そこではなにが待ち構えているのか。
まだ、誰も知るはずがない…。
第44話 「妖精と悪魔」
ホロウエリア中央管理室。
「はぁ…。」
あれから一日が過ぎた。コンソールパネルの前に座り込んでいる一人の少女。フィリア。
彼女はいつ来るかも分からない一人の男性を待っていた。
『必ず戻ってくるから。』
その言葉を信じて。
「なんで信じちゃったんだろ。」
自分でも分からない。でもあの笑顔と元気と不思議な雰囲気を出した男性をなぜか信じてしまった。
あの男を黒鉄球にぶち込んだ。そう言った。だから確認しなければならない。私が出会ったあの男の本当の正体を。
シュイィイン!
「!」
転送門が光り輝きだす。そして光が収束したときに現れた男性二人と自分よりも幼い少女が一人。
「よぉ。フィリア。待たせたな。思ったより準備に時間掛けちまった。すまん。」
「オキ!」
立ち上がり、すぐ近くに駆け寄って手を握った。
「来てくれたんだ!」
「おう。来るって約束したろ? 集合時間をたまーーーーに破るけど、大事な約束は必ず守る。」
えっへんとするオキをちょっとだけジト目で見る両脇の二人。どうやらどっちかが間違っているらしい。たぶん時間だな。約束は守るの分かったし。
「えっと…。」
「ああ、紹介が遅れたね。こちらはアインス。俺らは隊長って呼んでる。俺がすっごく世話になってる人。」
「俺も助かっているほうなんだがな。アインスだ。よろしく。」
「で、こっちは…。」
「シリカって言います。オキさんの…その…。」
急に顔を紅くしだした。そういう関係の人なのかな? という疑問点をオキはすぐに解消した。しかも堂々と。
「嫁だ!」
はっはっはと笑い、シリカという少女は余計に顔を紅くする。嫁!? 聞いてるこっちが恥ずかしいわ。
って事は、夫婦? オキさんってタバコ吸ってたよね? ってことは20超えてるよね?
すごい年の差! それでもオキのお嫁さんなら、お世話になっている人なら、悪い人ではないのは間違いない。
「よろしくね。シリカちゃん。」
「はい! あ、こっちはピナって言います。」
「きゅる♪」
あら、かわいい。モンスターをテイムした人がいるって聞いたことあったけど、この子だったんだ。
「少しでも進めたらと思ってね。早速来たよ。なにか情報で追加分はある?」
へらへらとしていた顔が急に引き締まるオキ。やさしい顔だったアインスも、顔を紅くしていたシリカもオキの一言で顔が変わる。目を瞑り私も心を切り替えた。
「ええ、あるわ。こっち見て。」
オキが帰った後、コンソールを弄り、新たに手に入れた情報を彼に伝えた。
「…。」
フィリアがオキやシリカに新たに得た情報を教えている最中、アインスは中央管理区の下を示す場所に描かれているボスと思われるシルエットをじっと見つめていた。口元が自分でも気づかない程度に歪ませ、そのことに誰も気づかないほど静かに、心の底で滾る思いを内に秘め。
場所は移り変わり、ギルド拠点内部。ハヤマはアルゴからある情報を仕入れていた。
「妖精と悪魔がでる?」
ホロウエリアの情報と75層で起きた事件の一部始終を伝える為だ。
そして、過負荷のかかったカーディナルがオキのように他のプレイヤーもあのような場所へ移動させたり変なことになっていないかの情報を集めるためにアルゴと情報交換をしている際、変な話を聞いた。
「そうなんだよハヤマン。なんでもそこに行くと妖精の羽をもった女の子と悪魔の羽をもった女性がているって噂だヨ。」
新しいクエかなんかだろうか。そんなことを思っていた。にしてもごっちゃ混ぜだな。
「行ってみル?」
