やめて!!冬木市の復興予算はもうゼロよ!!   作:後藤陸将

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活動報告で予告していたQ&Aコーナーです

注意!!
この『くたばれ!!アインツベルン反省室!!』に限って、台本形式で書かれています。ストーリーもほとんど考えておらず、淡々と台本形式でQ&Aが続きますので、そういうのに興味の無いヒトはここら辺でバックしてください。


尚、台本形式なのは、面倒くさかったからです。以後の作品では一切台本形式で書くつもりはありませんのでご安心を。宗旨替えしたわけではありませんので。


くたばれ!!アインツベルン反省室!!

「前代未聞の大惨事な聖杯戦争でいっぱいいっぱいなアナタを助けるQ&Aコーナー『くたばれ!!アインツベルン反省室!!』。この番組は、FUYUKI/FMをキーステーションに、スノーフィールド放送、ムーンセルエフエムの全国2局ネットでお送りします」

 

 わけのわからないままに戦いに巻き込まれて誰かに助けられて、目が覚めると、そこはラジオ番組の収録スタジオでした。部屋にいるのは、私を含めて二人だけ。私の向かいに座っているのは、どこかのイケない女教師なコスプレをした透き通るほど白い肌をした凄い綺麗な外人さん。イケない大人の番組の臭いがプンプンするシチュエーションです。

 

「は~い、皆様。私、夫と子供がいる人妻ですが、皆様のお耳の恋人は浮気ではないって思ってます!当番組の司会、アイリで~す!!」

「え、え~と!!私は、何故かアイリ師匠の弟子になっていた弟子ゼロ号っす!!何故か、師匠にはゼッちゃんって呼ばれてるっす!!しかも、わけもわからずにラジオ番組でゲストになってるっす!?」

 何で、自分がラジオ番組のゲストになってるのか、そもそも、このコーナーの主旨とかさっぱり分からないのに、収録が始まってしまいました……どうすればいいんでしょう。

「冬木市は大変なことになってるわね。でも、大丈夫よゼッちゃん。冬木死すともFUYUKI/FMは死せず!!」

「師匠!!冬木市のライフはゼロっす!!もう少し配慮しないと、リスナーを敵に回すっす!!」

 終始この感じだと次回収録はもう無い気がします……。

「大丈夫よ、リスナーとの関係なんて所詮一回きりなんだから。さぁ、最初で最後のリスナーとの触れあいコーナー『アインツベルン中央コールセンター』、行ってみましょう!!」

「最初で最後って、リスナーさんとの触れあいは続かないんすか!?」

 深夜番組でももうちょっとまともな対応をしていると思いますよ、師匠。

 

 

 

アイリ「さてさて、最初のお便りは冬木市在住、Aさんからです。……要約すると、『在日米軍なにやってんの?』って質問ね」

 

弟子0号「在日米軍って日本が外敵に襲われた時に、自衛隊と共同して外敵と戦うんでしたっけ?確か、日米安保でそう定められていた気がします」

 

アイリ「大体合ってるわね、流石ぜっちゃん。だけどね、この条約は60年代に改定されてるの。1960年代は、マスコミの間では皮肉をこめて怪獣ブームと呼ばれるほどにたくさんの怪獣が日本を襲った時代よ。そんな頻繁に外交も経済も関係なく襲ってくる自然災害のような敵を相手にすると、下手をすれば在日米軍の弱体化、そしてそれが共産勢力の侵攻を招くという考えがアメリカ側にはあったの」

 

弟子0号「でも、いざというとき守ってくれないなら、在日米軍の存在意義ってなんなんですか?」

 

アイリ「在日米軍は、あくまでヒトとヒトの戦争又はそれに準じる戦闘行為一般によって日本の安全が脅かされることがないようにする抑止力であり、いざと言うときには日本を庇って戦うという規定になっているわね。一応、人間の武力によって日本の平和が脅かされる事態は防いでくれているみたいだけども」

 

弟子0号「……でも、一番の脅威が怪獣なのに、それを相手にしてくれないんじゃ安保のメリットが軽い気がするっす」

 

アイリ「実際、国会でも何度か問題になったわ。1960年代末にその議論が紛糾したこともあるんだけど、1966年の人型巨大生物ガイラとの戦闘以降、日本に巨大生物が出現しなかったこともあって、次第に議論は下火になっていったの。のどもと過ぎれば熱さを忘れ、熱しやすく冷めやすいこの国の国民性が現れた結果だって切嗣は言っていたわよ。それで、結局、その後四半世紀も怪獣が現れなかったから、そのころとほとんど変わらない安保体制が90年代まで続いていたってわけ」

