艦隊これくしょん -艦これ- ~空を貫く月の光~   作:kasyopa

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第三話 後半戦開始

『さて、やりますか』


第十話『風に揺らぐ彼岸花』

南西諸島海域では言われた通りスコールと呼ばれる、

豪雨や雷雨と共に急激な風の変化が起こる現象が起こっていた。

 

戦艦である金剛さん達の電探を駆使し、敵がいない事を確認してから島へ上陸する。

 

「ズッキーとゼカマシーは島の調査をお願いしマース。good luck!」

「無線封鎖を徹底するので、そうですね。ここに一時間後集合するという方向で」

「さっすが霧島! あったまいい!」

「解りました。皆さん、ご武運を」

 

互いに敬礼をかわし、地図を濡れないようにしまって島風さんと共に島の奥へ進む。

今回はあくまで偵察だけ。あまり長居していては深海棲艦に遭遇する可能性も高い。

駆逐艦や軽巡だけによる足の早い編成だけで向かうと手もあったのに、

提督がこのような艦隊を組んだのは遭遇戦という事態を予想した物。

ここは鎮守府から遠く離れた南西諸島の海域。戦艦クラスとの遭遇戦も有りえる。

それでも戦艦四隻とは本当にやりすぎではないかとも思ってしまう。

重度の心配性なのか、はたまたある種の天才なのか。提督の意向は未だ理解できない。

 

「ねぇ涼月ちゃん」

「どうかしましたか島風さん」

「地図も見ずに歩いてるけど大丈夫なの?」

「地図ならもう目に焼き付けましたから覚えていますよ。因みにここをまっすぐです」

「ふーん。じゃあ走った方が速いよ。その方がいっぱい見つけられるし」

 

少し冷めた目で見られながらも、島風さんは走り出す。

それを追いかける様に私も駆けた。

 

ここは元々資源が豊富で昔から採掘が行われ本土へ輸送していたのだが、

その輸送ルートを全て深海棲艦に破壊し尽くされてしまい、破棄を余儀なくされた場所。

それを鎮守府正面海域が解放されたと同時に深海棲艦の活動も微弱ながらも弱まり、

この島の資源確保に踏み切ったということらしい。

 

「おっ、おー!」

 

島風さんが何かを見つけたのか遠くの方で手を振っている。

その周りでは連装砲ちゃんが跳ね回っていた。

本当に足が速い。私が全力で走っても追いつくどころかすぐに離されてしまう。

瑞鶴さんの言葉を借りるわけではないが、彼女が所謂『天才』と言う者なのだろう。

 

「涼月ちゃんおっそーい」

「す、すみません」

 

何とか追いついた先。そこは原油の採掘場と思わしきものだった。

物陰で暴風雨をしのぎながら地図に直接書き込んでいく。

 

「さ、次行くよ次!」

「えっ! ちょっと休んで「そんなゆっくりしてたら一時間じゃ終わらないよー!」」

 

無理やり手を引かれながら次の目的地を目指す。

足を頑張って動かして付いていくも、着いた頃にはフラフラだった。

 

「こ、ここは、鉄鉱石の鉱山の様ですね……メモして……」

「じゃあ次行くよ!」

「ちょ、ちょっと待「ダメダメ! 私は40ノット以上の快速なんだから!」」

 

ノットは授業で習ったけど、一時間あたりに何海里進むかの単位です!

 

そんなことを言わせてくれるはずもなく私は彼女の速度に振り回されながら、

島中を駆ける風となったのだった。

 

 

 

最後の採掘場のメモを終えた時、腰が抜けてその場にへたり込む。

 

「もう、だらしないなぁ~。あれくらいで伸びちゃうなんて」

「私は33ノットで相対速度は島風さんとは7ノットも違うんですよ……」

「そーたいそくど?」

「かけっこしてに他の人を抜かした時実際の速度とは裏腹に、

 ゆっくり抜かしているように見える、そんな感じです……」

「つまり島風が一番早いってことだよね!」

「……まぁ、そうなりますね」

 

軽度の過呼吸状態に陥っている為もう思考がぐちゃぐちゃで、

何を言っているのか解らない。

 

