「大体お兄ちゃんはさ、教育者として即逮捕案件なことをしているわけだよ。妹っていう身近に手頃な女がいるっていうのに、実の生徒にまで手を出しちゃって」
「手は出してねぇよ……」
今日は妹である楓の買い物に付き合っている。どうやら限定のブランド服の発売日らしく、しかも1人1着限定らしいので俺を連れて2着ゲットする算段だったらしい。
男でも女性モノの服を買えるのか怪しくはあったのだが、最近はジェンダーレスの風潮が強く、女性のみ販売という販売形態自体が減ってきている模様。そのせいか俺でも購入することができた。そもそもカップルで来てる奴らも多かったので、女性の特売争いに参加する男は大変だなってつくづく思うよ。
そして、無事に限定服を2着購入してホクホク顔の楓。家事好きで俺のことを世話するブラコン妹の印象が強いコイツだが、それでも年相応に綺麗な服、可愛い服には興味がある。専業でモデル業をしている雪穂や亜里沙やその会社にたまに呼ばれて一緒に撮影することもあるくらいだ。
特にコイツの場合はあまりに美少女すぎるために男性女性人気がどちらも高く、コイツがモデルになった時の雑誌(紙媒体と電子媒体どちらも)は爆売れする。
ただコイツ自身が俺以外に自分の輝く姿を見られることに対して消極的のため、モデルを専業としておらず、あくまで会社側が頭を下げてきたときだけだ。そんな大型のモデル会社を手玉に取れる自分に多大なる優越感を抱きながら生きているのが楓という人間だ。
お目当ての服も買え、必然的に俺とデートすることになったこのブラコン妹の気分は有頂天。
だが、俺が最近学校であった話をするたびに少しずつ機嫌が悪くなっていき、冒頭の発言に繋がるわけだ。そんなわけで昼飯を食うために、そしてコイツの機嫌を元に戻すためにいい感じに洒落てる喫茶店に入ったわけだが、日頃から溜まっている鬱憤に対する愚痴はそう簡単には止まらないらしい。
「性欲処理なら昔から使い倒して穴が馴染んでいる妹がいるじゃない」
「俺が欲求不満だから女の子たちと付き合ってるみたいな言い方やめろ。つうかお前、この歳になっても変わんねぇな」
「妹の役割はお兄ちゃんのお世話。そして私は永遠にお兄ちゃんの妹。だから変わらないよ」
これでも俺は社会人、コイツは大学生。兄妹で性行為をするなんて許されないけど、学生時代であればまだ若気の至りってことでギリギリ可愛い方だ。だけど今の俺たちは23歳と21歳であり、二十歳越えの兄妹が今でも身体を重ね合わせてるって世間体から見なくてもヤベぇだろ……。
「大学の授業をサボる時もさ、欠席理由に『近親相姦してました』って書くのちょっと興奮するけどね♪」
「おいマジかよやめろ!」
「ウソウソ! 流石の私も赤の他人にお兄ちゃんとの関係をバラすほど常識欠如してないって!」
どうだか。俺が別の女の子といるとやたらと俺との関係性をアピールするくせに……。
そんな感じで注文した飯を食いながら駄弁っていると、俺の後ろの席に女の子3人が着座した。背の高いソファタイプのため立ち上がらなければお互いに顔を視認することはできない。
だが、その子たちの声を聴いた瞬間にその正体が分かった。
「わぁ~♪ 凄くオシャレな喫茶店だね! 写真撮っちゃお!」
「悠奈、はしゃぎ過ぎ」
「えぇ~? だって島にいたら中々こんなカフェに来れれないし、楽しめる時に楽しんでおかないと! ね、かのんちゃん?」
「そ、そうですね……」
かのんとSunny Passionの聖澤悠奈と柊摩央だ。アイツら東京に来ていたのか。しかも示し合わせたわけじゃないのに俺の側に現れるとは、やっぱり俺と縁のある女の子ってのは物理的に寄り付いてくるものなんだな。