 

 

 

 

アイリ「じゃあ、次のお便りね。これはいくつも同じ意見が来てますので、代表してスノーフィールド在住のBさんからの意見です。『魔術師が好き勝手しすぎじゃないですか?それに、戦後に魔術師が怪獣に手を出したりする事例が多発しているのは何故?』」

 

弟子0号「確かに、日本をめちゃくちゃにした張本人ですし、懲りずに世界中で怪獣にちょっかいだしたりしていて、のうのうと生きてるのは許せないっす。取り締まるべきっす」

 

アイリ「私が言うのもなんだけど、そもそも魔術師って取り締まろうと思っても中々簡単にはいかないの。魔術師を纏める魔術協会という組織もあるんだけど、協会は神秘の隠匿や封印指定、協会に対する反逆以外で個々人の魔術師を処罰しようとすることはほぼないわ」

 

弟子0号「じゃあ、魔術師個人個人を警察が摘発すればいいんじゃないんですか?」

 

アイリ「それも簡単にはいかないわ。魔術師は隠匿技術に長けているの。各国の警察機関だって、協会からの情報の提供なしに世界中の魔術師を摘発することはかなり難しいわ。仮に魔術師を摘発できたとして、彼らが魔術師だって証拠を法廷で立証することなんて、表世界の人間には不可能に近いもの」

 

弟子0号「魔術書とか、それっぽい道具を持っていたら魔術師ってことじゃ駄目なんすか?」

 

アイリ「魔術の道具を持っていたとしても、『オカルト趣味』とかいくらでも誤魔化し方があると思うわ。魔術に使える道具を持った一般人なのか、魔術師なのかを明確に見分ける方法なんてないし、さっき言ったけれど、魔術師は隠匿技術に長けているの。特に工房のある拠点に施された隠匿は別格だから、家宅捜索しても証拠を見つけるのは難しいわね。それこそ、映像に残っているだとかの確たる証拠があれば別でしょうけど」

 

弟子0号「……法律じゃあ、悪党ども裁けないんすか?」

 

アイリ「まともな法治国家で魔術師であることを罪として裁くことはかなり難しいわ。特に社会に迷惑をかけていなくて、罪を犯してない魔術師まで拘束するような法律を規定することは大半の国で人権上拙いの。例えば、イスラム過激派を信奉しているってだけでは罪にならないでしょう?それに、無理に魔術師を犯罪者として手配したとしても大多数の人間には一般市民には魔術師と非魔術師の区別はほぼ不可能。中世の魔女狩りのようなことになる可能性が大よ。疑心暗鬼が更なる社会不安をあおって、下手をすれば万人の万人に対する闘争状態になるわ」

 

弟子0号「じゃあ、協会に協力させればいいんじゃ」

 

アイリ「いつも内ゲバに忙しい魔術協会が一丸になって抵抗することはないと思うけど、あそこを制圧するのはかなり難しいわね。貴族主義に凝り固まったバルトメロイ・ローレライや彼女の率いるクロンの大隊は絶対に激しく抵抗するでしょうし、彼らを相手にするだけで下手をすれば部隊の全滅もありうるわ。神の杖とかNBC兵器で中枢たる時計搭ごと破壊するって選択肢もあるでしょうけど、ロンドン中心部に凄まじい被害を出すことになるから難しいでしょうね」

 

弟子0号「物凄い物騒でメンドクサイ人たちっすね……」

 

アイリ「しかも、ヘッポコを除いたほとんどの魔術師が、人の認識を操作する魔術や暗示を使えるわ。神秘の隠匿のために魔術師やその協力者が政府機関内に潜伏しているから、魔術師討伐なんて大きな動きが実現しそうなときは、指導者や議会を暗示で支配したり、メディアの経営者を暗示で操って火消しをする可能性が大ね。謂わば、彼らは洗脳電波が使えるステルス赤い細胞(レッドセル)といったところかしら。彼らを始末しない限り、まず魔術師の掃討を始めることすらできないわ」

 

弟子0号「レッドパージならぬメイガス・パージが必要ってことっすか」

 

アイリ「流石ぜっちゃん。ちゃんと歴史もお勉強していたのね!」

 

弟子0号「物凄いバカにしてませんか!?……ってアレ?そういえば、そもそも何で魔術師は怪獣にちょっかい出してるんですか?」

 