すると見張員の妖精さんが飛び出してきて私の前に立つと、

呼吸の手本のような物を見せた。それに合わせる様に息を吸い、ゆっくりと吐く。

もう一人の妖精さんは濡れた服を利用して背中にくっつきぽんぽんと叩いていた。

そのお蔭か、随分とマシになった。

 

「貴女達には本当に助けられてばかりですね」

 

背中から落ちそうになって慌てる子を助けて、二人ともにお礼をいう。

その様子を背後からじっと島風さんが見つめていた。

 

「なんだか私の連装砲ちゃんみたい」

「連装砲ちゃん、ですか」

 

確か島風さんにずっと付いて歩く、連装砲ちゃんと呼ばれる三基の連装砲の事だ。

確かに登校してから授業中も、演習の時も、今回の遠征の時も一緒だ。

兵装と言えばそうなんだけれど、それ以上の関係とも思える。

そもそも兵装に自我が宿っている事が凄いとも思える。

 

『そもそも互いの思惑が一致しなければ、艦隊を編成することすら出来ないと思うよ』

 

深海棲艦に心はあるのか、いう問いに対しての響さんの答えが頭をよぎる。

心……そういえばもっと身近に心を持った子達が居たじゃないか。

だから私は聞いてみた。連装砲ちゃんという子達を引き連れる、島風さんに。

 

「島風さんは連装砲ちゃん達に心が宿っているって、思ったことありませんか?」

「おっ? うーん」

 

考え込んでしまった。

でも彼女ならすぐに答えは出るだろう。早さを求める彼女なら。

 

「心とか難しくて良く解んないけど、連装砲ちゃんは大切な仲間だよ」

「仲間、ですか」

「うん。私、姉妹艦の子誰もいないの」

 

自己紹介の時のことを思い出す。確かに彼女は島風型駆逐艦としか言わず、

ネームシップでありながら一番艦という言葉を出さなかった。

そして始まった彼女の告白。打ち解けるのが早いのか、話すまでの過程が早いのか。

 

「でね、早いことが大好きで『好きこそものの上手なれ』って感じで突き進んでたら、

 回りに誰もいなくなってて」

 

「そんな時そばに居てくれたのが連装砲ちゃんだったの」

 

「だから私にとって連装砲ちゃんは大切な仲間なの」

 

島風さんの周りを囲むように居る大中小の連装砲ちゃん。

それはまるで彼女を守る仲間の様に見えて、でもすぐそばにいる友達の様にも見えた。

 

「でも少し寂しくて、今日初めて駆逐艦の人と遠征だったけど一緒の出撃で嬉しかった」

 

「最初の採掘場見つけた時に遠くに居た涼月ちゃんが走ってきてくれて、

 私すっごく嬉しかった。だから次は絶対離さないって。

 離したら私からどんどん離れていっちゃう気がして」

 

「涼月ちゃんは弱音を吐いてたけど、最後まで付いてきてくれた。

 だから解ったの。私が早くて皆遅いなら、私が皆を引っ張ればいいんだって」

 

「さっ、戻ろ。早くしないと時間になっちゃうよ!!」

 

その告白は、今日の任務で一緒になったという些細な理由で。

私が彼女の手に引かれて島中を駆け回ったという些細な理由で教えてくれたのだ。

でもそれは彼女にとってはとても大切なことで、とても大事な物なんだ。

 

『本土に転属? おめでとう! 栄転祝いで一緒に踊ろうよ!』

 

手を伸ばす島風さんが、ほんの少しだけ舞風さんに見えて。

私はその手を取るのだった。

 

 

/////////////////////////

 

 

集合場所の浜辺まで引っ張って行ってもらい、何とか約束の時間に間に合う。

そこには金剛さん達が揃っていた。

 

「皆さん、ご無事でなりよりです」

「お互い様。成果どうだった?」

「速きこと、島風の如し、ですっ!」

「「「「?」」」」

 

自慢げに胸を張る島風さんの言葉を理解できず、四人とも首をかしげた。

 

