投稿しようとすると混雑でエラーが多発
朝にでも投稿しようとしましたが寝坊助の為出来ずじまい
そして今日なんとか投稿出来ました
それではどうぞ
どうしてこうなった?
そう私は考えていた
「美味い、美味いよ緑髪の姉ちゃん」
「ありがとうございます」
「………」
切っ掛けはほんの数十分前になる
いつもの様に従者を連れて夜の散歩をしていた時だった
つい最近この街は小規模だが地震の被害を受けた
ただそれは本棚の本が一部落ちたや揺れで足元が不安定になり転んでしまったなど最小限に留まったものだった
しかし、自身の家の裏にある林の中
そこだけは地面が隆起しておりぽっかりと穴があった
なんとなく散歩の帰りに寄ってみようと思い
その場所へと向かった時に倒れている見なれないやつらを見つけた
3mは離れているのに何故か聞こえる男の空腹の音
それは男の隣に伏している丸い何かからも聞こえる
「マスター」
「…なんだ」
なんとなくだが従者が考えていることが分かった
「お腹が空いて倒れているみたいです」
「それがどうした、私は知らん」
「連れて帰りましょう」
「あのな、野良猫を拾うような感じで言うな」
吸血鬼である私が言うのもなんだが得体の知れないものを拾う気などない
その後も一悶着があったのだが頑なに連れて帰ろうと提案してきたので私も諦め許可を出してしまった
そして従者は片手で男を持ち上げ、傍にいた丸い何かは空いているもう片方の手の上に乗せて私達の家へと運んで行った
そして15分ほど前に従者が料理を作り終えると、その匂いに釣られたのか男は起き上がった
ここがどこだとかどうしてここに居るのかなどの質問を隣に私が居るのにせずに真っ先に従者が作った料理に噛り付いた
気が付けば丸いアレもいつの間にか動き出しており、その身よりも大きな骨付き肉に齧り付いていたのに僅かながらに驚いてしまったが
そして現在に戻るのだが
「マム助さん、こちらも如何ですか?」
「おお!これも美味そうだな、頂きま~す!」
「はい、召し上がれ」
どうして我が従者はこんなにも甲斐甲斐しく謎の生物(いや名前はマム助と言うらしいのだが)に尽くしているのだろうか?
更に言えば人語を理解して自らも話していることに少しは疑問を持って欲しいのだがと
もしかして私以上に扱われてないか?
など色々考えていたがとりあえずそれは破棄してその隣で食べ続ける男に目を向ける
「うめっ!これ美味すぎ!」
流暢に話す日本語と顔つきから日本人だと分かるのだが恰好が意味不明だ
いや、奇抜とか派手とかではなく昔の恰好、詳しく言えば江戸時代辺りに着られていただろうものなのだ
しかも趣味とは言えないほど使い込まれた感じが更に理解に苦しむわけなのだが
「おい、お前」
「ん?なに?」
「貴様はどこから来た?」
この学園には結界が敷かれており、それが侵入者の感知に役立つのだがこいつらの時は反応が無かった
見た感じではそれほど優秀そうな魔法使いではないし
どちらかと言えば関西の奴らかもしれない
しかし関西の奴らならこうも簡単に捕まるだろうか?
「ああ、そのことか。俺達は別世界から来たんだよ」
「ほう、そうか別世界からな…」
ん?"別世界"?
「なぁ~~に~~!!!」
「マスター、食事中に大声は出さないでください」
「何を言ってるかボケロボが!」
こいつはさらりととんでもないことを言ったのだぞ!
「緑髪の姉ちゃん、これのおかわりある?」
「俺もおかわり」
「はい、かしこまりました」
「って聞け!この馬鹿ども!!!」
全く、主人である私を無視しおって
「ごほん、もう一度聞くがどこから来たんだ?」
「だから、別世界だって」
ふむ、やはり聞き間違いではなかったか
あまりに突拍子もないことだったから叫んでしまったが誰だって別世界から来たと聞いたら驚くに決まっている
「それにしても金髪姉ちゃんの叫び声凄かったな」
「マスターがあれほど驚かれるのは初めてです」
………驚くに決まっている
「ああえ~と、話の続きをしてもいいか?」
「…うむ」
先程のことは忘れよう
よし、忘れたぞ
「俺達は別世界から来たんだが」
「待て、別世界とは|魔法世界(ムンドゥス・マギクス)のことか?」
「いや、違う…やっぱりここは…」
ん?なにかぼそぼそ言っているがどうしたんだ?
「何か言いたいことでもあるのか?」
「え!?いや、何でもない。それで話の続きなんだが」
う~む、はぐらかされた気がするがまずはこいつが言っている別世界とやらの話を聞くとするか
一応ネギまのキャラを出してみました
名前出てないけどwww
次話でちゃんと名前を出します