アイリ「そうそう、それも質問に含まれていたわね。魔術師が怪獣にちょっかいを出すのは、怪獣の持つ能力がとても魅力的なものだからなの。根源の到達のために使えるかは分からないものでも、その原理を応用して新しい魔術理論を組み立てるだけで家の財産になるし、自分の魔術をさらに一段の高みへと昇化させる可能性がある。己の魔術を極めたいがために誘惑に耐えられない魔術師も少なくないのよ」

 

弟子0号「……そんなにすごいものなんすか?怪獣の能力って」

 

アイリ「例えば、ゴジラね。あの驚異的な生命力を活かせれば、不老不死だって不可能じゃないかもしれないし、最低でも超回復能力は得られるかもしれないわ。カメーバを変異させたアメーバを調べれば、自分の身体を進化させる道筋を見つけられる可能性だってあるのよ」

 

弟子0号「研究するのはいいっすけど、迷惑かけない範囲でやってほしいものっすね」

 

アイリ「残念だけど、因果応報は今のところあまり期待できないわ」

 

 

 

 

アイリ「次に移りましょう。ラゴス島の、Cさんからのお手紙です。何々、……なるほどね、『抑止力仕事しろ』ってことかしら」

 

弟子0号「抑止力って、何ですか?」

 

アイリ「端的に言うと、人類の滅びを回避させようって力と、自然の破滅を回避させようっていう力のことよ。第四次聖杯戦争の結果、ゴジラがメルトダウンして地球滅亡の危機になったのに、この二つの力は何をしていたんだっていうのがCさんの話みたいね」

 

弟子0号「で、どうなんですか?」

 

アイリ「端的に言ってしまうと、抑止が働いた働いてないの話は水掛け論なのよ。結果から言えば、人類は滅亡していないし、自然は滅んでいないわ。ただ、それが幸運としか言いようの無い偶然の積み重なった結果なのか、地味に抑止力がプッシュし続けた結果なのかは基本的に誰にも分からないのよ。守護者みたいな明確な形で出動してくれれば別だけど、抑止力の大半は人知れずひっそりと地味に発現してるから。例えば、ヘヴンズフィールで人類の抑止による排斥対象クラスの脅威となった間桐桜に抑止力が実際に働いたのかは状況的にはかなりグレーだし。まぁ、あれは公式でまだ発現していないって言われてるけども抑止力が後押しした結果のあのENDだって考え方もできるじゃない?どこでどんなカタチで抑止力が働いて、どこではどうしてプッシュしなかったのかは、問題にしない方がいいわね。結論はでないし」

 

弟子0号「公式とか、間桐桜って何ですか?」

 

アイリ「ぜっちゃんは気にしなくていいわ。世の中には分からない、知らないこともたくさんあるってこと」

 

弟子0号「うっす」

 

(因みに、作者がネタを考えた時点で明確に抑止力が働いた結果と考えていたのは、ルーラーとしてウルトラセブンが召喚されたことと、それによってセブンの力が士郎に受け継がれることだけでした。ウェイバー君が歴代最強の平成3部作モスラを呼べたのは、彼のEXランクの幸運の賜物です)

 

アイリ「後、このまま魔術師が怪獣をたくさん生み出したり目覚めさせたりして、それが人類の手に負えなくなったら、ガイアの抑止の方が『深海に閉ざされし者』と『天空に追放された者』を呼ぶ可能性もあるらしいわね」

 

 

 

 

 

アイリ「次ね、姫神島在住のDさんから。『今回の聖杯戦争では、突然現れて死体を残さず消えた怪獣たちについて一般人は疑問を抱いたはず。どうなってるの?』だって」

 

弟子0号「確かに、よくわからないですよね」

 

アイリ「ゴジラがある程度吸収したとはいえ、未だに冬木市は人が立ち入れるほどに放射線量が下がっていないから怪獣の身体組織の回収はかなり難しいのよ。それに、冬木は業火に焼かれて何もかもが灰になったわ。だから、公式には全ての怪獣はゴジラの手で爆散して、その後冬木の焔とゴジラの熱線で灰になって回収不能っていうのが政府の公式見解ね。無理に調べようとしても放射線被曝のリスクが高すぎるし、そんな余裕があるならまず国内の建て直しをしなければならなかったから、日本政府は殆ど冬木に手をつけていないわ」

 

弟子0号「でも、政府としては無理にでも調べたいんじゃないっすか?」

 

