ラブライブ!~蓮ノ空との新たなる日常~   作:薮椿

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 お待たせいたしましたと言った方がいいのでしょうか?ついに穂乃果と雪穂、高坂姉妹回がやって来ました!

 とは言っても話の主体は雪穂で話も雪穂視点なので、実質雪穂回と言った方がいいのかもしれませんが。


 それではどうぞ!


穂乃果 + 雪穂 = 姉妹丼

 

 いつからだっただろう、お姉ちゃんがこんなに賢くなってしまったのは。

 いや別に賢くなることが悪いことではなく、むしろ受験生のお姉ちゃんにとってはいい傾向なんだけど、明らかに今年の夏辺りから、お姉ちゃんのテストや模試の成績が飛躍的に伸びている。生まれた時からずっとお姉ちゃんを見てきた私が断言するけど、これは奇跡だよ。

 

 お姉ちゃんと言えば、家では勉強せずにダラダラして授業中も居眠り、宿題を忘れて幼馴染であることりちゃんや海未ちゃんに泣きつき、テスト勉強すらロクにしない――――と、勉学に関する欠点を挙げたらキリがない。

 

 だからこそ、そんなお姉ちゃんがここまで真面目に勉強し、テストの点数や模試の判定をメキメキ上げているなんて初めは信じられなかったんだよね。お母さんなんてお姉ちゃんの頑張りを見て泣きそうになってたし。お母さんの中でもお姉ちゃんの受験は諦めムードになってたってことだよね……。

 

 

 お姉ちゃんがここまで勉強に対してやる気を出したのも、全部あの人のおかげなのかな?

 

 

 神崎零君。

 お姉ちゃんの彼氏でありながらも、ことりちゃんや海未ちゃんなど旧μ'sメンバー全員を彼女に持つハーレム野郎。私も初めはその事実に驚愕したけど、やっぱり私は場の雰囲気に流されやすいのか、もうその状況に納得してしまっている。しかも私自身も零君に告白しちゃったし……まぁ後悔は一切してないけどね。私も零君のこと大好きだし!

 

 

 うぅ、物凄く恥ずかしいことを言ったような気がする……。

 

 

 とにかく!お姉ちゃんが勉強を進んでやるようになった理由は、彼氏である零君と同じ大学に入りたいからだと思うんだよね。でなきゃあのぐぅたらなお姉ちゃんがここまで必死に勉強するはずないし!

 

 

 そして受験生のその2人は、今お姉ちゃんの部屋で仲良く勉強中……のはず。零君とお姉ちゃんが部屋で2人きりで勉強することは今まで何度かあったけど、時々お姉ちゃんの艶かしい声が聞こえることがあるんだよね。私が隣の自室でくつろいでいると、壁の向こうからお姉ちゃんの淫らな声が……ってことがたまに。

 

 本当にちゃんと勉強しているのかと疑いたくなるけど、お姉ちゃんの成績が上がっているのを見たら文句を言いづらい。だけど、あんな声を定期的に聞かされる私の身にもなって欲しいよ!!け、決して羨ましいとか、そういうのじゃないから!!迷惑してるんだよ、うん……。

 

 

 だから今日は2人がちゃんと勉強しているのか、抜き打ちでチェックしたいと思ってる。お姉ちゃんの部屋の扉の隙間から2人の様子を覗いてみて、もし変な展開になったら割って入って止めてやるんだから!

 

 

 ということで、私は現在お姉ちゃんの部屋の前に立っている。

 イチャイチャするのは構わないんだけど、やるなら別の場所で2人だけの空間でやって欲しいよ。お姉ちゃんの気持ち良さそうな声を聞いて、私は1人寂しく自分を――――って、こんな話は今どうでもいい!!とにかくお姉ちゃんたちの様子を確認しよう……。

 

 

 私は部屋の扉をほんの僅かだけ開け、部屋の中を片目で覗き込む。

 そこにはもちろんだけど、零君とお姉ちゃんの姿があった。いつも2人が扉に背を向けるように座っているのは知っていたから、こんな暴挙に出られたんだけどね。

 

 今の2人の状況、どうやらお姉ちゃんが問題を解き、零君はそれを見守っているみたい。お姉ちゃんがこんなに勉強に集中している姿、やっぱり夢か何かと勘違いしそうになるよ。ここまで真剣だったら、わざわざ私が監視する必要なんてないのかな?流石に受験勉強も本腰を入れなきゃいけない時期だし、変なことをする暇なんてないのかも。

 

 

 しばらく観察し続けて、何もなさそうなら退散しよう。視線を感じられて集中が途切れちゃったら申し訳ないから。

 

 

「よしっ、零君!問題全部解き終わったよ!!」

「早いな。もしかして簡単だったか?」

「簡単かどうかは分からないけど、自信はあるよ♪」

「穂乃果のクセに、言うようになったな」

「むぅ~なにソレ!!全問正解したら、約束通りご褒美だからね!!」

「分かってる分かってる」

 

 

 ご褒美?ご褒美ってなんだろう……?