「ばっちり、地図に収めておきました!」

「Wow! congratulations! 比叡達は何かありましたカー?」

「先ほど電探で戦艦2、駆逐艦4を捕捉しました。

 こちらが発見される前に早く離脱しましょう」

「Oh! そうと決まれば長居は不用! 鎮守府へ帰るヨー!」

 

金剛さんが指揮をとって島から離れる。

戦艦と駆逐艦の部隊とはまた豪勢な部隊だ。いずれ迎撃用の部隊が編成されるだろう。

 

 

 

スコールを抜けて晴れ渡った海域に出る。

後は他の敵艦との遭遇に注意しながら帰るだけ。

そういえば作戦説明時に、撤退時には無線封鎖を解除するようにと言っていた。

 

「霧島さん! 無線封鎖を解除してはどうでしょうか!」

「そうね。お気遣いありがとう」

 

皆が忘れていてはいけないと思い意見を具申する。すると霧島さんの表情が一変した。

 

「鎮守府から緊急打電……W島の奇襲に失敗……至急救援へ向かわれたし!」

「お姉さま!」

「解ってマース! 全艦最大戦速デース!」

 

私達が遠征に出ている間に提督は、

別の艦隊を出撃させて別の所を攻略しようとしていた様だ。

しかし奇襲に失敗している為、現在は撤退中なのだろう。

 

救援に向かう途中でも、打電は続く。

敵の数は軽空母2、駆逐艦4、軽巡洋艦2。

既に第三水雷戦隊が軽空母二隻と交戦中であり、

第四水雷戦隊が後続の軽巡と駆逐と交戦中。

 

「榛名! 三式弾の装填をお願いネ!」

「はい、お姉さま!」

 

制空権の喪失。不吉な言葉が脳裏をよぎる。それがどういったものかは想像に難くない。

鎮守府正面海域の解放。その時空を覆った航空機の数々。それが全て敵だとしたら。

 

見張員の妖精さんが遠くで蠢く黒い影と第三水雷戦隊の皆を見つけた。

 

「金剛さん! 一時の方向に敵軽空母2! 第三水雷戦隊は健在です!」

「OK! 三式弾、Fire!」

 

金剛さんと榛名さんの三式弾が飛んでいき、空中で炸裂して敵機を焼き払った。

 

「比叡、霧島! 残存の敵空母の掃討お願いネ!」

「「了解ですお姉さま! 主砲、斉射!!」」

 

続いて残っている軽空母に比叡さんと霧島さんの砲弾が直撃し、大きな爆発を伴った。

やっぱりこの人達は凄い。鎮守府正面海域を解放した時の戦いでも。

そして妹艦である榛名さんも霧島さんも、凄い腕だ。

 

遠くの方で第四水雷戦隊と戦っていた残存艦もそれを見て撤退していく。

流石に相手も、分が悪いと見たのだろう。

 

「終わったみたいですね……って、どうかしましたか?」

 

安心している所に妖精さんが慌てふためいて指を指す。

その方角は第四水雷戦隊の居る方角だ。

 

「『上!』? 先ほど金剛さん達が……」

 

目を見開く。第四水雷戦隊の上空に、煙を上げながらも残っている敵艦載機が居た。

今は明後日の方向へ上っているが高度を上げている。

あのまま旋回すれば急降下爆撃も可能だ。

 

しかしここからの距離では私の速力では絶対に間に合わない。

でも見逃すわけにはいかない。守る為に。

 

「島風さん!!」

 

私は反射的にその名前を叫んでいた。

彼女は私の尋常じゃない様子に気づいたのかすぐについてきた。

 

『だから解ったの。私が早くて皆遅いなら、私が皆を引っ張ればいいんだって』

 

その言葉に私は賭ける。彼女のその速さに。

彼女は駆ける。一陣の風とも言えるその速さで。

 

「涼月ちゃん、一緒に行くよ!!」

 

その手を取り合い、私には出せない速度で海上を駆け抜ける。

そのまま片手で長10cm砲を構えた。

敵機はもう爆撃の体勢に入っている。そこ先に居るのは如月さんだった。

 

