最強を目指して   作:匿名希望ただの人

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圧倒的パワー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なっ、いけえぇ!」

うおおぉぉぉっ!!

「ザコが、引っ込んでろ!!」

ドグシャッ

挑んできた4、5人の男共の肉体は豆腐のように引き裂かれ辺りは手足、血肉の破片が飛び散っている

「ふふ・・あははは・・・ははは・・・はは・・・!!」

狂ったかのように笑い喜ぶ、その姿を見て誰もがゾッとする

「なに怯えてるんだ、こいつを倒せば幹部候補にもなれるぞ!」

「幹部・・候補!」

幹部になれるという欲で無謀にもルナに挑んでくる、命を捨ててまで幹部に出世したい欲は凄いと思う

「死ぬえぇ」

「ふん!」

ザ・オーガは男の腕をガッチリ捕まえボキッとまるで細い枝を折るようにいとも簡単に折る

「ぐあぁ」

「くそおぉ!」

ドブシャッ

男の体に風穴を空けた

「あぁ・・ああ」

倒れこむ男の顔面を蹴り飛ばす

ボンッ

男の頭が・・・

「・・・」

ギロリ

ルナは睨めつける、『はやくこいよ、はやく殺してやるから・・・さぁこいよ』と言ってるように感じる、出世欲が多くても流石に無謀な戦いと理解できたようだ

「ヒィ」

その狂ったかのような凄まじい殺意に恐怖し立ち尽くす兵隊共、狼に睨めつけられた羊ってとこかな?

「こないなら・・・こっちからいくぞ!!」

シャッ

「やろおぉっ!!」

前へ出てきたのは熊田だ

「鋼鉄拳」

ザ・オーガの顔面を殴る

ボキイィッ

「ぐあぁ」

「・・・」

「ヒィ・・・た、助けてくれ」

殴った手が折れた、悶え苦しみ、命ごいをする熊田に対してルナは

「死ね」

残酷にも非道な一言を放った、確かに戦いは非道になれとあいつは言った、ルナはその通りにしただけであろう

グシャッ

ザ・オーガは熊田の肩を思いっきり地面に向かって押した、熊田の背骨を始めとする骨々は砕け潰れた

「安心しろ、すぐ楽にしてやる」

パチィン

ルナが指パッチンすると

ボンッ

熊田は消しとんだ

「あ・・ああ・・・あ・・・」

立ち尽くす男共にルナは

「戦意喪失か・・・まぁいい、お前達には罪はない・・・悪いのはこいつらだ」

ルナは男共を攻撃せずに通りすぎる

「ただし、向かってくるもの・・・殺す・・・!」

最後の脅しがきいたのか、背後から不意討ちを仕掛けようとしたやつらの動きがとまった

「さて、ゴミ処理をするか」

「なめやがって・・・」

「いくわよ山田」

「こんなやつ俺一人で充分だ!」

「・・・」

ルナは手招きをする

「やろぉ、見せてやる・・・俺の実力を!!」

「巨大な力(ビッグストロング)」

背後から巨大な剣をもった鎧に包まれた巨大な大男が飛び出てきた

「死ねえぇ!」

剣を振るう

ガキン

ザ・オーガはなんなく受け止める

「実体型能力・・・それにしては弱いわね」

「死ねえぇ、岩力斬り」

巨大な剣を大きくフルスイングした

ブオォン

ルナはかわし一発殴った

ドコッ

「ぐわあぁ」

「あんた強いと豪語してるわりには弱い能力なしでいけるわ」

「なっ」

「能力を使わないであげるから、一人でビビッてないで来てなさい!」

「ふ、ふざけるなあぁ!」

「もっとも、私は能力を使わなくとも強いから」

グワンッ

山田はクルッと大きく回転した

ドゴオォォン

ルナが山田を投げたのだ、あの体格差で、まぁ柔よく剛を制すというしな、あれなんか違う気が・・まぁいいや

山田は地面にめり込んだ、凄まじい威力だ

「まだまだよ」

ルナは馬場乗りをしてマウントパンチを繰り出す

ドゴッドゴッドゴッドゴッドゴッドゴッドゴッドゴッドゴッドゴッドゴッドゴッドゴッドゴッドゴッドゴッドゴッ

殴るたびに揺れる

ドゴッドゴッドゴッドゴッドゴッドゴッド

殴るたび地面が割れる

ドゴッドゴッドゴッドゴッドゴッドドゴッドゴッ

殴るたび皆が恐怖し立ち尽くす

ドゴッドゴッドゴッドゴッドゴッドドゴッドゴッドゴッ

殴るたび山田が変形する

ドゴッドゴッドゴッドゴッドゴッドゴッドゴッドゴッドゴッドゴッドゴッドゴッドゴッドゴッドゴッドゴッドゴッドゴッドゴッドゴッドゴッドゴッドゴッドゴッドゴッドゴッドゴッ