なんて思っていると、楓の機嫌がまた一回り悪くなった。
「は? 知らない女が2人もいるんだけど」
「あぁ、Sunny Passionか。あれ、話してなかったっけ?」
「知らない。言ったよね? お兄ちゃんはご主人様気質だから色んな女の子たちと仲良くなるのは百歩譲って許すけど、知り合ったら私に報告してよって」
「いやしたつもりだったんだけど……。してなかったみてぇだな」
「むぅ……」
報告しなきゃいけない意味も分からないし、俺がそのルールを守る理由もねぇんだけどな。守らないとこうして目に見えて機嫌が悪くなる。だから世間話の一環で俺の人間関係の話もすることにしている。まあ今回は忘れてたわけだが。
女の子とたくさん付き合ってるからいつか誰かに刺されそうって言われることがあるけど、一番刺してきそうなのは一番身近にいる妹のコイツなのかもしれないな……。
ちなみにかのんたちの会話が楓にまで聞こえているのはアイツらが大きな声で喋っているのではなく、単純に楓が地獄耳なだけだ。俺の些細な言葉も聞き逃さないような耳の造りになっているらしい。理屈はよく分かんねぇけど。
そんな中、再びかのんたちの声が聞こえる。
つうかコイツら、一体何をしにここへ来たんだ……?
「すみません、わざわざ付き合ってもらって」
「いいよいいよ! 『ラブライブ!』の会場の下見のためにいつか来る予定だったし」
「そうですね。できれば結ヶ丘の文化祭の日に来ることができればよかったのですが、生憎ながら模擬テストと被ってしまいまして」
「お二人共受験生ですもんね。だったらなおさら申し訳ないことしたかなぁ……」
「大丈夫! 私も磨央も推薦でもう決まってるし、残りの学校生活はスクールアイドルに全力だから! 要するに、相談に乗ってあげるために渡航してくるくらいは余裕ってこと!」
「そうですか、ありがとうございます!」
相談事か。同じ部のメンバーでもなく教師の俺でもなく、わざわざコイツらにする理由って? 部外者でないと話せないわけでもあるのか?
「相談って前に電話で言ってたよね。まさか恋のライバルが現れるなんて、青春だねぇ~」
「悠奈、かのんさんは真剣なのよ。でもあの先生にどうアプローチするか、それを悩んでいるのは可愛らしいことですが」
「も、もう2人共!」
「ゴメンゴメン! 大丈夫、しっかりアドバイスするよ!」
なるほど、そりゃ部外者に相談するしかない内容だな。同じ悩みを持っている部のメンバーには話しても意味ないし、もちろんアプローチ対象である俺にするなんてできっこない。そうなれば交流が親密で、かつ部外者のコイツらになるのは必然か。
それにしても、やっぱり恋煩いに悩んでたんだな。文化祭の後夜祭の時はかのんを含め2年生は余裕そうな感じだったが、あの時は後輩たちがいたからある程度強がっていたのだろうか。きな子たちの方が悩んでたし、自分たちまで沈むことはできなかったのだろう。実際そこのところどうなんだろうってずっと思ってたけど、むしろ悩んでいてくれて良かったよ。変に強がって空回りされても困るしな。
「お兄ちゃんのことが好きになった女ねぇ……」
そして目の前には不機嫌な顔をしている奴が1人。俺の後ろでは俺を中心とした恋バナをするJK3人、前では俺に嫉妬する妹。なんとも複雑な雰囲気だなオイ……。
「それで、かのんちゃんはぶっちゃけ先生のことをどう思ってるの?」
「悠奈、それはいきなり過ぎるのでは……?」
「だってどの程度の気持ちか分からないとアドバイスの仕方も変わってこない? ただの教師生徒の関係としていい感じでいたいのか、それともそれよりももっと先の関係になりたいとか、色々あるでしょ?」
「確かにそうかもしれないけど……」
