艦隊これくしょん -艦これ- ~空を貫く月の光~   作:kasyopa

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18時~21時までにはいつか来るだろうという、
軽い気持ちで待っていただけると良いかと思います。(でももうすぐ終わるこの作品)

涼月達が出撃した一方で、絶望に暮れる赤城達。
果たして勝つ事が出来るのか……


第四十話『今を生きる』

Side 吹雪

 

 

赤城先輩の悲痛な叫びがこの海に木霊する。

私には解る。加賀さんの話を聞いていたから。

あの白く長い髪を持った謎の深海棲艦。あれが加賀さんの言っていた天城さんなんだろう。

直近の二人の会話を聞いても酷く戸惑っていたことは解る。

私だって信じたくない。

元々艦娘だった人が、それも死んだはずの人が深海棲艦になって私達の前に現れるなんて。

 

『ナンドデモ……クリカエス……カワラナイ……カギリ』

「やめて、やめて、やめて! 天城姉さん!」

 

脳内に直接響き渡る声に対して赤城先輩は反発する。

皆が戸惑っているからこの声は皆に聴こえているんだろう。

 

「赤城さん! どうしたの! ねえ!」

「赤城さん! しっかりしてください!」

 

さっきまで護衛艦として付いていた舞風さんと野分さんが、

赤城先輩へ必死に声を掛けているけど赤城先輩には届いていないようだった。

天城さんに似た深海棲艦に気を取られているのは赤城先輩だけじゃない。

加賀さんはともかく、蒼龍さんも、飛龍さんもその場で項垂れ、絶望していた。

なにがこの人達をそうさせているのか解らない。

でも、あの深海棲艦が現れ言葉を発した時からこの人達はこうなった。

ならなおの事早くあの深海棲艦を倒さないと!

 

私は赤城さんの前に立って主砲を構える。

 

「駄目! 吹雪さん!」

 

あの深海棲艦を狙おうとしたところで、赤城先輩に制止の声を掛けられる。

その気持ちが解らなくはない。

私だって同じような事があれば、絶対戸惑うだろう。

でもあの深海棲艦を撃たないと私達に未来はない。今から始める事が出来ない。

 

「私が、皆を守るんだから!」

 

私が引き金を引こうとした瞬間、後ろに思いっきり引っ張られる。

バランスを崩して後ろに倒れると、そこには加賀さんの顔があった。

 

「加賀さん! 何するんですか!」

「天城さんを撃つ事は許さないわ。たとえそれが貴女であっても」

 

その時の加賀さんの瞳には光が見えなかった。

まるで作り物の人形の様な、死んだ魚の様な黒い目をしていた。

 

「っ!」

 

私はその加賀さんを振り切って深海棲艦を再び狙う。

でもさっきの加賀さんの顔と必死に何かを訴える赤城先輩の顔が脳裏に映って、

引き金を引く事が出来なかった。

 

「皆さん! 今は対空防御を重視してください!

 何としてでも、赤城さん達を守り抜くんです!」

「「「はい!」」」

 

今旗艦である赤城さんはほぼ再起不能な状態。

となると主力艦隊の旗艦である大和さんが指揮を取るしかない。

 

敵を撃てなくても守ることは出来る。この人達が立ち上がる前に、

水底へ沈んでしまっては意味がない。

轟沈したらその人の未来も、皆の思い出も守れない。

そしてまた新しく始める事も出来ない。

 

「金剛さん達と大井さん、北上さんは私と深海棲艦の旗艦以外の艦種の殲滅を!」

「解ったネ! 行きますヨmy sisters!」

「「「はい! お姉さま!」」」

「行くよ、大井っち!」

「はい、北上さん!」

「磯風さんは私の護衛をお願いします!」

「了解した!」

 

それを赤城さんも加賀さんも止めようとはしなかった。

二人の眼中にあるのはあの深海棲艦だけらしい。

 

翔鶴さんと瑞鶴さんが艦戦を発艦させて迎撃に付けるものの、

空を覆わんとせん敵艦載機によってすぐに撃墜されてしまう。

その光景はまるであのトラック泊地を空襲した時の様な。

長10cm砲でいくら撃ち落としていくも、次々と湧いて出てくる。

それもそのはずだ。敵の旗艦と思われる空母を叩く事が出来ないのだから。

 

「天城姉さん! やめてください! 貴女だって、こんなこと望んでいない筈です!」

『オチロ……』

 

その二門の砲身がこちらに向いて、砲撃を始める。

流石に砲弾だけは止められない。

 

「その弾貰ったぁ!」

 

そんな威勢のいい声と共に利根さんの砲撃と敵の砲弾がぶつかり、空中で爆発する。

 

