ハイスクールD×D§転生魔法使いの非日常§(仮)   作:ヘタレ権三郎

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み、短い。
全然筆が乗らない。
どうしよう。


Ⅺ:魔法使いと猫、そして高みへ

 あれから何度も模擬戦を行ったが、グレモリー達は影幸に決定打を与えられずその日の訓練は終わった。

 

「連携も最初に比べれば格段に良くなってきた。

これなら、次からの修行内容のレベルを上げても良さそうだな」

 

影幸はそう言って後ろでぐったりと肩で息しているグレモリー達に向かって言う。

 

「これで今回の修行は終わる。いったん外に出るから支度しろ」

 

そして全員が荷物をまとめ魔法球から外に出る。

出た時にイッセーが時計を見て、

 

「うわっ、マジで数時間しかたってねえ!!」

 

といって改めて驚いていた。

 

   ~      ~

 

二度目の魔法球内修行が始まった。

 

中庭に全員が集まり影幸の話を聞いている。

 

「さて、今回の修行は多vs一の戦いに重点を置いてやっていく。

そのための練習相手をこれから紹介する」

 

そう言って影幸は小さな白い塊が大量に入っている瓶を手に持つ。

 

「それは何なの?」

 

「これは龍の牙だ。俺の知り合いの龍達から欠けた物や抜けたものをもらっていったらこんな量になった。

と言っても倉庫にはまだ大量にある物だからたいして貴重なものでもない」

 

と言って影幸は瓶のふたを開け一つ取り出し地面に放り投げる。

牙が地面に着く瞬間魔方陣が現れ、牙を中心に骨が出てきてヒトガタの成していく。

そして現れたのは盾と剣を持つ骸骨の戦士だった。

 

「これがこれからの修行相手だ。

これから行う修行での戦闘訓練はコイツを二体同時に相手してもらう。

おまえたちはあの焼き鳥共に数で負けている、よって必然的に複数の相手を同時に対処しなければならない状況が現れる。

その時のための訓練だ。真剣にかかれよ」

 

そう言って影幸は瓶の中に手を入れ牙をいくつか掴み取り、

 

「それじゃぁ、準備はいいな?」

 

影幸の問いに全員が首肯する。

 

「なら、開始だ!」

 

影幸はそう言うと同時にその手に掴んでいた龍の牙をばら撒き多量の竜牙兵を出現させた。

 

    ~      ~

 

その日の夜。

 

「こんな時間に何の用だ?」

 

影幸は自室のベランダから扉に向かって声をかけた。

 

「やっぱり、気づいていたんですね」

 

扉を開けて入ってきたのは小猫だった。

 

「そんで、こんな時間に何の用だ小猫」

 

「神野先輩、私に『咸卦法』を教えてください」

 

「そんなに、覚えたいのか?

言った筈だぞ、危険を伴うと」

 

「それでも、いえ、だからこそ教えてほしいんです。リアス部長を、皆を守るために、一緒に戦うために。

私、背とか小さいですし、ルークの恩恵で力と防御が上がっていますけど、朱乃先輩のように魔力に秀でているわけでもなく、祐斗先輩の様に剣の技術もありません。

イッセー先輩やアーシア先輩達のように神器を持っていません。

もしかしたらこれから先は眷属の中で足手まといになるかもしれません。そうなると私の居場所がなくなってしまう。そんなのは嫌です。私もリアス部長の、グレモリー眷属の一員だって胸を張って誇れるようになりたいんです。

だから、だから教えてください。お願いします!!」

 

小猫は影幸に自身の思いを打ち明けた。自身はこのままでは眷属の足手まといになりかねない。味わいたくない孤独を味わうかもしれない。情愛の深いグレモリーに限ってそんなことは無いが、それでも自分の所為で望まぬ結末になって仲間が悲しむ。そんな姿を見たくない、そんなことにしたくない、そんな気持ちで小猫は影幸に咸卦法の教えを請いに来た。

 

「成程な・・・小猫の気持ちも分かった。意気込みも伝わった。でも、そのためにはお前の嫌っているその力を使えるようにならなきゃならないぞ。それでもか?」

 

「・・・はい。本当は暴走するのが怖いですけど、私は 前に進みます!」

 

小猫はそう言い放ち影幸を見つめた。影幸も小猫から目を離さず互いにしばらく見合っていた。

 

「・・・よし。んじゃぁ教えてやる」

 

「!ありがとうございます!!」

 

「だが、無茶はすんなよ。明日から始めるから今日はもう寝ろ」

 

「はい、ありがとうございます」

 

小猫はお辞儀をし部屋を出た。影幸はベランダに足を向け空に浮かぶ月を見上げ、明日からの咸卦法の修行内容を考えた。

 




ヤバい。最近全然アイデアが出ないしテンションも上がらない。
((( ;゜ Д ゜)))
こんなんで続けられるのだろうか・・・
取りあえず次回をお楽しみに。
不定期になってきましたが見捨てないでください。

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