初っ端からぶっこみやがったな悠奈の奴。想いの人がいる目の前でソイツのことをどう思っているのか聞くなんて鋼鉄のメンタルを持っていないとできないことだが、向こうは俺に気付いていないためそこまで重大なことだとは思っていないだろう。裏で聞いている俺は何故か心臓の鼓動が早くなってしまうが、この歳になっても女の子の生告白は結構心が揺さぶられるんだよ。
「好き、だと思います。多分……」
「「ひゃあぁ……!!」」
「えっ、なんですかその反応!?」
「いや、顔真っ赤でとても可愛くて……」
「抱きしめちゃいそうだった!」
「えっ、そ、そんなに変な顔してましたか私!?」
やっぱり人の恋バナを聞くのは緊張するな。しかもその好きな相手が自分自身で、自分のすぐ裏でその恋バナが展開されるのはドキドキしつつも気まずくも思ってしまう。もう俺がここにいることなんて絶対にバラせねぇな……。
「好きだってさ。良かったねぇ、小学生と中学生くらい歳の離れている女の子から好きになってもらえて。教師として女子生徒に好かれるってさぞかし気分よさそ~」
「顔が祝ってくれている感じじゃねぇんだけど……」
「そもそもたくさんの女と付き合ってるのも問題だけど、女子生徒にここまで恋愛感情を向けられるのも罪だよねぇ~」
「それを言うな。もう十分に自覚してるから……」
これまで何度も妄想させられてるよ、教師の不祥事ってやつは。でも俺から手を出しているわけではなく、相手から勝手に好きになられているだけだ。それに淫らなことをしているわけでもなく、むしろ女の子たち側が自分を磨くために勉強や部活動を頑張り成果が出ている状況。そうなればその親からも教師として評価され、もはや不祥事どころか模範教師として持ち上げられることになる。
だがそれでも最近何かと話題の教育界隈のやらかしニュースを見ると、明日は我が身とちょっと心配してしまう気持ちも分かってもらえるだろう。そして楓はそのことをネタにこうして俺に女子の知り合いができるたびに煽ってくると。そもそも俺は職業柄、女子高生と関係を持つことが多いからな……。
「それでそれで? 先生のどこを好きになったの!?」
「そ、それは……。優しくて、勉強のことや悩み事があったら親身になって寄り添ってくれるところとか……。普段は何事も面倒な雰囲気でいますけど、いざという時は絶対に助けてくれる安心感があります」
「あぁ~それ分かるかも。あの時も普通にカッコよかったなぁ」
「そうですね。あの時の真剣な表情は私も忘れられません」
「お二人共?」
「い、いや何でもないよ何でも!」
「去年東京に来た時のことを思い出していただけで……」
悠奈も摩央も頬がじんわりと紅い。
去年東京に来た時って、もしかして俺がエスコートしてやった時のことか? あの時はファンに見つかってもみくちゃにされそうになったのを、俺が手を引っ張って助けてやった記憶がある。ただその後にかのんたちに俺の携帯の連絡先を見られて本性がバレる大きな事件があったので、その時の出来事はむしろそっちの印象の方が強いが。
それにしても、自分の好きなところを言い合っている現場に遭遇するほど恥ずかしいことはないな。今もかのんたちが俺のことを想像しながら色々と褒めてくれているが、今にも自分の背中を搔きむしりたいくらいだ。誉め言葉を言われることには慣れてるけど、こうやって恋バナの延長線上で話されるとムードがあるため流石の俺でも平常心を保つことは難しい。
「お兄ちゃんのどこを好きになったのか選手権なら、私絶対に勝つ自信しかないんだけど」
「なんだよ急に」
「お兄ちゃんがお風呂で最初にどこから洗うのかも知ってるし、食事の時もどの順番でお箸をつけていくのかも分かる。寝返りをどのような周期でするのか、エッチする時にドSスイッチが入るのはどんな時か、どんな食事を取らせれば何発発射させられるのかもね♪」
