最強を目指して   作:匿名希望ただの人

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課題

 

 

 

 

 

「鬼塚の娘なのか、100年前生まれたのになんでいるんだ?」

誰もがおもう疑問、100年前に生まれたルナがなぜここにいるのか、凄いきになるところ

「俺が逃した、それだけだ」

「いや逃しただけでじゃ100年の時は埋められないぜ」

「鬼塚の力は主に時関係だから可能なんだよ」

田中が鬼塚の力について話してきた

「主にっていえばそうだが基本は全て覆すだけ!」

「さすが」

「力?力って能力のこと?」

姫華は質問してきた

「似てるけど違う、能力と力の2つ持ってる。」

「あんまり変わんないからにきしなくていいぞ」

鬼塚は変わんないの一言でまとめた、なるほど変わんないか

「へー、じゃあ田中と鬼塚は能力が使えるのか」

「まぁな、使ったことはあんまりないけど」

「え?」

「だって俺強いもん」

「鬼にかな棒、強者に武器持たせるのと同じ行為だ」

「お父さんは強いからね」

「65代目・・・強い」

「65代目、剛和会か、知ってるのかあんちゃん」

「花川さんは85代目剛和会組長だからな」

「もう85代目か、早いな~」

「元だがな・・・」

「今はどうよ」

「クソだ、平和から金へ変わった・・・欲深共のチンピラに・・変わった・・・」

「そうか、まぁ時代の流れってやつだ、別に止めた身だから口をはさまないぜ」

「剛(強引にでも)和(平和にする)会(組織)が逆に抗争を好むようになるとは・・・伝統も断たれたな」

田中も驚きである

「鬼塚さんと田中さんは100年前の戦争のこと知ってるんですよね」

良太がいきなり質問してきた、それは今必要になる情報になるので誰もが聞きたい内容であった

「今結界破れそうなんだっけ」

「バカな、この俺がやったんだぜ、ただでさえ頑丈たのに、時止めで一生破壊できない仕組み!」

「俺が死んだからだろ」

「あ、そうか」

「異界の敵は強いですか」

「お前達レベルじゃ辛いだろうな、あいつらは何を召喚してくるかわからんし、数も多い、厳しいだろうな」

「そうですか」

「安心しろ、我が娘であるルナがいる、なんとかなるだろ!」

ルナを前に差し出す

「と、いいたいところが、1人が強くても意味がない、お前らが強化せねばならんぞ!」

花川さんは非鍛練の美学の持ち主、修行は無理であろうか

「鍛えてくれるんですか!?」

「仕方あるまい、ルナにも稽古つけたいしよ!」

「やったー!」

喜ぶ良太 伝説的格闘家に稽古つけてもらえるんだからさぞ喜ばしいことであろう

俺も力を使うにはこの肉体では貧弱すぎる、この機会に先輩から教えて貰うチャンスだ

「んじゃ移動だな」

 

 

 

 

 

 

 

 

グランド

 

 

 

「よし、まずはだな、能力だしてみろ!」

「インフィニットソード」

良太は剣をだし

「ストロングチャリオッツ」

星嶺の体から風が巻き起こる

「ファイティングファイヤー」

姫華の右腕から炎が螺旋状にでる

「スターロック」

スターロックをだす龍我

「ザ・オーガ!」

鬼を呼び出すルナ

「おぉ、スターロックか、懐かしい」

「まさかこいつと契約を結ぶとは・・・」

「?」

「まぁいい、んにしてもルナ、お前のえーっと」

「ザ・オーガよ」

「ザ・オーガか、オレにそっくりだな」

「うんうん」

周りの人は皆同意する

「だがまだ未熟だ、みんなのもそうだ、全部未熟だ、完熟させっぞ!」

「はい」

やる気満々の良太

「いいねぇ良太、よしちょっとオレとやろうか、皆はまず誰かとスパーリングしてくれ、あ、ルナは田中とな」

「わかったわ」

「よし開始!」

 

