよ・・・。仕方ないわ。」

「・・・。」

粗方片付けた後、その場にいたプレイヤーを思い返す。

HPバーは赤どころかほぼ黒。0に等しかった。あの場からでは誰でも間に合わなかっただろう。とはいえ、気になったのはHPバーの横に着いたバフの模様だ。一瞬見えたその模様は見間違い出なければ『麻痺』と『出血』。

この二つを付けるエネミーがいたとは思えない。いいとこ毒くらいだ。そう考えると第三者から付けられた可能性がある。その可能性の一人がすぐに頭に浮かんだ。だが、『あいつ』が『ここ』にいるはずがない。確認を取る必要があるな。

「名前の知らない人・・・間に合わなくてごめんなさい。」

「せめて・・・安らかに・・・。」

双子はその場で小さなお墓のようなものを作っていた。せめてという意味だろう。

俺はアイテム欄から使い古した一本の大剣を取り出し、その場に突き刺した。

「墓石の代わり・・・になるか分からんが安らかに。」

全員で手を合わせ、祈り自分達もそうならないよう一層気を引き締めた。

道中、宝箱を見つけ中を見るとアインクラッドではめったにお目にかかれない高レベルの武器や防具が入っていた。

周囲のエネミーレベルも向こうに比べて高いほうではあるが、俺達なら特に問題はない。

俺とシリカ、フィリア。ミケと双子で一度分かれて森の中を散策することにした。

「お、槍みっけ。・・・んー、今の奴よりか弱いな。他の人にあげるか。」

「・・・。」

シリカが近くにあった宝箱を開けた状態で固まっている。何か見つけたのだろうか。

「おーい。シリカー。」

「ひゃ!? ひゃい!」

なにか様子がおかしいな。どうしたのだろう。びくっと体を震わせてこちらを壊れたロボットのように振り向くシリカ。

「なにかあったか?」

「い、いえ。特に何も。」

ただ驚かせただけかな? まぁ別になに見つけようがどうでもいい。

「オキー! こちらもいろいろ見つけたのだー。」

ミケも双子と一緒にいくつか見つけてきたらしい。

「よし。そろったな。これらは一度ギルド倉庫にブン投げておくわ。あ、フィリアは好きなものもっていっていいからね。」

「いいの? ・・・ありがとう。でも自分で手に入れたものだけ持っていくわ。」

「そうか? まぁ別にかまわんが。次いってみよー。」

少しずつ森の中を散策しながら出口へと進んでいった。

「さて、ここが出口なんだが。」

浮遊遺跡前の森の出口。そこにはホロウエリアに初めて来たときに見た、あの紋章の付いたバリアがはられていた。

「これでは進めませんね。」

「こっちにも道があるのだー!」

「あ、ミケまって!」

「まってくださいなのです!」

ミケが勝手に進んでそれを双子が追いかけて行った。

「勝手に進むと危ないわよ!」

フィリアがそれを見て注意し、俺とシリカも顔を合わせてミケの進んだ廃協会らしき建物の中へと進んだ。

「こら! 勝手に進んじゃ危ないだろ。」

3人に追いつき、建屋の中に入ると・・・。

ゴゴゴゴ・・・ズゥン

「扉が!」

入ってきた扉が閉まり、フィリアが開けようとするのを見て、双子やシリカも一緒に開けようと手伝うもピクリともしない。

「ここがボス部屋か。一度入ると出られない仕様だな。」

「なのだー。さぁでてくるのだー!」

ナベリウスの元締め、頂点といわれたミケの血が騒ぐのだろうか。いつもよりもテンションが高い。元々高いテンションがより高い。

『オオオオン・・・!』

