〈※凍結中〉IS インフィニット・ストラトス 高専生がIS世界に転生!? 作:瑞翼 翔
・金髪でセーラー服の少女は誰か→皐月ちゃんです。
・出てきた提督にモデルはいるのか?→すみません、私のリアルの友達です。勿論、許可は取っています。
・いつ公開予定か→こっちの小説が落ち着いたらです。
では、第四話をどうぞ!
……私、テスト前にこんなことしてて良いのかな?
修治side
どうも、神上修治です。あれ(10才の誕生日)から大体3年経ち、色々とありました。まず、箒の転出と鈴こと鳳鈴音の転入。次に、原作10巻で記述があった『焼き栗騒動』。そして、束さんが保護(?)してきた双子の兄妹。何故ここで言ったかというと、兄の方がISを動かし大騒動(社内限定)。あれよあれよと彼とその妹の専用機が出来、アナハイム社直轄の特設IS部隊が出来てしまった(勿論、ISの
あ、もう一つ有ったんだった。それは―――。
「私たち、付き合いま~す!ね~薫」
「う、うん。まあ…。はい」
「「「えええええ~!?」」」
ということがありました。はい。驚きの交際宣言ですよ、束さんの。
ああ、言い忘れていたけど、彼の名前は十六夜薫で、彼の妹さんは、十六夜莉央。歳は今年で18才です。高校に入っていません。受験しなかったんではなく、
さて、今日は九月の始め頃。2015年の今ごろは艦これの夏イベで発狂していた方もいらっしゃるかもしれません(難易度鬼畜過ぎて)。時刻は二十時過ぎ。俺と妹たちは夕食を食べ、今は妹たちが風呂に入り、俺はリビングで『ビ●リア古書●の事●帖』を読んでます。
(さて、俺が設計したISは12機ほどになってきたな~。少し自重しようかな、そろそろ)
そう思いつつ、読み進めている。ちなみに、夕食についてだが母さんが基本的に朝に作ってくれているが、仕事が忙しかったりしたときは、俺が部活と会社の方を休んで作るようにしている。ああ、言い忘れていたが、部活は弓道です。理由?前世でもやっていたし、母さんもしていたから。
「「「キャアアアアアアッ!」」」
という声がした。
「どうした!?変質者でも入ってきたのか!?」
そう言いつつ、風呂場へと向かった。勿論、手にはデザートイーグル(エアガン)を持って。
風呂場のドアを開けたら響以外がピーピー泣いていた。そして、俺が風呂場に着たことに響が気づき、声をかけてきた。
「どうしたんだい?兄さん」
「どうしたもなにもないよ。今、暁たちが悲鳴を上げただろ」
「ああ、なるほど。どうやらあれを見て悲鳴を上げたらしい」
そう言って天井――いや、正確には天井にある電球の傘(っていうのか?とにかく、電球をカバーしている半球でプラスチック製の半透明のヤツ)――を指差した。俺もそれにつられてそっちの方を見てみると――
カササササーッ
「ゑっ?」
なんか、百足らしき虫(?)が電灯の傘の電球側で動いていた。
「響、よくお前悲鳴上げなかったな」
「こんなの
そうか、そうか軽母ヌ級よりかはましか。……ってちょっと待て。
「今、何って言った?」
「だから、軽母ヌ級って…。あっ!」
おいおい、待て待て。まさかの響がこっちに来て、その上俺の妹になっていたのかよ。(錯乱中)
「――響。風呂から上がったら俺の部屋に来てくれ。話があるから」
「了解。けど、あの虫は?」
「響との話が終わってから駆除する。――暁、雷、電。早く風呂終わらせて!あれは放っておいても何もしないから、気にしないで!」
「うぐっ…。はいなのです」
「わ…分かったわ…。ぐすん」
「わ、わかっ…ひっく、わかったわよ…」
「兄さん…」
俺は響に背を向けてリビングへと向かった。
「さて、響。いや、特Ⅲ型駆逐艦2番艦の『響』。君は何故、
場所と時は変わり、二十一時過ぎ、場所は俺の部屋。そこで俺は響と話していた。
「兄さん。驚きもしないし、怒らないんだね」
「勿論さ。俺だって
「それってどういうことだい?」
「実は俺は俗に言う『転生者』っていうものだ。ああ、それと君の姿はかなり見慣れていたから、あまり驚かなかったんだよ」
「どういうことだい?」
「俺が元いた世界でな、『艦隊これくしょん』っていうネットゲームがあってな。そのゲームはプレイヤーが『艦娘』と呼ばれる少女たちを未知の敵『深海棲艦』と戦わせるゲームだった」
「兄さん。もしかしてだと思うんだが、その『艦隊これくしょん』とやらって、私の元いた世界ということなのか?」
「多分そうだと思う」
「そうなのか…」
ここで、ふと気づいた。
「そういえば、
「私もそれとなく聞いてみたんだが、どうやら無いみたいだ。というか、私を
「そうかもしれないな。だが、いつから向こうの記憶があったんだ?」
「この世界に生まれたときからかな」
「その時からあったのか」
「兄さん、私の方から質問をしてもいいかい?」
響が俺の方に質問をしてきた。
「ああ、いいぞ。それで何だい?」
「兄さんはさっき『転生者』って言ったよね。それはつまり、兄さんが元々いた世界で一度死んだということであっているのかい?」
「その通りだ。原因はトラックが暴走して、こちらに突っ込んできたことによる轢死――つまり、轢かれたっていうことだね――それで、気づいたら不思議な空間にいて目の前に特Ⅰ型の『吹雪』のカッコをした神様が居て、なんやかんやでここに転生してきたってわけ」
「なるほど。そういえば、私も会ったな。『吹雪』の格好をした神様に」
「マジか。あ、響。少し聞きにくいことなんだが、響ってもしかして『轟沈』したのか?」
「いや、そうじゃなかったんだ。私の場合は、遠征中に急な濃霧が出て、それで第六駆逐隊とはぐれてしまって通信を入れようにも、ノイズが走っていて途方に暮れていたら、目の前に『吹雪』の格好をした神様が出てきてこの世界にきたんだ」
成る程。そういうことがあったのか。ん?