 

 

 

「よしこい良太!」

「いきますよ・・・」

シャッ

良太は素早い動きで鬼塚との距離を縮めた

「でやぁ!」

カキィン

「なっ!?」

全力で振るった剣は人差し指一本で止められてしまった

「こいよ」

「くそ!」

カキンカキンカキンカキンカキンカキンカキンカキンカキィン

「はぁはぁ、くそ、はぁはぁ」

「剣か、よろしい!動きはいいんだよな~、無駄な力があるんだよ、なんてんだ、斬ろうとしてないんだよ、叩き潰そうとしてんだよ、あれだ、剣なのにハンマー使ってる感じ」

「無駄な・・力・・・」

「豆腐を斬る感じでやってみな、無駄な力が無くなるから体力温存にも繋がるしな」

「なるほど」

「さて、課題がわかったから終了、次は星嶺」

「え?もう終わりですか?」

「オレとスパーリングしても強くはなれん、だから課題を教えてやるから自分で克服しろ」

「わ、わかました」

「・・・」

「おっしゃやるか」

「・・・」

スゥ~っと構える星嶺

「はぁ!」

シャッ

ズパパパパパパパツ

続けてラッシュにうつる星嶺

「いい動きだ、だが」

鬼塚は大きく後ろへ下がった

星嶺は鬼塚との距離があいたので深く踏み込みアッパーをしかけた

「ほいよ!」

スパァン

鬼塚足払いをする

ギュルウゥン

星嶺は大きく回転する

「ほっと」

地面に落ちる前にキャッチしたたせる

「ん~、星嶺はリーチ短いからな、踏み込み系は必要だがよく考えて使えよ、あとそうだな、力と小柄な体型をいかしレスリングしたらどうだ?関節決めたり絞めたりとか投げとかいけそうだな、そこを練習だ」

