最強を目指して   作:匿名希望ただの人

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勉強よりも仕事

放課後

帰宅する者や部活動に励んでいる者校内に残り遊んでいる者、どれもみんな青春を楽しんでいる

そういう龍我は

いやー、学校も終わった終わった、今日はバイトはないし家に帰ってゆっくりでもしようかな

久々にバイトがないので帰ってゆっくりしようとしていた

「せい!やぁ!」

グランドで、陸上部が走っている中姫華と良太が木刀を持って戦っていた

「…なにしているんですか?」

それを見守っている星嶺先輩に聞いてみる

「修行中」

なるほど、みればわかるな、うん

邪魔してはいけないと思いその場から去ろう

「そうですか、頑張ってください」

「私だけ除け者、相手になって」

龍我の手を取り引き留める

「えー、自分じゃ相手にならないっすよ」

「先輩の命令、絶対に従う、反論は許さない」

「職権乱用だ…」

「それに、私は龍我に負けている」

すでに放たれている殺気、龍我の腕を握る強さが増している、以前倒した事を根に持っているようだ

「世界の敵の実力を見せてもらう」

いきなり腕を引っ張り殴ってくる、体を反らしかわすと同時に捕まれた腕を外側に回し投げる、無意識のうちに反応してしまい思わず あ、と声を上げてしまう

「龍我も戦う気になってる」

着地した星嶺は龍我に向かって構えながら言う

くそ、こうなったらやるしかないか

さらばだ俺の休日よ!

異次元マップではないので人もいるしモノを壊してはいけない、周りに迷惑をかけないようにやろう

星嶺のラッシュ攻撃、それをさばき隙を狙い腕を掴み投げる、体を捻り着地する星嶺、それを繰り返す

「投げてばかり、なめている?」

「居合ですよ、受け身の姿勢を立派な戦法ですよ」

「受け身なんて、戦場では意味がない」

「そんなことはないですよ、その場に居ながら相手に合わせる、現に先輩は俺を動かせてないんですよ」

確かにその場から動いていない龍我、それが星嶺のプライドを傷つけた

「じゃあ、これでもどう」

ジャンプをし殴るフェイントをいれ一気に態勢を低くしての高速タックル、その場から動かないというなら回避不可能

(もらった!)