「うむ。霧島より聞いていたが、まさか成功するとは」

「演習教官担当としては、教え子には負けられませんからね。姉さん」

「その通りじゃ! 教え子達には引けを取らんと言う所を存分に見せてやらねばな!」

 

演習の教官である利根さんと筑摩さんが、実戦に出ていた様子を見たことは無い。

どうして教官なのか疑問に思ったことも無かったけど、

こんな芸当をやってのける実力者なら十分にうなずける。

 

「吹雪! 敵の砲撃は吾輩と筑摩で抑える! 空は任せたぞ!」

「はい!」

 

これで敵の砲撃を気にする必要はなくなった。

空では一面を覆う艦載機がひしめき合っている。

金剛さん達は敵艦隊を分断しながら随伴艦を撃滅するも、

新たな随伴艦が絶え間なくあらわれていてこちらの援護には回れない。

 

「より取り見取りっぽいけど、嬉しくないっぽい!」

「こんな時に弱音を吐かないでください!」

 

夕立ちゃんの言葉に野分さんが反論する。

対空火器に関しては私や夕立ちゃんよりも、舞風さんや野分さんの方が優れている。

全ての主砲、全ての機銃が空へと向いて敵艦載機を叩き落としていた。

 

「あっ!」

「舞風!」

 

急旋回と急発進を繰り返し踊る様に戦っていた舞風さんに至近弾が落ち、変な体勢で倒れる。

そこを敵艦載機に狙われるも、野分さんが何とかカバーして駆け寄る。

 

「大丈夫ですか舞風さん!」

「っ! 足を挫いた……」

 

私達の動力は足に付いている。

華麗に舞っていた彼女も特異ながら凄い駆逐艦なんだと思っていたが、

足を挫いてしまってはどうにもならなかった。

 

「痛っ!ちぃっ!」

 

舞風さんに敵艦載機が集中するも、

野分さんが何とか盾となって凌ぎ弾幕を張って追い払った。

その圧倒的な数の前に損傷を受ける艦娘が増えていく。

 

こんな時、私にもっと力があれば。今を変えられるほどの力があれば。

こんな時、涼月さんの様に道を切り開く為の力があれば。

 

 

そう思った時、空で大規模な爆発が起きる。

見れば鈍色の雲の下を翔ける見たことも無い艦載機によって、

先程まで空を覆っていた敵艦載機が次々に撃墜されていた。

 

その艦載機は見たことも無い速度と運動性で空を翔け抜け敵艦載機を叩き落とす。

水平線の向こう側。二人の艦娘の影があった。

 

『装甲空母大鳳および、防空駆逐艦涼月、只今参りました! 無線封鎖の解除を!』

 

無線を通じて、大鳳さんの声がする。そしてその中に涼月さんの名前があった。

 

『涼月さん! 涼月さんなんですか!!』

 

続いて無線を通じて聞こえてきたのは大和さんの声。

感極まったような、本当にそれを待ち望んでいたかのようなそんな声。

 

『大和さん。皆さん。ご心配をお掛けしました』

 

その確かな声は、まるで入渠の温もりの様に心に響き沁み渡る。

私達はこの時を、この瞬間を心のどこかで待ち望んでいたのかもしれない。

 

涼月さんが大鳳さんの前に進み出て、その二基の長10cm砲で敵艦載機を狙う。

 

『秋月型の本当の力。これで、皆さんを守り抜きます!』

 

その声と共に放たれた砲弾は、あの日の様に正確に敵を撃ち貫いていく。

一発たりとも外れないその砲弾は、彼女の完全復活が確かな物だと実感させてくれた。

 

 

Side 涼月

 

 

私は脳裏に映る敵艦載機の影を撃ち抜いていた。

容易ではない事なのかもしれない。でもあの時の様に私の感覚は冴えていた。

時折訪れるとてつもない集中と反射的な反応速度、

今までの努力と地図作成によって培われた空間把握能力。

そして今は二人の妖精さんの意識が、私の目となり更なる感覚の向上につながっていた。

 

しかし空を既に覆っている敵艦載機群を、

私の対空射撃と大鳳さんが率いる精鋭機群だけでは制空権の確保は不可能であった。

それに私の中で生きる妖精さんの伝達と電探の伝達が二重に伝わり、脳裏で混乱を招いていた。

 

「涼月さん。あの深海棲艦を倒さない限り、制空権の確保は不可能です」

「そうですね。ですが、大和さん達が何故あの深海棲艦を狙わないのか、少し疑問です」

 

私は遠方に見える敵艦隊増援を叩き続ける、大和さん達を見ていた。

それは意図的にその増援部隊のみを叩き、

本丸と思われるあの深海棲艦を攻撃しようとしていなかったからだ。

 

『天城姉さん! 何か言ってください!』

 