殴るたびルナは

「あはははははははは」

笑う・・・

ドッゴオオォォォォン

「こんなものかしら・・・?」

ルナは返り血で顔が赤い、グロいシーンだけれどなぜか綺麗にみえる、美しい・・・

「あとは会長だけ・・・」

振り向くと会長はいない

「逃げた・・か・・・」

 

 

 

 

 

 

「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ」(なんなのよあいつ、勝てる訳がない)

走り逃げる藤、プライドもなんにもない、ただ自分だけはあんな目に会いたくない、死にたくないその2つが逃げる行動へとうつる(死にたくないとはいってもゲームだから死なないけどね)

「・・・」

藤が走った先にルナがたっていた

「うわあぁ」

藤は引き返し逃げる

「逃げてもいいけどこのフィールドは私が制したわよ」

この広大なフィールドを制せるわけがない、ハッタリだろう

藤はそう信じて逃げる

シュボオォ

空から何かが降ってきて目の前が火の海になった

「え?」

その火力は愛川の炎を越える

「くっ、どこから・・・」

ヒュンヒュンヒュンヒュン

空から炎弾が降ってくる

「うわっ」

藤は避けるのが精一杯だ

「どうやってこんなに的確に・・まさか」

藤は空をみやげた

 

 

 

 

 

「でてこないわね・・・」

グゴゴゴゴッ

ルナの左右にあるビルが崩れルナを押し潰そうとする

が、ピタッととまった、ザ・オーガが崩れるビル止めたのだ

「まったく、無駄な攻撃だわ」

「ストーム!」

崩れたビルはいきなり砕け凄まじい風とともにルナをおそう

「台風?」

「血の嵐(ブラットストーム)、これが私の能力よ!」

「なるほど、嵐か」

「ビッグストーム」

巨大な台風がルナに近づく、しかしルナは涼んでいる、そして

「はあぁ」

気合いだけで吹き飛ばした

「なっ!?」

「ちょうどいい風だったわ」

「くそ死ね!」

パアァン

あの花川、星嶺を打ち破ったパンチを顔面にくらった

「ふっ」

勝った!彼女の頭はそう思った、しかし

「捻ったした回転パンチか、台風の能力を利用したのはいいがもっと捻ったほうがいいわよ、こんな感じにね」

パアアァァン!!

「がはっ・・」

藤の腹にコークスクリューブローを叩き込む

ドオォッ

吹き飛びはしないが繰り出した拳の爆風で後ろにある全ての壁は・・ビルは吹き飛んだ

「終わりっと・・さてと」

ルナは歩きだした、あの場所へいくために

 

 

 

 

 

「うぅ・・・」

山田は意識を取り戻したようだ

「起きたようね」

「ヒィ!なんでもしますから許してくださいいぃ!!」

「なんでもするのか?」

「なんでもしますなんでもします」

「そうか、ならサンドバックになるか」

「ヒィ・・・許してください」

「どうしようかな・・・」

「お願いしますうぅっ!」

「ダメだな、一度やったことに責任をとりな!」

「ヒイィィ」

逃げ出す山田

「逃がすか」

ルナは手を山田にかざした

シュルパン

山田に糸が絡み付く

「ぐっぐぐぴぃ~・・」

「ボロボロだからほんの2、3発で終わりにようと思ったけどやっぱやめた」

バキボキッ

指を鳴らすルナ、そして

オラオラオラオラオラと雄叫びをあげながら連続で殴るザ・オーガ

ズドドドドドドドドッ

オラアァッ!!

ボッゴオォォーーン

殴り飛ばされた威力で次々とビルを破壊する

「グルゲエェ~・・!」

「友達を傷つけたことを後悔しな・・・」

 

 

 

 

 

つづく


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