ハイスクールD×D§転生魔法使いの非日常§(仮)   作:ヘタレ権三郎

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はい《後編》書きあがりました。
と言ってもほぼ影幸君の説明ですけどネ。


Ⅴ:魔法使いと悪魔、そして説明《後編》

「さて、まず何から説明していこうか・・・」

 

「そうね、それじゃぁ、あなたは一体何者かしら?」

 

「え?リアス先輩、ジンもあくまじゃないんですか?」

 

イッセーが俺のことを悪魔だと思っていたようだ。

 

「違うぜイッセー。そうだな、・・・言うなれば俺は魔法使いだ」

 

「やっぱりあなたは魔法使いなのね。所属は何処?」

 

「所属ねぇ・・・俺そういうの苦手なんだよね。とりあえずは《灰色の魔術師》に名前だけ入れさせてもらってるけどね」

 

「名前だけ・・・というのは?」

 

「俺、さっきも言ったとうりそう言う団体は苦手でね一時勧誘を無視ってたら知り合いにバカにならないほど怒られてな、とりあえず名前だけでってことでそこに入れさせてもらったんだ」

 

「そうなの、じゃぁさっきイッセーを縛ったあれも魔法なの?」

 

「ええそうですよ。」

 

「じゃぁ次の質問よ。昨日イッセーの傷を治したあれ(・・)は何なの?

もしかしてあなたも神器もちなの?」

 

その言葉にイッセーの顔が青くなり自分の腹に手を当てていた。

 

「ああ、あれね。確かに俺は神器持ちだけどあれは違うよ。

俺の神器はこれだよ」

 

そう言ってその手に出現したのは羽ペンとインクの入った小瓶のついている一冊のスケッチブックだった。

 

「それがあなたの神器?」

 

「そう、これが俺の神器 落書帝国(インぺリウム・グラフィケース)だ。

能力はゴーレムを召喚、使役することだ。」

 

「あら、能力を話してしまっていいの?」

 

とリアス先輩が意外そうな顔をする。

普通まだ自分の敵になるかもしれない者に自分の力を一端とはいえ話してしまうのは自らの首を絞めるのと同義であるからだ。

 

「別に、これくらいの情報は知られても痛くないネ。それに、友好の印として与えるってことで。

んで、イッセーを治したのは俺の魔法具でな制限時間以内ならどんな傷でも完治することができるんだ」

 

「そう、すごいわね。ねぇ、あなた私の眷属にならない?あなたの実力ならすぐにでも爵位をとれるわよ」

 

「とってもいいお誘いだと思いけどアンタじゃ俺を悪魔に転生させるのは無理だね」

 

「どういうこと?したくないならまだしも、できない(・・・・)というのはどういうことかしら?」

 

納得できないという表情で理由を聞くリアス先輩。イッセー以外の他の面子も興味深そうにこちらを見ている。

 

「単純に、今のあんたの実力じゃ俺を悪魔にすることはできないってことさ。

アンタ等が使う悪魔の駒(イーヴィル・ピース)は持ち主の力量によって転生させることのできる相手が限られるんだろ。

残念だけど今のあんたじゃ今の俺でさえ転生させることはできないよ」

 

「今のあなたってどういう事?確かにあなたから感じる魔力は結構多いけど」

 

「それは、これを見ればわかる」

 

そう言い俺は制服の上を脱いでいく。

制服によって隠されていた腕と背中にはいくつかの黒いラインのようなものが引かれていたそこにはローマ数字で2~20まで書かれていた。

 

「それは・・・刺青じゃないわよね・・・」

 

「これは所謂封印でね。俺の魔力をこの19本のラインで封印してるんだ。本当は全部で二十本あってそれで完全に魔力を封印してるんだ」

 

つまり今はたった5%しか解放していないと言う。

 

「成程確かに今の私じゃあなたを悪魔にすることは難しそうね。」

 

俺は制服を着なおしながら、

 

「分かってくれたようで何より。お詫びと言っては何だが一つ頼みがある。勿論それに見合った対価は払うよ」

 

「何かしら?」

 

「俺をこの部のメンバーに入れてくれ」

 

「それでいいの?」

 

「ああ、それでいい。その様子じゃ簡単なようだな」

 

「ええ、いいわよ。元からあなたにはここに入ってもらおうと思ってたのよ」

 

「よし、んじゃ契約成立っと。じゃこれ対価ね」

 

そう言って取り出したのは一つの光り輝く玉。

 

「何かしらその玉?」

 

「こいつはな、俺が作った魔法具でな。《人魚の詩声》って言ってな所有者の魔力に応じて魅了の効果を歌にできる品物だ」

 

「成程ね、分かったわこれは対価としてもらっておくわ。

さて、改めて。

兵藤一誠くん、神野影幸くんようこそオカルト研究部へ。

私たちは貴方たちを歓迎するわ」

 

こうして俺はオカルト研究部に所属することとなった。




ほっとんど会話だけで地の分少なかったですね・・・

じゃ次回をお楽しみに。 
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