上条当麻が風紀委員でヒーローな青春物語   作:副会長

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 上条と食蜂。

 それぞれの場所で、それぞれの戦いが続く。

 一つの目的の為に。


最終信号〈ラストオーダー〉

 

 ダッ! と、上条は駆けた。

 

 そして、それを迎え撃つように絹旗最愛も上条に向かって駆ける。対照的に、フレンダは一歩下がるように距離を取った。

 

 上条と絹旗、両者の距離が一気にゼロになる。

 

(さっき……この男の身体が離れた瞬間に、私は能力が超使えるようになった)

 

 絹旗は小さな体躯を活かして上条の懐に潜り込み、その胴体に拳を叩き込もうとする。

 

(つまり――こいつが能力を無効化できるのは、対象と直接接触しているのが超条件!!)

 

 もし遠隔的に能力を無効化出来るのならば、初めて相対したあの時、白衣を投げつけるなどという小細工をせず、その場で能力を無効化すればよかった。能力が使えなければ、絹旗最愛はただのか弱い(重要!)女の子なのだから。

 

 だが、ここまで接近してもなお、絹旗は能力を使えている。ならばやはり触れなくてはならないのだという自らの仮説はかなり的を射ていると、絹旗は断定した。

 

 しかし、その“触れる”というのもかなり曖昧な言葉だ。

 それは身体のどこでも触れていればいいのか、または自分から触れるのではなく相手から触れられるのでも条件を満たすのか、それら次第で絹旗がとれる選択肢も大きく限定される。

 

 例えば、今のこの状況――絹旗は上条の懐に潜り込み、能力である『窒素装甲(オフェンスアーマー)』を発動している状態で、上条の胴体に拳を叩き込もうとしているこの場面。

 

 だが、もし敵の能力無効化が、絹旗の『窒素の壁』のように全身に適応されて、尚且つ受動的にでも効力を発揮するものならば、この絹旗の攻撃はただの女子のか弱いパンチとなる。

 

 そうなれば、大したダメージを与えられずに、その場で拘束されて、今度こそ絹旗は決定的に敗北するだろう。

 

 

 そこまでの可能性を考慮に入れて――それでも絹旗は特攻した。

 

 

 例え拘束されても、敵の攻撃手段はあくまで人間の暴力の範囲を出ないだろう。奴は自らを無能力者だと言っていたし、それがブラフだとしても、能力無効化能力を持っている以上、学園都市の超能力は一人一種類という大前提の元、別の能力を持っているとは考えにくい。

 

 ならば、数発は耐えられる。それに、さっきとは決定的に違う一つの要因――

 

 

――自分の後ろには、フレンダがいる。

 

 

 最悪、自分が拘束されようとも、それにより上条の動きを止め、その隙にフレンダに攻撃させればいい。

 

 二対一というこの状況を、絹旗は最大限に利用する。それを卑怯などと思う者は、この場にはいない。

 

 

 学園都市の暗部で生きる鉄則は、ただ一つ。

 

 

 勝って、生き残る。

 

 生き残ったものが、勝ちだ。

 

 

(超もらいましたッ!!)

 

 そして、その拳が上条の腹を捉えようとした、その瞬間――

 

「っ!?――な」

 

 

 パァン! と、その拳が上条の右手によって弾かれた。

 

 

 再び絹旗の窒素装甲(オフェンスアーマー)を破っての攻撃――防御。しかし、絹旗は動揺を押し殺し、崩された体勢のまま、その弾かれた勢いを利用して、身体を捻って上条の足を刈り取るように地を這う蹴りを放つ。

 

 上条はそれを後ろに飛び去ることで躱すが、距離が開いたその瞬間に絹旗は体勢を立て直し、再び上条に肉薄する。

 

 そのまましばし互いの拳を交わし合う肉弾戦を演じる様相となるが、そんな中でも絹旗は上条の能力に対して考察を続けていた。

 自分はこうして能力を使って戦えている。だが、奴の身体に触れる時のみ、その能力が解除され、攻撃が弾かれてしまう。

 

 それに加え、絹旗は上条の戦い方にも疑問を覚えていた。

 上条の肉弾戦の能力は高い。絹旗は自身の能力『窒素装甲(オフェンスアーマー)』の性質もあってか、近接戦闘に対しては多大なる自負を持っていた。それこそ、超能力者(レベル5)とでもやり合えると思っている程、こと肉弾戦においては自分は無敵に近いと、自惚れではなくそう客観的に判断していた。

 

 だが、目の前の男は、そんな自分と真っ向から、能力を使わずに互角以上に渡り合っている。インパクトの瞬間に自分の能力を無効化されるので能力を使っていないわけではないのだろうが、それでも肉体強化などを自身の身体に施さずに単純な体術のみで戦えている事実は変わらない。性別、体格に差はあるが、それでもそんな“誤差”をひけらかす奴等は無数に薙ぎ倒してきた絹旗は、目の前の男に戦慄する思いだった。

