オリ主と第六駆逐艦隊   作:神域の

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0-5 幼女の魔力

「お主はなぜ突拍子もないことを平然とするのじゃ!心の広い吾輩でも限度というものがあるぞ!!」

 

 ・・・ええ、いま絶賛お説教中です。けどね?突っ込んじゃったのはしょうがないんだよ!だって島風に勝ったんだよ?二対二の状況になったんだよ?そりゃあテンションMAXですよ、スーパーハイテンションですよ。そうなったら勝てるって思うじゃん?思ったら猛スピードで雷達の所へ行っちゃうってもんですよ。

 けどそれがイカンかった・・・まだ移動に慣れてなくてね?いざ砲撃を撃とうと構えた時には めのまえが まっくらに なった!・・・・・・死ぬかとおもったわ。

 

「それに演習中に兵装を外すなど、お主、死にたいのか?」

 

「え?兵装外すと死ぬの?ナニソレコワイ」

 

 どうやら兵装を外した状態だと演習用の弾薬など一切意味がなく、ミンチになってたかもしれないらしい・・・・・・

 あぶねぇ!島風に見つかってたら死んでたかもしれん・・・・・・

 

「しらない内に生と死の狭間をさまようとは艦娘ってコワイ!!」

 

「お主だけじゃ、馬鹿者(ペシッ)」

 

「ぶった、ぶったな!?オヤジにもぶたれた事ないっ・・・ぶくしょっ!」

 

「・・・もう良い、お主達全員ずぶ濡れじゃしな、入渠して温まってくるがよい・・・本日の演習は終了!各自解散!」

 

 入渠だとっ!?また神は俺に試練を与えるのかっ!皆が楽しそうに喋っている中、一人戦慄していると後ろから誰か近づいてきた・・・

 

「誰だ貴様っ!・・・なんだ、ぜかましか」

 

「ぜかましちっがぁう! し ま か ぜ!島風だからっ!」

 

「へーそうなのかー。で、なんか用かい?」

 

 島風はもうっ、と言うと用を話始めた。どうやら『なぜ囲まれた場所から出てきたのか?』を聞きたいらしい。いいだろう!教えて進ぜよう!・・・聞くとそれだけ?ってなると思うけど。

 

「簡単に言うと死角をついたんだよ、『わざわざ敵が囲んでいる場所に出てくる訳が無い』っていう心の死角をね、まあ魚に助けられたのもあるけど」

 

「・・・・・・」

 

 おい、黙っちゃたよ、どうすんのコレ?もしかして怒?怒なの?

 すると島風は目をカッと開き「次は絶対、負けないから!」と言って走り去ってしまった・・・女の子は分からんな・・・・・・

 

「響、何やってるの?早くお風呂に行きましょ」

 

 ボケーと立ってると暁から呼ばれてしまった、艦娘になってから急かされてばっかだなぁ。・・・へぶしっ!・・・あ、鼻水出たわ。ティシュ無いしなぁ、いいや、服濡れてるから袖で拭いてしまえ。

_______________________________________

 

 そんなこんなでやってきた脱衣所、昨日も風呂に入ったから大丈夫かと思ってたがよく考えたら昨日はそれどころじゃなかったぜ!

 そんな俺は絶賛ピンチ中、なぜなら――――

 

「さっきからクシャミばっかしてるんだから早く入るわよ!」

 

「待って暁!後生、後生だから!覚悟決めないと無理だから!」

 

「覚悟って何する気よ!体も凄い震えてるじゃない!」

 

「あれだから!武者震い、武者震いだから!気にせんといてぇ!」

 

「問答無用っ!電、雷、響の服脱がすの手伝って!!」

 

 私に任せてじゃない!なのですじゃない!ヤメロー!シニタクナーイ!シニタクナーイ!!・・・待って、本当に待って!抑えつけないで!服を脱がそうとしないで!

