魔法科高校と"調整者"   作:ヤーンスポナー

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バレバレかと思いますが誰かはご想像にお任せします。
あと、地点に関してはもうほぼ適当です。真に受けないでください。

なお、今回はほぼ蛇足に近いかも?
〇.五とかつけた場合は今回みたいな形式になります。もう定点観測みたいな。


第十.五話~裏側~

【log:Monday,April 4 2095

point:35N138E   】

 

 

 

 

「・・・もう達也さんは接触したかしらね?」

 

「さあ・・・・。しかし、いくら"彼ら"の目を誤魔化せても15年ほどが限界とのこと。事実達也殿からの報告もありましたし、恐らくそろそろ何等かの行動は起こして然るべきかと」

 

「まぁ、達也さんを消すのは"彼ら"でも無理よ。"彼ら"の力は、自分たちより下位の人間にしか使えない。お互いを滅ぼすだけの力がない限り、達也さんを消すことはできないでしょうね」

 

「・・・達也殿に関しては問題はないでしょうが、深雪様や奥様に被害が及ぶ可能性もない訳ではないと思われますが」

 

「心配いらないわ。"彼らの性質"は既によく"聞いてる"わ。彼らは世界を揺るがしかねないような対象にしか牙を向かない。それは知っているでしょう?」

 

「しかし、"四葉"そのものが対象に入ってしまった場合は・・・」

 

「その場合は2062年の時点で対象に入ってしまっているわ。そして、たとえ自らの権力が及ぶ範囲ではなかろうとも"彼ら"は対象に対しては容赦はしない。そのことはまさに"1999年の時の経験"によって徹底されているわ。そして、今でもそれがないってことは、対象には入っていないということ」

 

「・・・では、"彼ら"の目標は達也殿だけになると?」

 

「私たちの中では、ね。私も深雪さんも魔法師としては優れているわ。だけど、世界にとって有害と言えるほど強力じゃない。

・・・でも、達也さんは違う。彼の場合は、今すぐにでも世界を滅ぼすことができる特大の爆弾。"彼ら"の目も、しばらくはそちらに行くでしょうね」

 

「その間に、彼らのネットワークに割り込みを掛ける御積もりですか?」

 

「まさか。そんなことをしようものなら今度は四葉が大漢と同じ末路を歩むことになるわ。むしろ必要なのは"彼ら"との接触ね。今現在"彼ら"にコンタクトを直接取れるのはまさに国のトップ以外は不可能。もし、そこに入り込むことができたら、フリズスキャルヴなんて足元にも及ばないレベルの情報収集能力と、国に対する影響力を得ることになる。必要なのは、"彼ら"に私達が"国とほぼ同等の影響力を持ち、なおかつ彼ら自身が関わる必要と価値がある"と理解させることよ。その為にも、達也さんにはもう少し働いてもらわないとね」

 

「では、どのように達也殿には?」

 

「特に何かを指示する必要はないわ。勝手に"彼ら"は達也さんを追ってくれる。そして、いつかは"私達"にたどり着く。それまで気長に待つだけよ」

 

「では、そのように」

 

「果たしてその時がいつになるのか、楽しみね」




毎回達也とオリ主以外の描写するときどうすればいいか悩んだんですよ。特にPersonの名前とか法則性つけるのだっるとか思ってましたはい。

結果?先延ばしですよはい

あと、感想ありがとうございます。ちょっとした範囲だったらいろいろ答えるつもりなので、これからも読んでいただければ幸いです。

まぁまずは自分が確認した範囲で、なおかつ答えられる範囲でのことを。

管理者や調整者の、創造主に対する忠誠心は完璧ですね。自己の存在を維持することがその立場上完璧に保護されている為、"自分の為"ってのはほぼありません。ほとんどは"創造主様の為"か"仕事の為"みたいなもんです。

マトリックスのエージェントみたいなのはまぁそれもイメージの一つとして考えていたからでしょう。
しかし個人的な彼らのイメージはFate/Zeroの衛宮切嗣とマトリックスのエージェントを足して2で割った感じっていう。
彼ら自身自我がもちろんあります。それぞれの価値観も根本的には同じとはいえわずかな差異もありますし、今までの経験とか必要上やった行為がそのまま習慣になってたりもします。結構人間っぽいんです。煙草やらコーヒーやら嗜んでるのはほぼそれが原因っていう。


次回。日付が変わるでしょう。達也さんモテモテね。

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