最強を目指して   作:匿名希望ただの人

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正異戦争についてなんか聞かされた

 

生徒会室

 

 

 

「あ~いて」

身体中包帯を巻かれミイラと化してる龍我

「よく頑張った証だよ」

良太がいいように誉める

確かに俺は頑張った、しかしなんでこんなにもボロボロなんだ!しかも俺だけ!

「あなたがあの世界で治療しなかったのが悪いのよ」

心ないルナの言葉、あーひどい

「うるせー、治療と聞くとお金のことを考えちまうじゃねぇかぁ!!」

今は家計が少しマズい、こんな怪我で治療されてたまるか!!

「無料なのに・・・」

「なっ、それをはやくいえ!!」

無料(タダ)より怖いものはないが無料(タダ)よりいいもんはない、俺はいつもそう思っている

「いったわよ」

「くそ~・・・」

「まぁまぁ」

良太が慰める

「・・花川・・・怪我直せる・・」

「そういやビショップの能力って回復だったんだよね」

「じゃあ花川が回復担当!?」

わはははと笑うルナ、確かに似合わないから笑ってしまう

ガラガラガラ

誰かがドアを開けた

「・・・」

噂をすると花川がやってきた

「花川さん、チーッス!」

龍我は立ち上がり一礼をする

「・・・」

花川はソファーに座りこんだ

(花川さんって本当に剛和会の組長だったのか?)

良太が小声で聞いてきた

(そうと本人はいってますよ、2年間組長だったらしいよ)

(へ~、じゃあ2年で日本一の喧嘩師って異名を日本にとどろかしたんですか?)

(そうなるな~)

「・・・」

ガラガラガラ

「みんなお疲れ~」

生徒会長こと愛川がはいってきた、元気だな

「どうでしたか会長」

「前回の試合で結構名がしれわたったみたいよ」

そりゃあ松島高校を沈めたんだから、確かに『能力の王』と呼ばれる英雄4人がいる軍団の幹部だっけ?

「へー、よかったね」

「それでまた新たな挑戦がきたのよ」

「へー大変だことやら」

関心がないように聞き流す

「どことやるの?」

「姫隠丘高校」

「またまた有名な高校ですね」

「そうなのか?」

「・・・知らなすぎですよ・・」

星嶺が突っ込む、滅多に突っ込むこと

ないのでなんか新鮮な気分だ

「前回話したこと覚えてます?」

「え?前回話したこと?なんか話したっけ?」

「軍団の話しか?」

花川が問いかける

「それです、そのことを詳しく説明しますよ!」

良太がなんか説明しだした

「まずその軍団の名前というか地名というのかよくわかりませんが『シャア』という名で通ってます」

「どんなことしてるんだ?」

「平和のために戦う。それだけです」

「平和のためにできた軍団よ、平和なのに軍団になっちゃうけど」

「そのシャアと世界を滅ぼそうとする異界の者と長き年月の間戦い、正異戦争があったんですよ」

「何年くらい?」

「さぁ?僕達が思ってるほど桁が違うらしいですよ」

「それじゃあ腐れ縁だな」

わはははと笑う龍我の横に愛川がいった

「最近知ったんだけど 能力って異界の者からもらってるのですよ」

愛川の発言に首をかしける

「能力は死んだ異界の者が自分が認めた生物にとりつき能力を与える、与えたところで覚醒するかどうかはその生物しだいだけどね」

理解できた、最初からそういってくれよ

「それにシャアって軍団にも異界の者がいるのよ」

「え?それじゃあ共殺しになるんじゃ・・・」

「そうなるけど、正義ある異界の者が集いシャアって軍団は完成したのよ」

「なるほど・・・」

「ちなみにその英雄4人の中の1人は地球の人よ」

「へ~なるほど」

その1人の下の幹部が松島湧だな、きっと、よしそうしよう

「それと異界の世界とこの地球は繋がっているらしいのよ」

「いつでも侵略できるじゃん」

「そうもいかないのよ、この世界に開くのは年に1、2回開くか開かないかって話しよ」

うむ、よく聞く話だ、年に開くか開かないかなんて、ありきたりだ、面白くない

「今から100年前から一度も開いてないんだってさ、その前は結構開くらしいけど」

「別に開かなくたって行けるのにね・・・」

ルナがボソッと言た

「そんなのは不可能よ、絶対に壊れない結界が張ってあるのよ」

「別に、気にしなくていいのよ」

ん~・・・なんかつっかかるな・・・

龍我は悩み考える、といっても思い付かないけどね

「それより姫隠丘高校のことよ」

話しを戻す愛川

「その英雄4人の1人で、地球の人が活動してた高校よ」

なんで活動?高校生なの?してたってことは高校生で英雄?スゲェな

「名前は酒気虎一、確かに能力は巨大な戦士(ジャアイアント・ウォリアー)よ」

「どんな感じの能力?」

「星嶺の能力をさらに引き上げた感じよ」

「シンプルだね~」

「だからハンマーを振り回して荒々しく戦ったという噂よ」

「そんな高校からよく挑戦くるな~、松島高校に勝ったからってよ」

「松島高校がやられるくらい強いって理解してくれた証拠なのよ」

「なるほど、やっぱ勝てば最強に近づくな・・・」

ならやるしかねぇな、燃えてきたぜ!!

心のなかで闘志爆発する龍我、燃えやすい男だ、無駄に・・・

「試合は当分だからゆっくりしてね~、それじゃあ解散」

解散とはいったものの生徒会室で皆ゆっくりしているのであった

 

 

 

つづく


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