ラブライブ!~蓮ノ空との新たなる日常~   作:薮椿

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 今回は1年生個人回ラスト、零君の妹である楓回です。そして作者の超絶オ○ニー回。

 オリ主×オリキャラという話の構成上、穂乃果たち原作キャラが一切出てきませんので閲覧にはご注意を。

 『穂乃果たちが出ないならいいや』という方はこの話だけは飛ばしてもらっても構いません。

 そして多分あまり役には立たないですが、活動報告にて『超短編小説~お兄ちゃんを好きになった理由~ 』を読んでおくとほんの少しだけ楽しめるかも?


私だって、"零くん"の彼女になりたかった!!

「よいしょっと……これで粗方片付いたな」

 

 

 同棲生活9日目。もうここまで来たらμ's全員が家族のようなもので、みんなが家にいることにも一切違和感がなくなっていた。基本的には自宅ぐらいは静かに暮らしたい典型的な引きこもり体質なのだが、一緒に暮らしてみると賑やかなのも案外悪くはない。大好きな彼女たちの隣にずっといられることが一番の要因だと思う。

 

 

「大好き……か」

 

 

 俺の手には片付けの最中に見つけた1枚の写真。そこには幼い頃の俺、そして妹である楓が写っている。

 自慢ではないが、この17年の人生の中で女の子から"大好き"と言われた回数は、世界ランキングにしても上位にランクインする自信がある。もちろん彼女である穂乃果たちから言われるのは当たり前なのだが、実は俺に"大好き"と言った回数が一番多いのは楓だ。

 

 趣味や特技に何故か"お兄ちゃん"が関係するほどにブラコンで、周りを気にせず時には巻き込んで俺だけに愛を向ける台風っぷり。そんなアイツは幼い頃から俺にベッタリであった。そもそもの原因が秋葉による擦り込みなんだけどな……

 

 

 ちなみに俺と楓はずっと一緒にいたわけではない。生まれた時から俺が中学卒業までは一緒だったが、音ノ木坂学院に通うことになってから俺は実家から離れ、元々秋葉が住んでいた家を借りて一人暮らしをすることになった。つまり俺が高校入学してからの2年間、楓と会えるのは長期休みの日程度になってしまったんだ。

 

 アイツが俺によりベタベタしてくるようになった理由は、そういった別居生活があったからかもしれない。

 

 

「俺は、アイツのことをどう思っているんだ……?」

 

 

 実の妹に対してこんなことを考えること自体が間違っているのだろう。でも楓が俺に向けている愛は間違いなく本物だ。そこに兄妹という垣根は一切なく、1人の女として、"お兄ちゃん"ではなく"神崎零"という1人の男として俺を愛している。そしてアイツはそんな兄に恋をすることによって発生する弊害を、何一つ恐れていない。楓の恋が本物だという証拠だ。

 

 

 だけど俺はどうだ?俺の気持ちはどうなんだ?

 

 

 その質問を自分で問いかけると、決まって俺は答えを先延ばしにしてしまう。亜里沙の悩みを解決して以降、特にそれが顕著になった。俺は知らず知らずの間に答えを先延ばしにしていたのだが、もう同棲生活も今日を入れてあと6日。今週末にライブがあることを考慮するとそろそろ解決に着手しなければならない。もうこれ以上自分の心から目を背けるわけにはいかないんだ。

 

 

「話し合おう。今までほとんどアイツと真面目な話をしたことなんてなかったけど……」

 

 

 天真爛漫からは遠くかけ離れた存在である楓だが、自分の心にだけはいつも真っ直ぐだ。でも秋葉はそんなアイツにも悩みがあることを悟っていた。雪穂と亜里沙がそうであったように、アイツの心にも枷が付いているのだろう。

 

 

 だから俺は楓の兄として、そして1人の男として、アイツを救ってやりたい。

 

 

 

 

~※~

 

 

 

 

「来たよ、お兄ちゃん♪」

「おう、適当にそこら辺に座ってくれ」

「じゃあ布団を被ってベッドで横になろうかな♪」

「それだけはやめろ……」

 

 

 テンションは相変わらずいつも通りだ。むしろ俺の部屋に入ることができて、いつもより気分が踊っているようにも見える。普段から俺のベッドで昼寝なり自分磨きをするのが当たり前になっているコイツだが、今回ばかりは流石に俺の雰囲気を見抜いたのか、机を挟んで俺の対面に割座、いわゆる女の子座りをする。

 

 

「お兄ちゃんから私を部屋に入れるって珍しいね。どういう風の吹き回し?」

「俺とお前との間に御託はいらない。だから用件だけ言う」

「……」

「お前の心中を聞きたい」

 

 

