今回はこれまで投稿された虹ヶ咲編のお話を覚えていれば覚えているほど楽しめる回となっています。プチ総集編みたいな感じです。
ていうか零君がいなくてもハーレム要素が成り立つのが凄い。
「もうこんな時間! ピアノの練習をしてたら遅れちゃった……」
私は音楽室を飛び出すと、校則違反にならないギリギリの速度で歩きながらスクールアイドル同好会の部室へ向かっていた。
今日は神崎零さん――――お兄さんが来なくて私が指導役だから遅れるわけにはいかない。まあ私がいなくてもみんななら自分たちで練習ができると思うけど、自分からマネージャーになりたいといった身だから甘えは許されない。最近作曲の練習をするためにピアノを弾き始めたんだけど、集中するとつい時間を忘れちゃうんだよね……。それでみんなに迷惑をかけたら本末転倒だからこれから気を付けないと。
そんな感じで焦りながらも部室に到着。もうみんな練習着に着替えに行っているだろうから、早く私も準備しないと!
そう考えて部室のドアを開けると――――――
「しず子ぉ……そろそろ観念した方がいいよ」
「だ、だから何もないんだってば……!!」
かすみちゃんがしずくちゃんを部室の壁に追い詰めていた。部室には生徒会の仕事をしているであろう栞子ちゃん以外のみんなが揃っているみたいだけど、練習はどうしたんだろう……?
「あっ、侑ちゃん。ピアノの練習は終わった?」
「歩夢。うん、終わったけど……これ何が起こってるの?」
「しずくちゃん、この前休んでたでしょ? それで学校に復帰した後のしずくちゃんの様子を見て『しず子の女としての魅力が上がってる。どうしてだ~』ってかすみちゃんが……」
「確かにしずくちゃん、前よりも綺麗になったような……。いつも清純な感じだったけど、大人の魅力が上がったっていうか……」
「ですよね!? 侑先輩もそう思いますよね!?」
「わっ!? かすみちゃん近いって……!」
いつの間にかかすみちゃんに詰め寄られており、私は思わず後退りしてしまう。
かすみちゃんほどじゃないけど、しずくちゃんにどんな心境の変化があったのかは気になるかな。本人のプライベートにも関わるから追及まではしないけどね。
「零さんとしず子、2人きりで一緒の部屋。それで零さんが何もしないはずがない。しず子が艶々になった原因はそこにあるはず!!」
「お兄さんのことを理性を失ったケダモノだと思ってない……?」
「だって零さん、かすみんのベッドに潜り込んでカラダをめちゃくちゃに触って来たんですよ? かすみんのカラダに興奮して仕方がなかった証拠ですよ!」
「あぁあの時か。ていうかあれってかすみちゃんが引きずり込んだんじゃなかったっけ……?」
「ベッドの中で……いいなぁ……」
「えっ、歩夢?」
「へっ、あっ、も、もしかして声に出してた……?」
もしかしてどころかはっきりと口に出していたけどね。歩夢、お兄さんが学園に来るようになってから自分の妄想を声で垂れ流すことが多くなって気がする。引っ込み思案なので自分のことをあまり話したがらない性格だったけど、それが治りつつあって良かったのかそうでないのか……。
そんな歩夢の妄想を聞いてかすみちゃんは腰に手を当ててふんぞり返る。何やら得意げな顔をしているけど、また余計なことを言い出しそうだなぁ……。
「歩夢先輩は零さんとベッドを共にしたことがないんですねぇ~♪ かすみんはカラダとカラダを交えた関係なので、一歩リードしちゃってますねぇ~♪」
「いやお兄さんの話では無理矢理触らされてたって聞いたけど……? 歩夢、真に受けなくていいからね――――って」
「そ、そんな……私、まだベッドでは一緒になったことがないのに……!!」
「凄くダメージ受けてる!? 歩夢大丈夫!?」
「ふふんっ! お互いに濡れ濡れになるくらいには激しかったですから、零さんの興奮をたっぷりこの身で感じちゃいましたよ♪」
「いやそれ雨で濡れてただけでしょ……」