しかし龍我は全く微動だにしなかった

「!?」

「いいタックルです、しかし通じませんでしたね」

星嶺の制服の襟を掴み持ち掴みあげる

「な、なんで、なんで倒れないの?」

「鍛えてますから」

そう言うと星嶺をおろし

「一旦終了、向こうの戦いが激しくなっている」

良太と姫華の戦いがどんどん激しくなってきている、しだいに周りの事を忘れ存分に戦ってい

「審判、とめなくていいんですか?」

「どっちかが能力を使ったらとめる」

なるほど、あくまでギリギリまで見守るってことか

「はぁ!」

「しまっ、きゃぁ」

良太の隙をついた一閃で倒れる姫華

「いくら会長でも、剣で負ける気はありません」

「さすがね、でも…なかなかうまくいかないものね」

「映像だけの独学じゃ限界はありますよ」

「私には彼女の剣技があってるのよ、ほら炎使いだし」

「そういう訳じゃないんですよ、いいですか会長、愛沢流と言うのはですね」

「はいはい、凄い流派なのはわかっているから、あと親戚なのよ、これでも蒼紅(そうこう)先生習ったことあるの」

「それは確かに凄い事ですけど」

「さー勉強の時間よ、予習復習」

ベンチに座り置いてあったパソコンを起動する

「先輩方、お疲れ様です」

終わったようなので、自動販売機から買ってきたスポーツドリンクを渡す

「差し入れっす!」

「あぁ、ありがとう」

「いやー、修行とは感心っす!」

「そんなことはないよ、今回は会長の気まぐれだから」

あ、気まぐれね、なるほど、なんか会長らしいな

「龍我くんも一緒にどう?」

「自分は今日バイト休みなんでゆっくり休みます」

「そう?残念だな、龍我くんと戦えば僕も強くなれると思ったのに」

「まさか、自分なんかがそんなね、それに先輩は剣で自分は素手ですから」

素手と剣では根本的に違う、戦いの中で見いだせるものは経験ぐらいである

「そんなことないよ、龍我くんは剣術も使えるんだから」

おっと、いぜん木の枝で戦ってい負けたのを覚えているようだな

「あはははは、まさか、自分は根っからの拳士なんで」

「そうだよね、でも不思議だな、武器の質も上がってきているのに今時素手だなんて」

「良太、いま私の事もバカにした」

正拳突きを良太の目の前に止める星嶺、顔が怖い

「ほ、星嶺さんはメリケンとかつけてるじゃないですか」

「あんなのは必要ない、むしろハンデ」

「自分も星嶺先輩と同じで武器はハンデみたいなものですよ」

「ハンデって、普通は逆だと思うんだけどな」

「自分の体一つで殺す自信がないから武器を取るの、でも良太は根っからの剣士」

「じゃあ星嶺さんは根っからの拳士ってことですね」

「そういうこと」

「よし、わかったわ、相手になりなさい良太」

ベンチから立ち上がり、立て掛けてあった木刀を手にグランドへ向かう姫華

「え、僕は龍我くんと」

「剣が使えるのはあなたしかいないんだから、ほら」

「そんなー」

「相手するのも大変なんだな」

「そんなことない、ないから龍我も相手する」

「無茶苦茶な」

「いいから」

本当に相手にするのは大変だ

断った所で無駄なので結局一緒にやることになった龍我は夜遅くまでやるのであった

俺の休みが

「はー、疲れた」

「これだけで疲れる訳がない」

ベンチに座りだれている龍我に言う星嶺

「いや、久々の運動で体力がね」

「嘘は駄目、汗もかいてなければ息も上がってない、体温すらも」

「あははは、まさか」

「嘘」

「違いますよ」

星嶺に色々と問い詰められている龍我、1人休まず素振りをしている姫華に目がとまる

「…あの、いいですか先輩」

「なに、いいわけ?」

「いえ、そうではなくて、姫華先輩って剣使いでしたっけ?」

「元ね」

「へー、そうなんですか」

なるほど、そういや使っていたな、ただ能力で作り上げた炎の剣で、火力任せてに振るっていたから印象が浅かったな

「会長の剣術は独学ですよ、僕としてはしっかり剣術を学んでほしいですけど」

グランドの整備を終えた良太先輩がやってくる

「独学か、そういう人が新たな流派をつくるもんですよ」

「だったらいいんですけど、会長の場合は似せているんですよ」

「似せている?」

「あぁ、あれにか」

良太の似せているという言葉からピンときたのか、苦い顔をする

「七星武帝大会って知ってますか?」

「いや、存じ上げませんね、そんな大会」

「世界規模の最大級の大会なのに知らないの?」

「全く」

「優勝者は最強への挑戦が出来る、各世代が行われるからその世代の最強と呼ばれる」

「なるほど、高校生なら高校最強か」

ん、だったら最強を目指しているなら出陣をすればよかったのでは?

「あ、僕は七番隊、星嶺さんは獣人、訳あってでれなかったんだ」

「それは残念に、あれ、姫華先輩は?」

「会長はなぜか出たがらないのですよ、あの実力ですから優勝も出来なくはないと思うのですが」

「なんかあるんすね、大変だ大変だ」

「これが問題の映像」

パソコンを開き動画をながす、青い着物のような道着に青い虎を模様した鮮やかな青色の長い髪をした人と赤い着物のような道着に赤い龍を模様した仮面をつけた深紅の長い髪の人、色は違えとても似た2人が刀を持ち人知を越えた斬りあいをしている