 その瞬間楓が眉をひそめる。

 察しのいいコイツのことだ、俺の一言だけでその言葉の真意をすべて理解できたのだろう。普段から若干ツリ目がちな目がさらに鋭くなる。泣いたり怒ったりなどの喜怒哀楽のどれにも当てはまらない表情をしているため、今コイツがどんなことを考えているのかは分からない。

 

 

 楓は軽く深呼吸して、改めて俺と向き合う。

 

 

「はぁ~……女の子の悩みを無闇に詮索するものじゃないよ」

「兄だから当然だろ――――って言いたいところだけど、教えてくれたのは秋葉なんだ」

「お姉ちゃんが……ふ~ん……」

「俺自身が気づくべきだったんだけど、あの時の俺ではそれは無理だっただろうな」

 

 

 真姫から励まされる前の俺は、雪穂に亜里沙、そして楓のことを"見ているフリ"をしていた。穂乃果たちとの一件以降、俺は女性の心に繊細となっていて、その結果雪穂たちに近づこうとはしなかったんだ。

 

 それに気づかなかった俺は、"近づこうとはしなかったこと"を無意識の間に『彼女たちなら俺がいるから、悩みも心配もしなくていいだろう』と勝手に自分自身を偽っていた。

 

 

「気づかないのも無理ないよ。私だって誰にも気づかれないように隠していたわけだし……」

「それにしては随分と冷静だな」

「バレちゃったのならこの際、潔く言っちゃった方がいいと思ってね」

 

 

 いざという時の決断のよさは流石兄妹というべきか、話が分かる奴で正直助かった。雪穂と亜里沙と比べれば妹なので話はしやすいのだが、楓も俺同様人の心を読むことには長けているがゆえ、お互いの腹の探り合いになるだろうから総合的に見ればコイツが一番面倒だ。

 

 

「じゃあ話してくれるんだな?」

「うん。それにお兄ちゃんに聞いてもらわなきゃ意味ないし」

 

 

 そうは言うものの吐き捨てるように物を言う辺り、戸惑っていないことはないようだ。誰だって自分の心を無理矢理覗かれればそうなってしまうのも仕方がない。擁護はできないがこれはチャンスだと思って肯定的に捉えておこう。

 

 

「俺に聞いてもらわなきゃいけないってことは、やっぱり俺に関することなのか?」

「そうだよ。まあそう言っても、もう手の届かないだろうけど……」

「手が届かない……だと?どういう意味だ?」

「そのまんまだよ。私にとって、お兄ちゃんは遠すぎた……」

 

 

 楓の表情はこれまでの俺の人生の中で見たことがないくらい曇っていた。コイツはやることやること大体すべてが上手くいくので、楓自身は落ち込むことを知らない。大抵楓の表情は余裕ぶった悪い笑顔か、自分の気に入らない女(大体は俺に寄ってくる女性)に対する怒りに満ちた顔のどちらかだ。

 

 

「遠すぎたって……俺たちは兄妹だろ?普通なら一番近しい人間同士じゃないか」

「兄妹か……私はこれほどまでお兄ちゃんがお兄ちゃんでなかったらよかったのに、と考えたことはなかったよ」

「俺がお兄ちゃんじゃない……それってまさか!?」

「そう、やっぱり兄妹じゃあ普通の恋愛はできないね♪」

 

 

 楓は明るそうに振舞っているが、そんな曇っている笑顔では全然明るさを装えていない。

 やはりと言うべきか、楓は俺の"妹"であることにコンプレックスを抱えていた。兄妹というのはどう足掻いても決して揺らぐことのない決定的なものだ。そこは俺が解決できるできないどころの問題ではない。

 

 

「私は幼い頃からずっとお兄ちゃんのことが好きだったんだよ」

「ああ、知ってる……」

「何度も何度もアプローチをかけた。抱きついたり、変態なお兄ちゃんが大好きな、ちょっぴりエッチなこともしてみたりね」

「それは流石に愛が重すぎる……」

「そして何度も何度もあしらわれた。もちろん妹がお兄ちゃんに恋をするなんて間違っている。でも、本気で好きになっちゃったんだからしょうがないじゃん」

 

 

 楓の愛は本物だ。それは大体分かっていたが、アプローチまで本気だとは思っていなかった。

 これまでに幾度となくアプローチを仕掛けられていたが、それも全部兄妹愛を超越したゆえの行動だったのか。俺はてっきり9割以上がおふざけだと思い込み毎回適当にあしらっていたのだが、その度に楓を知らず知らずの内に傷つけていたのかもしれない。彼女の愛は、本物だったのだから。

 

 

「お前を無意識の内に傷つけていたのなら……悪かった」

「いいよ別に。兄としてなら、それが普通の対応だもん」

「兄として……か」

 

 

 兄としてなら妹と恋愛をするなんてもちろんもってのほか。多少妹が傷つこうとも未来のことを考えれば、楓の言う通りそれが普通の対応だ。俺も悔いを改める必要はない。兄と妹が健全に生きていくためにはそうしなければならないんだ。

 

 

 

 

 だけど――――――どうしてここまで心が痛む……?

