Libe   作:エアフォルク
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土曜日当日

13時集合の時間30分前には栞は待ち合わせ場所に来ていたが
それより早くに来ていた人がいた
それは綾だった
「おはよう綾さん早いね」
「こんにちは、霧生さん」

「集合時間の約30分前には来ないといけないでしょ」



栞は最初何の話をしているかわからなかったのだが
あぁ私が早いねって言った答えだと気づいた。
私も社会人だからつい
早めに来ていたけれど
学生ってぎりぎりじゃない普通

栞は話しかけようとしたが
なんか視線を感じるといった風に思っていたら
同級生の子がこちらを見ていた。

「なにやっているの?」

女生徒は栞が気づいて声をかけてくれたから罰が悪そうに
こちらに歩いてきた。

「いや栞ちゃんと南條さんの雰囲気が良かったから
話しかけるの良くないからと思って」

「なにそれ~」
栞はまんざらではないように返事をしていた。

「おはよ」
綾は一言だけ発してそれからまた黙っていた。

「栞ちゃんと南條さんっていい身長さだからかな」

「でもみんなより1歳年上だよ私」

「ん~栞ちゃんって妹ポジションじゃない」
みんなでたわいない話をしていたが
でも一人だけつまらなそうにこちらを向いている子がいたから栞は
話を仕掛けた。

「ごめんね、まだ全員の名前を把握していなくて
名前を教えてくれるかな?」

「ゆかりです。栞ちゃん」
そっけない子なのかなと思っていたが
栞に話しかけるときはすっごくいい顔で話しかけてきた。

「ゆかりって栞ちゃんの大ファンなんだよね」

(*・・*)ポッ
ゆかりは顔を赤くしながら栞に向けていた。

「相変わらずかわいいよねゆかりは」
友人たちがそのように言っていた。
確かにこの子はかわいい分野に入るのだろうと

「今日ってカラオケはやめたんだよね」

「うん予約が取れなくて
ケーキとか好きかな栞ちゃんは」

「私は好きだよ」

「南條さんは?」

「嫌いじゃないよ」

「この近くにおいしいケーキバイキングがあってそこを予約したの」

その後は
たわいもない話をしていたが
その時
綾は席をはずした。

その後すぐに
ゆかりも席をはずしていた。

栞は何事もなければいいと思いながら
旧友たちとお話をしていた。


綾がお手洗いから出ると
ゆかりがたっていた。

「申し訳ありませんが
少しだけお話よろしかったですか?」

「戻らなくていいの?
今でもいいけれど
後でもいいのならそこでもいいよ」

「では後ほどで」

綾は少しだけ面倒だなと想い
女性との集団に戻っていった。

集団というものの
綾は振られさえしなければ
話をする事はないし
栞からわざと遠くの席に座ったから
話しかける人もいないのでのんびりしていた。

これが
美緒の作戦だった。

きっと南條さんは
私たちの目当てが栞ちゃんだとわかっているから
遠くの席に座るはず
積極的に人と交わらないからまず間違いない
栞ちゃんを早く座らせて
じゃんけんに買った順で座ればきっと大丈夫なはずと
綾を除くみんなで協定を結んでいた。

栞は何度かチャンスをもくろんでいたが
さすがの栞も7人に阻まれていては
なかなかチャンスがなかった







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