 お姉ちゃんのことだから、頭を撫でてもらうとか子供っぽいことだと思うけど。それ以前に小テストでも満点を取れないお姉ちゃんが、零君の作ったテストで満点を取れるはずないよ。厳しいこと言うなぁと思う人もいるかもしれないけど、もう15年以上もお姉ちゃんと一緒にいる私の見解に間違いはない。

 

 

 

 

 ――――と考えていたのは、ついさっきまでの話。

 零君はお姉ちゃんの解いた問題の解答を確認しながら赤ペンを走らせているけど、その手が止まることはない。ペンを走らせる手の動きは常に"丸"。まさか、まさかとは思うけど……!!

 

 

「……れ、零君?最後の問題はどうなの?合ってる!?」

「あ、合ってる……すごいじゃないか穂乃果!!全問正解だ!!」

「ホントに!?やったぁ♪」

 

 

 嘘でしょ……あのお姉ちゃんが満点だなんて!?まるで今いるこの世界が別の世界みたい……世界線を飛び越えちゃったとか。考えてることはSFで非現実的だけど、私にはそう思えるほどありえない事態なんだよ!!

 

 

「それじゃあ零くん、ご褒美……ちょうだい?」

「ごほう……び?」

「とぼけたって無駄だよ!このテストで満点取ったら、やってくれるって言ったじゃん!!」

「そうだ言ったよ言った。でもまさか本当に全問正解するとは……」

「ふふ~ん♪穂乃果だってやればできるんだよ!」

 

 

 勉強でお姉ちゃんが得意気な表情をするなんて、まだ10月だけど明日は大雪かもしれない……。それにやるってなにをやるんだろう?息抜きにゲームとかかな?

 

 

「でも、満点を取れたのは零君のおかげなんだよね。だからご褒美というより、穂乃果が零君に恩返ししないと♪」

「穂乃果……」

「零君は動かなくていいよ。穂乃果にぜ~んぶ任せておいて♪」

 

 

 零君とお姉ちゃんが頬を染めながら見つめ合っている……ま、まさかご褒美って!!

 お姉ちゃんは恍惚な表情で零君の顔へ近付くと、目を瞑って唇を少し開き、そのままゆっくりと零君の唇へ――――!!

 

 

「んっ……!!」

「むっ!……んんっ!!」

 

 

 えぇ!?き、ききききキスしちゃったよ!?しかもいきなりディープだし!!お姉ちゃんたち毎回こんなキスしてるの!?

 

 ど、どうしよう……これは止めるべきなのかな?でも2人は恋人同士なんだからキスくらいはするよね。何も淫らなことはしていないし、こうやって恋人の営みを覗き続けるのは気が引けるから、早くこの場から退散しよう、うん。

 

 

「ちゅっ……んっ……んんっ!」

「はぁ……ちゅ……んっ!」

 

 

 うわぁ~激し過ぎるよ2人ともぉ~!!もうキスをすることに慣れてるよね絶対……。

 息継ぎをするため唇同士が離れるたびに、粘り強い銀の糸が2人の口を結んでいるのが見える。それはまるで零君とお姉ちゃんの愛の強さを具現化しているかのよう。

 

 

「ふぅ、っ……はぁ……んっ……ちゅっ……」

「はぁん……あっ……零、くん♪……んっ、もっと……!!」

 

 

 お姉ちゃんってこんなに積極的だったんだ……。もう一年前の今頃から、家でお姉ちゃんの口から出る話題と言えば全部"零君"のこと。それくらいお姉ちゃんは零君のことが大好きで、そんな彼と結ばれたからこそこうして積極的になったのかも。

 

 それに零君も零君でお姉ちゃんから繰り出される怒涛のディープキス攻撃を、お姉ちゃんの身体を抱きかかえながら自分の唇で完全に受け止めている。やっぱりキス慣れしているのかな?そりゃあ9人も彼女がいたら、キスをする回数はお姉ちゃんより何倍も多いもんね。慣れてるのは当然か。

 

 

 そして帰るとか言ったのにも関わらず、零君とお姉ちゃんのキスシーンの覗き見をやめない私がいる。このあと2人はどうするんだろうと期待して、さっきから何故か心臓の鼓動が止まらない。

 

 もし私も零君の恋人の1人になったら、ああやってディープなキスをされちゃうのかな?

 お互いに絡みつくように抱きついて、貪るように唾液を交換し合って、そして今のお姉ちゃんみたいに服を脱いで……って――――

 

 

 え゛ぇええええええええええええええええええええええええええええええ!?!?

 

 

 お姉ちゃん、自分から服脱いじゃった!?