思いっきり過去が捏造されてるけど、そんなことお構いなく歩夢へ精神的ダメージを与えている。お兄さんは別に歩夢を蔑ろにしてるわけではないと思うし、お兄さんに限ってそれはないだろうけど、歩夢は自分がお兄さんとベッドで1つになっていないことを気にしているようだ。
ん? 待って? さっき歩夢『
「で、でも私だって零さんにカラダのあちこちを触ってもらって、抱きしめてもらって、そ、その……カラダがびりびりってなったことがあるもん……。そうだよね侑ちゃん!?」
「もしかしてうさみみバンドの事件のこと!? ま、まぁそりゃそうなんだけどさ……」
「零さんと3P痴漢プレイ!? 確かにそれはちょっと羨ましいシチュエーションかも……」
「いや納得しないで最悪だったんだからアレ!!」
「これで対等だよね、かすみちゃん」
「ぐぬぬ……」
「どうしてそれで張り合えるのか分からないんだけど……」
うさみみバンド事件。2人揃ってお兄さんにあそこまで痴態を晒したのに、他の人の前でよくその様子を話せたもんだと一周回って感心しちゃうよ。ていうかお兄さんに何をされようがみんなにとってはステータスになっちゃうんじゃないかな? 流石は秋葉さんがお兄さんのために集めた子たち、お兄さんLOVE具合が常軌を逸してる……。
そんな中、さっきかすみちゃんに追い込まれていたしずくちゃんが真剣な面持ちでこちらを見つめていることに気が付く。
もしかしてこの悪い流れを止めてくれるのかな? ぶっちゃけ私ではお手上げだから、清純な心を持ったしずくちゃんならきっとやってくれるはず!
「しずくちゃん?」
「私だって……」
「えっ?」
「私だって零さんに押し倒されてその……お互いたっっっっっっくさん甘え合いましたから!!」
「えぇっ!?」
「し、しず子やっぱり零さんが家に来た時……やっちゃったんだ」
全然違った! この流れを止めてくれるかもと期待した私がバカだったよ!!
まさかしずくちゃんまで参戦&お兄さんとそういう関係になっていたなんて……。もう本当に理性を失ったケダモノなんじゃないのあの人……。それか歩夢たちの押しが強いのか。うん、どっちもだな。
「零さんとの甘々なエピソードバトルなら、私だって負けません!!」
「これ勝負なんだ……」
「あら? なんだか面白そうなことやってるじゃない」
「果林さん!?」
今度は果林さんが闘技場に乱入してきた。果林さんだけじゃない、さっきまで別のことをやっていたみんなもいつの間にかこちらに注目している。まああれだけ大声でお兄さんに〇〇されただの猥談を飛ばし合ってたらそうもなるか。もう今の時点でツッコミを入れる気力がなくなったのに、ここからまた混沌としてきそうだから困るんだけど……。放っておいても勝手に盛り上がりそうだし、今回は静観させてもらっていいかな? ダメですか、はい……。
「もしかして果林先輩も何かあるんですか?」
「えぇ、それはもうかすみちゃんが羨ましくなって悶絶するレベルで……」
「な、なんですかそれ。い、一応聞いてあげますよ……」
「フフッ、強がっちゃって可愛いんだから♪」
「いいから早く話してください!!」
「別に
「うぐっ、なんか生々しいのが逆に本当っぽいですね……」
果林さんの話している内容が脳内で容易に映像として映し出されていた。それくらい話が事細かであり、作り話には思えない。それに女性としても大人な果林さんがホテルでお兄さんとだなんて、リアリティがありすぎてもうツッコミすら入れられなかった。現にかすみちゃんも唸るだけで抵抗しようとしていないし、如何にも大人な雰囲気にたかが高校生の私たちでは太刀打ちできそうにもない。
「零さんとホテル……羨ましいけどどんなことされちゃうんだろう~!」
「歩夢、なんでも羨ましがるよね……」
「えっ、侑ちゃんは違うの?」
「違うよ!! あたかもそれが常識かのような顔されても困るんだけど!?」
とは言いつつもこの学園の子たちはみんなお兄さん至上主義だから、むしろ私の方が非常識人みたいになっちゃうんだよね……。私だけはこの流れに毒されないように自分を保たないと!