遠吠えが聞こえ、壊れた天井の屋根の隙間から一匹の巨大な動物型エネミーが降りてきた。

「・・・やっぱりか。しかも赤いときた。」

アークスの上級者なら見たことがあるだろう。ナベリウスの森林エリア最奥に住む、ファング・バンサー。そのレア種。

「バンサ・オング!」

『オオオオン!』

こちらが名前を叫び、それに答えるように再び鳴いたバンサ・オング。エネミーの名前を確認するとそのまま。

空中には『ホロウミッション開始 バンサ・オングを討伐せよ。』と出てきた。なるほど。こいつを倒せば良いのか。

「っち。そのまんま使ってきやがった。レベルは110か。俺らなら楽な方だが、とはいえフィールドボスだ。強いぞ。皆、気合いれ・・・ミケっち?」

ミケがつかつかとバンサに近づいていく。それをみた双子が叫んだ。

「ミケ! 危ないわよ!」

「下がってくださいなのです!」

あのミケが無防備に近づいていく? 今までに無い光景だな。自由奔放に生きるミケは性格こそ、あれだが、戦いに関しては俺らの中でも引けをとらない。瞬発力もうちらの中ではトップだ。あいつが飛び掛ってきても大丈夫だと思うのだが、無防備すぎる。

『グルルルル・・・ウ・・・ウウゥゥ・・・。』

ん? なにか様子がおかしい。あのバンサが、おびえている?

ミケが近づいていくたびに体を怖がらせ、次第に足が浮き、とうとう一歩を後ろに下げてしまった。

そのときだ。

「キーマーリー号―!!!!!」

『キャウゥン!?』

ミケが叫んだと同時にバンサ・オングはその場に伏せた。フィリアも、シリカも双子も。俺も目を疑う。あのボス級エネミーがプレイヤーの言葉に反応して、さらにその場に伏せた!?

「こーんなところで何をやっているのだー! 何油売ってるのだー! こーたーえーるーのーだー!」

元々顔の見えないフードの中で光る三日月型に笑った口が余計に曲がって見え、目が光っているミケはそのまま『キマリ号』の鬣の中へすっぽりと飛び入り、鬣を引っ張り始めた。

『キャウゥゥン!? キャイィィ・・・!?』

うわ痛そう・・・。ん? あの鬣・・・。

「黒い部分があるな。」

「え?」

隣にいたシリカが首をかしげる。

「どういうことか説明してもらえるわよ・・・ね?」

さらに鬣を引っ張り涙を流しながら悶え、鬣の中で暴れまわるミケに恐れ声にもならない悲鳴を上げるキマリ号を見ながらフィリアは呆れた顔でこちらに寄ってきた。

「あー・・・あれな。昔、ミケと出会ったころにアイツが乗り物として使っていたーでいいのかな。そんな悲しい奴だ。ほら、一部鬣に黒い部分が混じってるだろ? 中央部からちょっと下付近。あー・・・ご丁寧にミケが引っ張りすぎて禿げた部分まで再現されてら。たぶん間違いない。なんでここにいて、しかもミケに恐れをなしているのか良く分からないけど、間違いなくそのファング・バンサーだ。」

ナベリウスの元締め、頂点とまで言われたミケはダーカー因子に侵食され暴走した原生種だけでなく、壊世地域と呼ばれるフォトンが不安定になった特殊な場所で生きる元ナベリウス原生種の壊世生物ですら、あの三日月に笑った口を見れば、恐れ、土下座して、逃げるという不思議なアークス。

「それがミケだ。なんていうか・・・まさか惑星を超え、DNAどころかプログラムというか『存在という概念』ですら恐怖をすり込んでいるとは。しかも悲しきかな。一番恐怖を味わったファングが今目の前でミケに出会うとは誰も予想はしなかっただろうよ。」

