サブタイはネタっぽいですが、内容は意外とまったりしています。
「おっす――――って、誰もいねぇのか。鍵も掛けずに不用心だな」
もはや日常と化した虹ヶ咲学園への訪問。今日も歩夢たちを指導してやるためにスクールアイドル同好会の部室へとやって来たのだが、鍵は開いているのにも関わらず中には誰もいなかった。
この学園はセキュリティが厳しいお嬢様学校なのでモノを盗ろうとする輩は入って来れないだろうけど、その慢心からか不用心なのはいただけない。学園唯一の男である俺に見つかってはいけない女の子の恥ずかしいモノを発掘されちまうぞ? まぁ女の子の下着程度であればもはや見慣れているので今更興奮しないけどな。
そこらに適当にカバンを置いてソファで休もうとすると、そこを占領して眠っている彼方がいた。これで部室が静かだった理由も鍵が開いていた理由も分かったが、それはそれで危ないような……。俺だったからいいものの、彼方のような美少女が施錠されていない部屋で無防備に寝ていたらいつ襲われても知らねぇぞ? つうかコイツいつも制服で寝てるけど、そんな短いスカートをおっぴろげて寝るなんて誘ってるにも程があるだろ。現役JKの生太ももとパンツだなんて、男を獣にさせるには十分すぎる要素だ。
「零さん、目がえっちだよ~」
「な゛っ、お前起きたのか……」
今にもむしゃぶりつきたくなる脚を眺めていたら、いつの間にか目を覚ましていた彼方に見つかってしまった。しかし開けたスカートを直そうとしないあたりやはりコイツに羞恥心というものはないらしい。この前も服が溶ける水をぶっかけられて俺の目の前で全裸になる寸前だったが、特に隠そうともせず恥ずかしがってもいなかった。でもそれはそれで女の子としてはどうなんだろうか……。
それにしても、眠っている彼方が自分から目を覚ますなんて珍しい。普段は誰かに起こしてもらわないと永遠に眠り続けているのに、今回は俺が傍に立っているだけで起きやがった。
「
「はぁ? お前がソファで横になってるのに寝てないとか、ここってもしかして俺が元いた世界線とは別次元か?」
「違う違ぁ~う。彼方ちゃん、最近寝不足気味なんだよねぇ~……」
「お前が? 寝不足?? やっぱり別次元じゃねぇかここ!!」
あの眠り姫の異名を持つ近江彼方から『寝不足』なんて言葉を聞いたら、そりゃ誰でも異世界にでもやって来たのかと勘違いするって。確かに彼女の顔を見てみれば目の下に若干クマができており、ぼんやりとした表情をしているものの普段の眠そうな感じとは違って少々辛そうだ。眠り姫が寝不足だなんて一体なにがあったんだ……?
