ハイスクールD×D§転生魔法使いの非日常§(仮) 作:ヘタレ権三郎
期間開けてすみません。
主な理由としては、Fate/GOのコラボで式(刀)でなくて泣き崩れたり、男ピックで天草がいきなり出たり、自動車学校でテスト受けまくったり、監獄塔で、復讐者でなくて項垂れたり、エクステラとEXTRAのアニメ化にテンション上げまくったりといろいろしてたらこんなに期間が開いてしまいました。
ほぼ私用なのがマジですんません。
こんな駄作者ではありますが、今後ともよろしくお願いします。
え、エクステラ?勿論買いますよ。VITAで。
あ、あとプリヤの漫画も買いに行かないと。
・・・お金が無い。バイト探さないと
イッセーside
俺と小猫ちゃん、木場はジンに校庭にいる敵を任せ新校舎に向かって走っている。
新校舎に入った瞬間俺は女王に昇格する。
「影幸君の話じゃ、部長は長く続かないみたいだから急いで上に行こう」
木場がそう言って俺と小猫ちゃんは無言でうなずく。
部長だって勝とうと頑張ってんだ。俺達も諦めるわけにはいかないからな。
「絶対、勝とうぜ」
「うん」 「はい」
改めてうなずきあい俺達は
階段を駆け上がり部長のところへ走る。
side out
新校舎の屋根の上でリアスとライザーは対峙していた。
リアスが魔力の弾を生み出してはライザーに放っているがライザーは涼しい顔してそれを受けていた。魔力弾が直撃した場所は消滅しているがそこに炎が発生し再生していた。
これこそがライザーたちフェニックスの持つ不死の力
リアスがいくら打ち抜いても次の瞬間には再生している。
この力でもってライザーはレーティングゲームで上位に立っていた。
だが、不死にも弱点はある。
一つは自身の再生能力以上の攻撃を受けたとき。これは自身の再生能力が追い付かずそのまま消されることがある。
二つ目は精神的に打ちのめすこと。不死の力はその多くは当人の精神状態に連動していることが多い。そのため、不死人が再生することを諦めると、再生することなく死ぬことがある。
他にも不死の存在を脅かすような不死殺しの武具などを用いれば勝てる。しかし、リアスの手元にはそんな都合のいいものは無い。
閑話休題
現状、リアスは調子に乗っていた。
影幸の修行で確かにリアスは以前より強くなった。だが、たった一人でライザーに勝てるほどの物ではない。影幸が施した修行はグレモリー眷属がこの戦いでそれなりに戦えるレベルにしただけ。実質ライザーの眷属はそんなに強くなく眷属の中で女王だけが突出して強いだけだ。
ライザーはこれまでのゲームは自身の不死性によって勝っていた。だがライザー自身もそれなりに強い少し強くなっただけのリアスだけでは勝てない。
「リアス、そろそろあきらめたらどうだい。確かに君は強くなった。だがこの俺の強さにはまだまだ届かないよ。俺も自分の婚約相手を傷つけるようなことはしたくないんだ」
「馬鹿言わないで、私はまだ負けていない、諦めていないわ」
そう言って魔力弾を放つ。だがそれも当たってもすぐに再生してしまう。
ライザーは先ほどと変わらず涼しい顔でいる、逆にリアスは肩で息をしており魔力の消費が激しい状態だ。
「(このまま負けるというの、・・・いやよ、・・・嫌!)負けない。・・・私は絶対負けないわ!」
「はぁ、まったく。君も諦めが悪いなぁ」
リアスの叫びにライザーはやれやれと言った風に頭を振りリアスに近付いていく。
「君がすぐに投了してくれればこんな事しなくて済むんだがなぁ」
そう言ってライザーは炎を纏わせた腕を振り上げる。
「リアス、最後通告だ。投了しろ」