「それ好きなところなのか!? 明らかに俺の生態調査だろ! つうかそんなことまで知ってるのかよこえぇよ!」
「これが兄持ちの妹の嗜みだよ。むしろ妹なら全員やってることだからね」
「ウソつけ……」
兄のお世話は妹の務めだの、兄の生態調査は妹の嗜みだの、兄の性処理は妹の義務だの、もう全国の妹という妹に謝って欲しい持論ばかり展開しやがる。あまりに口が上手いせいで、コイツの同級生であり親友でもあり天然である亜里沙が悉く騙された。そのたびに雪穂のツッコミがあって矯正されたのだが、今思えばいいトリオだな。
「それで? 好きとか言われちゃってるけど、お兄ちゃんはどうするの?」
「どうするもこうするも、アイツらが俺のことを好きなのは知ってる」
「いやぁ男として最高のポジションだよね。女子高生たちがどんどん自分のことを好きになってくれるっていうのはさ」
「煽るな。だからと言って別に構えてるだけってわけじゃない。俺はもっとアイツらの近くにいてやるだけだ」
「心を開いてくれるためには、一緒にいることが何より大事だもんねぇ。お兄ちゃんから告白すれば物語はすぐ終わるんだろうけど、あの子たちがそれに甘えちゃわないように、本心を包み隠さずに打ち明けてくれるようにするために、一緒にいて恋愛の特訓をしてあげてるわけだ。優しぃ~」
「分かってんのなら煽るなよ……」
楓は興味なさそうにジュースの入ったグラスをストローでかき混ぜる。
ブラコン思考が故に俺の行動原理を一番良く理解しているのはやはり兄妹だからなのか。さっきまでぶっ飛んだ発言ばかりしていたのに、突然何もかも理解した風になっているのがその証拠だ。
そんなことを話している間に裏では俺の褒め合いが終わった模様。また相談のフェーズになる。
「先生には思い切ってアタックした方がいいかもしれませんね。かのんさんのお話や私たちの経験からすると、先生は何があろうと、どんなことがあろうとあなたを受け止めてくれるはずです。もちろん他の皆さんも同じだと思いますよ」
「そうだね。むしろ先生の方が私たちを受け止めてくれるっていうか、来るもの拒まずって感じだもんね」
「かのんさんたちから来るのを待っている節もあります。男性とのお付き合いは最初は誰でも緊張するもの。ただし、緊張しても良いのではないでしょうか。あの先生であれば必ず受け止めてくれるので、その最初の緊張さえ耐えることができれば、あとは成るようになる気もします」
「おっ、いいこと言うね摩央」
「やっぱり、そうですよね」
やっぱりってことは、自分でもどう足掻いても緊張は拭えないのでとりあえず突撃するしかないってことは分かっていたのだろう。ただ分かっていたとしてもいざ実行に移すとなると躊躇われるもの。だからこそ最初の一歩を踏み出す後押しをしてもらうためにサニパを呼んだ、そんなところかもしれない。
にしても、恋愛成就の作戦を盗聴するってのは果たして道徳的にどうなのか。いや別に盗み聞きするつもりはなく聞こえてきているだけなのだが、これから相手がどう攻めてくるのか筒抜けになっているのは相手からしたらそれこそ羞恥心を煽られることだろう。ますます今の俺の存在を明かせなくなったな。明かすつもりもなかったが。
「ありがとうございます、悠奈さん、摩央さん。とりあえず当たって砕けろの精神で勇気、出してみます!」
「その意気その意気!」
「皆さんの恋愛の成就、楽しみにしています」
「はい。みんなも同じ気持ちだと思いますけど、私より全然強いので大丈夫だと思います」
