鴉天狗の日常   作:怠惰に取り憑かれし者

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他の人の作品を見ていると自分の一話に対する文字数が少ないことに気付きました。

だから自分も文字数を増やそうとした結果。自分には文章力がないと再認識させられました(つд;*)。文章力の神様、俺に降臨したまえ。

・・・え?お前の言い訳はどうでもいいって?


・・・では三羽です。


三羽・特になにも出来ないけど交友関係だけ広いやーつ

「夜の学校・・・

 

 

・・・それは昼の学校とは雰囲気を変え、禍々しい者共が歩く恐怖の館へと変貌する。そして、禍々しい者どもに捕まると、ある場所で拘束され、とある呪術により精神を多大に削られることとなるだろう。実際に先人たちも多くの人がこの恐怖の館へ忍び込み、その大半の人が捕まったとか言われている。次にそうなるのは俺達かもしれない」

 

 

<<<<ひぃぃぃ>>>>

 

 

・・・・今、俺は9人の残念な仲間とともに学校の前にいる。

 

で、入る前にバカ(亮也)の演説があったんだけど・・・気付いたらただの怪談になってた。

 

ちなみにさっきのを訳すと、恐怖の館は夜の学校。禍々しい者どもは宿直の教師たち。ある場所は指導室。拘束と呪術は教師による説教と言うところだな。

 

 

「よーし、今からグループ分けするぞ。男子はこっち\(^^\)、女子はこっち(/^^)/だ」

 

 

そう言って、亮也は鞄から小さな箱を2つみんなの前へ出す。

 

 

10人で一緒に歩くわけにはいかないから、どうやらグループ分けをするようだ。亮也も考えているようだ。

 

 

「はい、九郎」

 

 

どうやら俺の番が回ってきたようだ・・・どれどれ‘1’か。

 

 

「よーし、みんな貰ったな」

 

 

そう言って亮也は俺達の顔を見回す。

 

 

「じゃ、男子代表と女子代表を出してじゃんけんしてくれ」

 

 

亮也の言葉に疑問が浮かび上がる。

 

 

え?同じ数字の奴と組むんじゃないのか?なんで引かせたんだ?

 

 

「北野、同じ数字の奴と組むやつじゃねーのこれ」

 

 

「まぁ、後で説明するから早く早く」

 

 

亮也にせかされ男子からは畑が、女子からは九郎と同じクラスの宮本という女子が代表になってじゃんけんが始まった。

 

 

 

 

 

 

 

結果は、12回という長いあいこの後に畑がチョキで宮本から勝利を納めた。

 

 

いやー、無駄にいい勝負だったな思わず見入ってしまった。じゃんけんした二人も涙流して握手してるしな。

 

 

「よーし、畑が勝ったな」

 

 

亮也が浮かべた笑顔を見て九郎は思わず何故かヤバイと感じてしまった。九郎はこの予感が外れることを祈ったが、次の亮也の言葉でその祈りは無に喫することになる。

 

 

「じゃあ、勝った男子の番号‘1’の方女の子をお選びください」

 

 

What?今亮也、何て言った?『じゃあ、勝った男子の番号‘1’の方女の子をお選びください』っていった?

 

 

ここで、九郎は番号を何度も何度も見直した。

 

しかし、どう見ても‘1’にしか見えないではないか。

 

 

たて棒だなこれはうん、1じゃなくてたて棒だ、これは。

 

 

「1は九郎だろ早く選べよ」

 

 

にやにやしながら亮也がせかす。

 

 

「そうだ、早く選べよ有川」

 

 

「有川、早く早く早く」

 

 

「早く選びなよ九郎」

 

 

それにつられて男子全員が九郎を急かす。勿論ニヤケ顔で。

 

 

「あぁ、選んでやるよ。この中で一番の美人を選んでやるよ。お前ら後悔するなよ」

 

 

そう言って九郎は女子の方へ向き直った。こいつ最初は嫌がってたくせにノリノリである

 