「もしかして不眠症か? まさかバイトや勉強を煮詰めすぎてんじゃねぇだろうな?」
「それはないよ~。零さんも侑ちゃんも『体調だけは気を付けろ』って心配してくれるし、流石に無理はできないからね~」
「じゃあなんだ、もしかして不眠症か? だったら病院に言った方がいいぞ」
「大丈夫、病気でもないから~。それに原因はもう分かってるんだ~」
「なんだよ?」
「遥ちゃんが家にいないからだね~。3泊4日の修学旅行で最近家にいないから、彼方ちゃん寂しくて寂しくて……およよ~……」
「あ、そう……」
なんかもっと深刻な問題かと思ったら、ただ最愛の妹が不在ってだけかよ。いや本人にとっては重大な危機だってことは知ってるけどさ。楓だって俺が浦の星女学院に3週間教育実習に行っていた時に高坂家にお世話になってたけど、寂しさを紛らわすために穂乃果をイジメまくってたって雪穂が言ってたからな。
「でも彼方ちゃんはその寂しさと寝不足を解消するとっておきの方法を思いついたのでした~」
「おい、それってまさか……」
「そう――――零さんを彼方ちゃんのおウチにご招待♪」
「えっ……えぇぇっ!?」
~※~
その日の練習後、俺は彼方に連れられて近江家へとやって来た。両親は出張で、遥は修学旅行で不在のため都合よく2人きりだ。もしかして最初からこの機会を狙って俺を誘いこんだんじゃねぇだろうな……。
そんなこんなで彼方と2人きりの夜が始まったのだが、なんつうかコイツ、家の中だと普段ののんびりとした雰囲気を残しつつも家事万能のしっかり者であるイメージが強い。エプロンを付けて晩飯を作る姿、食事の後片付けをする姿、風呂上がりに俺のためにコーヒーを入れてくれる姿、ソファでくつろいでいると隣に座ってきて擦り寄ってくる姿、どれもこれも新妻っぽかった。いいお嫁さんになれるぞって言葉があるが、コイツにこそ使うべき相手だと実感するくらいだ。この行為が俺が家に来ているから張り切っているだけなのか、普段から遥に対してこうなのかは分からないけどな。
改めて隣に座っている彼方の寝間着姿を見てみる。まだ秋に差し掛かったばかりでやや蒸し暑いせいか、薄いネグリジェでボディラインがそれなりにはっきりと浮かび上がっていた。同学年のエマや果林に比べたら劣るが、それでも男の欲情を大いに誘えるくらいのわがままボディをしているのでネグリジェ姿がよく栄える。それに眠り姫の異名もあるからその姿が似合うってのもあるだろう。
「どうしたのそんなにジロジロ見ちゃって~? もしかしてえっちな気分になっちゃった~?」
「バカ言え。そこらの発情してるサルと一緒にすんな」
「でもえっちなことをすれば彼方ちゃんの寂しさが紛れて、よく眠れるようになるかもしれないよ~?」
「それ興奮して逆に目が覚めるやつだろ……って、お前既に眠そうじゃねぇか……」
「ふわぁ~……そうだねぇ~久しぶりによく眠れそうかも~……」
「だったら眠気があるうちにベッドに入れ。俺はまだ眠たくないからここにいるけど」
「ダメ~。零さんも一緒にいくんだよ~♪」
「はぁ!?」
彼方をベッドに送り出そうとしたが、俺の腕にしがみついて離れようとしない。どうやら俺をベッドに連行しようとしているようだが、安易に男を誘惑してはならないって学校で習わなかったのか? こんな美少女に絡みつかれてベッドに誘われるとか、俺じゃなかったら理性が吹き飛んでいたところだろう。ま、俺も平静を装いながらちょっとドキドキしてるんだけどさ……。
だがそれを悟られるとカッコ悪いと思ったので、敢えて強がってみる。
「俺と一緒に寝るってことは何をされてもいい覚悟があるってことだよな?」
「もちろん。別に彼方ちゃんの許可なんて取らなくても、零さんなら好きにしてくれてもいいんだよ~」
なんか強がったところでコイツのマイペースに巻き込まれて勝てる気がしないな……。誘惑する時もマイペース、裸を見られてもマイペース。そんな自由奔放な奴が自分から自分を好きにしていいと宣言してきたら、そりゃ色々滾って来ちゃうだろ。こんな気を起こしちゃうってことはなんか俺、上手いこと彼方の口車に乗せられてる気がするな……。
~※~
そんなわけで一緒のベッドで寝ることになった俺たち。遥のベッドが空いているのに2人で1つのベッドで寝る謎。
そして結局ベッドインしても彼方は俺の身体から離れなかった。むしろ俺を抱き枕にしてやろうという気概があるのか、さっきよりも俺を抱きしめるパワーが上がっている。あまり引っ付きすぎると暑苦しくて寝られないと言ったのだが、いつもマイペースな彼方がここだけは頑固に俺から離れようとしなかった。
