ではどうぞ。
※すみません、こちらの編集ミスで余計な文章がありました。
訂正したのですみませんでした
チェンスクを離れたアキラ達は潜伏していた小屋へと戻る途中でいた。
突然、道の真ん中で1人の男性が立ちふさがった。古びたコートに毛皮の帽子、マフラーで顔ははっきりと見えない。
「てめぇ、危ねぇじゃねぇか!!そこをどけ!」
イゴールが怒声に男性は黙ってコートをめくった。中にはライフルを隠し持っておりアレクセイ達に構えた。
それを合図に左右から雪の中から7、8人の人間が現れ同じくライフルをこちらへ構えた。
「なっ!? なんだよこいつら?」
「お前達、車から出ろ。」
男の指示にアキラ達は顔を合わせた。
「ど、どうするのさぁ?」
突然のことでレイナは狼狽えていた。
「KMFに乗り込めば………。」
「いや、待てアキラ。敵にしては姿、ライフル、どう見ても軍の奴らじゃない。俺が行く。俺が撃たれたらトレーラーを出せ。」
そう言いアレクセイは1人トレーラーから降りた。
「俺がリーダーだ。」
「アレクセイ・ヤゾフだな。」
「どうして俺の名前を………?」
「ふっふふふ……。」
男はマフラーと帽子を取り顔をだした。アレクセイとそんな年齢は離れていないようみえ顔には傷跡がいくつか見受けられる。
「っ!? ワシリーお前なのか!?」
「久しぶりだな、アレク!」
ワシリーという男は喜びを笑みをこぼしアレクセイの肩を強く叩いた。
「どうしてここへ?」
「チェンスクで派手に暴れた奴らがいたって情報があってな。お前が義兵団から抜けたって聞いたからもしやと思ってな。」
再会を喜んでいる2人を見て彼らは敵ではないとアキラ達は判断した。
「外話もなんだ。俺達のアジトへ案内する。着いてきてくれ。」
ワシリーの指示に従いアレクセイはトレーラーに戻った。
「おいアレク、あいつは一体……。」
皆が思っていた疑問をイゴールが先に口に出した。
「俺の昔の仲間のワシリー・ハスデル。ブリタニアと戦うゲリラ組織のリーダーだ。」
「ゲリラ? こいつら全員。」
「これからワシリー達のアジトに行こうと思う。心配するな。あいつは信用できる。みんないいか?」
アレクの指示にアキラ達は素直に従った。
ワシリー達の車両について十数分、ある雪原へと入ったトレーラーはライトの点滅を繰り返ししばらくすると地上からトレーラー1台通れる大きな扉が現れ扉を開くと中には大勢の兵士達がアキラ達を出迎えた。
基地の中をみると武器と旧式であるがグラスゴーが並んでいたりと地下組織でありながらそれなりの設備は施していた。
「皆、改めて紹介しよう。ここの組織のリーダー、ワシリー・ハスデルだ。」
「ワシリーだ。あんた達もよく来てくれた。ここでゆっくりしてくれ。」
ワシリーの案内でアキラ達は少し殺風景であるが広間で腰を下ろした。
「ふぅ、やって落ち着けるな。これで酒があったら最高だがな。」
「あんたよく酒だなんて言えるね。」
イゴールの態度にレイナは呆れ、それに対してイゴールは豪快に笑ったがすぐに真剣な眼差しをアレクセイに向けた。
「それでどうするんだアレク?ワシリーと手を組んでドンパチ仕掛けるつもりか?」
その問いにアレクセイはしばらく沈黙したがゆっくりと目を開いた。
「俺はヤールンに戻ってマクシムを討つ!」
