最強を目指して   作:匿名希望ただの人

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戦争は起こるのか!?

しばらくたったある日

 

 

 

 

生徒会室にて

 

 

「・・・」

室内はかなり静かだ、それもそのはず、仲間がやられ、自分もやられてるんだから、しかし、そんなことで静かになってるのではなかった!

 

 

数時間前

 

プルルル

「会長、電話なってますよ」

「ふぁに?でんふぁ?しゅふてるふぁ(なに?電話?すぐでるわ)」

ドーナッツを頬張ってなにいってるかわからないが、なんとなく伝わった

愛川は頬張ったドーナッツを食べ終え電話にでた

「もしもし・・・え?」

愛川の声がかわった、いつも元気ハツラツで明るい声なのに急に医者に余命宣告された患者みたいに暗い声になった

「そうですか、はい」

電話を切る愛川、そしてため息をつく

「どうしたのですか?会長」

「なんでもないわ・・・」

「隠し事なんて会長には似合わないですよ」

「愛川、なにか隠してる」

「隠してないわよ」

「相談にのりますよ、極力協力しますから」

「でも」

「大丈夫ですって、皆で困難を乗り越えてきた仲じゃないですか」

「そう・・・じゃあ心して聞いて」

「・・・」

「実はね・・・結界(扉)が開きそうなのよ」

「え?扉?」

「ほら、100年前、シャアと世界を滅ぼす者の戦争で地球とその世界との繋がっている扉よ」

「ええぇぇ!?開きそうなんですかああぁぁっ!!?」

「さっき政府から連絡がきた、でも確実とはいえないわ」

「でも最近殺人事件が多い・・・」

「もしかしたらそうかもね・・・・」

「これはやるしかないでしょ、会長!」

「でも、私達で本当にいいのかな?」

「なに弱気になってるんですか会長、らしくないですよ」

「そうだけど・・・・もしこの戦いが起きたら命はかけるのよ」

 

 

 

 

 

 

みたいなことがあってからこんな雰囲気になっている

そりゃあ命をかける戦いに参加するかって聞かれれば考えるものだ(なかには命大事といってすぐ決断する人もいる!)

「一応妹もこっちへ転校してくるようになったから戦力も増えるわ」

「俺はいいですけどルナに花川くん、龍我くんはなんていうかな」

「大丈夫・・・。」

「だよね・・・」

血気盛んなあの3人なら『絶対OK』の三文字だな(絶対は結構重要だよ、なんせ絶対っていったら変えられないからね)

「今日は帰ってもう一度考えてみて、私もじっくり考えるわ、政府は参加自由っていうし」

生徒会役員は帰っていった

 

 

 

 

 

 

「ふ~んふふ~んふっふっふ~んふふふんふ~ん」

鼻唄を唱えながら歩くご機嫌ななめの愛川、上機嫌のようだ

昨日考えてみたら意外に簡単なことだったらしいのと、明日龍我が退院するからこんなに上機嫌なのである

そんなとき

チュドオオオォォォォン!!

空き地になにかが降ってきた

「なにかな?ユーフォーかな?」

好奇心盛んな愛川は近づく、昔他の惑星との交流はあったなと思い出す

「うわ」

近づくとクレーターができていて真ん中に男が立っている

愛川は近づく、怖いもの知らずだ、恐ろしい子

「・・・」

男はかなりの身長で花川よりでかいがスリムな体型で、下はぶかぶかの白い胴着に赤い布切れをまき、黄金のベルトでしばり、上は黒いベスト、黄金に輝くベルトににたブーツにブレスレットをつけた男が立っている

「あの~・・・」

「ここはどこだ?あの世じゃねぇな・・・」

愛川が話かけるが聞こえず見えずで気づかれていない

「あの~・・・」

愛川は再びはなしかけた

「ん?」

今度はしっかり気づいてくれた

「おぉいいとこに人がいる、よしここはどこだ?」

普通なこいつ狂ってるのかって思われる質問である、しかし

「地球ですよ」

愛川はそんなことを気にせず返答した、そして

「もしかして宇宙?」

「いや、地球人だ」

「え?」

すっごいガッカリした愛川

「ここは地球か~、やっぱりこの世ってことだもんな~ いや~100年たつとやはり変わるな~」

「え?100年?」

「いやなんでもねぇ、それよりどっかなんでもいいから案内してくんねぇ?暇だし、せっかく来たんだから観光しなきゃ」

「え?えぇいいわ」

愛川は学校へ連れてきた

 

 

 

生徒会室

 

 

「それで、見ず知らずの男を連れてきたと?」

「そうです、すみませんでした」

良太に説教される愛川

「別に悪いのは俺だから、すまん」

頭を下げる男、頭をあげてクッキーを食べる

「おぉうめぇ、すげぇ誰がつくってんだこれ」

「私・・・」

星嶺がボソッという

「おぉすげぇな、料理はできた方がいいぞ」

「・・・」

「遠慮がないのか、この人は?」

「え?」

「自覚なし・・・」

「そういえば名前はなに?」

「名前?そうだな~・・田中だ、田中英龍、よろしくな!」

「田中くんね、よろしく!」

「おうよろしく!」

元気がいい田中、ノーテンキそうだ、だが田中の肉体は凄く引き締まっていて強そうだ、戦力に使えないか考えている愛川

「んにしても学校生活ってこんなにつまんないのか?」

「そう?友達と話せるし文化祭もあるし楽しいわよ」

「てっぺんとるとかないの?やっぱ時代はかわるな」

「てっぺんとるって、今じゃ能力者がすべてものをいわせているからね、難しいのよ」

「へ~能力か~・・・大変だなあぁ~・・」

「あなたもここらへんで生きてくんだったらきよつけてね」

「大丈夫、一応俺強いから」

「すごい自信ね、どっからでてくるの?」

「経験だな、さてしばらくここで過ごしてるからよろしく!」

今日1日生徒会室でとまった

 

 

 

 

 

 

 

「ふぃ~、久々の学校だぜえぇ」

龍我が復帰した、花川も顔をだすようになった

「龍我くん、花川くん話があるわ、心してきいて」

説明すること数分

「なるほどOK」

「わかった・・・」

花川と龍我は即答で答えた

「面白そうになってきたな」

「あぁ・・・」

「さて、そろそろ妹も家に帰ってくるから家にいきますよ」

「え?いっていいの?」

「先生に許可得てるからいいのよ」

すげぇなこの学校、そう思った龍我であった

「愛川家は有名な家系なんだよ」

「しらねー」

良太の説明をきいてもわかんない、さすが龍我!!

「さていくわよ!」

 

 

 

 

つづく


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