「彼女達に憧れているんですよね」

「これなら例え似せられても強い、でも無理」

確かにそうだ、こんな人離れした剣技真似など不可能だ

「更に問題なのが、この赤い方の龍紅(りゅうく)さんに似せようとしているんですよ」

「それは意外ですね、もう片方の人だと思いましたよ」

「あぁ蒼虎(そうこ)さんですね、確かにみんな彼女に憧れてますね」

「史上最年少で優勝した伝説の剣士、あれから姿を消して本当に伝説になった」

「勿体ないですね」

伝説とかスケールのでかい話の中、龍我は

「…彼女?」

全く違う所に目をつけていた

「え?彼女ですよね?」

「え?そんなんですか?」

「龍我、これが男に見える?」

映像を再び見せる、確かに女に見える、男とはおもえない

「……はい」

「病院行く?」

「それは先輩達ですよ」

「………」

「ま、まぁいいですよ、それより愛沢流を真似したいのか」

「あれ?知ってるの?」

意外そうにいってくる良太

「え?」

「結構マニアックだと思うけど」

「じゃあ偶々ですね」

「偶々か」

「それで、なにか知ってるの?」

「いや、あの流派は独学じゃ無理かなって思って」

「そうですよね、あれは教わらないと無理ですよね」

「確かに無理」

「そうよね、教えてくれないかしら」

「それは無理ですよ、2人は行方不明ですし蒼紅さんはもうおな」 

ビュッ

良太の横顔すれすれで拳を止める龍我

「りゅ、龍我くん、どうしたの?」

「……あ、あぁすいません、む、虫がいたので、つい」

「あ、あぁそうですか」

「…疲れているのよね。うん、みんなご苦労様、さぁ解散解散」

そういい木刀をしまい帰る姫華

「あ、会長夜道は危険ですよ」

「私も帰るから、じゃあね」

姫華の後を追って帰る2人、俺も帰るか

帰って飯喰って寝よう、はぁ俺の休みが

 

 

 

                                                           

 

 

 

 

 

 

 

 