「アレク!あそこはもうブリタニアが総督府を置いて完全支配されている。ヤールンを攻撃するのは無謀だ!」
「ワシリー、分かってる。だが共に王国の未来のために戦うと信じていたのにあの男は国民を裏切り国を売った!!俺は許せない!」
「お前の気持ちはわかる。だがマクシムを討ったところで何が変わる?俺達の相手はブリタニアだ。大国と戦うには皆が一つにまとまって戦わないといけない。俺達にそう言ったのはアレクお前だろ!」
「………。」
「お前は王国の未来のために俺達の先頭に立っていた。ここだって本来ならお前がリーダーとしているべきだったんだ。アレク、俺達はお前をリーダーとしてこれから……。」
「俺は………。」
アレクセイは部屋を出て行った。
「ワシリーだったな。アレクはマクシムとどんな関係だったんだ?」
アレクセイの様子を見てジェノムはワシリーに聞いた。
「………アレクはマクシムの側近だったんだ。マクシムがどうしてアレクを取り入れたのかは分からないがアレクは実の兄のように慕っているとカティアから聞いた。」
「カティア?」
「アレクと同じマクシムの側近だった女だ。アクレと同じようにマクシムを慕っていた。そして今はマクシムに従っていると聞いている。アレクは俺達に呼びかけてブリタニアと戦う戦士を集めていた。ここの連中のほとんどがそうだ。だがマクシム達がブリタニアに寝返ったことで国は混乱、側近だったことで疎まれるようになってアレクは追われるように政府から出て行った。」
「それで義兵団に身を寄せることになったって訳か。」
イゴールは両手を頭のうしろにまわし話を聞いていた。
「俺達のところへ誘ったがマクシムの側近だったことを引き目に感じて拒否したんだ。」
「あんたらはこれからどうする?」
ジェノムがワシリーの話を聞き口を開いた。
「俺達はアレクをリーダーとしてブリタニアと戦う。そのために俺はあいつをここへ案内した。だが今のままではすぐに潰される。同じ地下組織と連携して戦わないといけない。」
「なるほどな……。」
イゴールは椅子から立ち上がった。
「なら俺達も決断する時ってやつだな。もう義兵団には戻れねぇんだ。もう勝手でできるってわけだ。俺はアレクについていくぜ!たまには損得無しで働くのも悪くはねぇさ。」
イゴールは豪快に笑った。
「アキラ、お前はどうする?」
「…………日本へ行く。」
「エリア11にか!? なんだやっぱりカレンって子か……。」
イゴールはニタニタと笑いながら右手の小指を立てた。
「………あいつを助けたい。」
「ならここでお別れか。」
「その前にヤールンでひと暴れさせてもらう。」
「アレクと一緒に行くつもりか?」
「首都にある軍基地には軍用機がある。それを使って逃げる。」
「なるほど、俺達がドンパチしている間こっそり逃げるってわけか、悪りぃ奴だなテメェも。」
悪態を吐きながらも笑うイゴールにアキラも釣られて笑みを浮かべた。
「ジェノムは?」
「俺も付き合ってやる。」
「へっへへ、地獄の特攻野郎アレクセイ分隊ってやつか。こうなったらヤールンにド派手な花火でも打ち上げてやろうぜ!!はっははは!!」
一方、アレクセイは1人で佇んでいた。
(もう1年もすればマクシム、あなたがこの国の王になります。やっと念願の国づくりができますね。)
(………アレク、私にできると思うか?)
