ラブライブ!~蓮ノ空との新たなる日常~   作:薮椿

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能ある鷹でも爪を隠せない

 閑話休題。

 勘違いなのかノリでからかってるのかは知らないが、俺をスクールアイドルに仕立て上げようとしていた奴らは漏れなく乙宗に圧をかけられて黙り込んだ。この部活の力関係が一瞬で分かる図で、こういった一面を見せてくれると新入りの俺も誰をどういう風に扱えばいいのか把握できてむしろ助かる。

 

 そんな感じで余計なネタが織り交ざりつつもようやく本題。

 俺がこの部活の手伝いをしたいと言った件。さっきのスクールアイドルになる云々の話を抜きにしても驚かれる話題で、手伝いたいと進言してきたのが女ならまだしも男だったからなおさら怪訝な顔になるだろう。

 

 だからと言って怪しい奴とか迷惑な奴とは思われてないようだ。その点、この中学1年生の幼い見た目で良かったと思っている。大人が言い出すと警戒されるけど子供ならまだ勢いで言っちゃったのかなレベルで済まされるからな。

 

 乙宗は困った顔をして俺に質問をしてきた。

 

 

「えぇっと、特に部員は募集していないのだけれど……」

「別に部員じゃなくてもサポートするだけでいい。練習メニューの組み立てやダンスや歌の指導ぐらい、これまで何度もやってきてる。だから活動改善くらいはできるはずだ」

「何度もって、スクールアイドルを指導していた経験があるんですか?」

「あぁ、ちょっとな」

 

 

 村野の疑問は最もだ。そりゃ中学生に上がったばかりの男子がスクールアイドルを指導してたって信じられねぇもんな。ただ昔はスクールアイドルって青春時代を焚きつける情熱として高校生がやるものだったのだが、今は学生であれば小学生でもやれるし、公式の許可が得られれば大学生でもワンチャンやれるコンテンツとなっている。そのため小学生の頃に同年代の子の指導をしていたと言えば俺のこの姿でもおかしくないが、それでもそんな奴がいきなり自分の部活に乗り込んで来たら驚くのは当然だろう。

 

 

「練習メニューをまとめたやつってあるか? それを添削してやる。改善後のメニューが納得のいくものだったら俺の実力を認める、まずそれでどうだ?」

「『まず』ということは、それだけで自分を認めさせようとはしていないのね。てっきりそれで押し通るものかと思っていたけれど」

「お前らが納得してないのに仲間になっても異物が混入するだけだろ。だからまずは俺の作業を見てもらうだけでいい」

「分かったわ。いいかしら? 慈、さやかさん」

「ま、部長が決めたんだったら仕方ないか」

「わたしは構いません」

 

 

 そんな感じで実力試しをすることになった。

 スクールアイドル病を調査するには現地のスクールアイドルたちに取り入ることが先決。大人の姿であれば顧問やコーチと称して簡単に潜り込めるのだが、子供の姿だと部員やサポートとして潜入する以外に方法はない。だから認めさせる必要がある。俺がこの部活にいても何ら問題ないことを。

 

 練習ノートを乙宗から受け取った。同時に藤島と村野からも練習メニューが記録されたタブレットを受け取ったのだが――――

 

 

「どうして3つもあるんだ? お前ら同じグループじゃねぇのか?」

「私たちはユニットで活動してるの。私とるりちゃんで『みらくらぱーく!』、梢と花帆ちゃんで『スリーズブーケ』、綴理とさやかちゃんで『DOLLCHESTRA(ドルケストラ)』、2人で1ユニットの合計3ユニット。たまに6人でステージに上がることもあるけどね」

「なるほど。でも、その『DOLLCHESTRA』はどうして夕霧じゃなくて村野が練習メニュー管理してんだよ? 先輩の仕事だろ普通」

「さやせんぱ~い」

「ちょっ、おちょくらないでください!」

「大体分かった気がする……」

 

 

 夕霧が不思議ちゃん系でこういった管理仕事には向いてないから、後輩だけど堅物で几帳面そうな村野が指揮を執ってるわけね。年下の方がしっかりしてるなんて珍しいことではないけど、ここまでユニットの実権を握られてると先輩の威厳に関わる気がする。夕霧にそんな危機感は全くなさそうだからいいのかもしれないけどさ。