「だなぁ。オキさん達は早速ホロウエリア行ってるし、コマチ達は攻略のほうに。俺は今日は休むつもりだったからな。」
のんびりするのもたまには必要だしね。リーダーがいつも言ってることだ。
「シャル嬢と一緒にデートでもしてきたラ?」
その言葉を聞いて俺はずっこける。アルゴをにらむとニヤニヤと笑っていた。全くこいつは…。うっせ、馬鹿。
「で? この付近にいるとな?」
結局連れてきた。なんだかんだで俺も丸くなったもんだ。
「だそうだが…。噂ではこの丘の上に…。」
二人で76層の端にある小さな丘の上へと昇った。この上には一本の大きな木が生えているだけのはずだ。噂ではそこで目撃されていると聞く。攻略組のメンバーが見つけたらしいが、再び見に行くといなくなっていたらしい。そんなことが続いたそうだ。
丘の山頂にある木が見えてきた。殆どエネミーも出てこないし、なにか特殊な物があるわけでもない。そんな場所だから基本的に人がいるはずがなかった。そういるはずがないのだ。
「いたぞ…? 妖精の羽をもったモノと…。」
「悪魔の…羽?」
「どうしたハヤマ殿?」
逆光で影は見える。片方は妖精の持っている様な羽が背中にあるようなシルエットだ。そしてもう一人見える。その一人のシルエットに見覚えがあった為に首をかしげる。
「いや、見たことあるようなシルエットだなぁと。」
何度も見たことがあるそのシルエット。特に見覚えがある6枚の巨大な悪魔の羽をもったモノ。頭から飛び出た一本の長いアホ毛。どうやらこちらに悪魔のような羽を付けた方が気づいたらしくどんどん近寄ってくる。
「ハ、ハヤマ殿!?」
シャルが少し不安がっている。だが、そんなことも気にしていられないほどその時は呆然としていた。だってさ…ある得るはずがない。SAOの中に知っている奴が急に現れたらそりゃ驚くよね?
「ハーーーヤーーーマーーーちゃーーーん!」
白き長い髪、整った顔、母性のある声、妖美なスタイル。何度も見てきた、何度も共に戦った。何度も笑いあったその人物。アークス、シンキが思い切り飛びついてきた。
76層転送門前。いざ出発しようと言う時に、ハヤマからメールが飛んできた。何でも大変な事が起きたそうだ。
再びフィリアと別れ、ハヤマの『大変なこと』を確認しようとしたら目の前にいた。
「オーキーサーン…。」
「ハヤマん!? どうした!? そんな真っ青な顔して…。」
門前で待っていたのかハヤマが真っ青な顔して突っ立っていた。後ろにはシャル。その見ている方をたどると。
「え…ええ!?」
「ひっさっしっぶりー!」
アークスシップにいるはずの仲間の一人、シンキがいきなり抱き着いてきた。
「シシシ、シンキ!? なんでおめーココにいるんだよ!? つーか離れろ!」
無理やり離し、彼女を見た。
「えへへー。きちゃった。」
テヘペロってしてもだめだ。ほら、いきなり抱きつくからシリカの目が点になってる。隊長笑ってないで助けて。
42層のギルド拠点へ一度移動した。大会議室にて事情を聞く。
「まさか、シンキまでこっちに来るとはな。」
シンキ。彼女は俺がまとめているチームのメンバーの一人だ。長い白き髪を持ち、時々頭の上にぴょんと飛び出ている髪の毛が動くときがある。スタイル抜群で超が付くほどの美人。挙句、まるで母親のような姿に見える特もあるほどの母性を持つ。黙っていればどんな男もいちころだろう。そう、黙っていれば。とりあえずその場にいた全員にはそのように説明した。
「だって~…。さみしかったんだもん。みんなだけ面白そうな事して…。私も混ぜてよ。」
にっこり微笑みながら簡単に言ってくれる。全くこの人は。