ライザーからの通告、これを受け入れなければを纏ったその腕が振り下ろされる。
だが、リアスの目に諦めの色は無かった。
「そうか、残念だな」
そう言ってライザーはその腕を振り下ろす。
リアスはこれから自分に襲い来る衝撃に目を閉じる。
そして、
「プラクテ・ビギ・ナル
風花 風障壁!!」
その攻撃はずっとリアスの後ろで控えていたアーシアの使用した魔法によって防がれた。
アーシアは修行期間中に覚えた防御魔法の中でもより強固な魔法を使用しリアスを守った。
元からあった多い魔力量と僧侶の駒の能力によって高い魔力運用が可能になったことで初心者ながらも強力な防御魔法が使えるのだ。
「リアス部長もあきらめていません。私もあきらめるわけにはいきません!私も戦います!」
「アーシア・・・」
「クッ、なかなかやるようだな。だが、先ほどの障壁に大量の魔力を使った、その状態ではその技ももう使えまい」
ライザーの言うとうり〈風花 風障壁〉は10tトラックほどの衝撃でも防ぐことができるが効果は一瞬のみ、連続使用はできない。
「これで、本当に最後だリアス」
そう言ってライザーは再度炎を纏わせた腕を振り上げる。
そのとき・・・
「させるかーーーーーーーーー!!!!」
「何!?」
「おりゃあああああぁぁぁぁ!!」
ドゴッ!
イッセーが拳を振りかぶってライザーに駆け寄りその勢いを乗せたパンチを見舞った。
完全に不意を突かれたライザーは防ぐすべなく殴り飛ばされる。
「イッセー・・・」
「部長大丈夫ですか!」
「なんで、ここに・・・」
「俺だけじゃないです」
「「部長」」
「裕斗、小猫も・・・」
「ジンに、部長のところに行けって言われたんです。部長が不利に立たされてるから助けに行けって」
「イッセー」
「俺、確かにまだ弱いっす。でも、それは、俺が一人だから。でも、今は仲間がいます。
心強い仲間が。だから俺は、俺達は部長のために戦って勝ちます」
そう言ってイッセーはリアスの前に立った木場と小猫も同じように立った。
「焼き鳥野郎、こっからは俺達が相手だ!!」
そう言ってイッセーと小猫は拳を、木場は剣を構え攻撃の体勢をとった。
場所は変わり体育館跡上空
其処ではもう一つの戦いが続いていた。
互いに魔力を放ちながら戦っているのは所々敗れた巫女服を纏うグレモリーの『女王』姫島 朱乃。対するは同じく傷だらけで杖を持ったライザーの『女王』ユーベルーナ。
「ふふふ、流石は雷の巫女と言ったところかしら」
「いえいえ、あなたの爆発もなかなかのものですわよ『爆弾王妃』さん」
「その二つ名はセンスが無くて好きでは無いわ」
互いに満身創痍の状態でいる。それだけでこの二人がどれほど激しく戦ったかが分かる。
「これほど激しくやってあなた、魔力は大丈夫かしら?」
「ご心配なく、少し休めば十分回復しますわ」
「そう、なら私の勝ちね」
そう言って自身の胸元に手を入れ何かを取り出した。
「!?それは」
取り出されたのは小さな小瓶。その中はある液体で満たされていた。
「これを使えばあなたは私に手も足も出ずやられるわ」
そう言って小瓶の中身を飲み干すユーベルーナ。すると先ほどまでの戦闘で負っていたはずの傷がすぐさま治っていき、魔力も回復していっている。
ユーベルーナが使ったのはフェニックスの涙と言われるアイテムである。
如何なる傷をも癒し、魔力も少し回復する代物である。そのあまりにも高い効果のためレーティングゲームでは、参加する悪魔二名までしか所持できないということになっている。
「これでおしまいよ、雷の巫女!!」
ドォッ!!
