ラブライブ!~蓮ノ空との新たなる日常~   作:薮椿

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メイと恋と可可とスクールアイドルキラー

 昨今の時代、スクールアイドルの数は爆発的に増えている。μ'sとA-RISEの人気を皮切りに、それに感化された全国の思春期女子たちがこぞってスクールアイドルをやり始めた。

 ただ、それだけ数が増えれば必然的に世間からの注目は分散される。下手をしたら脚光を浴びることもなく終わるグループだって存在する。そう、言わばこの世はスクールアイドル戦国時代。注目されれば固定ファンも付いて集客が見込め、学校からの支援も良いものとなり、そこから更に目立てばスポンサーや企業がバックに付いてくれるのも珍しくはない。有象無象が蔓延るこの時代、他の星たちの輝きを潰すくらいの眩さが重要なんだ。

 

 そして、それだけ輝いた暁には――――

 

 

「グッズねぇ……」

 

 

 こうしてグッズ化までされる。

 今やスクールアイドルはオタク界隈の話題ではなく一般娯楽。つまりこうして専門のショップに行けばスクールアイドルたちのグッズが容易く手に入る。もちろんグッズ化されるグループは一握り、人気の奴らだけってことだ。

 

 ちなみに黎明期はμ'sやA-RISEのグッズが勝手に売られていて本人たちが驚くなんて珍事も(普通に犯罪な気がする)あったが、今は流石に許諾が必要らしい。って、グッズ化されている藤黄学園の綾小路姫乃が言っていた。もちろん売れれば売上金の一部が自分たちに還元されるし、口コミでも自分たちの情報が出回りいい宣伝となるため、グッズ化にはメリットが大きい。

 

 いやまぁ、いつからスクールアイドルってビジネスの一端を担うようになったんだよって話だ。μ'sの頃はほぼ趣味感覚だったのにな、時代の流れは恐ろしく早い。

 

 そして、それだけスクールアイドルの歴史が積み重なれば――――

 

 

「おぉ~っ!? 綾小路姫乃のアクキー! もう卒業しちゃってグッズ絶版になったかと思ったけど、まだ売られてて良かったぁ~♪」

「あの~メイさん? 周りにお客様もいますから、もう少しお静かに……」

「これはサニパ様がデフォルメされたストラップ!? こんなグッズが出ていたとは、可可、リサーチ不足で一生の不覚!! すみませんすみません!! 帰ったら100回土下座で礼拝しマス!!」

「可可さんも落ち着いて……」

 

 

 こうやってスクールアイドルの熱烈ファンも出てくるわけだ。まぁ今のコイツらは周りに迷惑をかける厄介オタクでファンの風上にも置けないわけだが……。

 恋が困った顔でこっちを見てる。しゃーねぇから顧問としての役目を果たすかねぇ。

 

 

「おいお前ら、社会人の終業後が如何に貴重な時間が分かってんのか? これ以上時間を無駄にするならもう帰るぞ」

「「どうぞ」」

「お前らなぁ……。ったく、千砂都に連絡しよ。『顧問に対する無礼として、可可とメイの練習難易度ベリーハードにしてくれ』」

「ちょっ!? 何を恐ろしいことをしてんだ先生!?」

「分かりました!! おとなしくしマス!!」

「えぇっ!? お二人とも、顔が死にそうになっていますよ!?」

 

 

 千砂都の地獄レッスンはコイツらの苦手とすることだ。主においたが過ぎる奴らに課される罰。アイツは幼い頃からダンスレッスンで過酷なトレーニングを重ねてきたからか、あのちんちくりんな身なりで結構な脳筋。つまりスクールアイドルでやっている練習など1年半経った今でも生温いと思っている。逆を言えばコイツに合わせた練習難易度だとかのんたち2年生でも余裕でグロッキーになる。むしろ練習(地獄)を始める前から吐き気を催し恐怖する。そう、今のコイツらみたいにだ。その恐怖を利用すれば黙らせることなんて造作もないってことだよ。

 

 

「とりあえず、買うものがあるのならとっとと買え。まだ行くところがあるんだろ」

「「はい……」」

「凄い。借りて来た猫みたいにおとなしくなっています……」

 

 

 そんなわけで、下手な騒ぎを起こされる前になんとか黙らせることができた。(内に秘めたる恐怖を呼び起こして)

 そして可可とメイの買い物を済ませて店を出ようとしたのだが――――

 

 

「これは……」

 

 