授業中

「ZZzzz」

いつも通り寝ている龍我

「はぁ、お前は単位も危ないんだから授業中は寝るな!」

「へーへー、おやすみ」

先生に叩き起こされてもなお寝る龍我、だって昨日のおかげで疲れたんだもん 

「まったく、お前らはああなるなよ」

龍我を無視して授業を再開する

「先生、ちょっとよろしいですか?」

しばらくしてドアを少し開け教頭先生が頭を出した手招きをする

「どうしたのですか、先生」

「私は構いません、このまま失礼します」

「あ、ちょっと」

教頭先生の言葉を無視してはいる一人の女性、短い白い髪に白のドレスを着た清楚で物静かなイメージを持つ

「お、おい、あの方は聖皇(せいこう)様じゃないのか!?」

聖皇、この国を象徴する者、そして統括者でもある、とにかく凄い偉い人なのだ

「なぜこのような所に!?」

そのお偉い人は龍我の前に止まり肩を優しくさすり起こす

「桜義龍我、起きてますか?」

「zzZZ」

しかし全く起きない

「おい、貴様!聞いているのか!」

黒いスーツにサングラスをかけた体格の良いボディーガードの男が龍我を起こそうと荒々しく肩を叩き揺らす

「テエメエ、マジでキレる5秒前だぞコラァ!」

ボディーガードの男の顔を掴み持ち上げる

「やっと反応してくれましたね」

「あ?んだよ、テメェかよ神代(かみしろ)」

男をなげ捨て女性に近づく

「ひとが通ってる学校に、ましてや授業中に押し寄せるたぁええ度胸しとるのぉ、聖皇さんよぉ」

「緊急事態です、話を聞いてください」

「話を聞けだぁ?頭が高ぇぞ」

「あなたと私の中ではありませんか」

「それを言ったらしまいじゃ、んでなんの用だ、仕事か?」

「そうです、依頼受けてくれますか?」

「断ると言ったら?」

「龍我ではなくリューガに命令します」

「ちっ、真実を知っている者はめんどくせぇぜ」

「それで、どうするんですか?」

「報酬は?」

「望むがままに」

「ほう、面白い…引き受けよう」

「目的はこのトランクケースの奪還、場所は西に4500キロの孤島にあるアジト」

写真と地図を渡す

「殺しは」

「必要最小限で」

「よし、1時間で帰ってくる、それまで俺の代わりに授業でも受けていろ」

「なぜですか?」

「俺は単位があぶねえんだよ、んじゃあいってくる」

窓から飛び立つ

「聖皇様、会議のお時間があります」

ボディーガードの男が頭を抑えながら立ち上がり身だしなみを整えてから言う

「1時間、遅刻すると伝えてください」

「よ、よろしいのですか」

「えぇ、約束ですもの」

「しかし、この会議は重要なもの、遅刻など」

「いくら私でも彼の機嫌を損ねてはいけないのです、それに今回の件の方が重大です」

「…わかりました、至急連絡をいれますので」

「勝手ながら居座らせて頂きます」

異様な雰囲気がただよう中授業は進んでいく

そして十数分後には縄で拘束した男とトランクケースを持った返り血で真っ赤な龍我がやってくる

「ほれ、依頼品と捕虜だ」

「その血はなにかしら」

「あ?腹がたったから全員殺した」

「全員殺したって」

「それと船を出しな、島に捕まった奴隷達が待っている、危なかったぜあと少しで売りさばかれていた、これが資料でこいつが証言者だ」

ケースと共に男と資料が入ったファイルを渡す

「報酬はそうだな、1000万だ」

「貴様、ふざけるな!」

「これでも安く見積もったんだぜ、振込先はいつも通りだ」

「わかりました、1000万…いつも通り被災地の復興に当てるのでいいんですね」

「いちいち口にだすなアホ!」

「とてもよろしい行為なので誇ってはいかがでしょうか」

「かっ、どんな綺麗事だろうが汚ねぇ金だ、これくらいしか使えん」

「そうですか、それと私会議に遅刻してますので、送っていただけませんか」

「はぁ!?」

「あなたの仕事が遅いのが原因ですよ」

「ちっ、わかったよ、お前に免じてのサービス残業にしてやるよ」

「半田さん、ケースと資料を私の邸に置いておいてください、男の人の身柄は警察に届けてください」

「わかりました、では、聖皇様は」

「私は会議に向かいますの、キャッ」

「ごちゃごちゃうるせぇ、いくぞ!」

聖皇を抱えあげ再び窓から飛び立つ

「あ、こら、貴様!」

窓から顔を出すが既にいなかった

「くそ、誘拐だそこれは」

「大丈夫ですよ、私が会場に行きますので」

どこからか現れたメイドが半田にそういい窓から飛び出す

「木葉、あぁもう、失礼しました」

男を担ぎケースと資料を持って教室から出る

しばらくして龍我が窓から戻る、みんな自由に会話しているから休み時間中だ

「あー、終わった終わった」

赤くなった学生服姿ではなくスーツ姿である

「お、お前その格好はなんだ」

生徒共がなんか騒ぎたてている

「あ?西園寺さんが来るまで警護してたんだよ、サービスにするんじゃなかったぜ」

笑いながら自分の席に座る

「難しい内容でわからなかったが、ワシが来たから今回の会議はスムーズにいくだろうがな、かっかっかっ」

「おい龍我、相手はあの聖皇様だよ、もっと礼儀をだな」

「神代とは長い付き合いだからな、あいつのおかげでここが故郷ってわかったし、親もと会えた、これでも感謝しているし尊敬もしているつもりだ」

「尊敬してるって」

「あいつは偉いよ、親が殺させたってのにこの国の為に1人で頑張ってよ、まだ20そこらだってのによぉ……テメェらも増税だとか憲法改正がなんやらでなんかわめいてるけど、あいつにとって苦肉の策ってこと忘れるなよ」

「龍我くん、お疲れ様です」

恵華がやってくる、うんその笑顔で疲れが飛ぶぜ!