どうやら決意はできたみたいだ。そりゃいきなり七草やウィーンみたいな色物が現れて、自分と同じ想い人を狙っていると知ったら大なり小なりビビるよな。後夜祭の時の平静は文化祭の終わりでしんみりしていたってのもあったのだろう。後でよく考えてみたら、『あれ? 意外と複雑な状況じゃね??』って気づくのは当然か。
でもこれで俺たちの関係も無事に進展しそうで良かったよ。やはり女の子たちの成長を見るのは楽しい。教師の仕事をやってるのもその理由が1つだしな。
これにて良いお話で終了――――とはなっていない奴がここに1人。
「なんか人の恋路って邪魔したくなるよね」
「ならねぇよ」
「でも年下相手に大人げないし、どうしたらこの鬱憤を発散できるのか考えてたんだよ。そうだ、見せつけてあげればいいじゃんって」
「見せつけてって、まさかお前、俺たちの存在をバラす気か!? それだけはやめろ!」
「んふふ、それはどうでしょー」
悪戯な笑み。このまま無理矢理に腕を組まされて、かのんたちの机に行って俺の姿を見せびらかすとかやらかしかねない。店内で騒げないことをいいことに。
秋葉もそうだけど、楓も中々に行動が読みにくいからな……。
その時、俺たちのテーブルに誰かが来た。もしかしてアイツらに見つかったのかと思ったが、来たのは店員で、持っているトレーにパフェが乗っていた。
「こちら、カップル限定特性チョコレートパフェです!」
「えっ、カップル限定?」
「私がこっそり頼んでおいたんだよ」
チョコとクリームがたっぷり乗ったパフェと、カップル同士で食べさせ合うための長いスプーンが到着。俺たちは兄妹なのだが、この歳になるとカップルに見られることが多くなった。そのおかげで服も買えたし、こうしてカップル専用を堂々と注文することができるわけだ。まあ俺たちは兄妹でもあるしカップルでもあるのであながち嘘はついてないんだけどさ。
「恋愛話を聞いてたらカップルみたいなことをしたくなっちゃった。だからこれで鬱憤晴らし。いいよね?」
「そ、そうか……」
「なにその驚いた顔。もしかして私がお兄ちゃんと腕を組んで、あの子たちの前に飛び出すとか思ってた?」
「思って、ないけど……」
「ふふっ、図星じゃん」
「ったく……」
バレてたか。俺の思考を読み取る能力は一番ってさっきも言ったしな、仕方がない。
「いくら私でも人の邪魔はしないよ。お姉ちゃんとは違って、お兄ちゃんの不利益になることは絶対にね」
大人になったというべきなのだろうか。昔は穂乃果たちの邪魔ばかりしてきたから、文句を垂れつつも静観できるようになったのは精神的成長なのかもしれない。
いやまぁ、それが普通っちゃ普通なんだけども……。
そんな中で、また裏からアイツらの声が聞こえる。
「後ろの席の人、カップルパフェ頼んでたよ。いつか私もそういうことできる男の人ができるのかなぁ」
「えっ、悠奈さんもそういうことに興味あるんですか!? 今好きな人がいるとか!?」
「えぇっ!? ち、違うただの憧れなだけで……。摩央はいないの、そういう人」
「そ、それは……乙女の秘密ということで」
「2人もいるんだ、そういう人……」
「そうは言ってない!!」
盛り上がってんなぁ後ろ。
女の子の恋愛沙汰に付き合うってのは山あり谷あり、悩んだり喜んだり。男としては難しいねぇ……。
前々回、前回から引き続いてサブキャラ登場回の3話目です。別にサブキャラをまとめて登場させるつもりはなかったのですが、文化祭編の長編が終わったのを機にやってしまおうと思った次第です。
そして今回はサニパと楓が同時出演。とはいってもお互いに会うことはありませんでしたが……
ちなみに秋葉さんは名前はよく出てきますが、まだLiella2章では生身で一度も登場していないことに今更気づきました(笑)