 

 だが、それでも違和感を覚える。上条の戦い方――というより、その体捌きに。

 

(なにかの武術?……いや、それにしては体捌きに効率のようなものが超感じられません)

 

 この世に数多存在するそれぞれの武術には、長い年月の研鑽によって最適化された各々特有の体の動かし方のようなものがある。

 人はそれを流派と呼ぶが、上条の戦い方はそういったものとはまた別の、むしろ真逆の不合理な動き方のように思えた。

 

 絹旗は上条に右回し蹴りを放つ。上条の首を狙った大きく足を上げる上段蹴り。上条はそれを後ろに躱すことで避けた。

 

 が――それにも絹旗は疑問を覚えた。

 

(今のも、能力を無効化出来るなら躱すのではなく受けるはずです。回し蹴りのようなアクションの大きい攻撃――私のように身体が小さいと、そのあとの隙も大きい。わざわざ下がって、相手に体勢を直す時間を与えるなんて……超不合理です)

 

 絹旗はそのまま再び上条に突っ込んで、拳を放つ。それを、上条は右手で弾き――

 

 

――その時、絹旗は気づいた。上条が、己に右手でしか触れていないことに。

 

 

 初めにいきなり組み敷かれて関節技を決められたのが印象的過ぎて忘れていたが、あの時自分の頭を掴まれたのも――右手だった。それにより、能力が使えなくなったのだ。

 

(……まさか、能力を無効化する条件は右手で相手に触れること?……つまり、能力を打ち消せるのは超右手“だけ”ってことですか?)

 

 絹旗は弾かれたまま距離を取り、上条と向かい合った。

 

 そして、信じられないといった驚愕の表情で上条を見る。

 

 

 なんだそれは?

 

 

 今までこの男は、そんな弱点だらけの武装のみで、この学園都市の暗部を敵に回し続けてきたというのか?

 

 右手。それは確かに人間の最大の武器なのかもしれないが、身を守る盾としてはあまりに小さく、頼りない。

 

 

 そんな、ほぼ丸腰に近い状態で、目の前の男は、いったいどれだけの修羅場を潜ってきたのだろう。

 

 それは、この独特の体捌きに顕著に表れている。右手を最大限に生かしたといえば聞こえがいいが、完全に右手頼りの、右手依存の体捌き。

 

 そんな不安定で、不効率で、不完全な体捌きが、戦い方が、こんなにも洗練されてしまうほどに、目の前の男は右手一本で、拳一つで、戦い続けてきたのだ。

 

 

 戦い、生き残り続けてきたのだ。

 

 

 そのことに、学園都市の暗部に住まう絹旗最愛は、戦慄を――恐怖を感じざるを得ない。

 

 

「どうした? もう終わりか?」

 

 

 一歩、近づいてくる上条に、絹旗は身体を開いて膝を軽く曲げて溜めを作りながら警戒する。

 

 

 ……本来なら、能力を暴いた時点で恐れるに足らないはずだ。

 

 もしこの仮説が正しく、能力を打ち消せるのが右手だけなのだとしたら、一発でいい。

 

 

 右手という小さな魔の手から逃れ切り、たった一発、ただ一撃を胴体にぶち込めば、絹旗の勝ちだ。

 

 

 奴は、右手以外はただの普通の人間なのだから。

 

 

 大能力者(レベル4)の能力を駆使すれば、殺さない方が難しいほどの、脆く、普通な人間なのだから。

 

「――っ」

 

 だが、まるで見えない。

 

 あの右手を掻い潜り、目の前の男に一撃を叩き込む自分が、まるで想像できない。

 

 それぐらい、目の前の男は、上条当麻は、レベルが違う。

 

 それなりにこの街の暗部を見てきたつもりの自分よりも、はるかに積み重ねてきたであろう戦闘経験値が違い過ぎる。

 

「お前の仲間は――」

 

 上条は絹旗に語り掛ける。まるで、怯える子供をあやすように、何気なく。

 

「――お前が戦っている間、どっかでなにかやってるようだな」

「……戦闘中に余所見とか超余裕ですね? 私の相手など片手間で十分ってことですか?」

「いや、お前は強いよ」

 

 上条は絹旗の自嘲する言葉を、悲しそうに否定した。

 

「……きっと、たくさんの戦いを経験してきたんだろう。……その歳で――本来なら、学校に行って、友達作って……普通の女の子やれてるはずの時間も、きっと戦い続けてきたんだろうな……」

「……超、哀れんでやがるんですか?」

 

 絹旗はこれまで以上の敵意を――殺意を滲ませて上条に吐き捨てる。

 