蒼龍さんと飛龍さんの演習を思い出す。

長10cm砲の高い性能とは言えど、駆逐艦の一般的な12.7cm砲よりも僅かに高いだけ。

他者からすれば比較するまででもないと判断する物なのかもしれない。

でも私はその僅かに高い性能を信じる。

 

私の為に一糸報われて傷ついた人が居る。

私の一撃が足りなくて、一矢報われそうになった人が居る。

 

「一撃が足りないなら! 何度だって!!」

 

機銃を全てその方向へ向けて斉射、長10cm砲も撃ち尽くす勢いで発射する。

40ノットという速さでバランスが取れず艤装が揺れて機銃の狙いが付けられない。

片腕という反動を殺しきれない状態での長10cm砲の砲撃。

幾多の弾が敵艦載機を掠るも勢いは衰えない。このままだと本当に間に合わない。

 

「島風さん! 私を投げて!」

「で、でも! 離したら「大丈夫!」」

「私は貴女のほんの少し前を行くだけ! 貴女の早さならすぐ追いつけるから!」

「……これ以上早くなっても知らないから!!」

 

島風さんは少しだけ考えた後、急旋回して遠心力も加えて私をほんの少し投げ飛ばす。

そのままの勢いで、何事かをこちらを向く如月さんに飛び込み抱きしめた。

 

彼女を抱きしめた直後、私の艤装に何かが擦れて爆発する。

その爆発に吹き飛ばされてながら海面に何度も叩き付けられ、やがて停止した。

 

「ごほっ! ごほっ! 痛っ!」

 

海水を呑み込んだのかあの時と同じようにむせ返り、右舷に痛みが走った。

思わず目を開けると私の上に覆いかぶさる如月さんの姿が。

その目にはいっぱいの涙が溜まっている。

 

「すみません。無茶してしまって。防空駆逐艦として情けないです」

「……もぅ、涼月ちゃんも好きなんだから」

 

そう言った彼女は、私に縋りついて静かに泣き始めた。

 

いくら睦月さんの面倒を見ていて、大人びていても、彼女はまだ幼い。

怖いのは百も承知でこの死と隣り合わせの戦場に居る。

あの大和さんだって怖い。私だって怖い。それは艦娘である私達全てに言える事。

 

彼女の気が済むまで泣かせてあげよう。

 

「って、あら? 何か焦げ臭くない?」

「えっ?」

 

私の艤装で煙が上がる。

艤装が炎上しているかと大慌てで確認してみると、

艤装の中に入れていた遠征で作成した地図が燃えていた。

 

「ああ! 妖精さん消火急いでください! 引火に気を付けて!」

 

それを見た如月さんを含む第四水雷戦隊の皆さんとすぐに追いついた島風さんは、

暫く慌てふためく私の姿を見て笑っている。

消火はすぐに終わって引火は免れたけれど、地図が全焼してしまうのだった。

 

 

/////////////////////

 

 

帰還してすぐに私は入渠して高速修復材を投入され、全焼した地図の制作を命じられた。

それを長門さん監視の元ですぐに完成させると、

私は第二艦隊での勝手な行動をした罰を免除された。

 

自分の地図に関する記憶力は本当に驚かざるを得ない。

因みに島の地図は予備があったのでそこに書き込むだけで済むのだけれど。

 

私は間宮で買ってきた小さ目の三色団子を妖精さんに渡す。

良く私が妖精さんを連れてきているのを見て、特別に作ってくれたものだ。

それを嬉しそうに食べる彼女達を見て和む。今回の真の意味でのMVPだ。

 

机の上に伏せながらその光景を眺めていると、瞼が自然と重くなる。

今日は本当に色々なことがあり過ぎた。少しくらい、お昼寝してもいいかな。

そう思い目を閉じると私はすぐに眠ってしまったのだった。

 

 

Side 睦月

 

 

私は涼月ちゃんの居る部屋に走る。長門さんに聞けば自室に戻ったらしい。

如月ちゃんにはもう伝えたいことはたくさん伝えた。

後は、涼月ちゃんにこの気持ちを伝えたい。そんな思いで胸が張り裂けそうだった。

 