 

ドサッ

 

 

しかし、その瞬間九郎は崩れ落ちる。

 

 

「どうしたんだ?九郎」

 

 

突然崩れ落ちた九郎を見て心配に思ったのか亮也が声を掛ける。

 

 

「駄目だ亮也。女子のレベルが高すぎて俺には選べねぇ」

物凄くどうでもいい理由でした。

 

 

ちなみに九郎の発言で女子の顔は真っ赤に染まっていた。

 

 

          ☆

 

 

「茶番劇はここまでにしといて、九郎早く選べよ」

 

 

「おう、早く選ぶわ」

 

 

しかし、正直誰選んでも目の保養にはなるんだがなぁ。

・・・というか、5対5てこれ擬似合コンじゃね?まぁ、いいや。

 

 

しかし、目の前にいる女子は

 

 

同じクラスの『彼女にしたい女子』第1学年一位(海陽高校新聞部調べ)の久米田さんに

 

 

同じく同じクラスの『お嫁にしたい女子』第1学年一位(海陽高校新ぶry)の小野田さんと

 

 

A組の『疲れた時に癒してほしい女子』総合一位(海陽高こry)の桐谷さんと

 

 

D組の『異性と意識しながら付き合える女子』総合一位(海陽こry)の宮本さんと

 

 

E組の『海陽高校ファンクラブ人数』1学年女子一位(海ry)の光ヶ峰

 

 

という1学年の最高レベルの女子がいるんだけど。

 

 

というか、まだ入学して一ヶ月も経っていないのにこのメンバーを集めることができる亮也が怖いです。

 

 

しかしなぁ、選べと言ってもなぁ。

 

俺、光ヶ峰以外あんま喋ったこと無いしなぁ、歩いている間気まずいのは嫌だからな。

 

 

「じゃあ、光ヶ峰で」

 

 

「「「「有川、光ヶ峰さんご指名でーす」」」」

 

 

騒ぐ馬鹿男子4人。ここ学校の前だってこと忘れてんじゃねぇか?こいつら。

 

 

「あちゃー、九郎君に選ばれちゃったかー」

 

 

そう言いながら俺の方へ近付く光ヶ峰。

 

 

「嫌か?じゃあチェンジで」

 

 

「チェンジは使用できませーん」

 

 

九郎が亮也に代えてくれるように頼むがその要求は却下される。

 

 

「別に九郎君のことは嫌じゃないよ。ただもう少し選ばれるか選ばれないかドキドキしたかったなーって思ってね」

 

 

「じゃあチェンジで」

 

 

「チェンジは認められませーん」

 

 

だろうな、チェンジされたら俺も困るわ・・・会話に。

 

 

「酷いなー九郎君はこんな美人捕まえてチェンジだなんて」

 

 

そう言って、光ヶ峰はにやにや顔で更に近付いてくる。

 

 

「お前は別に美人ではないと思うんだけどな、俺は」

 

 

「えー、それひど「どちらかというと、美人っていうより可愛いって感じだなだな」・・・」

 

 

俺がその言葉を言うと光ヶ峰の顔がだんだん紅くなってきた。

 

 

「なに口説いてんだよ、九郎。グループ決まったし、今から突入するから口説くのは後にしろよ」

 

 

「バーカ口説いてねーよ。第一、俺が光ヶ峰なんか口説こうとしても口説けねーよ。」

 

 

自分で言ってて泣けてくるぜ

 

 

「はぁ、お前ラノベの主人公みたいだな。まぁ、いいや。取り合えず一番グループのお前らから出発な」

 

 

そう言って、俺に何かのメモを渡してきた。

 

 

「じゃあ、行くか光ヶ峰」

 

 

「うん、行こっか九郎君」

 

 

俺らは校舎に足を踏み出した。

 

この後、特に大きな波乱も無いのを知らないで




批評募集しております(^O^)/

酷評も作品の豆腐メンタルで耐える所存です。

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