 

 

 

 

 楓が兄妹の恋愛で悩んでいることに、どうして俺もここまで心を痛めなければならない。ここでガツンと『兄妹で恋愛なんてダメだ』と言うだけでこの事態は終息する。それなのに何故俺はそれを言わない……?何故俺は悩んでいる……?

 

 

「それにね、お兄ちゃんの彼女であるμ'sの皆さんを見ていると『やっぱり私じゃあダメなんだ……』って思うんだよ。お兄ちゃんと穂乃果先輩たちは傍から見てもまさに理想の恋人同士。9股しているなんて考えられないくらい、穂乃果先輩たちは幸せそうなんだよ」

 

 

「楓……」

 

 

 

 

「もう妹の私が付け入る隙はどこにもない!!お兄ちゃんの心を揺らすことなんてできないんだよ!!"妹"っていう枷がいつもいつも邪魔をするから!!こんなにも……こんなにもお兄ちゃんのことが好きなのに!!μ'sの皆さんよりもずっと、ずぅううううっと前から好きなのに、でもそれは絶対に叶うことがない夢!!ズルイよみんな!!お兄ちゃんに振り向いてもらえて!!精々私はお兄ちゃんの斜め後ろにいることが精一杯!!隣に並ぶことさえできない!!こんなことなら……こんなことなら……お兄ちゃんの妹になんてならなかったらよかった!!私だって、"お兄ちゃん"じゃなくて"零くん"の彼女になりたかった!!」

 

 

 

 

 楓は涙を流しながら遂に心に溜まっていた嘆きをすべて爆発させた。彼女が放つ言葉の1つ1つが容赦なく俺の心を貫く。もう"気づかなかった"と済まされるほどではない後悔が俺を襲う。

 

 楓がここまで心に重りを背負っていたとは思わなかった。普段の態度を見れば、雪穂や亜里沙以上にコイツは極めていつも通りだったのだ。

 もちろん楓の悩みは何なのか、この同棲生活中に何度も考えてみた。だが先ほど言った通り、俺は無意識の間に目を逸らしていたんだ。雪穂と亜里沙の一件から誰からも目を離さないと決めていたのにも関わらず……

 

 

 俺自身も"兄"と"妹"という枷に囚われていたのかもしれない。

 

 

 ――――――いや、それはただの言い訳だ。枷に囚われてもなお楓と向き合えなかった、俺自身の責任だ。

 

 

「そう考えた私は、もういっそのことこのままの関係でもいいと思ったんだ。私がお兄ちゃんに偽物のアプローチを仕掛け、お兄ちゃんがそれをあしらう、そんな関係。私はそれでも楽しいし、どうせ叶わないなら形だけでもいいから恋人みたいなことをしようかなぁ~ってね……」

 

 

 楓は必死に涙を抑えているが抑えきれていない。綺麗な目から溢れた涙は頬を伝って顔から滴り落ちる。

 俺はまた女の子の悲しい涙を見てしまった。雪穂や亜里沙の時に経験したのにも関わらず、その涙を見るたびに俺の心が溶かされてく。溶かされるたびに心が悲鳴を上げる。"またやったのか"と俺を縛り付けて拷問する。

 

 

 そこでさっきの問いかけに戻る。

 

 

 

 

 ――――――どうしてここまで心が痛む……?

 

 

 

 

 穂乃果たち9人に告白して、みんなと恋人同士になれたのはすごく嬉しい。そして俺はそれが間違った選択肢だとは一切思っていないし、今この状況でもそれが覆ることはない。少なくとも、これが原因ではなさそうだ。

 

 

 じゃあなぜ穂乃果たちに告白した?それはみんなの笑顔をもっと近くで見ていたいから。他の誰よりも近くで、彼女たちの笑っている顔を見たいから……

 

 

 

 

 …………

 

 

 

 

 笑顔……か

 

 

 

 

 !!!!

 

 

 

 分かってきた……なぜ心が痛むのか?なぜ俺が楓に兄妹同士の恋愛をやめるように言ってこなかったのか?今まで曖昧だった、その答えが明確になってきた!!