私を守る為にわざと囮になって攻撃の機会作って、初戦果をあげさせてくれて、

深海棲艦に襲われそうになった吹雪ちゃんを助けてくれて、

大好きな如月ちゃんを身を挺してまで守ってくれて。

 

「涼月ちゃん!」

 

勢いよく扉をあけ放つ。

するとそこには机の上で眠っている涼月ちゃんの姿があった。

 

ちょっとの申し訳なさと残念な気持ちを感じながらも、

風邪を引いてはいけないと掛け布団を掛けてあげる。

 

「……ありがとう。大好きだよ」

 

私はそういって彼女の髪を撫でて部屋から出るのだった。

 




※今回長文注意

島風回。そして如月回。

お前に足りないものは、それは!
情熱・思想・理念・頭脳・気品・優雅さ・勤勉さ!
そしてなによりもォォォオオオオッ!!
速さが足りない!!

島風は早い速いとかなり掴みどころのないキャラクターでしたが、
全てが速いのであれば信頼するのも早いのでは? という自己解釈の元作成されました。
史実でもそうですが島風には姉妹艦はいません。
なので一人ぼっちで書かれることが多いのはその関係です。(天津風は陽炎型です)

そして第三話。今まで立ててきたフラグを全て消費する勢いでやった。
寧ろこの為に今までのフラグが存在したと言っても過言ではないと個人的には思う。
プロットを立ててるとフラグを立てて回収するのがやり易くていいです。

こういう風にフラグを立てて回収するスタイルは初めてなので、
かなり強引な出来になってると思います。すみません。
ただ、主人公チートで全て片付けて後々処理に困ったりとか、
アニメ第三話の様に急にフラグ乱立、終盤に回収だけは避けたかったので、
この様な処置を取りました。夜神月みたいに『計画通り』はまず無理です。

現在週一更新ではありません。かなり書き貯めが出来れば結構早めに更新したりします。
え? 今どこら辺書いてるか? 11話序盤です。総話数は25話超えました。
これだと週一で更新していると大変時間がかかるので、
不定期更新と言う言葉を乱用しています。
ただしこのペースで書けるのも今日までな気がする。
GW使って最終話までは確実に書き上げます。

では〆の自問自答コーナーです!

簡易的な自問自答コーナー

Q.島風ぇ……
A.キャラ崩壊したならごめんなさい。真面目に。

Q.牽引しててそんなに速度出る? あと投げ飛ばせる?
A.正直解らないです。後投げ飛ばす際は真面目に普通だと無理なので遠心力使ってる。
 それでも投げ飛ばせないとは思うけどこれしかなかったんや!!

Q.アキレスと亀……
A.やめろぉ!

Q.もうちょっと無双しても良かったんじゃないの?
A.オリ主はチートではありません。スポ魂系ストーリーってこういうのじゃないかな。
 後オリ主の力を持ってしても一瞬で天変地異が出来るというスタイルでもない。
 言ってしまえば良くも悪くも『駆逐艦』であるという事です。
 戦艦ル級とかとタイマンしたら余裕で負けます。

Q.地図が燃えるってなんで?
A.これも史実ネタです。方向音痴になったら真面目に泣く。
 この史実があるので涼月は地図に関して詳しいキャラになるんじゃないかな、と言う。

Q.まさかこの為の見張員……?
A.半分そうで半分違う、ですかね。涼月の熟練見張員の妖精さんは、
 基本ある事が無ければ涼月を最優先で心配します。
 なので前回気を落としていた涼月を見てそれで連れて行ってとお願いした、と言う形。
 蒼龍、飛龍の防空射撃演習に涼月と共に行っていた事で注意力が鍛えられて発見、
 結果として如月を救う結果にもなった。と言う形です。
 解説入れた時点でアウトな気もするけどそこは気にしたら負け。
 ちなみにプロローグ2でも記述してありますが熟練見張員の妖精は、
 トラック泊地に所属する艦娘分いますし、性格も違います。
 性格が違うというのはその艦娘に染まるというのが大きいです。

Q.如月を生存させた理由ってある?
A.原作で死んだキャラクターが生き残る展開は二次創作によくあります。
 この理由は次の話で分かります。

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