最強を目指して   作:匿名希望ただの人

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磁石の電線(マグネットコイル)

「ったく、また屋上かよ」

文句をいいながら階段をのぼる

なんだかんだいって屋上へいった、だって行かなかったら逃げたっていわれるしー

 

ギィ

ドアを開けるが屋上には誰もいない

「あれ?」

龍我は少し戸惑う・・・なんでいないの?え?呼んでおいていないってなしじゃね?

「遅いわね」

どこからか声がした

あ、いたんだ、よかった~、ネタバラシなしのドッキリかと思った

「はやく姿をあらわせよ」

「もういるわよ」

今度は後ろから声が聞こえた

龍我は後ろへ振り向くがいない

「なっ!?どこにいる!」

「ここよ」

後ろから龍我の肩を叩く

あっ、いるんだ、カセットテープかと思った~

なんて思ってる場合じゃい!

「くっ」

距離をとり後ろを確認、よし人がいる

「私は副会長の島田空」

島田空ね~あははははは!聞いたことねぇや、はぁ・・・

「あなたの能力が目覚めた・・だから私達に服従しなさい」

「いやだ!」

そりゃそうだ、いきなり服従しろとかこいつはバカなのか?

「やっぱり?じゃあ痛い目にあってよ!」

島田の右手がビリビリしている、こっこれは・・・!?

「(磁石の電線)マグネットコイル」

うわ、まったく違った・・・しょんぼりするぜ・・・・ってそんなことわどーでもいいんだ!

「コイルアタック」

電気をまとった何かをなげた

「うわっと」

やべっつい反射的に避けちまう、能力をしっかり使わなきゃ

ドゴォ

何かが後ろの壁にめりこんだ

「さぁて、始めましょう!!」

始めましょうってもう始まってるんだろ?と突っ込みたくなる、まぁいいいくぜ!

「スターロック!!」

うおおぉぉぉっ!!雄叫びをあげ俺の体から前にでてきた

「ぶっとばすぜ!」

スターロックが島田を殴りかかった

しかし島田は一瞬で龍我の背後に回る

「なに!?」

「おそいよ!」

ドゴッ

龍我の脇腹を蹴った

「うぐっ・・・」

うわ、強烈だ・・しかし龍我は島田の足をとった

「スターロック!!」

ドゴオォッ

やったか!?龍我は手元をみると足がない

「ふぅ危ない危ない、能力だけを警戒するんじゃなくて、あなたの根性も警戒しなければ」

やっぱり?俺って根性だけは負けないんだよね~!

「鉄板が入った蹴りをくらって、なおかつ掴むとは・・・」

やべぇ鉄板入りシューズかよ、通りですげぇ痛いんだ

んなこといってる場合じゃねぇ、ヤツに勝つ方法・・・ヒントは能力の名前!たしかマグネシウムコイノボリだっけ?あれ、違うな・・・

こんな肝心な時にド忘れする自分の記憶力に後悔する龍我 いやこれも俺だしかたない と心ににきかせ立ち直る

「いくぜ!」

龍我は島田に向かって走った

「なっ!?自ら私に向かいますか・・・これはいい的になりますね」

島田はまた左手をビリビリさせている

ビュン

ドコッ

島田は猛スピードで龍我の腹を殴った

「がっ・・・」

確か速さ×重さ=破壊力、この場合は速いから重さが少なくてもこんな化物みてぇなパンチになる

「どうです、私のマグネットコイルの力は・・・?」

マグネットコイル?マグネットは磁石、コイルは確か鉄だが銅だかよくわからんが金属類でできた線だな、それを使って電気を作る・・・さすが俺理科は不得意だ(全教科苦手だよ!え?体育はって?俺は運動神経悪いんだあぁ!)

だがこんな俺でも一つわかったことがある

「もう一発いきますよ!」

島田の右手がまたビリビリした

ビュン

「今だ!」

龍我は横に逃げた

ガシャァン

島田はフェンスにくっついた やはりな!少し勝機がでてきた!