「…背中のそれ、SAOでも再現可能なんだな。」
「でしょー?」
背中に生えている6枚の黒い羽。彼女のトレードマークの一つ。アークスにはアクセサリーといって頭や背中などにつけるパーツが存在する。あの羽もその一つなのだが。何故かあの羽は動くときがある。本来動くものではないはずなのだが。
「で? 何で来た。」
「だって。オキちゃん達ばっかりずるいもん。私も混ぜてよ。私だってヒューナルとかアンゲルとかと戦いたい。」
おいおい。こいつ混ざりたくて来たのかよ。なんでこうもうちのメンバーは戦闘バカが多いんだよ。あ、俺もか。
「ほぉ~…。」
「ん?」
シンキの抜群なスタイルにクラインが鼻を伸ばしてガンみしている。こらシンキ、セクシーポーズきめて誘惑しない。
「…。」
ムスくれたサラがクラインの頭を思い切り叩き、われに返って謝っている姿や、それを見て自分達も我に帰り咳払いでごまかすディアベルやキバオウら。
「いい仲間に出会えたわね。」
「ああ。退屈はしねーぜ。向こうは大丈夫か?」
心配なのは向こうにいるほかのメンバーだ。クサクやクロノスなど、他にもいる。
「大丈夫よ。全部クロちゃんに任せてきたから。」
頭抱えてるクロを思い浮かべ合掌する。何せ癖の強い奴らばかりだからな。うちのメンバーは。
「そっちのお譲ちゃんもオキはんとこのアークスなん?」
キバオウがもう一人の妖精の少女に質問した。もう一人シンキと一緒にいた少女らしい。こちらはシンキと違い、妖精のような格好をしており、羽も見受けられる。
「あ、いえ。私は…。」
「すみません。遅れました!」
「遅れました!」
「やっべ、やっぱ始まってた。遅れてすまん。」
アスナ、ユイ、キリトが順番に会議室へとバタバタと入ってくる。
最後に入ってきたキリトを見るなり、妖精の少女は涙を流しながらキリトに抱きついた。
「…ふぇ!?」
「パパ!?」
「おろ。」
「あら~。」
アスナとユイは目が点になり、他のメンバーは驚く以外に何も出来ない。
「ちょ…おい、離れろ! 君は一体…。」
「ようやく…やっと会えた。『お兄ちゃん』!」
その言葉に全員が静まり
「「「ええ~!?」」」
妖精の少女『リーファ』。キリトの事を『お兄ちゃん』と呼び、なきながらキリトに抱きついた彼女を何とか落ち着かせて話を聞いた。
「お兄ちゃんって…いや確かに俺には妹がいるけど。こんなんじゃなかったぞ。もうちょっと、そのなんというか。」
「桐ヶ谷和人。」
「へ?」
「私のお兄ちゃんの名前です。私の名前は桐ヶ谷直葉。お兄ちゃんからはスグって呼ばれてました、生まれは東京の…。」
「ストーップ。」
俺はそこで止めた。オンラインでの身内ネタを暴露させるのはまずいと今までに何度も、耳にタコができるくらい聞いてきた。本名だけでもあまり良くない。
「キリト。本当にお前の妹なのか? 本名出してきたぞ。」
「名前は間違いない…本当に、そうなのか?」
「それじゃあ信じてもらう為にもうひとつ。お兄ちゃんが…うちにはじめて来た日の事…。」
その言葉で確信したらしい。
「分かった。もういいよ。本当にスグ…なんだな。…だが、どうして。」
キリトの言葉に一瞬言葉を呑んだリーファを俺は見逃さなかったが、事情がありそうだ。黙っておこう。
「えっと…私にもよく分からないの。別のVRMMOを今プレイしていて、いつもどおりログインしたらあの場所でシンキさんがいて、聞いたらSAOっていうから…。ハヤマさんが来るまでずっと一緒にいて…。」
シンキが一緒だったのか。どうやらシンキと同時期にログインしたらしい。ん? シンキと一緒だった?