そんな中、赤城さんの悲痛な叫び声が無線を通じて響き渡る。

遠くで私の目を通し妖精さんが赤城さんを捉えた。

赤城さんはその深海棲艦に対し、天城という名前で呼んでいる。

その周辺では加賀さん、蒼龍さん、飛龍さんが完全に戦意を失いその場で茫然としていた。

 

『オチロ……!』

 

直後脳裏に響き渡る謎の声。その声の質といい何と言い、

鎮守府正面海域で見たあの深海棲艦を彷彿とさせた。

 

『涼月さん、大鳳さん! あの深海棲艦は無視してください!』

「大和さん、どうしてですか!」

『あの深海棲艦には何か裏があります! ですからその為にも、赤城さん達を早く!』

 

大和さんの謎の進言に私達は困惑する。

深海棲艦の正体など私達には解らない。それでもあの深海棲艦には何かあるとの事。

それは赤城さんの尋常ではない様子を見ると解る事であった。

 

「私は翔鶴さん、瑞鶴さんと合流し制空権の確保を行います。

 涼月さんは赤城さん達の所へ行ってあげてください」

「解りました」

 

対空射撃を行いながらも大鳳さんの護衛をし、吹雪さんと合流した。

 

「涼月さん! 大丈夫だったんですね!」

「ええ。妖精さんのお蔭ですよ」

「うわあああん涼月ちゃーん!!」

 

夕立さんが飛びついてきて、戦闘中で何事かと思いながらも私は受け止める。

その顔は涙と鼻水でひどく汚れていた。

妖精さんに三連装機銃の制御を任せて、私は彼女を慰める事に専念する。

 

「涼月ちゃん生きてて良かったっぽいいいい!!」

「私は死んでいませんよ夕立さん」

「でも! でも加賀さんがあんなこと言うからー!」

 

なるほど、加賀さんから情報が漏れてしまったのか。

ならば彼女が知っているのは頷ける。私は何とか夕立さんを落ち着けた。

 

「舞風さん、野分さん。大丈夫ですか?」

「私は大丈夫ですが舞風が足を挫いてしまって」

「私の事なら大丈夫。踊れないけど、守る事ならできるから!」

 

舞風さんが体勢を崩しながらもうまくバランスを取り、

砲台の様に対空射撃を行っている。

動けない舞風さんを守る為に野分さんも対空射撃を行っていた。

利根さんと筑摩さんは敵の砲撃を、砲弾を迎撃するという荒業で防衛を行っている。

 

「吹雪さん。私は蒼龍さんと飛龍さんを励ましますので、

 赤城さんと加賀さんをお願いします」

「で、でも私が励ましても……」

 

不安なのか目をそらす吹雪さん。

 

「貴女は呉の皆さんにとって太陽の如き存在です。貴女ならできますよ」

 

私は知っている。

吹雪さんが今や呉の皆にとってなくてはならない存在である事を。

彼女の着任から私と同じようにここまで皆の信頼を勝ち取っていった事を。

敵駆逐艦の攻撃に怯え攻撃すらままならなかった彼女が、

こうして今ここに立って皆を守っているという事を。

 

「解りました。やってみます!」

「いい返事です」

 

そう言って私は吹雪さんの元を離れ、

戦意喪失している蒼龍さんと飛龍さんの傍に移動した。

彼女達の目はまるで死んだ魚の様な目をしており、絶望した様な表情をしている。

何がそうさせるのか解らない。

しかしオリョール海でもあれだけの事をやってのけた二人だからこそ、

唯一無二のイレギュラーであるあの深海棲艦が、

その原因だと特定するにはそこまで時間を要さなかった。

 

「違う……私達は慢心してたんじゃない……でもなんでこんな……」

「定めの軛をあの深海棲艦は知っていて……それで私達を沈めに……」

 

弱弱しい声に二人が何かを呟いている。

しかしそれはまるで私がオリョール海で失敗した時の様だった。

人の言葉など聞きもしない。

ただ自分の現実だけを直視して、抗うわけでも考え直すわけでもなくそのまま食われる。

だからこそ私は手を差し伸べるのだ。

 

「蒼龍さん、飛龍さん」

「涼月……」

「あれ……大丈夫だったんだ」

「私はピンピンしてますよ」

 

対空砲火によって上空の敵艦載機を叩き落とし、それを証明して見せる。

しかし彼女達は目をそらし、失笑した。

 

「いいよね、涼月はいつも前向きで」

「そうだね。私達もそうだったかもしれないけど、今じゃこんなんだよ」

 

「あの深海棲艦は何かを知ってる。私達の確信を突く何かを」

「定めの軛を超える何か。そう、運命。『私達はここで負ける運命なんだ』って」

 

「勝って勝って、最後に負ける。それが戦いって物なのかもしれないね」

「私達にとってのその負け……いや、死に場所がここだったってだけ」

 