アイリ「高度に放射能汚染された砂漠で恐竜の化石を探すようなものよ。労力とリターンがつりあわないし、作業員のリスクが大きすぎるわ。少なくても20年は放置せざるを得ないでしょうね。それに、アインツベルンから提供された自衛隊の損害補填分のキャッシュを元手に多方面からのバラマキで政府の追及やマスコミの追及を緩めるって手も取っているらしいわね」

 

 

 

 

弟子0号「次の質問は私が選ぶっす!!こいつでお願いします!!」

 

アイリ「突然ねぇ……何々、曾孫島在住のEさんから。『この世界にX星人やキラアク星人のような宇宙人はいますか?』」

 

弟子0号「ロマンがあるっすねぇ……」

 

アイリ「地球に来たことのある宇宙人はウルトラセブンと迷子のサキちゃんしかいないんだけどね」

 

弟子0号「予想外に少ないっす!?」

 

アイリ「でも安心して、ガイガンを作ったX星人のような宇宙人がいることはいるわ。地球のことなんか完全に忘れて、空間移動してきたバット星人と全面戦争中みたいだけど」

 

弟子0号「すごい物騒です、宇宙人!!」

 

 

 

 

アイリ「次は、ゴジラについての質問を纏めて紹介するわ。まずは、孫の手島在住のFさんから『メルトダウンしてもゴジラの中から悪霊が飛び出さなかったのは何故?そして、姿が長らく確認されていない怪獣は、結構ゴジラの獲物になってたりするの?』だそうよ」

 

弟子0号「ブッチギリでヤバかったですよね、ゴジラ」

 

アイリ「実は、何度も日本に上陸してるように思えるけれど、上陸したのは、1954年と今回の二回だけなのよ。確認されている固体も、1954年にオキシジェンデストロイヤーで葬られた個体と、1968年にアメリカの原子力空母1隻と原子力巡洋艦2隻を沈めた個体、そして今回受肉した個体の三体だけよ。ゴジラザウルスとか、第4第5のゴジラとなりうる怪獣は確認されていないわ。メルトダウンの直後、死亡から悪霊解放の一瞬の隙に受肉が成功したから悪霊が飛び出さなかったけど、もしも解放されていたら冬木は呪われていたわね。市内に残っていた人は九分九厘悪霊の叫びに耐え切れなくて発狂するか自殺ね。まぁ、私の夫は大丈夫だけど」

 

弟子0号「惚気はいいです、師匠。それで、後者の質問の答えはどうなっているんです?」

 

アイリ「カメーバが殺されて、エビラが一度両手をもぎ取られて食べられたみたいね。後、巨大ダコも捕食したみたいよ」

 

弟子0号「意外とグルメ!?」

 

(因みに、メルトダウンが宝具EXランクになっているのはぶっちゃけご都合主義です。まぁ、GOの弁慶も史実で知名度皆無なEXランク宝具持ってるしいいかなぁと思ってます)

 

 

 

 

アイリ「セブンについての質問ね、次は。富士山麓在住のGさんから『セブンの宝具は何故ワイドショットではなくてエメリウム光線なの?そして、セブンが登場したことに対する自衛隊や世間の反応は?」

 

弟子0号「TSU○URAYA大もうけは確実っすね」

 

アイリ「VHSやソフビが全世界で飛ぶように売れたみたいよ。TVスペシャルと30周年記念三部作、最終章6部作、EVOLUTION5部作まで作ることは確定しているけど、平成3部作は制作費と日本の景気の関係から作られるかは微妙ね……因みに、昭和の作品も若干登場怪獣は異なるけれども、ウルトラQとウルトラマン、ウルトラセブンの三作で終わっているみたい。怪獣災害の犠牲者が少なくないから、コスモスは絶対に作られないことが確定済みよ」

 

弟子0号「長らくウルトラマン作ってなかったTSU○URAYAが代わりにどんな特撮テレビシリーズ手がけてたか気になるっすね」

 

アイリ「自衛隊は正体を探し出そうと動いているわ。彼らは、怪獣とも互角以上に戦える防衛兵器としてのウルトラマンを手にしたいみたい」

 

弟子0号「……なんか、別の世界で既にやられて失敗していそうなプロジェクトっすね、人造ウルトラマン」

 

アイリ「この世界は、超ウルトラ八兄弟に近い平行世界みたいだからかしら。世間の方は、大多数は夢のあることだから追究することは野暮だと考えてる人と、変身者を探し出そうって人に二分されているみたい。まぁ、夫と違って正真正銘のヒーローだし……」

 

弟子0号「そ、そういえば、宝具の方はどういうことっすか?」

 