 

 そんなユニット事情を垣間見ながらも、早速各練習メニューの添削に取り掛かる。

 どのユニットも結成されてまだ半年くらいとはいえ、長年スクールアイドルをやってきた実績のある部活だからか練習メニュー自体は結構練られていた。だがこっちはそれ以上にスクールアイドルを指導してきた歴戦の猛者だ、改善点なんていくらでも挙げられる。ただ着眼点が広すぎて、作った練習メニューを見せてきた虹ヶ先のマネージャーである高咲侑の精神を滅多打ちにしてしまったこともあった。アイツ曰く『お兄さんは妥協がなく厳しい』とのことだ。

 

 乙宗のノートには付箋で、藤島と村野のタブレットにはデバイス用のペンでメモ書きする。

 そんな中、その様子を背後から覗き込んでいる日野下と大沢が驚嘆の声を上げた。

 

 

「零クンすごーいっ! 3つ同時に見て添削してる!」

「人間とは思えねー動き! 神崎くんって実はロボット? AI? あっ、もしかしてギフテッドってやつ!?」

「あたしなんてもう零クンに勉強教わってるもんね」

「今日の英語の小テストも満点で、ルリたちもビックリしたけどセンセーも驚いてて面白かったよ」

 

 

 うるせぇな後ろ。てか俺ってこの設定では中学に入学したてくらいの年齢だぞ? そんな奴に勉強で負けてて悔しくないのか現役高校生。日野下なんて早速宿題で分からないところを聞きに来る始末だし、プライドってものがないのかねぇ。

 

 日野下たちから漏れる賞賛を聞いて気になったのか、夕霧や藤島もこちらに来て、結局みんなでテーブルを取り囲むことになった。

 

 

「れいの動きが早すぎて、ボクの目には残像しか映らないや」

「それは俺が早いんじゃなくてお前がスローなだけだろ……」

「それにしても神崎、アンタっていつどこのグループの指導してたわけ? ただ一緒にいたってだけだと、そんな的確に添削なんてできないと思うけど」

「ま、μ's時代からやってるからな。あの頃は黎明期でスクールアイドルの練習メニューってのも自分の中でテンプレ化してなかったから、割と苦労はしてたよ。それでも1年くらいアイツらと一緒にいて人となりが分かると、コイツはどういう練習をさせたらいいのかって自然と分かってくる。そこからはメニューの組み立ても楽になった記憶がある――――って、あっ!」

「「「「「「…………」」」」」」

 

 

 ヤバい、やっちまった。昔を思い出してたら懐かしくなっちまって思わずペラペラと口に出してた……。

 6人全員ポカーンとしながらこちらを見つめている。そりゃそうだ、明らかに中学1年生のガキとは思えない経験談を話してるんだから。

 

 

「μ'sって、確か梢センパイが話していた伝説のスクールアイドルのこと……だよね?」

「でもμ'sが主に活動していたのは10年前のはずよ。6年前に一度スクフェスで臨時的に復帰したけれど」

「ん? 10年前だったら、神崎くんってまだ3歳くらい? えっ、その頃からスクールアイドルに関わってんの!?」

「ていうか、あの伝説のμ'sを指導してたってこと!? そんな小さい頃から!?」

「やっぱり、さっき瑠璃乃さんが言ってたみたいにギフテッドってことですか……?」

「れい、もしかして本当に天才?」

 

 

 全員の疑惑の目が俺に集中する。

 やべぇ、このままだと正体がバレかねない。正体が明るみに出るとこのカラダが溶けてなくなってしまう(秋葉談)らしいので、なんとしても誤魔化す必要がある。

 

 

「小さい頃からとあるスクールアイドルと関わりがあって、ソイツらの練習を見てたらメニューを組み立てられるようになっただけだよ。μ's時代のスクールアイドルってだけで、μ's本人じゃない」

 

 

 言い訳にしては苦しいけどこれ以外に思いつかなかった。下手に考え込んだらそれだけで怪しまれるし、これで納得してくれればいいが……。

 

 