「行きなよ涼月。涼月の死に場所はここじゃない」

「私達の始末は私達でつけるから……ね?」

 

この人達はここで死ぬつもりだ。

それもそれがこの人達にとって最も相応しい場所と言わんばかりに。

 

だがそれは今の私にとって、全てを侮辱した。

私を今に生かす為に頑張ってきた人達。私達を沈めぬ様に散っていった人達。

私はあの時、妖精さん達に真意を伝えられた。あの子達は私達を今生かす為に戦っている。

なのにその人達の意志を知らず今の生を諦めるこの人達を見ていると、

私の中で抑えられない一つの感情が込み上げてきた。

 

対空電探が六時の方向上空に敵を捕らえる。

私は振り返りざまに主砲を発射し、襲い掛かって来た全ての敵艦載機を撃墜した。

 

「涼月、どうして……」

「どうして私達を……」

「確かにいつか私達にも死に場所へと向かうでしょう。

 生ある者全て死を迎えるのは確かに『運命』と言えるでしょう」

 

「その運命に抗う事は愚かな事です。絶対に逃れられない事から必死に足掻くなど、愚の骨頂」

 

「ですがその運命を勝手に自分で決めつけて、今を諦めるなど全てにおいて失礼です」

 

「私達の帰りを待つ人達、今私達をこの場に立たせてくれている人達。

 そして、私達を生かす為に戦ってきた英霊達」

 

「飛行機乗りである彼女達の意志を無視してまで、空母である貴女達が今を諦めるのですか」

 

「貴女達はここで死ぬ為に今まで戦い抜いてきたのですか?」

 

「今生きる事を諦め、未来まで捨てるつもりですか?」

 

私は再び意識を空へ向ける。絶え間なく襲い掛かってくる撃ち落とす為に。

そしてこの人達の今を守る為に。

 

 

Side 蒼龍

 

 

散々説教をした涼月は私達に背を向けて対空砲火を行っている。

私達を守る為に。私達の今を守る為に。

その必死な彼女の背中を見て、私達は笑みをこぼす。

 

「私達先輩が、まさか後輩に説教されるなんてね」

「確かに私達は今を生きる為に戦ってきた。それはいつも変わらない」

「昔も、今も、でしょ? 蒼龍」

「私達を生き延びさせてくれた英霊達と、今を生き抜き未来を繋ぐ!」

「例え最後の一艦になっても戦い続ける、それが私達の生きる意志!」

 

そう叫んだ時、何かが流れ込んでくる。まるでこの時を待っていたかのように。

あの時の夢よりもっと鮮明な記憶。私達が私達と成る前。艦として生まれた時の記憶。

 

「柳本艦長……江草隊……」「多聞丸……友永隊……」

 

共に戦ってくれた艦長達、飛行機乗りの人達。

MI作戦失敗によって失われた幾多の記憶と、その人達の覚悟。

それを今ここで再現させてなる物か。

 

「「貴方達の意志……確かに受け取った」」

 

半分焼け焦げてしまったハチマキを再び締め直す。

私達の決意と覚悟、そして意志は形を成す。

 

「「私達は、今生きる事を諦めない!!」」

 

私達の戦いは、これからだ。

 




「一方的に殴られる、痛さと怖さを教えてやろうか!」
倒してしまえば早い物の、何よりもそれを許さないのは最も信頼できる二人の空母であった。
それでも増援はやってくるので、大和たちは迎撃に当たります。

利根筑摩の敵の弾を迎撃するというのは、日清・日露戦争辺りでの逸話で、
激しい銃撃戦(陸戦)の中で弾同士がぶつかったというお話から来ています。
後は何気にオリョール海での出来事(第十六話)を元にやっています。
実戦演習担当の重巡は伊達じゃない!

そしてやってくる涼月と大鳳。
遠方から矢を飛ばし航空戦の輪の中に外から突撃した為、発艦が可能だったという事です。
因みに発艦させた艦載機は電s(ry ではなく烈風です。
完全に某超潜水艦が活躍するアニメじゃないですかヤダー!

熱血系でよくある展開、戦闘中の覚醒。 by蒼龍・飛龍
???「俺は1分1秒そしてこの瞬間にも成長している!
    だからこそ言える! 今の俺は昨日の俺よりもっともっともっと強い!!」
既に公言していましたが、ハチマキをしているだけで蒼龍飛龍は改二にはなりません。
その言葉の意味は多分これで解ったかと思います。

次回、最終回後編。第四十一話『私は貴女の傍に居る』




NGシーン

吹雪「駄目だ……私にはもう……何も、何も出来ない……」
涼月「吹雪! 歯ァ食いしばれぇええ!(長10cm砲の砲身投げ飛ばし)」


※最終回後の番外編のネタをひっそり募集しています。
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