アイリ「ワイドショットとエメリウム光線の違いって、発射される光線が線か面かの違いなのよね、結局。被るからよりセブンの代名詞っぽいエメリウム光線が選ばれたらしいわ」

 

弟子0号「どっちも宝具にしてもよかったと思うんですけど……」

 

 

 

 

 

アイリ「さて、次々。トゥリファスのHさんから『モスラが東京を襲った原因は悪徳興行師のせいだって知られていないの?』」

 

弟子0号「そんなの学校で習った記憶ないですよ」

 

アイリ「日本の学校ではそこまで細かい事情は教えないみたいね。それなりに調べれば分かることだけど、だからといって東京を破壊された恨みを棄てることはできない人が多いみたい」

 

弟子0号「事情を知ると、複雑です……」

 

 

 

 

 

アイリ「そろそろ疲れてきたわね……え~と、カルデアのIさんから『各サーヴァントの聖杯に託す願いって何?』」

 

弟子0号「そういえば、そうですね。願いがあるから、聖杯戦争に参戦するんですから」

 

アイリ「下の表に見やすく纏めるわ」

 

 

 

ゴジラ  恨み晴らしたい。鯖で暴れまわってもいいし、受肉して暴れまわることができればなおよし

 

キングギドラ 生き返ってまた生態エキス摂取したい

 

スペースゴジラ 自分の陣地を可能な限り広げたい

 

イリス ガメラ滅ぼしたい

 

ガイガン もっと強くなりたい

 

メガギラス 繁栄したい

 

モスラ 怪獣から人々を守りたい

 

 

 

弟子0号「ガイガンの動機がよく分からないんですけど、何ですか?」

 

アイリ「どうやら、X星人に改造されて自我が消える前に抱えていた願いみたいね」

 

 

 

 

 

 

 

アイリ「月面在住のJさんから『自衛隊に機龍とかあったら勝ち目あったの?』うん、メルトダウン回避が精一杯ね」

 

弟子0号「投げやりっすね……」

 

アイリ「アブソリュート・ゼロでも神秘が篭ってないとゴジラを殺すことはできないのよ。まぁ、神秘は篭っていなくても桁外れの威力があるし、傷をつけるくらいはできると思うわ。ディメンション・タイドならイケるかもしれないけど、令呪を使って呼び戻されたら意味ないから微妙なところね」

 

弟子0号「流石怪獣王です」

 

 

 

 

 

 

アイリ「残る葉書は後3通ね……長かったわ、答える方も。さて、バース島在住のKさんからの質問です。『この世界の第四次聖杯戦争後の、ヒロイン達や聖杯はどうなってるの?』」

 

弟子0号「ヒロインて私じゃないんですか?」

 

アイリ「SSF……ヒロインのその後については、『光を継ぐ者』で語られたところまでしか分かっていないわ。凛ちゃんは修行中、桜ちゃんは書類上の養父といっしょに冬木から逃亡して魔術師の影から逃げるような生活を送っているみたい。私の可愛い娘は原作と同じ道を辿っている可能性が高いわね。ひょっとすると、気まぐれで更新される可能性が無きにしも非ずな『特命係長ロードエルメロイⅡ世』で彼女たちのその後が語られるかもしれないわ」

 

弟子0号「大聖杯でしたっけ?あれはどうなんているんですか?」

 

アイリ「今のところ円蔵山にあるわ。ただ、10年後にそこにあるかは分からないわね。放射能汚染が酷くて一般人の立ち入りは難しいけれどアインツベルンならホムンクルスを使い捨てにして回収することも可能だし、他の魔術師が横取りを画策する可能性もあるわ」

 

弟子0号「懲りてないんですね、皆さん」

 

 

 

 

 

アイリ「さぁ、ラスト2通!!ラゴス島在住のLさんからの質問です。『続編とかIFルートについては考えてますか?』」

 

弟子0号「ハッピーエンドは見てみたいですね!」

 

アイリ「グリッターティガ降臨のハッピーエンドルートが書かれることはまずないとみていいと思うわ。月の聖杯戦争も多分ないわね。月でもしもやることになったら、ガタノゾーアやエンペラ星人、ベリアルにエタルガー、ダークルギエル、ダークザギとかてんこもりになってウルトラ怪獣+ゴジラの最強怪獣決定戦だし」

 

弟子0号「見てみたいような、決着をつけてほしくないような……」

 

 

 

 

 

 