「零クン……」

「日野下……」

「それ――――もうスクールアイドルとしてもセンパイだよ! あたしたちの!」

「へ?」

「あたしだったらそんなに細かく練習メニューなんて組めないもん。これからは零センパイって呼んじゃおっかなぁ~♪」

 

 

 変な勘違いをしてくれて助かったと言うべきか。でもどこかズレてる日野下の意見だし、他の奴らはどうかと思って横目で見てみたが、さっきみたいな怪しい気な奴を見る視線ってのはなくなっていた。やはり迷わず堂々とウソをついたのが功を奏したか。それでもコイツらを完璧に信用させるためには俺の実力を認めさせることが一番だ。

 

 粗方メモを書き終えてノートを乙宗に、タブレットを藤島と村野に返却する。

 最初は指摘コメントの数に目を丸くしていたが、その内容を確認すると納得の表情になった。

 

 

「悔しいけどよく考えられてる。普通に参考にできるくらいにね」

「そうですね。まだわたしたちの練習を一切見ていないのに、ここまで指摘ができるのは過去の経験の賜物でしょうか」

「お前らが作った練習メニューから、それぞれがどんなスタンスで練習をしていて、誰にどんな長所があり、どんな課題があるかはなんとなく分かる。改善点ってほど言えるほどの質のいいコメントじゃねぇけど、参考くらいにはなるだろ」

「ありがとう、神崎君。今後の練習方針の良い資料になりそうで助かったわ」

 

 

 とりあえず、これで一定の信頼を得ることはできたようだ。じゃあこれで裸にひん剥いて傷を探せると言ったら全然まだだけど、最初の一歩としては良い方だろう。

 

 

「それじゃあこれで零クンはあたしたちの仲間入りだね!」

「まだ練習メニューを見ただけだぞ。それだけでいいのかよ」

「あたしは別に最初から賛成だったよ! 零クンが入ってくれるだけでも嬉しいもん!」

「そ、そうか……」

 

「さやかちゃん、花帆ちゃんってやっぱり……」

「ずっと神崎さんの側にいるので、もしかすると……」

 

 

 今日ずっとやたらと距離が近い日野下。もしかして俺に気があるのかと思ってしまうが、こんなガキショタ姿の男に一目惚れとかありえんのか? 今まで幾多の恋愛を乗り越えてきた俺だが、こんな姿になって女子高生と接する機会はなかったため、相手が俺に対してどんな恋愛的印象を抱いているのか把握しづらい。これはおねショタ系の性癖も勉強しておくべきなのか……?

 

 

「もうお昼休憩も終わりだからそろそろ決めないとね。どうするの梢? 神崎の入部」

「あなたはどうなの、慈」

「私は……ナマイキだけど実力はあるから、有りか無しかで言えば……有り寄り。あくまで『寄り』だから」

「素直じゃないわねあなたも……。綴理はどうかしら?」

「ボクもオッケーだよ。れい、喋ってると面白いから」

「面白いって、大した会話してねぇだろ……」

「ボクの直感が囁いてる。れいはおもしれー男なんだって」

「綴理先輩は表現が独特なので気になさらないでください! 気に障ったのであればわたしから謝ります!」

「親かお前……」

 

 

 夕霧の相手をするのは大変そうだな……。それでもこの部にいるってことはそれなりの実力はあるのだろう。練習メニューを見てみても、ダンスができる前提の練習が組まれているからそれがよく分かる。

 そんなこんなで先輩たちの許可が得られた。藤島はかなり不本意っぽいが、俺への当てつけのようにも聞こえるから無視していいだろう。まぁ、最初の印象が悪かったから素直になりたくない気持ちは分かるよ。そのせいで呼び捨てにされちゃってるしな。

 

 

「ルリも全然、ばっちこいばっちぐー! 神崎くんって本音を隠さず話してくれるから、ルリも喋りやすくて大助かり!」

「本音ばかり喋るって、むしろ嫌われる典型だと思うけど?」

「普通はそうだけど、空気を読み過ぎちゃうルリからしたら余計なことを考えさせてくれない分労力が減るつーか、そんな感じ! さやかちゃんは?」

「はい、わたしも構いません。部にとっても有益になるのは間違いないので。あっ、別に損得勘定で神崎さんを図ってるわけではなくて、入部させる理由として相応しい評価をですね……!!」