「シンキに何か変な事言われなかったか?」
いやな予感がする。念のため聞いておいた。
「変な事…。あー…。」
少しだけ顔を青ざめるリーファ。やっぱりか。
「なんか、うちのがすまん。」
頭を下げる。そればかりはうちの問題だ。
「あ、いえ。でも不安だった私と一緒にいてくれて、励ましてくれたのもシンキさんなので。」
いやーじゃねぇよシンキ。相変わらず変なところで母性出すんだから。
話を聞く限りでは外の様子は大変な事になっているという。
VRMMOでの1万人拉致。実質の人質。だが、犯人からの要求は一切なし。
本当に死んでいくプレイヤーたち。
絶対安全を断言した新しいナーヴギアにより再度普及するVR技術。
「なるほどねぇ。ところでリーファちゃん。質問いい?」
「はい。どうぞ?」
「オラクル船団、ダーカー、アークス。この三つの言葉って外で一回でも聞いた事がある?」
首をかしげるリーファ。どうやら外ではまったく気づかれていないらしい。
「いや、ちょっとでかい話があってだな。あー…フィリアも待たせてるし、シンキもくるし…。リーファに説明も…。」
頭が痛い。ここまでごっちゃ混ぜな状態も久々だ。あー混乱してきた。
優先順位を決めてテキパキと普段ならこなすのだが、こうも同時に何個も大事な要件が降り積もると混乱し頭を抱える癖が俺にはある。その状態に入った事を見たアインスが一言で我に戻してくれた。
「オキ君、落ち着きたまえ。ここは我々が担当しよう。君はフィリア君のところに言って安心させてきたまえ。一人じゃ寂しいだろう。」
隊長頼もしいわ。
「シンキのことはこっちで任せてよ。」
ハヤマも胸を叩く。
「リーダー! 俺達も手伝いますよ!」
「何でも言ってください。一人で頭抱えるよりみんなで、でしょ?」
タケヤにサクラたちまでも。こりゃ参ったな。
「すまん。みんな。まーた一人で考え込んじまった。じゃあ、リーファへの俺達の説明と現状までの話を隊長とキリト、アスナ。ユイは時折シャオから助言もらって。」
びしっと「任せてください」と敬礼するユイ。
次にシンキの件だ。
「シンキはどうやってきたのかと、外の様子をハヤマんに。それから今後必要なスキル選択と武器を倉庫から引っぱってこい。どうせSAOの状況は知ってるだろ?」
コクリと頷くシンキとハヤマ。
「最後にホロウエリア。隊長を連れて行きたかったけど仕方ない。あまり深く潜り過ぎない程度にシリカ、行くぞ。」
「はい!」
「きゅるぅ!」
自分もいるぞと言わんばかりにピナも返事をし、頭をなでてやった。
「残りのものは出来る事を各自で判断。好きにしろ。以上だ。」
「「「了解!」」」
ほーんと頼もしい仲間達だ事。感謝の一言だわ。
「と・こ・ろ・で…。ふふーん。」
いざホロウエリアへと出発しようとしたときにシンキがシリカをじっと見つめだした。
「な、なんだよ。…っは! シリカは渡さんぞ! お前なんでも食うだろ!」
「え!? え!?」
隣にいるシリカと俺を見比べているシンキ。こいつは男だろうが女だろうが気に入った奴は食ってしまうという噂があちこちから立ち昇っている。いろんな意味で。苦情が来た事はないが、普段の行いから信憑性は高いので、シリカを守らなきゃならん。
「だーいじょうぶよ。だってオキちゃんの大事な人なんでしょ。取って食ったりしないわ。ねぇねぇオキちゃん。」
少しだけほっとしたつかの間だった。
シンキは中指と親指をくっつけて、反対側の手の人差し指をそのわっかに出し入れしながらいう。
これが無ければ信じてやれるんだがなぁ…。
「もう、やる事ヤッたの?」
「「「ブフーーッ!」」」
「ちょ、シンキ!」
「はっはっは。」
これだよ。このセクハラの塊め。あーあ。飲み物飲んでるプレイヤーみーんな吹き出しやがった。あ、クライン顔面に喰らったのか。ご愁傷様。隊長なんか大爆笑してる。
「いや、『まだ』。」
「「「!?」」」
さらにそこへ俺が追い打ちをかける。『まだ』という事は? まぁわかるよね。
「そ~う。幸せそうでよかったわ。シリカちゃん、この子の事。よろしくね。」
にっこりとほほ笑むシンキ。シリカは両方の爆弾発言に目が点になったままである。
「ったく、忙しいんだからそういう話は後にしてくれ。いくよシリカ。」