 

そんな事、関係ないとばかりに雷電がガッチリと両腕を抑える。今は俺以外みんなバスタオルを巻いてるのでガッチリ抑えられると肌が触れ合ってあったかいナリィ・・・

 ちげぇ!睦月、如月笑うな、助けて!

 

「響!足動かすと下を脱がせられないじゃない!」

 

「脱がせなくていい、いっくしゅ!嫌ァダァァア!」

 

「暴れないでっ!睦月、如月!足抑えて!」

 

「あはは・・・響ちゃん暴れちゃダメだよ?(がしっ)」

 

「もう、しょうがないわねぇ、ハイ(がしっ)」

 

 足にもロリータがくっついたよ、此処が天国なのか、でも今行われている事は悪魔の書業・・・ぽいぽい、見てないで助けてっぽい!

 

「えーっと、新しい遊びっぽい?」

 

 五人掛りで女の子の服脱がす遊びとか危険すぎるだろ、常識的に考えて・・・そしてなんやかんやで今は皆で湯船に浸かっております。

 

あぁ、なんか一周回って冷静になってきた、なんで俺は風呂入るのにこんな苦労をしてるんだろう?・・・わかってる、大人の男が女の子の裸を見るのがまずいから。でもさぁ、今は女になっちゃったし見てもいいよね?というか見よう!見たくないわけじゃないんだ!頑張った、俺は頑張ったよ!!さあ目覚めの時がきた!

 

 

「・・・・・・うん」

 

 ケツだ・・・色気のねぇケツがそこにあった。おぅ?じゃねぇ、泳ぐなぜかまし。ハッキリ言って島風は常時、半ケツなのでありがたみが無い。俺はなぁ、顔を真っ赤にして恥らいながらもパンツをちょこっと見してくれる娘の方が好みだ。暁達をジロジロ見る訳にもいかないしなぁ。

 

 ふと目線を下に向けると第二次成長期前であろう、まだほんの少ししか膨らんでいない胸がそこにあった。ははは、ちっせぇ・・・まぁ少女なので仕方ないが、これじゃあ男と変わんねえと思うのも仕方ない。触ってみたがお腹を触っているような感じ。胸より下はお湯が揺れてよく見えない。特に意識もせずに胸を押したり揉んだりを繰り返す。フニフニ、フニフニ。ただひたすらに同じ行動を繰り返す。フニフニ、フニフニ。そして片手がお腹を伝って下腹部に移動す・・・・・・

 

 

――――ちゃん?響ちゃん?」

 

「ウワァァアア!!何!?なんかあった!?」

 

「わっ!ビックリしたぁ。あのね、響ちゃんの様子が変だったから、調子が悪いのかなって」

 

「うん、大丈夫だよ睦月チャン。俺は大丈夫だよ、うん」

 

 あっぶねえ!今ナニしてた俺!なんか息遣い荒くなってるし、これボッチ立ってるよ!

 男と変わんねえなんてとんでもねえ・・・響のちっぱい・・・魔力があった・・・・・・!一揉みで人を魅了せしめる魔力が・・・!

 

「ねえ、響。さっきから気になってたんだけど――――」

 

 嘘だろ・・・暁にバレたか・・・?ヤバイ、どんな顔して皆を見ればいいんだろう・・・・・・あぁ、ナンテコッタイ・・・・・・

 

「・・・ゴメン。俺、胸触って気持「それよ!その口調が気になるのよ!」

 

 ・・・っえ?口調?って事はバレてない?セーフ!ギリギリセーフ!首の皮一枚で繋がった!!

 

「口調?どういうことだい暁ちゃん」

 

「口調が変わってるし・・・そうじゃなくて、響は自分の事を俺って言うでしょ!俺じゃなくて私にしてよねっ!響のお姉さんとして恥ずかしいわ!」

 

「そういえばなんで響ちゃんは自分の事を俺って言うのです?」

 

 ああ、それはね・・・おニンニンがあった頃の名残なのさ・・・・・・でもそれを言っても信じてくれないだろう。適当な理由でも作るか。

 

「なんか俺のほうがかっこいいじゃん、できる感じじゃん、俺でよくね?」

 

「響は女の子なんだから私って言わないとダメよ!私にしなさい」

 

 なんだとっ!心のおニンニンを捨てろというのか? それを すてるなんて とんでもない!