(できますとも、私達がついてます。微力ながら力をお貸しします。)
(アレク………時々思うのだ。この国の未来はお前のような者に託したほうがいいのではないかと。)
(何をおっしゃるのですか!? この国を導くことができるのはあなたしかいない!!俺はそう思います。)
(ふっふふ、すまない。少しそう考えただけだ、忘れてくれ。)
数年前のマクシムとの話を思い出していた時ジェノムから声をかけられた。
「アレク、俺達はお前と共に戦うことに決めた。」
「………タダ働きさせてしまうな。」
「ふっ、いいさ。」
しばらくして2人はアキラ達がいた部屋へと戻っていった。
「さっきは悪かった。 話は聞いた……皆力を貸してくれ。」
「そうこなくちゃな。最後まで付き合ってやるぜアレク。」
イゴールがアレクセイの肩を乱暴に叩いた。
「ワシリー、すぐに俺達はここを発つ。」
「アレク、俺も手伝おう。」
「ありがとう、だがこれは俺個人の戦いなんだ。」
「俺達もブリタニアと戦っている。少しでもお前の助けになりたいんだ。武器、弾薬を用意しよう。 アレク、お前の作戦に参加させてくれ!」
「…………すまない、ありがとう。」
急ぎ出立の準備を進める中アキラは坂口に今後の動向を聞いた。
「とっつあんはこれからどうする気だ?」
「もうここでの商売は潮時だな。うまく逃げてどこかで何かやるさ。」
「相変わらずだな。」
アキラの苦笑いに坂口はつられて笑った。
「もしかしたら日本に戻ることもあるかもな。今度こそカレン、あの子に会えるといいなお前も。」
「あぁ……。」
「そうだ。それと俺からの餞別と思って受け取ってくれ。」
そう言うと坂口は黒いボクトンバックをアキラに渡した。アキラが中を開けるとそこには古びた水平2連のショットガンが入っていた。
「やっぱりお前にはこいつがお似合いだろ。」
ニヤッと笑う坂口にアキラも笑って返した。
「あのレイナって女はどこだ?あいつはどうするつもりだろうな?」
「お前、まだ言ってなかったかあの子はな……。」
レイナは1人で佇んでいた。首にかけてあるペンダントを取り見つめていた。
「そこにいたのか。」
「アキラ……。」
「聞いたぞ。とっつあんについて行くみたいだな。」
「うん、あのおやじと働けば日本に帰れるんだ。」
「俺も何度か世話になっている。安心しろ、お前のことを悪いようにはしない。」
「アキラも一緒に行けばいいのに。なんでわざわざヤールンに戻ったりするのあんたそうとうな戦争ジャンキーね。」
「そう………見えるか。」
アキラの沈んだ顔にレイナは慌てた様子で言った。
「ちょっと、何マジになってるの!? 冗談よ、彼女もいることだし生きて帰りなよ。」
「わかってるレイナ。」
「千鶴。」
「?」
「和上 千鶴(わかみ ちづる)あたしの本名。」
「本名?」
キョトンとした表情をするアキラに千鶴は溜息を吐いた。
「呆れた。源氏名ってのも知らないの。レイナってのはお店の時だけ使う名前。」
「そうだったのか。」
「レイナって名前はあたしの母さんの名前玲奈からとったの。日本からここまで逃げて安心して暮らせると思ったけど収容所みたいなところに押し込められて父さんはサクラダイト発掘の作業中に事故で死んで母さんはあたしを守るために必死で働いた。その結果体を壊しあたしを残してそのまま………。」
千鶴は2つの巾着袋を取り出した。
「2人で一緒に日本に帰る。それがあたしの夢、2人をこんな袋じゃなく壷でお墓にいれてあげたい。やっと………ここまで。」
「………まだここを出れるとは限らない。死ぬなよ。」
「そっちこそ。」
-首都 ヤールン-
「ここにいたのか。」
ドリーとジョディは総督府のバルコニーにいるエリスを見つけた。今は雪は降ってはいないが寒い風が体に染みる。
「まもなく軍は反乱分子の掃討作戦を開始する予定だ。」
「あなたの新しい専用KMFもまもなく本国から送られてくるからそれまでここで待機するのよ。」
