〈※凍結中〉IS インフィニット・ストラトス 高専生がIS世界に転生!? 作:瑞翼 翔
さて、私から読者の皆様に重要な話があります。私の事情により更新が長期間出来なくなります。私の作品を楽しみにしている皆様には大変申し訳なく思っています。
現時点で募集しているアンケートに関しては、締切はそのままで、結果を活動報告にて報告を行い、執筆に関しては、私が書けるようになりましたら、書くようにさせていただきます。
それでは、最新話をどうぞ。
7月8日追記:活動報告にてアンケートの結果発表を行っております。
麻里side
(はぁ~。修治怒らせちゃったね、オルコット)
私は今凄く憂鬱だ。何故かって?そりゃあ、修治の実力を知らないオルコットが修治を貶したお陰で修治がガチギレしちゃったからだよ。ああ、遅くなったけど、忍野麻里だよ~。
「………先生、発言権を下さい」
「良いだろう。許可する」
どうしよう。修治を見てたらエヴァの使徒のテーマが聞こえてきてるんだけど。
(ま、いっか。オルコットの自業自得だし)
さて、どう反撃する?修治。
麻里side out
修治side
「さて、お前は先程言った言葉の意味を理解して言ったのか?」
「当然ですわ!」
「そうか。ならば、先程のヘイトスピーチのようなものは意図して言った事なのだな。日本人
「なんだ?神上」
「グレートブリテン及び北アイルランド連合王国は男女平等を謳っていますよね」
「ああ、そうだな」
「分かりました。―――さて、お前今の自分の立場分かってんのか?」
「それは当然ですわ!わたくしはイギリス代表候、補…生………」
そこまで言うと、前にいる
「ようやく気付いたのか。さて、先生。オルコットの入試のペーパーテストの点数、
「普通は教えないが、仕方がない。入試のペーパーテストは神上の方が高い」
「そうですか。
「な、何をいっているのですか!?」
「そう興奮するな、オルコット。神上はな、IS学園開校以来の史上最高得点を叩き出したのだ」
ええっと、はい。そういうことらしいです。ちなみに、点数に関しては、カンニング疑われてペーパーテストをもう一回先生達に監視されながらやらされるレベルです。
遅れました。どうも、神上修治です。見事にガチギレして我を忘れていました。ちなみに、これでガチギレしたのは俺の二度目の生涯で
「そういえば、神上。お前
隠したかったから端折ったんだけどなぁ。ま、いっか。
「分かりました。―――改めて自己紹介をさせていただきます。
そして、織斑先生が俺の言葉に続けて言った。
「ああ、そうだ。神上の話が出鱈目だと思うのであれば、アナハイム・エレクトロニクスの人事課に放課後問い合わせればいい。それと、神上が言っていた六年前に初めてISを動かした、ということだが、私も事情があってその場にいた。そして、私の目で直に見た。それが答えだ」
俺の言葉と織斑先生の言葉で教室中がザワザワし始めた。
そのざわめきを打ち破ったのは、意外にも有紗であった。
「先生。神上はアナハイム・エレクトロニクス社長である神上光次氏の親類なのだろうか?」
やっぱり、そこに気づくよな。同じ名字だからね。
「神上光次といえば
「んな訳ねーだろ。
「へ?」
「なんだ?理解出来ないのか?My father's name is Shinjo Koji. Do you understand?」
俺の言葉で更に教室は混乱した。
「なあ、修治。なんで俺に教えてくれなかったんだ?」
「簡単なことだ。言うタイミング逃してた」
「ひでえ」
一夏の返答を聞きつつ、俺はオルコットに聞いた。
「そういえば、オルコット。教官を倒したっていうのはあれか?織斑先生を倒したってことか?すげーな」
「「「え?」」」
これにはクラス中が疑問の声を出した。ただ、麻里は笑いを噛み殺してたけどね。まあ、狙ったことだからな。
「神上。少し認識が他とずれているようだから言うが、お前以外は私以外の教員と対戦している。だがお前の場合、事情が事情だからな。仕方なく私と対戦することになったんだ」
おお、先生も嘘がうまい。本当は、『神上の専用機は色々とえげつなさ過ぎて教員の心を折るかもしれないから私の方から志願した』なのにね。―――結果?ドローだよ。
「それで、オルコット。そんなに面積38万k㎡の極東の島国に三年間居たくないんだったら、今すぐ荷物纏めて面積24万k㎡のご自慢のお国にでも帰ればどうだ?」
「頭に来ましたわ!決闘です!」
「よろしい、ならば
なにげにこの台詞、一生に一度言ってみたいよね。
「それで、マリ」
「ん?何?」
「お前オルコットに名前挙げられてたけどどうするの?」
「私は面倒が嫌いだけど、仕方がない。先生、私も参加します」
「分かった。忍野は立候補で、四人で総当たり戦をしてもらうか」
「え?織斑先生、『総当たり戦』ってどういうことですか?」
ようやく山田先生が発言した。影が皆無になりかけてたよ、本当に。
「そこの二人の間で『
「(いいのか?それで)」
「(いいんじゃねえか、それに、久しぶりに暴れられそうだ)」
「(お前、この前の試験で暴れただろ。今回は俺にやらせて)」
「(りょーかい)」
「さて、一夏。お前も総当たり戦の頭数に入れられてるな」
「そうみたいだな」
少しだけ自棄になってるな。大方、玄人と戦うことになったのが理由か?そうなると、これは朗報かな?
「お前の専用機、もうあるぞ」
「まじで?」
「大マジだ。とあるISの
「ああ」
「よし、交渉成立だ。あ、そうそう。レンタル料は払わなくて良いから」
「え、何でだ?」
ここで織斑先生が口を挟んだ。
「織斑。お前は今の自分の立場というものが分かっているのか?それと、神上。少しえげつなさ過ぎだ。その内訴訟起こされるぞ」
「さすが織斑先生。そこまで知ってましたか。ですが、先にオーダーを出していた機体を放り出してネームバリューを優先させるような企業を
「それはそうだが、強引すぎる。向こうにも面子というものがあるのだ」
「知りませんよ、そんな安っぽい面子なんて。そもそも、信頼関係を重視する職種なのに飽きるか目新しいものが出た途端に積み上げた信頼関係を崩してそっちに向かうのはおかしいと思います。それに、こちらは
当然の事ながら、俺と先生との会話で麻里以外の生徒はポカンとしていた。だって『倉持技研』という固有名詞を抜いて話しているし。
「………分かった。とりあえず上の方にはそう伝える。だが、データの方は提出してもらうようにお前の上司に伝えておいてくれ」
「善処はしますが、上司は
「そういえばそうだったな。―――さて、今の話は聞かなかったことにしておいてくれ。
その言葉に生徒は歓喜の声を上げたが、織斑先生が続けた言葉にその声は失意の声に変わる。
「その為、四人以外の生徒には総当たり戦を見てもらい、レポートの提出をしてもらう。サボろうとは、思うなよ。さて、授業を始める」
その言葉と共に、残り三十分を使った授業が始まる。
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