〈※凍結中〉IS インフィニット・ストラトス 高専生がIS世界に転生!?   作:瑞翼 翔

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 今回も早めに投稿することが出来ました。実はようやく艦これで翔鶴が出ました。しかし、長門が来てくれません。

フォン「嬉しかったのは分かった。だが、そろそろ始めろ。」

すみませんでした。それでは、どうぞ。


P.S.活動報告にてアンケートを行っております。お暇であれば、答えてくだされば幸いです。


FRAME-10 流れ行く雲

修治side

 さて、今は三月。俺の中学校生活も終わりを迎える。アナハイムエレクトロニクスIS部門の現状としては、

 

①織斑千冬専用機『暮桜』のコアが譲渡された。

②それを知った束さんが『暮桜』の改修を決定。

③それにより、織斑一夏専用機との設計の互換性を俺が提案し、それが承認された。

④織斑一夏の専用機の完成度は98%である。

⑤織斑千冬の専用機の完成度は44%である。

⑥俺が理論提唱した(・・・・・・)ISの新しい形を実証する機体の開発が承認された。

⑦俺個人で中二の冬頃から秘密裏に作成した機体が完成し、アナハイムエレクトロニクスIS部門で新開発していたIS用の工具を搭載することにした。

⑧『アストレイシリーズ』の開発が完了した。

⑨束さんが『Верный』の艤装の解析を終了させ、量産化が承認され、それらの機体群の名称を『ICS』とした。

⑩『ICS』試作一号機のパイロットとして母さんが搭乗することとなった。

⑪それらの事に伴い、アナハイムエレクトロニクスIS部門に『ICS』開発部署が新編され、『ICS実用化班』が出来た。

 

という感じだ。そして、俺は卒業式に出席している。当然の事ながら、俺と一夏の進路はIS学園だ。

 ちなみに、俺は一応近くの高専を受験して合格してました。そして、俺がIS学園に行くこととなったきっかけは………

 

《回想》

 

 時は二月下旬。俺は高専からの合格通知が来て悠々自適な生活を送っていた。

 

(そろそろか。一夏がISを動かす事になるのは)

 

 そう思ってると、会社の方から電話が来た。

 

「もしもし」

『あ、修くん?今すぐアナハイムに来てくれるかな』

「いいですけど、どうしましたか?」

『いっくんがIS動かしたみたいだから、修くんの事を世界に公表しようかと思うんだ』

「そうですか。あれ?薫さんは?」

『………あ』

 

 この人、ガチで恋人がIS動かせるの忘れている上に、性別すら忘れてたのかよ。しかも、薫さんいつも女装してるけど結構似合ってるし、本物の女性と見間違うほどだし(ちなみに束さんが強制している模様。束さん曰く、『そこら辺の有象無象よりも可愛い』)。果たして、良いのか?それで。

 

「それで、どうするんですか?」

 

ゴンッ!

 

『まあ、公表しないことにしようかな。私の事は』

 

 あ、薫さんに変わってる。しかも、少し怒ってるし。これは今日の夜に夜戦(意味深)が行われるか?妹達に悪影響が出ないか心配だよ。

 

「そうですか。なら、そっちに向かいます」

 

そう言って俺は電話を切った。

 

 その後、俺はアナハイムへと向かい、緊急用に備え付けられている会見場へと連れていかれた。

《回想終了》

修治side out

 

三人称side

 

2月、多くにとって突然に、それは起こった。

原因不明の、ISを動かせる男性『織斑一夏』の出現。そして、複数のウイルスによる、各国サーバーの同時クラッキング。

その殆どは失敗したが、とあるデータのみが抜き出されていることに各国政府は気付いていない。

そして、アナハイム・エレクトロニクスと大天災篠ノ之束の連名で、ごく短い声明が、世界に発信される。

 

『To predominance of woman over men persons.Welcome to the Hell.』

 

それは、全ての女尊男卑主義者への、明確な宣戦であった。

国際IS委員会は、安全な定例会議(居眠りの場)を放り出し、詳細な説明を大天災とアナハイム・エレクトロニクスに要求することを余儀なくされ、

人々(女尊男卑主義者)は、その声明が意味することに気付かなかった。

 

三人称side out

 

修治side

 

 そして、記者会見が行われて、俺がISを動かせることが公表された。記者会見の内容?普通だったよ。

 

 メタい話だが、上に書かれたような声明は出してないみたいだ。束さんが本当に出した声明は、

 

『アナハイム・エレクトロニクスにISを動かした男の子がいるよ~』

 

だし、アナハイムが出したのも、

 

『弊社には本日発見されたISを稼働させた男性とは別の男性を保護している。詳細については14:00から会見をアナハイム・エレクトロニクス本社の会見場で行います』

 

だからな。本当だからね。………多分。

 

 さて、そんなことを思っているうちに、どうやら来賓の方々の有難い(長ったらしい)お話しが終わったようだ。

 

「校歌、斉唱。来賓並びに保護者の皆様もご起立願います」

 

ザッ

 

 そして、俺ら卒業生にとって歌うことが最後となる校歌を歌う。にしても、二度目の中学校生活は凄くめんどくさかったなぁ。女尊男卑がここまで広がっているとは思わなかったし。

 

(さて、ここからは原作の時間軸に入る。俺や響、亡國機業の清水絋太、それにアナハイム(此方側)もう一人の転生者(・・・・・・・・)がいるというイレギュラーでどういう事になるのか)

 

 あっ、そうそう。いい忘れてたけど、響だけに専用機渡すの不公平だから、妹達全員に専用機渡したんだった。コアの数の問題?政府脅してコアの数誤魔化して貰っているから問題なし。当然、俺の作っているコアも誤魔化しの対象範囲内。

 

 さあ…一緒に滅茶苦茶にしようじゃないか。なあ、『(ほむら)

 

「(おいおい、オレ様と『正義』を忘れてんじゃねえのか?)」

「(忘れてはいないさ。お前を頼る時と『正義』を使う時が来ればバトンタッチするし、使わせて貰うからさ)」

「(そうか。ならそれまで待たせてもらうぞ、修治(相棒))」

「(頼りにするさ。フォン(もう一人の自分))」

 

 




感想、ご意見、誤字脱字のご指摘、お待ちしております。

五月三十日 一部修正。

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