そうして抱き枕にされているわけだが、まぁこっちも気持ちいいよなそりゃ。彼方のふんわりとした香り、包み込まれるような温もり、肉質の良いカラダ、まさに極上の少女。こうして一緒に添い寝しているだけでも男としてのステータスが爆上がりしそうだ。
「こうして零さんに添い寝してもらうのが一番気持ちいいよ~。あぁ~不眠症が治る音がしてる~」
「俺は状態異常回復スポットじゃねぇぞ……。つうかあれだけSOS感を出してたのにすぐ眠くなるとか、本当に寝不足だったのかよ……」
「もしかして彼方ちゃんが零さんと一緒に寝たいと思って嘘をついたと思ってる?」
「別にどっちもでいいよ。俺が役得なのは変わらねぇからな」
「そうだよね~。でもなんだかんだワガママに付き合ってくれる零さん、彼方ちゃん大好き~♪」
「お前に無理矢理連行されてきただけだ」
「そんなことを言いながらも女の子に寄り添うそのツンデレなところが、みんなが好きになる証拠だよね~」
彼方は俺の胸に顔を埋めながら知ったような口で俺の性格を語る。流石は何年も俺のことを追い続けていたこともあり、俺の思考や行動パターンは熟知しているようだ。こんなのほほんとしたマイペース少女に自分の思考回路を読まれているのは非常に癪だが、それも自分への愛ゆえだろうと無理矢理納得しておく。
それに俺にとっては彼方が嘘をついているかどうかなんて関係ない。男として近江彼方という美少女とベッドを共にする。それだけで世界中のあらゆる男よりも優越感に浸れるんだ、悪いことじゃない。
仰向けで天井をぼぉ~っと見上げながら寝ころぶ俺に対し、俺の胸に顔を擦り付けて幸せそうにしている彼方。完全に抱き枕にされている俺だが、こちらとしても彼方の温もりのおかげで掛布団いらずになっている。このままでもぐっすり眠れるだろうが、女の子に抱き着かれた状態ですぐに夢の中に入れるほど俺は人間ができちゃいない。男だからな。
「あ~でもまだ彼方ちゃんの不眠症が治ってないかも~」
「白々しいなホントかよ……。こうやって一緒に寝てやってるだけでは満足できないのか?」
「むしろ女の子と1つのベッドで寝ているのに、何もしない零さんの方が満足できてないんじゃないの~?」
「お前ら好きだよな俺をその気にさせるの。痴女かっつうの」
「みんな零さんに可愛がってもらいたいんだよ~。もちろん彼方ちゃんもね♪」
だったら自分から攻めればいいのに毎回毎回俺を誘惑してその気にさせ、俺から襲わせようとしてくる。果林やしずくの時なんて特に顕著だった。コイツらがドMなのか、愛する人から攻めてきて欲しいのか。どちらにせよ淫乱思考持ちしかいねぇなコイツらの同好会……。
「他のみんなともエッチなことしたんでしょ? 零さんがいなかった時にみんなで盛り上がったもん。『零さんにどんなエッチなことをされたのか』選手権」
「お前ら練習時間で何やってんだよ……。ま、したっちゃしたけどさ」
「だったら今日は彼方ちゃんの番だよね~。どうする? おっぱい触る?」
「どうして急にビッチっぽくなるんだよ。つうか人をおっぱい魔人みたいに言うな」
「でもこの前保健室では彼方ちゃんの膝枕とおっぱいアイマスクに為す術なかったよね~。しかもしずくちゃんにキスされて、かすみちゃんにあそこをしゃぶられてされるがままだったくせに~」
「あれで興奮しない方が男じゃねぇだろ……」
思い返してみればあの時は男としてはかなり情けない姿を晒していた気がする。女の子たちに攻めるだけ攻められてM男と言われても仕方なかったが、性的欲求を満たす快楽に浸れるならば多少の羞恥心は捨ててもいいと思っている。所詮この世は気持ちよくなったもの勝ちだからな。
「零さんから来ないならこっちから行っちゃうもんね~」
「うおっ、柔らかっ!? やっぱり下着は付けてないのか……」
「寝る時まで着けてたら寝苦しくて気持ちよく眠れないからね~。それに零さんにすぐ脱がされるんだから着ける必要もないでしょ?」
「お前らって俺を性犯罪者か何かと勘違いしてるよな……」
「だって零さんって興奮してるとすぐ分かるんだもん。ほら、今も……」
「な゛っ、お前……っ!?」
彼方は自分の脚を俺の脚と脚の間に滑り込ませてきた。それだけではなく、脚を動かして俺の下半身を摩るように刺激する。まるで手慣れたかのようなテクニックだが、よく考えてみればベッドは彼方にとってはお得意の戦場だ。だからベッドはコイツの独壇場になるのだが、まさかコイツ最初からこれを想定していたんじゃねぇだろうな……?