 ウィーン・マルガレーテのアクリルスタンドだ。あと1つしか残ってないのを見るにかなり人気っぽいな。

 コイツらに聞くところによると、ウィーンはまだ中学生だそうだ。しかもそれでいて今をときめくスクールアイドルとしてトップクラスの注目を浴びている。スクールアイドルは当初高校生の部活動からスタートしたものだったが、今ではその人気からか中学から始める者も少なくない。ただ思春期の子供の成長は短期間で大きく変わるもの。中学と高校で部門が分かれているわけではない『ラブライブ!』においては、その成長の差で中学生は高校生に大きく差を付けられ、大抵は高校生の奴らの方が体力があっていい動きができ、それ故にランキング上位に入りやすい。つまり、そんな背景があるのに注目されているウィーンが如何に凄いのか伝わるだろう。

 

 にしても、アイツのパフォーマンスは妙に俺に刺さるんだよな。形容し難いけど、なんかこう、俺の好み……みたいな。

 

 

「あっ、これウィーン・マルガレーテじゃん。まさか先生、中学生に興味あるのか?」

「言い方。んなわけねぇだろ」

「確かにウィーン・マルガレーテが魅力的なのは認めマス。でも顧問として、可可たちよりそっちを買おうとするのは規約違反デスよ」

「なんの違反だよ。つうかお前らのグッズまだねぇだろ……」

 

 

 ウィーンのグッズを眺めていたら、両サイドからメイと可可に理不尽に責められる。やれロリコンだのやれ浮気だの、そんなことをする奴に見えるのかこの俺が。いやぁ……中学生どころか小学生に手を出しそうになったり、普通に二股どころじゃ済まないことしてるか……。

 

 

 

 

~※~

 

 

 

 買い物が終わって次の目的地へと向かう途中。可可とメイは相変わらずのスクールアイドルオタクを発揮し、道端なのにも関わらず大量買いしたしたグッズを袋から取り出して眺めている。

 

 

「レンレンは何を買ったのデスか!? アクスタ? アクキー? 人形? それともライブBlu-ray!?」

「い、いえ私は……。あまりこういった小物は買ったことがないので、どれにすればいいのか迷ってしまって結局……」

「あんなに魅力的なグッズがあったのに!? だったら可可のイチオシを進呈しマス!」

「えっ、いいのですか?」

「どうぞどうぞ!」

 

 

 すげぇ勢いで恋に迫ってやがる。スクールアイドルのことになったら五割増しくらいでテンション上がって手が付けられねぇからなアイツ。さっきみたいな公共の場は別として、これだけウザ絡みされても恩着せがましくなくて、むしろ純粋だからこそ止めづれぇんだよな。

 

 そして、今年はそんな奴がもう1人追加されて――――

 

 

「これずっと欲しかったんだよなぁ~! 売り切れてるかと思ってたけどギリギリで良かったぁ~!」

 

 

 メイの奴、学校ではガン飛ばしてるのかってくらい強面なのに、スクールアイドル関連になると途端に表情が緩みやがる。それを本人も自覚してるのか、趣味を知ってる奴以外ではその表情はしないようにしてるみたいだ。ぶっちゃけ二度見どころか三度見くらいしないと表情のギャップで同一人物か分からないけどな……。

 

 

「なにさっきからこっちをじっと見てんだよ……。はっ、まさか――――このアクキーはあげないぞ!?」

「いやいらねぇよ」

「藤黄学園の綾小路姫乃だぞ!? いらないってバカにしてるのか!?」

「どっちだよメンド―な奴だな!? してねぇよ!!」

 

 

 ったく、テンションが上がるのはいいけど情緒不安定になって支離滅裂なことを言い出すのはやめろよな。

 ていうか、綾小路のグッズなんて持ってなくても、連絡先知ってるからいつでも本人に会えるんだけどな。なんて言えるはずもない。1年生たちにはまだ俺の事情は話してないからな。

 

 

「つうかお前、推しとかは特にいねぇんだな。色んなスクールアイドルのグッズ持ってるし」

「箱推しってやつ。どのグループも、誰もかれもが輝いて綺麗で、そんなのもう全員推しちゃうしかないだろ!!」

「そ、そうか……」

「これ! μ'sとかAqoursとか、虹ヶ咲とか、特にオススメ!! あぁ~でも先生って顧問のくせにスクールアイドルの知識疎そうだから、有名人って言っても知らないかぁ~。勿体ないなぁ~こんなに可愛い人たちなのに」

 

 

 いや知ってるよ! お前なんかの何億倍も知ってるよソイツらのこと! もはや俺の人生の一部だわ!!