「なあ、そこまではっきりと向こうの記憶があるんだったら、『艤装』の展開が出来るかもしれない。試したことはあるか?」
「いや、無いな。だったら試してみるか。少し離れてくれ」
俺は、響から離れた。すると、響から眩い光が発せられ、それが収まると、響が艤装を着けた状態で立っていた。
「やっぱり生で見ると迫力が違うな」
「そういうものなのか?」
「ああ、そうだな」
ここでふとあることを思い付いた。
「なあ、響。艤装を外すことって出来るか?」
「出来なくはないけど……、重いよ。大丈夫?」
「大丈夫だ、問題ない」
「…それ、フラグ」
(失敬な、俺はフラグをへし切る男だぞ。RX-0を部分展開すればこのくらい……)
そう思いつつ、俺は響のバックに立ち、RX-0の腕部を部分展開させ、艤装の持ちやすい箇所を持つ。
「外すよ、兄さん。1、2の…3」
カシャンッ!
小気味のよい音を立てて響から艤装が外された。
「案外重いな、これ」
「それで、兄さん。これをどうするんだい?」
「その答えはもうすぐ分かる」
俺は壁掛け時計を見てそう言った。
(まあ、
そう思っていると、
ガチャ
「たっだいま~!今日も疲れた~!ねぇ~薫」
「そうだね、束」
「兄さん、義姉さん。私の前でイチャつくの止めてくれない?口から砂糖が出るから」
「ゴメン。私も束も悪気は無いんだ」
「無自覚な悪意っていう言葉知ってる?」
「あ、束さんたちが帰ってきたね」
「響。束さんたち呼んできて」
「もしかして兄さん。まさかと思うけど…」
「そう、そのまさかさ」
修治side out
響side
私は兄さんの部屋から出て1階へと向かった。
「束さん、おかえりなさい」
「お~。まだ起きてたの?ひーちゃん」
「うん。それで、束さん。兄さんが束さんを呼んでいるんだ」
「そうなの~?珍しいねぇ。修くんがこの束さんを呼ぶなんて。明日は空から槍が降ってくるかな~」
「義姉さん。いい加減冗談止めてください。響ちゃんが困っています」
(いえ、私はただ単に、作者が私と莉央さんの台詞の書き分けが難しくなっているらしいので私が少ししゃべり方を変えるべきかどうかで困っているんですが…)
「それもそうだね~。それじゃ、冗談はそのくらいにして、行こうか。修くんの部屋に」
そう言って階段を上る束さん。私はその後ろについて行く。
響side out
修治side
トタトタトタ
(お、響達が来たか)
俺は、響達が俺の部屋に入る前に居住まいを正しておく。
ガチャ
「ただいま~、修くん。それでどったの?この束さんを呼ぶなんて」
「えっと、実は、これの解析をしていただきたいのです」
そう言って、響の艤装を見せる。すると、束さんは新しい玩具を見つけた子供みたいな目をしてこう言った。
「なにこの機械!というか、どこで見つけたの!?私が好きそうな匂いがプンプンするよ」
「えっと、これはすぐそこの川原の橋の下に有りました」
ここで響が俗に言う『転生者』であることをおくびにも出さない。束さんに嘘をつくのは忍びないがしょうがない。
「ふ~ん、そっか。それで、これを解析してどうするの?修くん」
「解析して、もし面白いことが分かったら量産出来るようにしてください」
「合点承知の介。もしこれがただの鉄屑だったら私の方で処分してもいいよね?」
「勿論ですよ、束さん」
多分そんなことは無いけどね。
「それじゃ、持ってくね~。って重っ!?」
そう言って、束さん達は俺の部屋から出て行った。そして、響だけが残った。
「何で束さんに本当の事を言わなかったんだい?」
「響のことをばらしたくなかったし、俺と響の秘密を守るべきだろう」
「それもそうだな」
「ついでに、君のために
「…というか、何で私が『響』じゃなくて『Верный』だと分かったんだい?」
「簡単なことだ。『Верный』の艤装の方が実は白いんだ。だから分かった。そして響、そろそろ寝なさい。明日も早いんだから」
「分かったСпокойной ночи(おやすみなさい)。兄さん」
そう言い、響は自室へと向かう。
(さて、俺は、天井にある電球の傘の内側にいる百足らしき虫の駆除をしてきますか)
そう思い、1階へと降りて風呂場へと向かった。そして、電球の傘を外すと―――。
「死んでる」
百足らしき虫が死んでた。
(多分、電球の熱で死んだのか)
というわけで、手厚く供養して(ティッシュでくるんで、ゴミ箱に入れて)、2階へと戻った。
今日は色々とあって疲れたため早く寝ることにした。やっぱり、響の専用機は
side out
誤字脱字のご指摘、よろしくお願いします。
感想もお待ちしています
2016年6月12日 前書きの修正
2017年7月1日 一部年齢の変更と後書きの一部修正