「大きくなってるってことは、もう準備OKってこと?」
「男の生理現象だ。女の子におっぱいを押し付けられながら誘惑されて反応しない奴はいねぇだろ」
「彼方ちゃんでもしっかり反応してくれてるんだね~。どうする? このまま脚で刺激して
「女の子の脚でイくようなことがあったらもう肉食系男子の名前返上するぞ……。お前もM男が恋人なのはイヤだろ?」
「う~ん、でも赤ちゃんプレイさせてくれるのならそれでもいいかもね~。零さんに膝枕とおっぱいアイマスクをしてクセになっちゃたのかも……」
「残念ながらそんなプレイには興味ないな」
「だったら秋葉さんに零さんを赤ちゃんにする薬でも作ってもらおうかなぁ~」
「それだけはやめろ」
アイツだったら面白がって作りかねないけど、思い返してみれば俺って一度赤ちゃんになってんだよな。その時は楓が一時的に母乳が出る薬まで飲んで俺の世話をしてくれたらしい。その時の記憶はないが、客観的に見て自分が赤ちゃんプレイしてる光景なんて共感性羞恥で見てられねぇよ。
そんなプレイをさせられそうになっている中、彼方は未だ脚の動きを止めることはない。定期的に微妙な振動を加えられているせいで俗に言う『甘イキ』現象が発生しそうで、平常心と性的快楽を交互に行き来している状態になっている。この前の保健室の一件でもそうだけど、コイツって誰かに甘える能力もあるけど甘えさせる能力も高いよな。マイペースなくせに男の欲求を揺さぶるポイントを掴んでいる恐ろしい奴だ。
「おっぱいを触ってくれないと、彼方ちゃん眠れないよ~不眠症継続だよぉ……」
「まだその設定続いてたのか……。そこまで言うのなら――――」
「あっ……」
ずっと彼方に優位を保たれているのも気に食わないので、俺は彼女の胸をネグリジェの上から触ってやった。
当たり前だけど、物凄く柔らかい。これまでの人生幾多の女の子のおっぱいを触ってきたが、やはりこの感触に勝るモノは存在しない。男の大きな手にフィットする女子高生の平均よりも大きい胸。指を動かしていないのに食い込んでしまう柔軟さ。それに夜のベッドという雰囲気も相まっておっぱいを触っているだけなのに興奮を煽られそうだ。
ていうかこの夏に再会してから初めてレベルで彼方がメスっぽい表情をしているのを見た気がする。裸を見られたり自分から押し付けるのは良くても、好きな男に触られるのは流石のコイツでも恥ずかしいらしい。
「ようやくそういう顔を見られたよ」
「い、いや~まさかいきなり触ってくるとは思わなくて――――んっ、もう喋ってる時に揉んだらダメだよ~♪」
「いや襲ってもいいって言ったのはお前だろ? つまりいついかなる時でも自分のカラダを差し出す覚悟があるということに他ならない。違うか?」
「うんうん、そうだね~。ようやくスイッチが入ってきたみたいで彼方ちゃんもちょっと興奮しちゃうなぁ~♪」
「お前でも興奮するんだな。てっきり不感症か何かかと思ってた」
「心外だな~。彼方ちゃんだって零さんのことを想ってオナニーすることあるんだよ~」
「そういうこと堂々と言うもんなお前。図太くて羨ましいよ……」