「わかっていると思うけどこの前みたいな勝手な行動はやめてくれよ。ただでさえ陽炎は軍からはいい目で見られてないから。」
黙ったままのエリスにジョディはある事を思いついた。
「もしかしたらまた流崎アキラが現れるかもね。」
アキラの名前を聞き僅かであるがエリスの表情が変わりジョディもそれを見逃さなかった。
「その時はあなたに戦ってもらうことになるわね。」
「…………いやだ。」
「ん……?」
「いやだ、戦いたくはない!」
そう言うとエリスはバルコニーから出て行き建物の中へと入っていった。
「やっぱりね。」
「どうした?」
「彼女、流崎アキラを意識してるわね。それもかなりの重症の。」
「PSが恋を!?」
「ねぇ兄さん、少しいいかな。」
ジョディは好奇心に満ちた表情をしていた。
一方、エリスは胸を手で押さえどこか苦しそうでいた。
(一体…何が。)
「大丈夫?」
ジョディがエリスの肩に手を回した。
「教えてくれ……この胸の苦しみは何だ?」
「それはね………あなたは流崎アキラに惹かれてるの。」
ジョディはエリスの頬に優しく手を添えた。
「惹かれてる……?」
「そう、あなたは彼を愛している。」
-愛-
その言葉にどこか戸惑いを感じたがアキラと2度3度と会い彼の姿を見る度に胸の苦しみを強く感じていた。
「愛………だが奴は私の敵。PSとして奴と戦う、けど……。」
「自分のものにすればいい。」
ジョディは両手でエリスの頬に手を添え子供をあやす様に語り掛けた。
「別に殺さなくてもいい。動けなくなるぐらいで捕まえてあとはあなたの好きにすればいい。そうしたら彼はあなたの思うままになる。」
「私の………ものに………?」
「そう、あなたのことしか見えないくらいに。」
口の端をつり上げジョディは手でエリスの顔を撫でた。
「だが奴は紅月カレンを……。」
ジョディはエリスの耳元で囁いた。
「簡単よ、殺せばいい。」
「っ!?」
「邪魔になる彼女を殺す。そしてあなたが彼を慰めるの身も心もね。そうすれば流崎アキラはあなたを見てくれる。」
「私を………。」
流崎アキラを自分のものにする…………今までになかった欲望がエリスの心に侵食されいようにエリスは感じた。
-首都ヤールン軍基地-
「これより、反乱分子の掃討作戦を行う。各部隊は予定時刻にて出撃するように。」
トラウトマンが部下達に作戦の詳細を説明し解散したところを岸谷がトラウトマンを追った。
「将軍お待ちを!!」
「何だ?」
「私はあなたの指示通りに動きました。約束通り私をブリタニア軍人としてエリア11への転属を……。」
「……そうだな。エリア15が落ち着いたら話を通しておこう。」
「ちょっと待ってください。ここがエリアに参入次第直ぐにと……。」
「そ、そんな話が……。」
「はやくエリア11に行きたいならこの作戦を遂行することだな。」
トラウトマンのあとを追おうとしたが警護のSPに遮られ岸谷は呆然と立ち尽くしていた。
-3時間後-
アレク達の出立の準備が終わり、間もなく基地を出るところである。
「アレク、これで積荷は最後だ。」
「ワシリー、何から何まですまない。」
「いいさ。それより……。」
「あぁ、ここから首都は約6時間の距離。俺達が出て3時間後ワシリー達も出立しれくれ。これはマクシムを討つ作戦だ。ワシリー達は首都を混乱させることが目的で長期戦になると不利だ。状況を見てすぐに脱出してくれ。」
「わかってる。お前こそ死ぬなよ。これは終わりじゃないんだ。これは始まりの戦いなんだ。」
「………あぁ!」
ワシリーはアレクの肩を強く叩いた。
アキラは坂口からいただいたショットガンの銃身とストックを短くし対KMF用の徹甲弾を発射できるよう改造を施していた。
そんなアキラを坂口と千鶴が話しかけた。
「いよいよだな。」
「あぁ……。」
「俺らは車を借りてお前達がここを出てすぐに俺も出る。」