「え? ふえ?」
ぼーっとしているシリカを引っ張ってその場を後にした。背中でシンキの楽しそうな笑い声を浴び、懐かしい感覚に自分も微笑みながら。
再びホロウエリアへと到着したオキとシリカはフィリアと共に『セルベンディスの樹海』エリアを進むことにした。
「このホロウエリアを完全攻略するにはこの中央管理区を中心に、反時計回りで全てのエリアを走破する必要があるのか。」
フィリアが得た情報は今のところ開放されている場所がこの『樹海』エリアだけで、その出口側にある『バステアゲート浮遊遺跡』エリアへ向かうしかない事が分かった。時計回りに回れるかどうか調べた結果、出口側は完全に封鎖されており、反対側からあけるしかないようだ。つまり、『樹海』エリア→『浮遊遺跡』エリアへしか移動が出来ない。その先も同じことになっていると予想される。
「ところどころに転送装置があるから、危なくなったり、一度帰る必要がある場合はそれを使うしかないわ。」
「結晶はどうなんです?」
シリカが質問した。
「ためしゃ分かるだろ。ここにいてくれ。ちょっと試してくる。大体予想は付いてるけど。」
早速オキは『樹海』エリアの入り口『セルベンディスの神殿前広場』へと転送いていく姿を見てフィリアがとめようとしたが、ときすでに遅し。オキは森へと転送されていった。
「ちょっと! あのひと大丈夫なの!? 変なところに転送されたら…。」
「大丈夫です。なにがあってもあの人は必ず戻ってきますから。」
シリカも少し心配そうな顔をしているが、それでも信頼をしているようでオキの言う通りその場から動いていない。
シュイイン
すぐさま光に包まれてオキが転送してきた。
「うん。やっぱりここに戻ってきたか。」
「もう…。無茶しないでよ。心配するじゃない。」
「お? 心配してくれんの?」
「あたりまえよ!」
そういってフィリアは思い切りド突いた。
「うわったった。あぶねーなぁ。よぅし。危なくなったら極力結晶じゃなくて転送装置を使おう。そうすればアクティベートされて、ここから一気に飛べるしな。行くぞ、シリカ。」
「はい!」
シリカもやる気満々のようで、まるでピクニックに行くように楽しそうな笑顔をしていた。
「どうしてあなた達はそんなに笑顔になれるの? 私は不安しかないというのに…。」
「前見るしかないだろ。どんな状況でも進むしかないときは進む。そのときに不安だったり、楽しくなけりゃ士気も下がる。気分が乗らなきゃ、それこそ面白くないだろ? 人生一瞬。そのときそのときを楽しまなきゃ。じゃないと、後悔することになるからな。」
「・・・。」
納得してくれたのか納得しなかったのか。どちらにせよフィリアはその事についてそれ以上何もいってこなかった。
「それじゃぁ、まず武器の強化をしたいんだけど手伝ってくれる?」
「強化?」
「ええ。今の武器の状態で探索するとなると力不足かもしれないから。」
フィリアは強化に必要なアイテムを教えてくれた。どうやら近くのエリアで手に入るらしい。
「そんじゃ、ちゃっちゃと済ませて進みますか。」
目的地も決まり、広いホロウエリア探索が始まった。
皆様ごきげんよう。
とうとう合流してしまったシモ神様。(容姿のモデルはどこかの魔界神)
今後は更に騒がしくなりそうですね。
さてさて、各業界ではバレンタイン!
女性の方はチョコの準備はいかがですか? 男性は貰う為の下準備はOK?
ゲームの方でもPSO2、艦これ、FGO他と同時期にイベントが重なるもんだから、あれもこれも同時起動…手と目がおっつきません。(リアルの方でも…)
そうそう、ここで告知です。
ハヤマんこと、羽山さんがこの作品の前日譚として、物語を書いていただきました!
その名も『SAO ~ソードアークス・オンライン~外伝 The・Start-前日譚-』!
このハーメルン内にて投稿していただいております。ぜひ、ご覧になてください! アークス達がSAOに入る前、アークス成り立ての頃、どうやって出会ったのか。どうやったらこんなにも濃いメンツが揃ったのか。
よければどうぞ!(下記にURL貼っておきますね)
https://novel.syosetu.org/75571/