「だったら愛さんも! 愛さんだって零さんと濃密なエピソードくらいあるんだから!」
「えぇ~愛先輩もですかぁ~? もうお腹いっぱいなんですけど」
「そんなこと言っちゃって、実は自分の自慢が
「違います! ていうかかすかすじゃないですぅ~!! そこまで言うのなら聞いてあげますよ!!」
「零さんとは学校でイチャイチャすることが多かったなぁ。この前なんて校庭で押し倒されてカラダを隅々まで触られて、弄られて……。テニスの助っ人終わりだったから自分の身体が火照っていたってのもあってさ、もうずぅ~っと興奮状態だったんだよね。下着まで濡れちゃってもう大変だったけど、校内で零さんに組み伏せられるのは背徳感があったよ♪」
「ふ、ふんっ、校内でだなんてムードもへったくれもないですね! かすみんは雰囲気重視派ですから!」
「あっ、そういえば一緒に学園内のシャワーも浴びたことあるよ。せっつーも一緒にね!」
「な゛っ”!? そ、そんな羨まし……いや何でもないです」
さっきまで表情で本音が出ていたけど、遂に言葉に出てしまいそうになっているかすみちゃん。ていうかお兄さんがこの学園に来てからまだ1ヵ月くらいしか経ってないのに、どうしてみんな高校生離れしたエピソードを持ってるの? 愛ちゃんの話を聞いている限りだと成人男子と未成年女子がやってはいけないことが平気で繰り広げられてる気がするんだけど……。ま、もう慣れたと言えば慣れたけどね。この環境に適応しつつある自分が怖いよ……。
「せつ菜ちゃんもあるんだ。お兄さんとシャワーを浴びたこと……」
「うっ、あれは故意ではなく事件だったと言いますか、個室で愛さんを含め3人で密着していたので、シャワーを浴びていると言うよりかは一糸纏わぬ姿で抱き合っていたと言うべきですけど……」
「どうしてそんな状況に……」
「色々あったのです、色々と……。零さんとは個室でそういうことをすることが多くて、この前も漫画喫茶の個室で――――あっ!」
「ん? デートですか!? デート中にしっぽりやっちゃったんですかせつ菜先輩!!」
「そ、それはその……漫画を読んでいる最中に零さんがムラムラしてきたと言って突然後ろから抱きしめてきて、そこから私も不肖ながら興奮してきてしまい、あとはまぁ、そういうことですよね……♪」
「あのいつも全身全霊でパワー系のせつ菜先輩がここまでしおらしくなるなんて、一体何をされたんですか!?」
「それはもう……ひたすらに気持ちよくて言葉では表せないくらいです♪」
「な゛ぁっ……!?」
あぁもうかすみちゃんの開いた口が塞がらなくなってるよ……。お兄さんと濃密なプレイをしたことがあるのは自分だけだと思い込んでたけど、みんなに実際のところを聞いてみると衝撃的なプレイがどんどん暴露されるからそりゃ仕方ないか。私もかすみちゃんほどではないけどビックリしてるもん。みんなが話す内容もそうだけど、想像以上にお兄さんがあちこち手を出していることに驚きだよ。肉食系なのは知ってたけど、まさかあのせつ菜ちゃんにここまで羞恥心を感じさせるなんてね……。
「もうここまでで満腹なんですけど……」
「でもこれかすみちゃんから仕掛けた勝負だから自業自得なんじゃ……」
「べ、別にかすみんが負けたとは一切思ってませんけどね!」
「だったら私も参戦する」
「うわっ、りな子!? って、りな子まで何かエピソードが……?」
「うん。零さんがお兄ちゃんになって、私が妹になる兄妹近親相姦、背徳えっち。楽しかった、気持ち良かった、まる」
「なにその小学生並みの感想!? でも背徳感が凄すぎて濃密具合は誰にも負けてないのが悔し――――いやいや、負けたと思ってないから!!」
「想像してみて。零さんが自分のお兄ちゃんになって、ベッドの上で愛してくれる光景を。兄妹になれば心身ともにより一層繋がっている感じがするでしょ?」
「うっ、ぐっ……ちょっといいかも、ちょっとだけ!!」
なんかもう私の常識を飛び越えているとかそんなレベルではない。みんなは私と違う世界に住んでいるんだ、うん、そうに違いない。そう考えないと自分が常識人なのかそうでないのか永遠に彷徨い続けることになるから、自分は別の世界で暖かくこの争いを見守っているのが精神衛生上いいのかもしれないな。