杖を向けた瞬間強力な爆発が朱乃を襲った。
「アハハハハハ、流石のあなたもその状態でこれを防ぐことなんてできないわ!!」
煙に包まれた朱乃を見て高らかに笑うユーベルーナ。
「ええ、それなりに強力な爆撃でしたので完全に防ぐことはできませんでしたわ」
「なんですって!?なぜまだ生きているの?完全に当たったはずよ!」
「ええ、ですが直前に障壁を張ったので平気でしたわ」
「!?」
そう、朱乃は直前にあるアイテムを使って魔力を回復し障壁を張り、ユーベルーナの攻撃からの攻撃を防いだのだ。
(影幸君の言うとうりに用意しておいて正解でしたわね)
朱乃は先ほど使ったアイテムの残滓を見てそう思う。
「でわ、形勢逆転ですわね」
そう言って朱乃は回復した自身の魔力を雷に変えいまだ呆然としているユーベルーナに向かって放つ。
ドォォオオオオン!!
『ライザーさまの女王、戦闘不能』
そして、女王同士の戦いは終わった。
場所は戻って新校舎屋上。そこでも激しい戦いが巻き起こっていた。
ライザーに向かい木場が自身の魔剣を振るい小猫が拳を繰り出し、一誠が拳だけでなく蹴りも放つ。
「ハッ、なかなかにやるようだな。リアスは相当鍛えこんだと見える。この連係は一朝一夕で簡単に身に着くものではないからな。だが、それだけでこの俺に勝てると思うのか?」
そう言いながらもライザーは焦りを感じていた。
イッセーが蹴りを、小猫が拳を、木場が剣を振るい、その隙間を狙うようにリアスが滅びの魔力を放ってくる。
それは、相手に攻撃の隙を与えないための波状攻撃。影幸との修行でリアスがとった行動だ。
現在のグレモリー眷属の長所は火力の高さ。
赤龍帝の籠手、魔剣創造、雷の巫女、滅びの魔力。そして最近影幸から直接手ほどきを受けた小猫の膂力。明らかに強力すぎる力の集まり。この力を活かすにはどうしたらいいか、どうすれば勝てるかを考え、そして思いついた方法。それは、短絡的でお世辞にも最善とは言えないが現状では良いと言える戦法。前衛の三人が敵に攻撃させる隙を与えないように絶えず攻撃を続け、その隙間を後衛のリアスが遠距離攻撃をするという方法。これによってライザーは攻めてくる三人だけではなくいつ飛んでくるかわからないリアスの攻撃にも気を配らねばならないだが三人の攻撃も油断できない、緊張状態が続く。そうなるとライザーは通常以上に集中し精神力を消耗する。その作戦を聞いた影幸は修行期間の後半はこの連係を確かなものにするための集団戦闘訓練を主に行った。
そして今、その作戦は成功していると言っていい。実際ライザーは攻撃することなく守りに徹している。うまくいけばライザーを倒せるかもしれない。リアスはそう考えていたが、その希望は単純な作戦と同じように単純なことで崩れることになる。
「しまっ!・・・・」
「「「「!!」」」」
「そこだぁ!」
ほんの一瞬。たった一瞬のズレが崩壊の引き金となる。
それはイッセーが疲労に足をとられてしまったため連携に穴が開き、崩れてしまった。勿論ライザーはその隙を逃すはずなくイッセーに向かい火炎弾を放つ。
実際のところイッセーはよく頑張った。だが、周りと比べると実戦経験が少ない、そのため精神的に疲労していた。精神的疲労は自覚することが難しく、戦場でそれも前衛として戦っていくうちに疲労がたまっていき、結果仲間との足並みを乱してしまうこととなった。
迫り来る火球、イッセーは自分を責めていた。
(チクショウ、体がうまく動かねぇ。俺の所為で・・・)
自分はここでやられるのかと思ったそのときイッセーの前に守るように影が現れた。
『リアス様の戦車、戦闘不能』
ええ、見てのとうり続きます。
あと、お気に入りのヘッドホンが一部壊れてテンション下がってきたヘタレです。
一応、アロンアルファでくっつけて直せるはずなんですが、新しいイヤホンを買うべきかどうか、検討しています。
これからもちょくちょく書いていって行きますので気長にお待ちください。