『----っ!?』

あーあ。とうとう毟りやがった。声にならない悲鳴を上げたキマリ号。

「ミケー。それくらいにしといてやれー。泣いてるぞー。」

呆れた声でゆっくりと近づき、泣き疲れたファングをそっと撫でてあげた。なぜかHPが下がってるな。もう死にかけじゃねーか。

「仕方ないのだなー。オキがそういうならやめるのだ。」

『キュウウン・・・。』

「よしよし。お前も運が悪かったとしか言えんな。」

その状況に開いた口がふさがらないシリカ達は俺に手招きされてゆっくりとキマリ号に近づいた。

「ほら、もう大人しいからゆっくり触ってやんな。こういう体験めったに出来ねーぞ。」

何がなんだか分からない4人は言われたとおりゆっくりファングに触る。

「もふもふ・・・。」

「やわらかいのです。」

「ほんとね・・・。」

「気持ちいです。」

『キュウウン・・・。』

ピナも敵視しなくなったためか、キマリ号の鬣の中へと飛び乗り、少しだけ頭を出して丸くなって寝てしまった。

「んー?」

ミケが首をかしげている。なにか見えているようだ。

「どうしたミケっち。」

「モンスターをテイムしました・・・なんなのだーこれ。」

マジかよ。おいおい、ボスクラスだぞ!?こんなのもテイムできんのかよ。・・・というか。

「お前も・・・ひどい運命だな。」

苦笑するしかない。

「名前? もちろんキマリ号なのだーーーー!」

『キャウン・・・。』

悲しい悲しいファングは一声泣いて、その場に伏せてしまった。諦めたのだろうか。

「システムすら掌握するって。ほんとあんた達何者なの・・・。」

フィリアがジト目でこちらを呆れた顔で見てくる。そんな目をするな。俺だって困惑してる。

「アークス・・・なんだけど。こればかりはミケだからとしか言いようがないな。あいつは本当に不思議な奴だ。」

双子と鬣の中へと一緒に入って騒ぎ、そして昼寝をする彼女らを見守りながら俺はフィリア、シリカとその光景を微笑ましくも呆れた状態で過ごす事にした。

「ミケっち。」

ある程度休んだ俺達は先に進む為に必要なアイテムがないかを調べる為、キマリ号にミケから聞いてもらった。

「わかったのだ。あそこを通るにはどうすればいいのだー? こたえるのだー!」

『キュウウン・・・。』

キマリ号はじっと俺のほうを見つめた。どうやら手を見ているらしい。

「これか。」

忘れていた。そういえばさっきミケのモンスターテイムで見逃したけど、『ミッションコンプリート』のログ残ってんじゃん。

また、これで触ればいいのかな。

フォン・・・。

音がした後にバリアが消え、空中高く浮かぶ浮遊大陸へと続く長い坂が目の前に広がった。

「こいつは長いな。」

「これ、登るの? 見るだけで疲れそうね。」

フィリアはほんの少しだけ嫌そうな顔をしている。さすがの俺もこれはつらい。

「だが、その問題を解決してくれそうな奴がいるじゃないか。」

そういって俺はすぐ後ろにいる大きな奴を見た。

「ミケっち。お願いできるか? コイツで・・・。」

浮遊遺跡を指差した俺を見てミケはそれを察したのか、キマリ号へ指示をだした。

「キマリ号! 伏せるのだ!」

『キャウ!』

すぐさまその場に伏せさせた。

「じゃあ、先に双子から乗ろうか。」

それを聞いて双子は顔を見合わせて笑顔で頷いた。

「うん!」

「はいなのです!」

ミケの手招きで背中から鬣の中へと入っていく双子を見た後にシリカ、フィリアと背中へ乗せた。

「まさか・・・これで・・・。」

「登る気ですか?」

「その通り。全員乗ったな? シリカ、フィリア。落ちないようにしっかりつかまってな! よっしゃ! ミケっち! いいぞ!」

フィリアはやさしく鬣を。その後ろに座るシリカを前で抱きかかえた。

「いけー! キマリ号―!」

『ァオォォォォン!』

一度鳴き、キマリ号は勢いよく走り出した。風を切るように、高く、長いその坂を。

その下に広がる海をシリカと一緒に見て、顔を見合わせ、フィリアとも目が合い吹き出して笑った。

「「「あはははは!」」」

キマリ号。爽快に走って『バステアゲート浮遊遺跡』へ!




皆様ごきげんよう。
今回はミケが大暴れする回でした。キマリ号については飛鳥羽山さんが書いてくださっている当物語の前日談をお読みいただけると、もっとお楽しみいただけるお思います。
(ミケのフリーダムさは盛ってる様に見えて事実です。ほんとうに自由ですあの子)

さて、章を分けてみたのですがいいサブタイトルが浮かばない・・・。
浮かんだら書き足します。

では次回でまたお会いしましょう。

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