 ・・・まあぶっちゃけ呼称とか色々使ってたから問題ないけど、私とか僕とか吾輩とか拙者とか。ついでに少し響ちゃんするか、あくまで言葉遣いだけだけどな!!

 

「ふふっ全く、暁姉さんには敵わないな。次から自分のことは私って呼ぶことにするよ」

 

 ・・・何故か皆こちらを見て固まっている。まったくワケが分からんぞ!

 

「響ちゃんが人の忠告を素直に聞くなんて・・・」

 

 睦月、お前、屋上な。

 

「響!?調子が悪いの?どこか痛い?」

 

 いや、なんでそうなるの雷さん。あっ待って!近づくとボッチが!ボッチが見えちゃう!あぁ水しぶきが仕事しすぎぃ!見えねぇ!なんも見えねぇ!!

 

「大変!響の体が熱いわ!早くお風呂から上がらないと!!」

 

「ちゃうねん!風呂!風呂入ってるからだから!調子はビンビンだからっ!」

 

「・・・・・・なんだ、いつもの響ね。ちょっといつもと違うからビックリしちゃったわ」

 

 おい、酷くね?そんなに素直にいう事聞いたのが以外だったか。

 

「響ちゃん、暁ちゃんの忠告無視して足柄さん怒らせたっぽい」

 

「・・・ソッスネ」

 

 ひと騒動終わり、話題はお昼の話に変わっていく。どうやら今日の授業は午前中だけのようだ。ちなみに睦月と夕立は用事があるらしく先に上がっていった。睦月め、上手いこといって逃げやがったな・・・

 

「でね?お昼は間宮さんので食べようと思うのっ!」

 

「なぬ?雷殿、間宮の所で食事とな!?拙者、一度は間宮の食事を食べてみたいと思ってたのでござる」

 

「・・・響ちゃん、また口調が変わったのでござるのです・・・はわわっ響ちゃんの口調が移ったのです!?」

 

 間宮さんのとこか、一度は食べてみたいと思うよね。如月と島風も誘ってみるか・・・あれ、ぜかましいねぇ?

 

「あれ、ぜかまし居ないんだけど?」

 

「ぜかましちゃんなら結構前にお風呂からあがったのです。・・・はにゃあ!また口調が移っちゃったよう・・・」

 

「早ぇ・・・気づかんかった。如月は一緒に来るのか?」

 

「あら、響さんのお誘いは嬉しいのですけど、このあと睦月ちゃんとお昼の約束があるの。また今度お昼に誘ってくださいね?」

 

 そろそろあがりますわ、そう言って立ち上がった如月はそうだ、と言ってこちらに近づいて来る。ゆっくりと近づいてくるので水しぶきは上がらず綺麗な色をしたボッチが見える。顔に血がのぼってくるのがわかる。側まで近づくと如月は俺の耳元で誰にも聞こえないように静かに囁いた・・・

 

「・・・響さん、さっきの様な行為は人前ではやらない方がいいですわよ?」

 

 のぼった血がさっと下がる。アカン、バレてた・・・セーフじゃねえよ。アウトに限りなく近いアウトだよ・・・・・・如月は「失礼しますね」と言って今度こそ出て行った。

 

「響は如月に何を言われたの?」

 

「なんでもないよ、雷さん!それより私はお腹ペコペコで大変だぁ。早く間宮さんの所へ行こうよぉ」

 

 皆が変な物を見るような目で見てくる中、俺は一つ出来た鉄の誓いを心に刻む、それは・・・・・・

 

 

『自分のちっぱいは絶対に人前で揉まない!』


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