 

 

 俺は深呼吸をして、俯いたままの楓と再び向き合う。

 

 

「楓」

「……?」

 

 

 楓は黙ったまま顔を上げ、俺の顔を見つめた。

 

 

「俺はお前と一緒にいて楽しくなかったことがない。確かにちょっとアプローチが激しいこともあるけど、それだけ俺のことが好きなんだなって考えると、とても嬉しいよ」

「お兄ちゃん……」

「この春からお前と一緒に2人暮らしをするって聞いて初めはウンザリしてたけど、いざ一緒に暮らしてみたら俺の知らないところ、つまりお前の魅力がどんどん伝わってきた。ただ可愛いとか綺麗とかそんなことだけじゃない、ずっと一緒に暮らしていたからこそ分かる、思いやりや優しさ、何より『コイツと一緒にいたい!!』と思うようになったんだよ」

 

 

 俺が知らなかったこと、まさか家事が万能だってことはこの春知ったことだ。そうやって楓には俺がまだ見ぬ魅力がまだたくさん眠っているのかもしれない。

 

 

「それはお前が俺の"妹"だからそう思えたんだ。他のみんなは、言い方は悪いけど他人だからこうはいかないだろうな」

「私がお兄ちゃんの妹だから……?」

「そうだ。だから"妹"じゃなかったらよかっただなんて言わないでくれ。俺は、お前が妹でよかったと思ってる。この先どれだけの女の子に会おうとも、お前以上の妹は考えられないよ」

「お兄ちゃん……」

 

 

 楓の目が徐々に輝きを取り戻してきた。涙で屈折した光ではない、本当の輝きを。

 

 

「そして俺はお前の笑顔も守りたい!!穂乃果たちだけじゃなく、誰にも負けないお前の太陽のような笑顔を!!」

「わ、私の!?」

「ああ。お前と俺の悩みを解決するため、俺が出した結論がそれだ。そして穂乃果たちに告白したのも同じ理由」

「――――ということは……ま、まままままさか!?お兄ちゃん、私にも告白を!?」

「馬鹿言え!!確かにお前のことは好きだけど、それは妹としてだ!!」

「でも……可能性はあるってことでしょ?」

「ま、まぁな……」

 

 

 そして楓の涙はいつの間にか止まっており、目がいつも通りギラギラと輝きだした。

 可能性はあるって、自分で肯定するほど恥ずかしいものはないな……

 

 

「よしっ!!可能性があるならオーケーオーケー!!な~んだ♪お兄ちゃんも私のことが好きだったんだね♪馬鹿みたいに心配して損したぁ~♪」

「損ってお前なぁ……どれだけ心配したと思ってるんだよ」

「分かってる分かってる♪」

「ホントかよ……」

 

 

「ホントだよ♪ありがとね、お兄ちゃん♪」

 

 

 楓は穂乃果に負けないくらいの太陽のような笑顔を俺に向けた。

 

 コイツぅううううううううううううう!!ドキドキすんじゃねぇか馬鹿野郎!!男は女の笑顔に弱いんだよぉおおおおおお!!落ち着け!!俺はあくまで妹としてのコイツが好きなんだ!!冷静になれ…………うん、大丈夫。

 

 

「じゃあこれから合法的にお兄ちゃんの布団やお風呂に忍び込めるんだね♪」

「えぇ!?どこからそんな話になった!?一言も言ってなくね!?」

「えへへ♪」

 

 

 こうやってボケとツッコミの関係がまさしく俺たちらしい。またコイツの笑顔を見ることができて、本当によかった。

 

 

 無理して妹という立場を退かなくてもいいんだ。妹は妹としての立場だからこそできることがある。そして俺もその魅力に気づくことがある。今はそんな関係でいいんじゃないか?一部保留にしてしまったけれど、それはまた向き合う時が来たら向き合えばいい。今回で可能性を掴んだんだ、次は絶対に上手くいくはずだ。兄妹から、もう一歩進んだ関係に……

 

 

 だから今は――――

 

 

「お兄ちゃんとお昼寝た~いむ♪」

「しねぇからな!!」

 

 

 兄妹として、楓としかできない日々を目一杯楽しもう!!

 

 




 簡単に今回の話を要約すると。

楓「私はお兄ちゃんの妹だから恋愛できないよ!!妹やめたい!!」

零「妹は俺にとって誰よりも特別な存在だ。それに妹だからって可能性がないわけじゃないぞ。でもまだお前を妹としてしか見られないけどね」

楓「可能性があるならいいや!!やったね♪」

みたいな感じです。今回の話はこの要約から内容を膨らませました。


 そんなわけで、見事零君は雪穂たち1年生組の悩みをすべて解決しました!これで彼も一回り成長したかな?雪穂たちも零君に本格的に好意を持ち始めたので、これからは今まで以上のハーレム展開になるでしょう(笑)


 なんか一区切りついたのでもの凄く脱力してます(笑)
 しばらくの間、真面目回はないと思われます(悲報)


Twitter始めてみた。
 https://twitter.com/CamelliaDahlia

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