一般人15歳で〝ちょっと〟変わった彼のIS生活(完結)   作:A.K

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はいどうも、皆さんこんばんは。

毎度お馴染みの駄目文作者のA.Kです。

今作は以前活動報告で言っていた作品です。

まあ……オリ主は徐々にオーバースペックになっていきますが、オーバースペックになるのはだいぶ先ですね。

取り敢えず(∩´。•ω•)⊃どうぞ


第一幕 今現れし名前無き破壊者
世界で一番嫌なところは……一年一組


IS、この世界でその言葉その意味を知らない人間なんてまずいないだろう。

 

 

 IS……正式名称《インフィニット・ストラトス》と呼ばれる現存最強兵器とよばれ、今までの戦車や戦闘機等の兵器が全く効かない正に超常兵器。しかし、そんなISはとある欠点がある。

 

 

 

────────女しか乗れない────────

 

 

そう、何故かISは女にしか反応しない。そのせいでか、この世界には10年前から女尊男卑なんて言う言葉が生まれた。そのおかげで俺こと『榊澪』を含む男達は毎日の様に女からこき使われるような生活をして来た。

あっ……因みにだが、俺の名前の読みは『さかき・れい』だ

 

 

 

 そんなISは未だに歴史の浅い物だ。今から10年前に誕生し、圧倒間に世界に広がっていった。それ故にまだISの事は完全に把握してはいないとのことだ。それでだ、なんと数ヶ月前に遂にIS歴史10年にして初の世界初の男性IS操縦者が見つかった。

 その男の名は『織斑一夏』、IS界最強と呼ばれるブリュンヒルデ・『織斑千冬』の実の弟だという。まあそういう訳で、男の操縦者が見つかったということにより男性操縦者チェックというものが世界中で始まって……

 

 

 

 

 

 

 

「貴様はまともな挨拶も出来ないのか」

 

「げっ、関羽!?」

 

「誰が三国志の英雄だバカ者!」

 

「『パアァァァァン』……いったぁぁ!?」

 

 

 俺の目の前でそんな事が行われている。今俺がいるのは『IS学園』と呼ばれる現存最強兵器である『IS』の知識や技術、更にはパイロットを育成する学校だ。本来は完全女子高の筈なんだが、織斑一夏や俺が今いるので今の所男女合同学校になった。

 はい、そうなんです……なんか俺にはIS適正がありました。なので、俺はここIS学園に強制的にぶち込まれました。畜生、志望校に受かって喜んでたのに無理矢理変えさせられたよ……俺の努力返せ。つーか今織斑叩いたのって……織斑千冬じゃないか?つーかなんつー威力で叩いてるんだあれ。ん?ここにいるってことは教師をやっているって事だよな。だったら教師が生徒をあの馬鹿げた力で叩くのは馬鹿げてないか?

 

 

「あと……」

 

 

そう言って、織斑千冬は一番前にある教卓のところから、教室の一番左後ろの端っこの俺の机の目の前に一瞬で移動してきた。

 

 

「私の目の前で何を考えてるんだ」

 

 

織斑千冬はそう言ってからその手に持つ黒い板……多分だが出席簿だな、それで俺を思いっきり……先程の音よりもさらに強い力で俺の頭を叩きやがった。その為、俺は織斑千冬に対して叫ぶ。

 

 

「っ、なにしやがる!」

 

「なにしやがるだと?なにって、私の目の前で教師を侮辱する様な事を考えていたからだ」

 

 

そう言ってさらに俺を叩こうとして、出席簿を振りかざしてそれで叩いてくるが……

 

 

「人の頭をバンバン叩くんじゃねえよ!!!!」

 

 

 俺はそう言って迫り来る出席簿に対し、誰の目にも目撃される事の無いパンチを叩き込む。それにより出席簿は天井に突き刺さった。

 織斑千冬を含めこのクラスにいる奴らが俺が何をしたのか分からずにポカンとしてやがる。

 

 

「……さっさと教師がいるべきところに戻れよ。俺の机の目の前にずっと突っ立っているのか? それともなにか? 俺の机の前に立ち続けるのが教師の仕事か?」

 

 

 織斑千冬は俺のその言葉を聞くと俺にしか聞こえない程度に舌打ちし、真ん前の教卓の方にへと戻っていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これがISなんて大ッ嫌いな俺が、IS学園初日の初めに起きたことだった。




ISが大嫌い、そんな彼のお話は次のステージへ


「ISはスポーツ?はっ……何を言うかと思ったらそんな戯れ言を言うか」



次回=ISなんて嫌いだ=

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