問題児たちと地球の理が異世界から来るそうですよ?    作:鴉紋to零

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な、何とかオリジナル書けました!


地球の理 覚醒
恋愛相談(確定事項化)のようですよ?


パーティーを楽しんだ俺は一夜明け寝室のベッドの上でコロコロしていた

 

あの後というより、耀の言葉を聞いてから、俺は何か心にモヤモヤするものを抱え続けている

 

「………散歩のついでに悠雷にでも聞いてくるか」

 

俺は机の上のメモに朝食はいらない事を書くと俺は悠雷の元へ向かった

 

 

 

 

「悠雷、起きてるか?」

 

俺は、悠雷の部屋の前で呼ぶ

 

「おう!甲か、どうした?」

 

悠雷が半覚醒といったのが簡単に伝わる寝惚け顔で扉を開ける

 

「ちょっと相談事があってな、町まで一緒に行こうぜ」

 

俺が真剣な顔で用件をのべると悠雷はだいたい察したようだ

 

「了解。ちょっと待ってな。直ぐ支度してくるから」

 

「おう」

 

こんな時の幼馴染みは心強かった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「お前の悩みって恋愛相談だろ?」

 

「は?」

 

町に入り、六本傷の喫茶店の席について早々と言われたのはその言葉だった

 

「相手は多分、耀だな」

 

おいおいおい

 

「おい、まて。ちょっとまて」

 

「ん?どうかしたか?」

 

「なんで恋愛相談になってんだよ!」

 

「いや、逆になんでそれ以外の選択肢があるんだよ」

 

俺は、悠雷の当たり前の事を語る言い方に、一瞬そうなのかと思ってしまった

 

「というか、耀は確実にお前に好意を持ってるぞ。げんに相談されたし。てか、見てたろ?」

 

「な!?バレてたのか!?」

 

嘘だろ!マナと気配は完全に隠してたんだぞ!?

 

「俺にはな。耀は気付いてなかったが」

 

「……なんだ。おどかすなよ」

 

焦って損したぜ

 

「ま、それは置いといて。どうするよ?」

 

「相談受けてる側に答えを求めるなよ……」

 

俺は呆れながら言った

 

「とはいっても、最後に決めるのはお前だぞ?」

 

「だけどな!」

 

「悠雷!!甲!!」

 

俺達は唐突に声をかけた、この場にいないはずの友人の方へ向く

 

「どうしたんだ、真?」

 

悠雷が首を傾げる

 

「耀と飛鳥がイリスに連れ去られたんだよ!」

 

俺と悠雷は、生まれ持った反射のように立ち上がった

 

「なに!?」

 

「なんだと!?」

 

「今、黒ウサギと逆廻君が探索してるけど見つかってないんだ!甲なら簡単にみつけられるだろう!」

 

真はゲートを開き、俺達はそこへ飛び込みながら、状況を理解した

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一旦、本拠地に戻った俺達は、即座に追跡を開始する

 

俺はバーニングシフトlevelⅠを発動し、全力で走る

 

「こっちだ!遅れんなよ!」

 

「甲!もっとペースを上げろ!」

 

「了解!」

 

俺と十六夜、悠雷は探索へ黒ウサギとレティシア、真は本拠地への警戒で割り振った俺達は、かれこれ十分は走っている

 

「ん!ここか!」

 

そこは、随分荒れた貧相な土地だった、奥には城がそびえ立っているが城壁は壊れ、原型を保っているのがやっとである

 

「チッ!右からギャオスが来てるぞ!」

 

「ここは俺が行くから二人は中へ!」

 

「「わかった!」」

 

俺達は城壁前のギャオスを真に任せ、内部へ突入した

 

 

 

 

 

 

 

 


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