ちなみに璃奈ちゃんの言っていた近親……いや、私の口からその言葉を発したらみんなと同じレベルになっちゃいそうだからやめよう。それにお兄さんと璃奈ちゃんが何をやっていようが咎める気はないし、生きている世界が違い過ぎてもはやツッコミを入れることすらできなくなっている。逆に歩夢たちは誰かが零さんとの体験を語るたびに羨ましそうにしているため、この話題に興味津々みたい。どう収集付けるのコレ……。
「ま、まあここまではギリギリかすみんと張り合えるレベルの経験談ですね」
「声震えてるよ……」
「うっ!? で、でも彼方先輩とエマ先輩はそういう話は特になさそうじゃないですか? お二人共ぽわぽわしていてそういうのには疎そうですし、戦わずして勝利ってやつです!」
「遂に勝ち確定の相手に喧嘩を売り始めた……」
「う~ん、確かにみんなみたいなえっちぃエピソードは彼方ちゃんにはないけどねぇ~」
「そうですかぁ~ないですかぁ~♪」
「うわぁ凄く嬉しそう……」
「強いて挙げるとすれば、零さんを抱き枕にして添い寝させてもらったり、逆に私から膝枕をしてあげて、おっぱいをアイマスク代わりに顔にむぎゅってしてあげたくらいかなぁ~。確かその時はかすみちゃんもいたよね~」
「い、いましたけど……。なんだか円満な夫婦みたいでした……。う、羨ましくはないです!!」
勝てると思った相手に返り討ちに遭ってるよ……。彼方さんのエピソードは他のみんなとは違って至ってほんわかしたエピソードだったんだけど、あまりにもラブラブカップルっぷりが爆発してるからかすみちゃんは思わぬダメージを受けてしまった。確かにエッチなこともそりゃそうだけど、好きな男性と一緒にお昼寝したりするのは私も憧れていたりする。そう考えると真っ先にお兄さんが思い浮かぶけど、身近にいる男性がお兄さんなだけであって、決してお兄さんに添い寝してもらいわけじゃないから! ホント人の憧れにも土足で入ってくるから迷惑だよあの人……。
「エ、エマ先輩もあるんですか……?」
「あると言えばある……かな?」
「え゛っ……!?」
「空き教室で色々としゃぶらせてもらったこともあったかな。ついこの前だけど壁ドンされた勢いで押し倒されて、零さんの顔が私のスカートの中に入っちゃって、そこで息をふーふー吹き掛けられて……。あの時は今まで感じたことのない気持ち良さだったけど、思い返すだけで恥ずかしいよぉ……!!」
「あの清楚清純を絵にかいたようなエマ先輩がこんな濃密な経験を!?」
私も驚きだけど、実はエマさんの現場にはどちらも居合わせていたからその状況が良く分かる。エマさんって意外と奥手なように見えて積極的なところもあるから、特に空き教室でお兄さんのあれこれをしゃぶっていた現場を見た時は別人かと思ってしまった。虹ヶ咲のみんなを見てると人は見かけによらないんだと大いに実感するよ。
「そういえば、侑ちゃんも零さんに何かされていなかったっけ? ほら廊下で私が壁ドンされた時だよ」
「う゛っ、そ、そんなこともありましたっけ~……」
「えっ、侑先輩も零さんと関係を!?」
「あの時の私は気持ちよくなりすぎてたからあまり覚えてないけど、零さんが侑ちゃんの胸を――――」
「あ゛ぁあああああああああああああああああああああああああああ!! 知らない知らない知らない知らない知らない知らない!! 忘れた忘れた忘れた忘れた忘れた忘れた忘れた忘れた!!」
「うわぁっ!? どうしたんですか侑先輩? さっきまでは冷静にツッコミを入れていたのに急に壊れちゃいましたよ!? ま、まさか本当に零さんと……!? あの侑先輩までもが!?」
「ち、違う!! あれは事故!! ノーカン!!」
「でも侑ちゃん、この前も零さんに触られて興奮してたよね……」
「ちょっ、歩夢いきなり会話に入って来たね……って、あれは秋葉さんのうさみみバンドのせいでしょ!?」
なんか強制的に私までお兄さんとのエピソード暴露会に参加させられてる!?