 なんてこれも言えるはずがなく、仕方なく得意顔をするコイツに勝ち星を譲るしかない。前を行く2人もこちらの会話が聞こえていたのか、可可はニヤついて、恋は苦笑いでこちらを見つめていた。事情を知っている組は面白いだろうな、この光景。

 

 そんな中、さっきまではしゃいでいたメイが急に押し黙った。

 

 

「あっ、また騒いじまった! 先生頼む! 千砂都先輩だけには密告しないでくれ!!」

「しねぇよ。でも本当に好きなんだな、スクールアイドルのこと」

「そりゃまぁ……。似合ないとは思ってるけど、好きなものは好きなんだ!」

「別に馬鹿にしてねぇから。普段は見られないお前の可愛さを引き立たせる、いい趣味じゃねぇか」

「そ、そうか……」

 

 

 別に隠す必要はないと思うけど、本人は恥ずかしがってこの趣味のことを他言したがらない。その点、同じ趣味の奴を見つけたら一気に距離を詰めて仲良くなるので、コイツもコイツで難儀な性格だな。そういう見た目とは裏腹な健気っぽさが魅力なんだろうけども。

 

 何気ない日常会話。放課後に連れ出されそうになった時はちょっと面倒だと思ったけど、コイツのこんな顔が見られるんだったら来て良かったって思うよ。ま、何事も面倒事が起きなければそれでいい。

 ――――と、そう思っていた。

 

 

「色んなスクールアイドルと言えば、最近変な噂を耳にしたことがありマス」

「変なって、どんなだよ」

 

 

「どうやらスクールアイドルキラーなるものが跋扈(ばっこ)していると……。1年前も噂になっていましたが、ここに来てまた……」

 

 

「な゛っ……」

 

 

「キ、キラーってそんな物騒な……」

「それ私も聞いたことがある。色んなスクールアイドルを手籠めにしている最悪な男がいるって話だろ……」

 

 

 なんで急にその話題になった!? それ俺のことだよ俺――――なんて言えるはずもない。

 さっきまで割といい雰囲気の会話だっただろ! どうしていきなり崖っぷちに追い込まれるんだよ!

 

 ちなみに、俺にスクールアイドルキラーという不名誉なあだ名が付けられていることはメイはもちろん、俺の裏の事情を知っている可可たち2年生ですら知らない。むしろそれを知ってる方が少数なんだけど……。

 

 

「清純で高潔なスクールアイドルを食い物にする最低野郎か。絶対に許せねぇ……」

「そうデスそうデス! スクールアイドルを傷物にするなんて地球の癌。この世で最も醜くい汚染物質デスよ!」

 

 

 ひでぇ言い草だな。ただ、今徹底的に叩きのめして罵倒している相手が自分たちの顧問だって知ったらどんな顔するんだろうか。見てみたい気もするけど、そんな好奇心でバラすわけにはいかない。

 てか、いつまでそのあだ名が独り歩きしてんだよ。ネット社会こえぇ……。

 

 

「でもそんな人が本当にいらっしゃるのでしょうか? 実際に見た人がいるわけでもなく。もしかしたら勝手に尾ひれ背びれが付いて、見知らぬどなたかが風評被害に遭っているかもしれませんし……」

 

 

 おっ、流石は生徒会長。客観的な見方ができる。

 

 

「噂によるとイケメンで優しく、笑顔が素敵な男性だそうだ。でもそれは仮の姿。裏では仲良くなったスクールアイドルの処女を無惨にも散らしまくっているんだとよ。とんでもねぇ野郎だ」

「しょ、しょ……しょ、じょ!? それは産業廃棄物レベルですねその男性!?」

 

 

 騙されるなよ!? エロい言葉が1つ出ただけで取り乱し過ぎだろ生徒会長!!

 処女を散らすなんて言いがかりも甚だしい誇張表現だ。誇張……誇張……いや、至って的を得ているか。処女散らしってのは健全に愛を確かめ合った証ってことだよ、うん。

 

 

「スクールアイドルはアイドルの名を冠する以上、やっぱり美女美少女が多いデスから、そういった男性の餌食にもなりやすいのデス」

「なんとおぞましい……」

「例えイケメンで優しくても、そんな奴のことを好きになることはねぇな」

「全くデス」

 

 

 いや好きになってるよお前ら。もうこれ絶対に俺がスクールアイドルキラーだってバラせねぇじゃん……。

 ともかく、この話題を続けていると会話に参加してないのに胃に穴が開きそうだ。ったく誰だよ最初にこの噂を流した奴は。いや、噂ってのは勝手に着色されていくもの、発信源も最初は俺のことを褒めていたかもしれないのに、いつの間にかヤリチン野郎になっていた可能性もある。その場合は誰のせいでもないだろう。

 

 

「そのへんにしておいて早く行くぞ。日が暮れるのだけは勘弁だからな」

「むぅ~でもスクールアイドルファンとして、この狼藉は見逃して置けマセン」

「できれば見つけてボコボコにしてやりてぇけど、イケメンで優しくて笑顔が素敵って、そんな完璧な男なんて中々いるわけねぇし……」

 

 

 スクールアイドル好きのこの2人だからこその怒りってことか。正義感を持つのはいいことだが、殲滅対象が目の前にいる俺なんだよなぁ……。

 そんな破壊衝動に駆られている奴らとは真逆に、恋は落ち着いて考え事をしていた。

 

 

「イケメンで優しくて笑顔が素敵。それでいてスクールアイドルの多くとお知り合いって、どこかで聞いたことありませんか?」

「えっ? そんな都合のいい男がそう簡単に見つかるのかよ……」

「う~ん、でも可可も頭に引っかかってはいマス。えぇっと……」

 

 

 やべぇ、いきなり目前まで来やがったコイツら!? しかも可可は前に俺だと疑ってたから、それで引っかかってるんだろ!?