「大丈夫、分かってるよ」

 

 

 1年生たちからの評価は最初から結構高い。やっぱ午前中に会話して俺という人物を多少なりとも理解していたおかげか。

 それでも飛び級編入ができる設定があるとは言え、あまりやり過ぎた言動は慎んだ方がいいかもな。その時その時には誤魔化せても、疑いが積もればいつかひょんなことから正体がバレる可能性がある。特にさっきみたいに昔話の振りがあったら気を付けたい。最悪能ある鷹であっても爪を隠せなくてもいいが、タイムパラドックスを怪しまれる言動だけは避けないとな。

 

 

「みんなから承認を貰っておいてアレだけど、もう部員扱いでいいのか? やって欲しいことがあれば大体できるけど」

「そうね、しばらく仮入部という形でどうかしら? ここまで来たら各ユニットの練習も見てもらう方向にしたいのだけれど」

「あぁ、だったらそうするよ。だけど今日の放課後は部屋の整理とかあるから、明日以降でもいいか?」

「えぇ、よろしくね」

 

 

 紆余曲折あったが無事に仮入部という形でこの学校のスクールアイドルに取り入ることができた。

 でもスクールアイドル病の調査はこれからが本番、今はまだスタート地点に立ったに過ぎない。さて、どうやってコイツらの傷の在りかを探るべきか。全然検討もできねぇけど大丈夫か……?

 

 

 

 

~※~

 

 

 

 

 時が経って放課後。

 秋葉と共に居住場所となる女子寮へとやって来た。話によると特別に俺のための部屋を作ってくれたようで、今そこに向かっている最中だ。どうやら生活に必要なものは既に運び込んでくれているらしい。やっぱりこういう身の回りの配慮だけはいつもしっかりしてんだよなコイツ。俺に対しては事前予告なしで薬を盛るくせに……。

 

 寮内の部屋に入ってみると内装は高級ホテルかと思うくらいの大部屋だった。ベッドはもちろん家電は一通り揃っており、本来部屋の外に出ないと使用できない洗濯機まで存在する。しかもドラム式の高そうなやつで、もはやホテルのクオリティを軽く超えていた。

 風呂も1人用にしては広く、この背丈であれば足を延ばして伸び伸びくつろげる。テレビもソファもビッグサイズで人を呼んでパーティすることだって可能。リビングとベッドルームは別、バルコニーまであるなど至れり付くせりだ。

 

 秋葉も内装は初めて見たようで、自分が住むわけでもないのに目を輝かせてソファにダイブした。

 

 

「すっご! ふかふかぁ~♪」

「部屋の主よりも先に堪能してんじゃねぇよ。てか、話があるんじゃねぇのか?」

 

 

 俺がここに来た元凶はコイツだが、自分の正体を明かせない窮屈な生活を送っている以上、バレるバレないの気を使わなくてもいいコイツと一緒にいる時間は気が休まる。やや毛色は異なるがストックホルム症候群と似たようなものかもしれない。誘拐や監禁などにより拘束下にある被害者が加害者と時間や場所を共有することによって、加害者に好意や共感、更には信頼や結束の感情まで抱くようになるあの現象のことだ。今の状況で頼れるのはコイツしかいねぇわけだしな。

 

 

「それで? どうだったの初日の登校は?」

「とりあえずこの学校のスクールアイドルには潜り込めたよ。それからどうするかは考えてないけど、まずはもっと交流を深めて仲良くなるのが先決だな」

「初日でそこまで行くなんて流石だねぇ。スクールアイドルは6人いるんだっけ?」

「あぁ。あの中の誰がスクールアイドル病なのか、パッと見では全然分かんねぇ。だからどうすっかなぁって話」

「そうだねぇ、誰なのか分からないねぇ」

「なんだよその思わせぶりな口ぶり」

「べっつに~。とにかく、今日は頑張った!」

 

 

