問題児たちと地球の理が異世界から来るそうですよ? 作:鴉紋to零
甲「理由は?」
学生にとっての地獄と言えば?
甲「ああ。テストか」
その通り!そして、それがいつも以上に悪くて……
はい。只今、すっごくブルーです。はい
でもまあ、頑張って更新していきます!
甲、阿喪「それでは、どうぞ!」
不機嫌な顔のまま十六夜は招待状に目を通して行く
「双女神の封筒………白夜叉からか?あー何々?北と南の゙階層支配者゙による共同祭典ーーー゙火龍誕生祭゙の招待状?」
「そう。よく分からないけど、きっと凄いお祭りだわ。十六夜君もワクワクするでしょう?」
私の手柄よ、と言わんばかりの自慢気な飛鳥に対して十六夜は怒りのあまり腕を震わせ………
訂正だ。ノリノリのあまり腕が震えている
「オイ、ふざけんなよお嬢様。こんなクソくだらないことで快眠中にも拘わらず俺は側頭部をシャイニングウィザードで襲われ、「俺は天井に刺さったのか!?」しかもなんだよこの祭典のラインナップは!?『北側の鬼種や精霊達が作り出した美術工芸品の展覧会および批評会に加え゙主催者゙がギフトゲームを開催。メインば階層支配者゙が主催する大祭を予定しております』だと!?」
「「クソが、少し面白そうじゃねえか行ってみようかなオイ♪」」
………仲良いなお前ら
悠雷はネタになるものが発生したときの復活速度が以上だった
「ノリノリね」
いつの間にか話せる程度に復活していた悠雷は魚のように跳ねて、無事着地する
十六夜も獣のように跳び起きて、身支度を整えている
「ま、ままま、待ってください!」
そこでリリが大きな声で制止するように告げる
「北側に行くとしてもせめて黒ウサギのお姉ちゃんに相談してから………ほ、ほら!ジン君も起きて!皆さんが北側に行っちゃうよ!?」
「……北……北側!?」
ジン…覚醒!とまあ映画の題名のようにしてみたわけだが、別にしなくても良いな
「ちょ、ちょっと待ってください皆さん!北側に行くって、本気ですか!?」
ジンは血相を変えて叫んだ
「ああ、そうだが?」
「何処にそんな蓄えがあると言うのですか!?此処は境界壁までどれだけの距離があると思っているんです!?リリも、大祭のことは皆さんに秘密にとーー」
ジン、まさかの失言である
「「「「秘密?」」」」
あ~あ。やっちまったな
俺の目には邪悪な笑みをした少年少女四名様が写っていた
これは止めようがなさそうだ、諦めようか
「…………そっか。こんな面白そうなお祭りを秘密にされてたんだ、私達。ぐすん」
ファースト泣き真似。春日部耀選手
「コミュニティを盛り上げようと毎日毎日頑張っているのに、とっても残念だわ。ぐすん」
セカンド泣き真似。久遠飛鳥選手
「ここらで一つ、黒ウサギ達には痛い目を見てもらうのも大事かも知れないな。ぐすん」
サード泣き真似。逆廻十六夜選手
「ああ。ああ。嘆かわしい。こんなに面白そうなことを秘密にされてたとは、ついついこのコミュニティから脱退しそうだ。ぐすん」
ラスト泣き真似。天駆悠雷選手
「「「「へっ!」」」」
だめだ。どこからどう見ても
そんな思考に呆けていると、ジンが救済を求めるような瞳でこちらを見ている
今回は仕方ないな、隠していたジンが悪いんだし
「判決、ジン・ラッセル。ギルディ」
俺の答えは問答無用の