Libe   作:エアフォルク
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再会1 学園で

あの出来事から約一ヶ月が過ぎた頃に
再会するとは綾は思わなかった。

7月の始めの月曜日にまた綾の生活が変わった。
それは学校のSHRだっだ。

「今日は新しい学友がこのクラスの一員となります
ではこちらへ」

教室のドアが開いた瞬間
クラス中がざわついた

身長は155半ばでコミカルな身長で
国民の妹候補NO1とも言われている彼女だから仕方が無い。

「霧生 栞です。
難しいかもしれないけれど芸能人栞じゃなく
学生の栞として接してくれると嬉しいです。
卒業までいたいですがどのようになるかわからないので、
これからよろしくお願いします。
一年留年しているから少しだけ年上だけどよろしくお願いします。」

「え~空いている席は、丁度南條さんのところが開いているね」

2席開いていたが、多分先生は物静かな綾の所が
静かで良いと思ったみたいだ。
後1席は、隣に男性と女性と絶対に騒がしくなること
間違いなしと思ったみたいだ。

「霧生さん。あちらの席が霧生さんの席になります」

「よろしくね」

隣の女性とは緊張してどもりながら返事をしたが、
綾はたんたんと「よろしく」と
一言だけ発し次の授業の準備をしていた。

「しおりさん・・・」

「そんなに緊張しなくてもいいよ。
普通に栞でいいって、何?」

「南條さんあんな感じだから戸惑わないかなぁって思って?」

ちらって綾を見ながら
「ふ~んそうなんだ」

その日は、栞も質問攻めにあっていた。
まぁ転入生と芸能人だから仕方がないとおもった。

窓際もあってクラスメートや先生は気づかなかったが、
栞は芸能界で生き抜くために観察力が良かったので
気づいたが、何回か綾は栞のことを見ていた。

ふ~ん私は関係ありませんって顔してるけれど
心では気になって仕方ないって感じかな
相変わらず綾さんってば可愛らしい反応するよね。

昼食時
人当たりの良い栞はすぐさま周囲と溶け合って、
一緒に昼食を取ろうとしていたとき、
「あ・・・南條さん一緒にどう?」
「私はいい」
そういってどこかに行った。

「栞ちゃん。南條さん一匹狼だから」
「そうだよね」
周囲の人も同じこと一言っていた。

「ん、栞ちゃん。南条さんのこと気になるの?」
「あれだけ美人さんで、
午前中の授業でも先生から当てられて簡単に答えていたから
どんな人かなって?
どんな人なの?」

まとめるとこんな感じだった。

入学当初は凄く人気があった。
学力は学年トップクラス
運動神経抜群
特に部活のサッカーの実力は全国クラス
スタイル抜群
でも
人嫌いだと思う
いつも無表情
最低限の会話
だけど
人を寄せ付けないオーラ
何にたいしても興味が無い

言うのがみんなの意見だった。
「そっか?」

「栞ちゃん放課後って時間ある?」

「なんで?」

「みんなでカラオケなどで歓迎会したくって」

「今日はごめん、まだバタバタしてるから、
週末の土曜日なら大丈夫だよ」

「なら土曜日に行こう」

「私からお願いがあるんだけど?」

「基本人数増やさないでね?
これが広まったらどんどん増えてくると思うから
お願いね」

「そうだよね~
キリなくなっちゃうしね」

「キリ?」

「広まったらもしかしたら、生徒中が同じ事するかもしれないし」

「それは無い。
だってクラスメートとは遊ぶかもしれないけれど
まったく面識ない人とは遊べないって?
みんなもそうじゃない」

「「う~そうかも。
でもイケメンなら行っちゃうかも
え~あんたそうなの?
etc」
いろいろな意見があって少し盛り上がっていた。

その頃綾は屋上に行ってた。
周囲に人気が無いことを確認して
綾はフェンスにもたれかかっていた。
なぜ今頃くるの?
ここには芸能科なんて無い。
何の目的でここに来たの?

なぜこんなに私の心を乱すの

人なんて表面は良い顔しているけれど
裏では何を考えているかわからない
身内でもひどいことが起きる現代なのに
なぜ他人のあの子が気になるの?
こんな時はサッカーがしたい。
でもまだ昼の授業があるから
そろそろもどろうかな

教室のドア前に行くと
話し声が聞こえた。

私のことを話してる
今までもあったけれど
何だろう?

別にかまわない
なんか本当にイライラする
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綾が教室に入ってきた時

周囲は気づかなかったが、栞は寒気を感じた。

「なに?」

その寒気の先をみたら綾がこちらに歩いてきた。

「あ・なんじょうさん」

「ん・なに・霧生さん?よう?」
綾は抑揚な言い方で聞いた

「ちょっと南條さん
栞ちゃんに失礼じゃない
そんな言い方」

「気に障ったらごめん
私こんな話し方だから」

感情が伴ってない顔で周囲を見つめながら言い切った。
周囲は一瞬で黙り込んだ

みんな綾さんをあおらないで
本人多分気づいてないからたち悪いし

「「い・・・え・・・」」
周囲の女性とはそれだけ言うのが精一杯だった

「何か用」

「今度の土曜日学校休みだからみんなと遊びに行かない」

「無理」

それだけ言って綾は自分の席に座った

「そっか、残念」

「それだけ」

いつも忙しい綾だが、
この日はバイトは休みの日だから、部活に顔を出していた。

その姿を教室から栞が見ていた。
凄いね綾さん
一人だけ存在感が違うし
絶対男だったら人気者だよね

みんなに聞くと綾さん
いつもあんな感じなんだ

そりゃあのなんとも言えない威圧感だったら
普通の人なら何にも言えないって
芸能人や政治家でも
あの存在感を持っている人なんてあんまりいないんじゃないかな
あ、また点決めた。
でも寂しいね
サッカーってチームでやるものなのに
一人でやってるね
孤高の王様だね
綾さん
なんでそんなに人を寄せ付けないようにしてるの?
悲しいよ

そう思いながら
瞳から涙を流しながら観ていた。

そんな事を知らない綾は、いつも以上に部活動をしていた。
いつもは手がけんしている綾だったが、
今日のことを忘れようと思っているのか
思いっきり行動していたので
周囲のサポートも間に合わず
ほぼ一人でサッカーをしていたが
誰にもとめることが出来なかった。

「どうしたの南條さん?」
顧問の先生が聞いてきた。

「なにがですか?
私は毎日出れないので皆さんに申し訳ありませんが、
皆さん今日は体が重いような気がしたのですが?
何か試合とかあったのですか?」

先生も今日は何かあったのだと
思いひと段落したところで、
早めに部活を終了して帰らせた。