「・・・」

「あとそれと」

「なに」

「いや、相手がでかいばあいは屈ませることが大事だから蹴り技見つけとけよ!」

「わかった」

「うし、次は~・・・姫華」

「はいは~い」

「よしこい」

「遠慮なくいくわよ」

「さぁこい」

「大豪炎火」

鬼塚の周りは火の海と化してる

「獄炎弾」

鬼塚の真上に巨大な炎の塊がつくなれ、落ちた

ズドオォォン

「どうよ」

シャッ

煙の中から鬼塚がはしってくる

「!!」

シャッ

鬼塚の拳をギリギリ横に避けてかわした姫華

「はぁ!」

ガキン

「いい対応だしなかなかいい動きもできる、なかなか賢いな・・・だが所詮は女、こんなもんだ」

「なによそのいいかた」

「男と女とじゃ差があるのは当然、あんな動きできるのはそうそういない」

「そう、ありがとう、それで私の課題は?」

「そーだな、基礎だな」

「基礎!?」

「走ったり筋トレとかをやれ、お前は動きとかはいいが基礎がたりん」

「はーい」

「次花川!」

「・・・」

「こいよ・・・」

手招きをする鬼塚

「ぬぅええぇぇいぃぃっ!!」

バキイイィィッ

「ぐぬうぅ、こりゃあ強烈だな」

「ぬおおぉぉぉ」

ドスゥンドスゥンドスゥンドスゥン

連続で殴り続ける花川

「すげぇ威力だ、だが!!」

ボキイィィッ

花川の指が折れた

「カルシウム不足だぞ、牛乳飲め~ 」

「ぬぅ~・・・」

「うらよ!」

バキイイィィッ

花川を殴った

「およ、倒れずに持ちこたえたか」

「ぅ・・うぅ・・・」

ギュウゥゥッ

花川は鬼塚の手首を思いっきり握った

「いいねぇ~・・」

グググ・・

指をはがす

「いい力の持ち主だな」

「・・・」

「化物みてぇなパワーと握力だ、もったいねぇや、お前に課題はない、ってかやらんだろ?実戦を積め」

「わかった・・・」

「次は龍我」

「おしこい!」

「いくぜ、スターロック」

「スターロックか」

「オラよ」

ドゴォッ

鬼塚の胸元を殴る

「さすがスターロック」

「はぁ!」

ズドドドドドッ

「ラッシュの比べか面白い」

大きく深呼吸をした、そして

「オラオラオラオラオラオララララララオラオラオラオラオラオラ」

ズドドドドドドドドドドッッ

凄まじい速さのラッシュ、スターロックの数倍いや、数十倍速い

「オラアァ!」

ドゴオォォッ

鬼塚が繰り出した右ストレートをガードする

ズザザザザザッ

踏ん張り地面に一直線の先が2つできた

「ぐっ」

「スターロックの強さはんなもんなのか?」

「知らねぇよ!」

「そうか・・・」

「弾岩!」

パァァン

スターロックは手を鉄砲の用にして撃つ

パシィッ

「弾岩か、いいねぇ、意外に使いこなせてるじゃないか」

関心しながら岩を握り潰す

「さて、次は俺から行くぜ」

歩きだす鬼塚、よしチャンスだ

「はあぁぁっ!!」

ゆっくり近づく鬼塚、溜まりきるまでの時間は充分にあった

鬼塚が龍我の目の前に来たとき

「噴火アァッ!!」

ドッゴオオオォォォン

腰の捻りを加え全体重をのせた渾身の拳を振るった

「どうだ」

砂煙があがるなか

「噴拳か・・・やるな・・・」

「なっ!?」

「憤怒爆拳の名は伊達じゃないな・・・」

「く、くそ」

「まぁそう焦るなって、まずお前の課題はそのスターロックに慣れろ、スターロックの力の6割は使いきれてない、スターロック最大の力を・・・」

「・・最大の・・・力・・・」

「よし、次はルナだな、おーいルナ!」

「はあぁ!」

ドゴオォォッ

「ぐっ、だらぁ!」

ドッゴオォォン

「ぐあぁ」

ルナと田中は戦い続けている、田中は楽しんでる用だがルナは辛そう

「おーい田中~!」

「ん?」

「やめろ。」

「うぇ~い」

渋々やめる田中

「皆もやめて、ちょっと来てくれ」

「どうしたんッスか?」

「いやルナのザ・オーガ、これを見てもらいたい」

「ザ・オーガ?」

ザ・オーガとは最凶の力を振るった化物である

「だしてみろ、ルナ」

「ザ・オーガ」

うおおぉぉっ!!と雄叫びをあげてでてくる

「やはり未完成だな」

「なんで?」

「そんなに強くないからだ」

いや、充分強い方だろ?

「だが、未完成なやつは急に完成することはあるんだよ、えーっと良太が持っているインフィニットソード?あれは戦えば戦うほど、強いやつとやればやるほどパワーアップする剣だ」

「見ただけでわかったんですか?」

「そーさー、だってさっきより強くなってるもん」

「凄い観察力」

「そうか?それよりだな、そーだな、ルナお前は完全完璧にザ・オーガを使い方こなせるのか」

「う~ん、使いこなせてるけど、完全完璧とはいえないな」

「わかったか、お前ら全員使いこなせてない、能力の全てを使い、いかせ!わーったな」

「はい」

「話はそれだけ」

「じゃあやるかルナ!」

身構える田中

「田中、お前は花川とやれ」

「はぁ!?いいぜ!」

「同じ考えを持ってるからな」

「そうなのか?まぁいいや、やろうぜ」

「さて俺はルナと・・・」

「・・・」

「いいたいところだが、星嶺、やるぞ!」

「え?」

「だって、投げ技できなさそうじゃん、1から教えてやる!!」

「・・・」

「というわけですまんなルナ」

「いいのよお父さん」

各自でそれぞれの練習がはじまった

 

 

 

 

つづく


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