「アキラ、日本でまた会おうね。」
「ここを生きて出られたな。」
「また縁起でないことを言う。」
千鶴は頬を膨らませた。
「死ぬんじゃないよ。ここで死んだら目覚め悪いし。」
「お前もな千鶴。」
「ばーか。日本に帰るまで死なないよ。」
「言っておくが千鶴。簡単に帰れると思うなよ。これからお前のその体で働いてもらわねぇとな。」
坂口のその言葉に千鶴は顔色を真っ青にし、おもわず後ずさりした。
「あっあんた!まさかあたしを………。」
「へっへへへ、冗談だよ。日本の仕事はまだゼロだ。少しでも仕事がくるように俺の秘書として頑張れよ。」
「おっさんの秘書かぁ~。こういうのはイケメンの若社長と美人の秘書ってのが絵になるもんでしょ。」
千鶴は腰に手をあてるポージングの姿勢をした。
「美人の秘書がどこにいるんだ~?」
2人のやりとりを見てアキラはふっと微笑んだ。これから戦いに行くがこの雰囲気に笑えるようになったのも自分が変わった表れなのか。ただ目の前の敵を倒すだけであった自分にも戦わなければいけない理由が今はある。 アキラは先にエリア11へ向かったカレンのためこの戦いは生き延びてみせる。そう心に誓うのであった。
準備を終えたアキラ達はトレーラーに乗りこんだ。
「ワシリー、ありがとう。」
アレクセイとワシリーは握手をした。
「作戦の成功を祈る、アレク。」
「アキラ、日本でまた会おうな!」
坂口達と別れを告げアキラ達はまた雪原の真ん中を走った。
「ブリタニアがヤールンを掌握している今正面から行くのは無謀だ。だが俺達にはサザーランドがある。このトレーラーも軍で使われているものだ。軍に紛れて潜入しアキラ達がKMFで暴れている隙に俺がマクシムを見つけて討つ。みんな異論はないな?」
アレクセイの言葉に皆が頷き運転をしながらもジェノムはしっかりと聞いていた。
ワシリー達の基地を出てから30分後幹線道路を通る3台のトレーラーを発見した。
「アレク、あれは軍のトレーラーだ。」
アキラは双眼鏡でトレーラーを確認するとブリタニアの軍の紋章が確認された。
「見つかる前にやっちまうか!!」
「待てイゴール、」
『こちら、第23偵察部隊。お前達ここで何をしている?』
敵もこちらに気づき通信で連絡をしてきた。
「………」
『応答しろ、貴様らどこの所属の部隊だ?』
黙ったままのアレクセイに敵も疑いだした。
「ジェノム。」
ジェノムは黙って頷きアクセルを踏み別方向へと進めた。
「イゴール、アキラ!!」
「おう、まかせとけ!!」
アキラとイゴールはコンテナに入りKMFに乗り込んだ。
敵もKMFを出し追跡を開始した。
『2人とも長引かせたらこちらが不利になる。』
「言われなくてもちゃっちゃっと済ませるぜ。先に行くぜアキラ!!」
2機のサザーランドは白の迷彩に脚部には雪上での移動に利用できるアイスブロウワーを装備している。
そのため両機とも雪上を軽快な動きで移動している。
「敵の数は5機。一気に終わらせるぜ!!」
素早い動きでイゴールは大型キャノンで敵KMFを次々に撃破しアキラもアイスブロウワーで発生した雪煙で敵の視界を奪い背後に回りコックピットに向けライフルをはなった。
イゴールは敵車両3台ともキャノンで撃破させた。
「連絡されたら困るんでな。」
『2人とも、すぐにここの区域から脱出するぞ。また敵が……』
アレクがアキラ達に撤収を伝えようとした時敵の機体の無線が入っているのに気づいた。
『くそっ動けよ!』
「……この声は!」
アキラもこの声を頼りに機体を探し機体から分離した1つのコックピットの近くに機体を停めホルスターからショットガンを取り出し構えながら外部からハッチを開けるボタンを押した。
「ひっ、流崎………アキラ。」
そこにいたのは今まで共に戦ってきた岸谷晋二であった。
第1部は今年中に終わらせようと思ったのですが思ったよりも時間がかかってしまい来年以降になってしまうかもしれません。