私はお兄さんに対してこれっぽっちもその気はないのに、あの人と一緒にいるだけでセクハラ紛い、いやもうセクハラ以上の事件や事故に巻き込まれてしまう。そのせいでこの勝負に参加できるほどのネタが揃っているのが何とも不本意だ。プールでも服を溶かされて危うく肌を見られそうになったし、もう散々だよ全く……。
そして結局私を含めみんながお兄さんとのエピソードを語り終わった。ビックリするのがみんなの話の元ネタが全てここ1ヵ月以内で起きていることだ。お兄さんって私たちだけではなく他の女性とも交流があるだろうから、改めてあの人の手広さというか行動力というか、いい意味で捉えれば凄いと思うよ。ここにいるみんなの誰1人として蔑ろにしておらず、お兄さんが言っていた『全員を幸せにする』夢が達成されているとみんなの話を聞いて実感できた。
だからと言ってセクハラ行為が認められるわけじゃないけどね! まあ歩夢たちはそれで悦んで幸せに感じているから結果オーライなんだけどさ……。
「それでかすみちゃん、この勝負の勝者は誰かしら? 自分で始めたことだからあなたが決めるべきよね?」
「甲乙付け難いですけど、やっぱりかすみん――――――うっ!?」
私以外のみんなの目線がかすみちゃんを突き刺す。
虹ヶ咲のスクールアイドルはグループで活動することもあれば個人で活動することもあるので、そういった意味ではみんなの闘争本能は他のスクールアイドルよりも強い。だからお兄さんとのエピソードを語るだけでも負けず嫌いが発生するのは必然なんだよね。だからこうして1人抜け駆けするかすみちゃんに目線が突き刺さっているんだけど……。
まあここは無難にみんなで優勝が丸いんじゃないかな。愛の強さなんて勝負するものでもないしね。
「優勝は――――侑先輩で!」
「へ……はぁ!? どうして私!?」
「かすみんたちとは違って、先輩と零さんってここ1ヵ月くらいの仲じゃないですか? それなのに零さんにあそこまで手を出してもらえるなんて、もう優勝ですよこれは!」
衝撃的な展開に今度は私の開いた口が塞がらない。しかも他のみんなも便乗してくるものだから、もう味方がいなかった。
「侑ちゃん……」
「ちょっ、歩夢、みんなになんとか言ってよ!!」
「侑ちゃんと零さんが仲良くなっているみたいで、私嬉しいな♪」
「いや違あぁぁあああああああああああああああああああああああああああああああああああう!!」
なんだかみんなに物凄い誤解をされているけど、この後いくら反論しても『夫婦漫才を見ているみたい』とか『照れちゃって可愛い』とか言われるだけで私に弁解の余地はなかった。これがお兄さんの耳に入ったら全力で煽られそうだから絶対に言わないようにしよう……。
こうして思い返すと虹ヶ咲編もμ's編やAqours編に負けず色々濃密なネタがある印象ですが、歩夢、かすみ、エマ、彼方あたりはまだパンチが弱い話しか描けていないと思っているので、なるべく早めにもう一度スポットを当てたいですね。栞子も満足に描き切れていない感があるので。
できるならスーパースターの小説を書くまでには全キャラの個人回を終わらせたい……
ちなみに今回の話、みんなのエピソードがどの話数の話かが分かる人がいたら『新日常』マスターです(笑)