 もしかしてまだ俺に開示していない情報があるんじゃねぇだろうな……。

 わざわざ俺が探さなくても、スクールアイドル病を患っている女の子を見つける発明品を自分で作ればいいのに。なんのためにその天才的な頭脳があるんだか。でもコイツは俺が人を救い出す勇姿を見たいらしいので、自分で動くことはよほどのことがない限りないだろう。

 

 

「そうだ、部屋の片付けが終わったら返信しておいた方がいいよ。来てるでしょ、向こうに置いてきた女の子たちからの連絡」

「お前が勝手に置いてきたんだろうが……。ったく、今日ずっと携帯が震えていたからそっちの対応も大変だったっつうの」

「一応事情はみんなに説明しておいたけど、それでも声が聞きたい、顔が見たいって子はいるからねぇ。元の姿に戻れる薬も活用してなんとか乗り切ってね。もう一度言うけど正体バレはダメだよ、絶対」

「他人事が過ぎる……」

 

 

 みんなのケア方法を含め俺がどう対処するのか楽しみにしてるってわけか。これも事前に事情を説明しておいてくれてありがたいなんて思ってしまうあたりコイツに毒されてんだろうな俺も。

 

 

「そういや楓にはなんつったんだ? アイツ、俺がしばらくいなくなるって知ったら発狂しそうだけど」

「そうなんだよ。暴れたから強力な鎮静剤と精神安定剤を打って黙らせた」

「マジかよ。妹なのに容赦ねぇ……」

「楓ちゃんに興味があるわけでもないしねぇ」

「ないからと言って薬ガンガン打っていいわけでもねぇけど……」

 

 

 俺たちには楓っていう妹がいるのだが、ソイツがブラコン妹を体現したような奴なんだ。だから俺が急にいなくなって荒れてるのかと思っていたのだが、実際に暴れたのでどうやら秋葉の手によって黙らされたらしい。あまりにも不憫だから後で連絡入れとくか……。

 

 

「私としては零君が順風満帆な学校生活を送れているようで安心したよ。これも女の子に好かれる体質のおかげであっさり馴染んだおかげかな」

「元凶のくせに勝手なこと言いやがって……。でも、失敗は許されないことなんだろこれ」

「うん」

「だったら最後までやり切ってやるよ。どんな経緯であれ、女の子が傷付くのは放っておけないからな」

「それ、そのカッコいい零君が見たかったんだよ。これから頑張ってね、秘密の学校生活を」

 

 

 そのウィンクした顔面、殴りそうになったけど必死に拳を抑えつけた。

 

 兎にも角にも、またスクールアイドルたちとの日常が始まる。

 しかも今回は人生二度目の高校生活。スクールアイドル病にかかっている子は誰なのか。正体を隠して問題を探る、まさに秘密の学校生活(シークレット・スクールライフ)が本格的に始動しようとしていた。

 




 プロローグ的な導入回はこれで終わり。次回からはいつも通りの日常回となります。
 いつもの日常モノとして楽しんでいただければと思いますが、その中でもスクールアイドル病を探る件や、彼が正体がバレるかバレないか駆け引きする様もついでに愉しんでもらえればと思います。

 予定ですが、次からの3話は各ユニット回となります。
 次回は多分スリーズブーケかな。



【キャラ設定集】
零から蓮ノ空キャラへの呼称(そのキャラへの印象)
・日野下花帆 → 日野下 (距離感バグり過ぎ)
・村野さやか → 村野  (堅物真面目)
・乙宗梢   → 乙宗  (堅苦しい喋り方のお嬢)
・夕霧綴理  → 夕霧  (不思議ちゃん)
・大沢瑠璃乃 → 大沢  (言葉遣い砕け過ぎ)
・藤島慈   → 藤島  (生意気な先輩)

蓮ノ空キャラから零への呼称(零への好感度 0~100で50が普通)
・日野下花帆 → 零クン  (?)
・村野さやか → 神崎さん (50 至って普通)
・乙宗梢   → 神崎君  (40 服着崩しや口調が不良っぽい)
・夕霧綴理  → れい   (50 おもしれー男)
・大沢瑠璃乃 → 神崎くん (50 話しやすいだけで良きかな)
・藤島慈   → 神崎   (30 生意気な後輩)

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