 スクールアイドルのことになると脳カラになるこの2人だけに憤らせておけば良かったものの、無駄な冷静さを持つ奴がいたせいで勘ぐられそうだ。このままだと答え(俺)が導き出されるのも時間の問題か。

 

 仕方がない。

 

 

「そのあたりにしておけ。その噂の奴から被害を受けたって話もないし、さっき恋が言ったみたいに風評被害だったらどうすんだ。そんなありもしない事実に目を向けるだけ時間の無駄だ。それにそうやって憤っている奴こそ噂に新たに余計な装飾を施す。自分たちがそうならないよう、日頃からデマ情報には注意しておくんだな」

「先生……。すみません、少し頭に血が上っていました」

「可可も、ゴメンなさいデス……」

「私も、ついカッとなっちゃったよ……」

「それでいい」

 

 

 あぶねぇええええええええええええ!! それっぽいことで回避成功!!

 デマ情報とか言っちゃったけど、まあ一部合っていて一部デマだから間違ってはいない。1年前もサニパ相手に正論っぽいことで切り抜けた気がするけど、やっぱり教師や顧問の立場ってそれだけで謎の説得力を出せるからいいな。これから立場を隠れ蓑にしてやるか。

 

 

 

 

~※~

 

 

 

 

 そんなこんなで無事に危機を脱し、もう一件のスクールアイドルショップに訪れたのち、今はメイと一緒に帰路についている。可可と恋は道が逆方向だったので途中で別れた。

 

 

「重い……」

「買い過ぎだ。持ってやるから片方貸せ」

「あっ! あ、ありがとう……」

 

 

 両手に手提げ袋。しかもどちらにもスクールアイドルグッズを大量詰め込んで重量はかなりのものだ。どうやら数日限定のグッズが大量に発売されているらしく、しかも店舗限定特典まであるためそれで複数店を回っていたんだ。まさかここまで買うとは思わなかったけど……。

 

 

「先生って、私みたいなのとも付き合ってくれるんだな」

「へ? いきなりどうした?」

「いや、だってうるさかっただろ、私。あんなにはしゃいで、しかも変な噂に惑わされて勝手に熱くなって。だから先生にあまりいい印象を与えられなかったって言うか……」

 

 

 なるほど、コイツらしく言うのならカッコ悪いところを見せちゃったってことか。確かに自分よがりではあったし、これがもしデートだったら彼氏が愛想をつかす可能性が高い。

 でも――――

 

 

「俺は印象良かったけどな、お前の。なんだかんだ俺もスクールアイドルは好きだし、同じ気持ちを共有できる奴がいるとはしゃぐお前の姿も可愛く見える。俺、女の子のそういう表情をもっと見たいって思うから、できればまたお前の趣味にも付き合いたいって思うよ。また誘ってくれ」

 

 

「せ、先生……」

 

 

 コイツ、顔が赤くなると髪が赤いのも相まって首から上が全部真っ赤になるな。

 そんなことを考えている間に、コイツの中でも俺との春の過去が掘り起こされていた。

 

 

『そんな眉間にしわ寄せるなよ。いい顔なのに勿体ないな』

『ずっとアイツらの練習見てるだろ。興味あんのか?』

『誰にも話せねぇし、笑いもしない。だからまず俺だけでいいから話してくれ。お前のやりたいこと』

『いい笑顔してるじゃん。やっぱ楽しそうにしてるのが一番いいよ、お前は』 

『アイツら、凄く楽しそうだろ? 俺、みんなの笑ってる表情が好きなんだよ。だから1人でも多く、その顔を見たいって思うよ。だから、お前はどうする?』

 

 

「そんなのだから私は……」

 

 

 どんな自分でも受け入れてくれる存在に、メイの顔も心もずっと熱くなっていた。

 




 今回はメイのメイン回でした!
 Liella編のキャラの初回のメイン回では毎回、零君と女の子が出会ってからスクールアイドルになるまでの回想シーンを描いています。ただ今更ながらにして振り返ると、ただの告白一歩手前にしか見えなくなってきたような……



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