普段はのんびりしているけど、実は淫乱ちゃんで俺を誘惑することにも躊躇いはなく、自分の性生活すら恥ずかし気なく赤裸々に語れる。今までたくさんの女の子を手に入れてきたけどこんな奴は初めてだ。だからこそさっき赤面している表情を見た時に物珍しく感じたんだろうな。
そして彼方のそんな弱い面を見たからこそ、俺の中の嗜虐心が高鳴ってくる。これすらも彼女の策略なのかもしれないが、相手に性的欲求を煽られようが自分で高めようが関係ない。さっきも言った通り、性欲なんて下品に貪り食って快楽に浸れたもの勝ちなんだから。
「あっ、ん……もう、強く揉み過ぎだよ~?」
「あれだけ誘惑しておいて今更抵抗はなしだろ」
「でも抵抗する女の子を甚振るのが零さんの好みだよね? 肉食系男子こわいなぁ~」
「俺はサディストであっても鬼畜じゃねぇからな? 女の子が本気で嫌がることはしねぇよ」
「でも零さんを好きになった女の子って、零さんがすることに対して抵抗とか全然しないよね~。それだけ零さんのことが大好きで、エッチの時も安心できるからじゃないかなぁ~」
「急に冷静な分析やめてくれるか? なんか恥ずかしくなって興醒めしそうなんだけど……」
「あはは~ゴメンね~♪」
こっちがその気になってるのに一気に現実に引き戻された感じがして少々萎えたんだが、それで鳴り止むほど俺の興奮は小波ではない。むしろまだ余裕そうな彼方を見て、その顔を羞恥に色塗られた真っ赤な色に変えてやりたいというゾクゾクとした感情が煮えたぎる。ていうか俺をその気にさせたら歯止めが効かなくなることくらいコイツは知っていると思うので、だったらもう何をしても問題ないだろう。
そして俺は未だホールドしてくる彼方の拘束を引き剥がし、その勢いで彼女に覆い被さる。
「零さん……?」
「そんなボディラインが出るネグリジェを晒し、俺に胸を揉ませ、脚であそこを弄り倒す。もう我慢はできねぇぞ?」
「うん、待ってた……」
のんびりのほほん勢の彼方とは思えないくらいの妖艶な表情。その表情が俺の性的欲求を更に刺激する。コイツは俺のモノなんだ、俺の性欲全てを受け入れてくれるんだ……と、ヤンデレもビックリの独占欲まで沸き上がってくるくらいだ。さっき自分で自分のことを『性欲塗れのサルじゃない』とか『性犯罪者じゃない』とか言ってきたが、傍から見たら今の俺の興奮具合は間違いなくその類だろう。
だからなんだって言うんだ。俺のことを待っている女の子を喰らう。男にとってこんなにも満たされることってあるかよ。
「彼方……」
「零さん……んっ……」
夜のベッドという雰囲気最強の中、俺と彼方は唇を重ねた。
結局この夜はお互いに性欲が高ぶり過ぎて、彼方の寝不足は結果解消されなかったことは言うまでもない。
零君が言っていましたが、彼方って甘えさせてもくれそうだし甘えてもくれそうな良いキャラをしています。母性もありつつ幼さもある見た目なのでどっちのキャラでもOKって感じがしますね。
皆さんは彼女に甘えたいか、それとも甘えられたいどちらですか?
ちなみに今回の彼方が本当に寝不足だったのかは彼女のみぞ知る……