 ふざけるな。確かに自分は、人よりも“不幸な”人生だったかもしれない。

 

 顔も知らない実の親によって学園都市に捨てられて“置き去り(チャイルドエラー)”となり、暗闇の五月計画などという妙な実験の被検体にされて、その後も『アイテム』として学園都市の暗部で人殺しをして生きてきた。

 

 徹頭徹尾、物心ついた頃から今の今まで、ずっと日の当たらない、真っ暗な日陰で生きてきた。

 

 

 でも、それでも、自分は懸命だった。死にもの狂いで生き続けてきた。

 

 間違っても、こんな初めて会った人間に、哀れまれるような惨めな生き様ではない。

 

 そんなことをされて、そんな風に侮辱されて、笑って許せるような、薄っぺらな物語ではない。

 

 

 だが、上条は絹旗のそんな激昂を、力なく首を振って否定した。

 

「……気に障ったならすまない。断じてお前を哀れんだわけじゃないんだ。……ただ――」

 

 上条はそこで、雰囲気を豹変させて、言葉に怒りを滲ませた。

 

 その呟きには、耳にした絹旗がゾッとするほどの、怨嗟の念が込められていた。

 

 

「――今までそれに気づきもしなかった、自分が許せないだけだ」

 

 

 その呟きに込められた感情に、そして何より、その言葉の内容に、絹旗最愛はただ恐怖した。

 

 なんだ? こいつは何を言っている? 何を抱えて、何処に向かっている?

 初めて出会った人間の過去の悲劇を、当たり前のように自らの責任だと思い込み、血が滲むほどに拳を握りしめながら悔いている。

 

 なんだ? なんなんだこいつは?

 ここまで壊れた人間が、どうしてこんな風に立っている? 今も尚、こうして存在出来ている?

 

 絹旗は、無意識に、一歩後ずさった。

 

 

 その時――上条に向かって複数の魚型のミサイルが飛来した。

 

 

「――っ!?」

 

 上条は瞬時に物陰へと駆け出し、絹旗も弾かれるように距離をとった。

 

 そして、そこにフレンダが合流する。

 

「大丈夫、絹旗?」

「……ええ、それよりも準備の方は超万端ですか?」

 

 絹旗は先程感じた恐怖を誤魔化すように、平坦な口調でフレンダに問いかける。

 フレンダはそれに対して胸を張るように「もちろんっ! 元々このフロアは私向きだと思って下調べと下準備はそれなりにしてた訳だしね」と答え、続ける。

 

「結局、あんなチート能力相手にまともに異能バトルなんてやってもしょうがないって訳よ。だったら、話は簡単。いつも通りやるだけ」

「超いつも通り、ですか」

「そう」

 

 フレンダは、口元を醜悪に吊り上げ、酷薄に笑う。

 

 

「いつも通り、人間を殺すように。結局、無能力者(にんげん)なんて、面白いように簡単に死ぬって訳よ」

 

 

 

 

 

×××

 

 

 

 

 

 ピッ という電子音が目覚ましとなり、彼女は覚醒した。

 

(――!……ここは?)

 

 布束砥信が“自分の”意識を取り戻し、辺りを見渡すとそこは、自分の最後の記憶――階段の上から見知った顔の別人にリモコンを向けられたその時の場所とは、まるで別の場所だった。

 

 ここは、あの階段をさらに降りて、深く潜った場所――自分が、あの後向かおうとしていた目的地に続く、とある場所だった。

 

 

「――ここが、妹達(シスターズ)の製造場所ってわけねぇ」

 

 

 少し離れた場所で、あの時自分にリモコンを向けていた同僚科学者――否、学園都市最強の精神系能力者、超能力者(レベル5)の第五位『心理掌握(メンタルアウト)』の傀儡は呟いた。

 

 布束は、彼女を操る少女に向かって答える。

 

 自分達の目の前に無数に広がる、人が一人スッポリと入るような巨大な試験官の樹海に目を向けながら。

 

「Exactly。――ここが、彼女達の出生場所にして製造場所。この中で、受精卵から十四日間で彼女達は完成するわ」

 

 製造日数――十四日。単価にして十八万。

 まるで家電でも生産するかのように、彼女達はここで製造される。

 そして、この広大なフロアに無数に鎮座する巨大な試験官は、そんな製品(かのじょ)達を効率的に量産する為に作られた工場だ。

 

『食蜂』は、その試験官を険しい表情で見上げている。

 

「……でも、ここには一人分の残量力もないわねぇ」

「Right。デリケートな扱いが必要な妹達(シスターズ)の移送は一番最後になるのではと踏んでいたけれど、さすがに(あたり)の場所には残してはいないようね」

 

 その言葉を聞いて、食蜂は少し疑問に思った。

 

 確かにここは懸念していた通り囮の研究所なのだろう。だが、こうして妹達(シスターズ)の製造ラインがあるということは、それなりにここは重宝していた研究所ではないのか?