「おー、お疲れ様だぜ」

「神代とは話したか?」

「いえ、授業中でしたので、軽く会釈をしたぐらいです」

「またなんか頼まれるかもしれないけど、その時は力になってあげてくれ」

「はい、もちろんです」

「龍我、話があるから職員室にこい」

「えぇーー」

複数の先生が入ってきて龍我を連行する

「で、話ってなんですか?」

連れてこられたのは校長室

「龍我くん、まさか君がそんな大物だなんて知らなかったよ」

多分校長であろう人が話してくる

「君が前いた学校から話は聞いてますよ、善良なこういうで大変素晴らしい功績を残しているそうじゃないです」

「くだらないんで、帰ります」

「まぁ待ちなさい」

「んだよ」

「善良行為は構いませんが、今後校内で二度とやらないようにお願いします」

「あれは俺のせいじゃねーだろうがよ」

「わかっていますよ、ですから次はあなたの来客者が来たら呼びますので、よろしくおねがいします」

「はぁ、わかりましたよ」

「それでは、世のために頑張ってください」

「へーへーっと」

ため息をこぼしながら校長室から出ていく

とまぁそんな感じになった為

「テェメェ神代、ええ加減にしろや!ワシはお前の便利道具ちゃうんやぞ!」

このようにちょくちょく仕事の依頼が来てたりする

「あなたにしか任せられないのですから仕方ないです」

「はぁ、で、なんだ」

「ネーシャルムーンの王女にこの手紙を渡してください」

「まてまて、そんなの俺じゃなくてもできるだろ」

「あなたはいつ何時どこにでも自由に居られる権利があるのです、それとその手紙はとても重要なものです、本当に信頼出来て強い人じゃなければ出来ません」

「はいはい、わかりましたよーだ」

「それと、明日から1週間、私の警護をお願いします」

「はぁ!?お前には西園寺がいるやろ」

「もちろん彼女も連れて行きます、しかし行く所が危険で下の者達がうるさくて」

「やれやれ、か弱いと大変なんだな」

「ですので、お願いします」

「わかったわかった、きっちりやっておくから、じゃ」

「よろしくお願いします」

「ったくよ、はぁ」

なんで俺がやらなくちゃいけねーんだよ、ってかなんで俺の存在がバレてるんだよ

首を傾げながら仕事にとりかかるのであった

あぁ、単位が…まっ、俺は学歴はいらねーからいいけど

龍我は学校を休み一週間つきっきりで警護するのであった

 

 

 

そして仕事を終え久々に学校に行くのであった    

「あー、だりぃ」

久々にこんな仕事をやってダルさしか感じなかった、兄貴の気持ちがよーくわかったぜ、よくやってられるなあのやろ

「お、有名人さんの登場だぜ」

「ニュース見たよ、体を張って聖皇様を守ったのよね」

「同じクラスメイトとして鼻が高いなー、うん」

なんだこいつら、今まで話した事がないやつらばかりだでてのに急に話してくる

「やかましい、鬱陶しいんじゃ!!」

近づき騒いでいるので声を荒上げる

その迫力に一瞬で黙る

「龍我くん、おはようございます」

恵華がやってきて挨拶をする、これで怒りが消え去る

「恵華ちゃん、おはよう」

「お仕事お疲れ様でした」

「たいしたことないさ、まぁ聖皇の晩酌に付き合わされたのがつらかったな」

「まぁ、お酒飲んだのですか?」

「飲んでないけど、あいつ酔うと人かわってよ進めてくるんだ」

「オラァ、私の酒が飲めないのか!あの時私に飲ませておいてお前は飲まないのか!あぁ!?…見たいな?もー大変だったよ、西園寺さんいなかったらやばかったね」

酔った神代のモノマネをしながら説明する

あれは本当にやばかった、酒とは恐ろしいものだ

「婚姻届を持ってこられた時は恐ろしかったな」

などと起きた話を面白可笑しく話している

「あ、刺された所はどうなんですか?」

「あんなのもう治ったさ、やっぱ殺そうとするやつもいるんだな」

「そうですね、とても悲しいです」

「せやな、でもまぁ神代がなんとかしようと頑張っているからな、期待してまってるわ」

「そうですね」

「おい龍我、客人だぞ」

先生から呼び出される、くそがまたかよ

「はぁ、今度は誰ですか?」

「俺が知るか、はやくいけ」

「はあ、いくら兄貴が忙しいからって俺んとこに来るなよなったくぅ」

仕方なく校長室に向かい平和の為に結局働くのであった 

 

 

 

 

 

 

 

 

つづく




聖皇
本名 神代 縁(かみしろ ゆかり)
幼い頃両親が亡くなり残った縁は国を象徴とする人物、聖皇として日々世のため人のためと法律を見直したり国民の声を聞いたり他国との合流と働いている
龍我をよく知る数少ない人物であり互いに初めて出来た友達でもある、その為よく相談や気軽に遊びに行ったりもしている

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