アイリ「いよいよラスト!!最後は、バース島在住のMさんから。「このサーヴァントの選択は自重した方ですか?ケリィのサーヴァントに他の案はなかったのですか?」

 

弟子0号「切嗣さんのサーヴァント、確かに不遇でしたからね……」

 

アイリ「アインツベルンは怪獣=最強だと思っていたから、確実に怪獣を召喚したかったみたい。それに、昔の怪獣はほとんど資料が残っていないし、その怪獣に縁のある確信が得られる聖遺物って少ないのよ。だから、確実に怪獣を呼び出せるガイガンの木乃伊に目をつけてたみたい。実際、遠坂の場合、届いた鱗の化石が本物である確証は30%ぐらいだったというし」

 

弟子0号「アインツベルンが仮に、ベストを尽くしていたらどんなサーヴァントが呼ばれていたんですか?」

 

アイリ「う~ん、やっぱり、ゴジラかしらね。東京湾の土は謂わばゴジラの墓土だし。でも、バーサーカーの枠を既に取られてたらゴジラは他に該当枠がないから、東京湾の土を触媒にした場合デストロイアがアヴェンジャーのクラスで召喚された可能性も高いわ」

 

弟子0号「自分の都合しか考えないで自重しないアインツベルンって、厄介ごとの種でしかないみたいですね、どう転んでも」

 

アイリ「反則上等の家だから、そういうものなのよ」

 

弟子0号「それで、各陣営のサーヴァントの選択なんですけど、(作者的には)これって自重した方なんですかね?」

 

アイリ「アーチャー、バーサーカー、キャスター、ライダーは自重なしの選択みたいね。ランサーはさよならケイネス先生がやりたかったから嬉々として選んだらしいけど、セイバーは該当する怪獣の少なさからの苦慮の選択だったんですって。アサシンは綺礼の性格的に地味なサーヴァントを敢えて選んだ結果らしいわ」

 

弟子0号「自重失くしたらどんな面子になったんですかね?」

 

アイリ「お気に入りを私情全開自重なしで出すのなら、以下の通りになったらしいわ」

 

 

 

セイバー 錦田小十郎景竜

 

ランサー レギオン

 

アーチャー ハイパーメカキングギドラ

 

ライダー 黒木特佐

 

キャスター ガタノゾーア

 

アサシン ツルク星人

 

バーサーカー ゴジラ

 

 

 

弟子0号「すごい趣味全開っすね……」

 

アイリ「因みに、各サーヴァントに可能な限り強い怪獣を選んだ場合は以下の通りらしいわ」

 

 

 

セイバー エンペラ星人

 

ランサー ダークルギエル

 

アーチャー ウルトラマンゼロ

 

ライダー グランスフィア

 

キャスター ガタノゾーア

 

バーサーカー ゴジラ

 

アヴェンジャー デストロイア

 

 

 

弟子0号「…………」

 

アイリ「…………」

 

弟子0号「抑止力さん、これなら仕事しますよね?」

 

アイリ「ガイアが確実に動くわ。冬木にORTが駆けつけるし、ルーラーにはセブンじゃなくてキングとかノアが呼ばれるはずよ。「天空に追放されし者」と「深海に閉ざされし者」も呼ばれるかもしれないわ」

 

弟子0号「……よかったっすね、あの面子じゃなくて」

 

 

 

 

 

アイリ「それでは皆様。名残惜しいですけれど、これにてラジオ『くたばれ!!アインツベルン反省室!!』は終わります。再放送の予定はありません」

 

弟子0号「なんか色々わけわからないことがまだたくさんあるんですけど……」

 

アイリ「予想以上にこのコーナー面倒くさいし……そうそう、最後にぜっちゃん」

 

弟子0号「何ですか?」

 

アイリ「一応、この作品のスピンオフ『特命係長ロード・エルメロイⅡ世』のネタが二つ三つあって、既に構想も出来上がっているらしいんだけど、貴女の出演予定はないの。つまり、これで貴女の出番は終わり」

 

弟子0号「え?」

 

アイリ「ヒロインどころか、モブとしての出番もないらしわ」

 

弟子0号「え~と、サバイバーズギルトに取り付かれた少年を救う役割は……」

 

アイリ「セブンのおかげでそれ薄いみたい。詳しくはひょっとすると『特命係長ロード・エルメロイⅡ世』で描かれるかもしれないそうよ」

 

弟子0号「…………」




以外に疲れた……普通にメッセージで返答して、それをまとめで載せればよかったかなとも思いましたね。規約的にそれがセーフなのか知りませんが。

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