バリバリバリバリ

龍我はスターロックを使ってフェンスを壊した

「なっ!?」

「お前の力は磁石を操り、移動を重ねるごとに電気を溜められる・・・そしてさっきみたいに一気に放つ!だから俺は鉄であるフェンスを壊した」

よし、我ながらいい答えをだした

「さすがね、バカだと思ってたのに意外にやるじゃない」

「なっ、誰がバカだこのやろう!」

とはいったもも本当のことなのでそこは受け入れる

カタカタカタ

龍我の後ろにあるフェンスやドア、床を止めてるネジなどが動き始めた

ヒュン

フェンスやドアが島田の右手に集まる

「ビックコイル!」

ドォン

電気をまとった鉄の塊が磁力を使って龍我に放つ

ドッゴオオオォォォォンッ

スターロックはビックコイルを受け止める

うぐっ、すげぇ威力だ・・・受け止めきれん・・・

でもなんでだ、鉄はもうないぞ、なんでこんな速さで動ける!?

龍我はふと思い出す

そういや最初にあいつなにか投げたな、もしかしてあれって・・・

龍我はヒビはいった壁をみた

やっぱり

野球ボールくらいの球体の磁石がめり込んでいた

「よし!ぬがあぁ」

めり込んでいる磁石をとる

しかしなかなか抜けない、スターロックは今受け止めている、これさえ取れば・・・・

「くそがああぁぁぁっ」

ドン

スターロックが一歩前へ踏み出した

その衝撃でめり込んでいた磁石が落ちた

「くたばれ!!」

龍我は磁石を投げた

磁石は島田の後ろへ落ちる

「しまっ・・・!」

ビックコイルは島田の方へいった

ドゴオォッ

島田はビックコイルに潰された

「はぁ・・・はぁ・・・ざまぁみろや!」

「さすがねよく副会長を・・・いや、島田を倒した」

ドアの前に立っている女性

「誰?お前?」

「私は生徒会長だ」

え?生徒会長?やべ今疲れて戦えないよ

「よくぞ島田を倒した」

「ありがとう!」

「そんなお前を生徒会役員にいれよう」

「はっ!?」

「ちょうど一人空いたんでな・・・空いた穴は塞ぐものでしょ?」

一人空いた?つまり抜けたと・・・?

「誰が抜けたんだ?」

「そこに無様に潰されているやつだよ」

潰されているやつ?まさか島田?

「あなたを副会長に任命する、これは命令よ!」

「しるか!副会長とかめんどくせぇし、いそがしそうでバイトできねぇだろ!」

バイトができなきゃ生活ができない、ルナを飢え死にさせちまう

「副会長は学校内で2番目に権力がある、だから部下となった生徒から金をもらえばいい、わざわざ働かなくたって金は手に入る、生活が楽になるわよ」

「んなバカみてぇなことしてまで金は欲しくねぇ!」

やっぱりしっかり働いてお金は手に入る、頑張って稼いだお金で食べる飯はうまい、特にルナが作るからさらにうまい、俺はそのために働いている!(嘘かも)

「そう、かわった人ね」

いやこれが普通じゃないのか!

「私に服従しなさい!」

ドオォ

凄い威圧、これは暴君と化した王・・・帝王だな

「さぁ、あなたは私の物・・・私のものになりなさい」

優しく呟く、その呟きを聞くと落ち着き魅了される彼女の胸元に吸い込まれる・・・

俺は女に興味ねぇよ!といいたいが今回はそう言い切れない・・なんだろうか、女に興味があるかないかとはなにかが違う、安らぎを与えてくれる彼女に魅了さて吸い込まれてく

気づけば彼女に優しく包まれている

「・・・さぁ・・・私のものになりなさい」

やべぇ逆らえねぇ・・・このままひきずりこまれたら

「龍我を話なさい」

ルナが突然現れた

そうだ、このまま引きずりこまれたらルナに殺される・・・

「あら、ルナ生きていたの?」

「私が死ぬとでも思った」

「そうね、あなたが死ぬとは思えないわ」

「そう・・・それよりあなた・・・今なにしてるの?」

「なにって、この子を私のものにしようとするんだけど、なかなか落ちないのよね~」

「取り合えず離しなさい」

「え~やだ~」

「なら、ここで死んでもらうわ」

「やる気?」

「やるわよ」

周りは重く辛い環境と化した

「やめとくわ、ここでやったらこの子が死んじゃうもの」

龍我をルナの方へ倒した

「次は無いわよ!」

「はいはい、わかりましたよ~」

なんか適当な生徒会長

「また明日ね、私のダーリン」

生徒会長は立ち去った

「・・・」

「なによあいつ・・・」

 

 

 

 

つづく!


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