 

 自分達も独自に捜査していたとはいえ、ある程度今回のこの情報は相手側に誘導されたものだ。それを承知で自分達は乗り込んできた。

 

 だが、だとすれば、なぜわざわざこんな重要度の高い施設を囮に誘導した?

 捨石に利用できる施設など、この実験を牛耳るほどの権力者なら簡単にいくらでも用意できるであろうに。

 

 肝心の妹達(シスターズ)はここには一体も残っていない。だが、この製造ラインだけでもかなりの有益な情報だ。

 

 むしろ、それが狙いか?

 ある程度重要な施設を襲わせて、それを餌にして時間を稼ぎ、実験を確実に行おうと?――だが、一回こっきりの実験ならまだしも、今夜行われる実験は、これから二万回も行う内の、第一回に過ぎない。これから一万九千九百九十九回も実験は続くというのに、これは少し大きすぎる犠牲ではないか?

 

 確かに学園都市ならば、理論と金さえあれば、同様のものなどそれこそ量産できるのだろうが――

 

 

(――考えすぎ、にしては大きすぎる疑念力よねぇ)

 

 食蜂はそんな気持ち悪い感覚を抱えながらも、布束に話しかける。

 

「――それで、あなたはここで妹達(シスターズ)に、その懐のプログラムをインストールするつもりだったのよねぇ?」

「……ええ」

 

 そう言って、布束は懐からUSBメモリを取り出す。

 布束が彼女達の為に用意した、感情プログラム。

 これを彼女達にインストールすることで、命令にただ従順するだけの彼女達に感情を生み、それにより実験にイレギュラーな要素を持ち込む。それが布束の当初の計画だった。

 

 それが、どのような結果を生むのかは、分からない。

 

 何も変わらないのかもしれない。逆に、彼女達を苦しませる結果となってしまうかもしれない。

 

 それでも、誰か一人でも、彼女達の声に耳を傾けてくれる人がいるなら――

 あの第一位の心を、少しでも揺さぶることが出来るのなら――

 

 だが、そんな想いも、そんな計画も、実行する前から失敗に終わってしまった。

 

「However、それも彼女達がいなければ意味がないわ。……まぁ、そもそも作戦というにはあまりに不確実で、曖昧なものだったしね」

 

 布束はそう呟きながら、その小さなUSBを手の中で弄ぶ。

 

 それを見て、『食蜂』は素っ気なく言った。

 

“彼”ならば、きっと今の彼女にこういうだろうと。

 

「――それでも、そのUSBは、あなたが彼女達の為に、実験を止めようと動いた証拠力でしょう?」

 

 布束は、その特徴的なギョロ目を小さく見開いて、『食蜂』に向ける。

 

『食蜂』はそんな彼女と目を合わせず、照れたように手元を弄りながら言った。こんなことは本来は“彼”の領分で、自分でもらしくないと思いながら。

 

「それなら、それは大事にとっておきなさいな。……いつか、それが実を結ぶ日が、来るかもしれないでしょう?」

 

『食蜂』が照れながら、自身の内から湧き上がってくる妙な痒みと戦いながらも言い切ったその言葉に、布束はこれまで見たことのないような優しい微笑みを浮かべる。

 

「……ふふ、ありがとう。らしくないことを言わせてしまってごめんなさいね」

「~~~~っっ、それでぇ! もう、本題に入るわよぉ!」

 

『食蜂』はこの話を無理矢理切るように大声を出すと、途端に声色を変えて布束に問い詰めた。

 

 

「――“20001”番目の妹達(シスターズ)。そんな子が、本当にこの研究所にいるのぉ?」

 

 

 それはいつもの食蜂の口調通り少し間延びした言葉だったが、込められていた迫力は誤魔化しを許さないものだった。

 

 そもそもが、食蜂はこの問いに関する答えを、すでに布束の記憶を読み取った時に得ている。だが、それでもあえて本人の口から言わせたのは、それほどまでに信じられないことだったから。

 

 布束は、おそらくそんな食蜂の胸中も察した上で、力強く肯定した。

 

 

「Right。生み出される二万体の妹達(シスターズ)、その司令塔となる、まさしく上位個体。――最終信号(ラストオーダー)は、おそらくこの研究所にいるわ」

 

 




 サブタイがネタバレ……だと(戦慄)

 いや、本当にゴメンなさい。どうしてもほかにいいサブタイが思いつかなくて……。

 まぁよく考えれば、罠(アイテム)←の時もそうでしたね。

 センスが欲しい。切実に。こういうとこで出るよなぁ、センス。

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