 しかも続いて零君は、何の躊躇いもなくお姉ちゃんの下着に手を伸ばし、お姉ちゃんの上の下着をズリ下げる。これで私の目の前に、男性の前で上半身が裸となった実の姉の姿が顕現した。

 

 

 こ、これが恋人同士の営みなの……?

 でも多分これだけでは終わらないよね?だって日常生活で常に性欲に取り憑かれている零君だよ!?そしてここ最近お姉ちゃんも色っぽくなったり、色々と発言も危ないし、この2人が交わったらもしかして、もしかしてこ、こここ子作りなんかしちゃったり!?う、嘘でしょ!?め、目の前でそんなことになったら、私どうすればいいの!?

 

 

「お前のカラダ、綺麗なったな。ダイエットでもしたのか?」

「うん。零君の理想に近付けるように、最近はカラダにも気を使っているんだよ♪」

「俺のためにか、ありがとな。去年と比べれば、カラダのくびれもエロくなったもんだ」

「えへへ、零君のためにいっぱい努力したんだから♪だからね、今日はテストもダイエットも頑張ったご褒美として、たくさん穂乃果を触って?」

「もちろん、約束は守るよ」

 

 

 零君は右手でお姉ちゃんの胸を下から鷲掴みにし、親指と人差し指でお姉ちゃんの胸の先端を弄りながら優しく胸を揉み始める。そして左手はお姉ちゃんのカラダのくびれに当てて、そのまま滑らせるような手つきで太もも、そしてスカートの中へと手を侵入させた。ここから見ても分かる、お姉ちゃんのスカートの中で、零君の指が動いていることが。

 

 お姉ちゃんは零君にカラダを預けて、艶かしい表情で淫らな声を漏らし続けている。その中でたまに垣間見える笑顔が、お姉ちゃんの悦びを最大限に表していた。

 

 

 こうしてしばらくの間ずっと2人の営みを傍観していた私だけど、ここでようやく本来の目的を思い出す。

 

 

 と、止めないと!!今止めないと歯止めが効かなくなって、絶対にこの2人は子作りしちゃうよ!?私、この歳で"おばさん"って呼ばれるようになるの!?それはヤダよぉおおおおおおおおおおお!!

 

 でもでも、零君もお姉ちゃんもとっても気持ちよさそうで幸せそうだし、私が口出しする権利はないのかも……。

 

 それになんだろう、私のカラダも段々熱くなってきてる……。カラダの芯から燃え上がるような熱さ、そして下半身が妙にムズムズするのはどうして?零君とお姉ちゃんの営みを見ているだけで、何故か私まで興奮しちゃってる……!!

 

 

「あっ、穂乃果お前、濡れてきたな」

「昨日からずっとこの時を楽しみにしてたんだよ♪だから我慢なんてできないんだよぉ~」

「我慢なんてする必要ないぞ。もっとお前を見せてくれ」

「あっ♡んんっ♡」

「スカート邪魔だな。脱がしていいか?」

「うん♪」

 

 

 お姉ちゃんの息遣いの荒らさがヒドくなってきてる……そして、それは私も同じ。私も柄にもなく興奮しちゃって、気付かぬ間に自分の指をスカートの中へ入れ、パンツの上から指で弄ってしまっていた。パンツの上からでも弄るたびにカラダにビクビクと刺激が走り、今まで感じていた快楽に更なる快楽が上乗せされる。

 

 

 へ、変な気持ちになってきちゃった……ん、んっ♪き、気持ちいい……これが零君たちの言ってた、"自分でヤる"ってことなんだぁ♪こんなにも気持ちのいいものだっただなんて、もう私、今までの自分に戻って来られなくなりそう。

 

 

「はぁ!んんっ、ふぁ♡零、くぅん♡」

 

 

 お姉ちゃんの淫猥な声を聞くたびに、私も自分の指をより激しく動かしてしまう。そしてそれによって与えられる快楽に溺れ、更に興奮が高まってくる。

 

 

 熱い……心もカラダも頭も……なんだかぼぉ~っとしてきちゃった……。

 

 

 もう零君とお姉ちゃんの営みを見て、自分を慰めることにしか考えていない私は、気付かぬ間にお姉ちゃんの部屋の扉に身体を預けようとしていた。部屋を覗くために扉はほんの少しだけ開いているから、人間の身体が寄りかかったらどうなるかは明白。

 

 

 つまり――――

 

 

「うわぁ!!」

 

 

 私の身体が扉を開けてしまい、その勢いでお姉ちゃんの部屋に倒れ込んでしまった。

 

 

「ゆ、雪穂!?」

「えっ、あっ、あ、あははは……」

 

 

 や、やっちゃったぁああああああああああああああああああ!!

 快楽に身を任せていたせいで、こんなことになるとは微塵も考えてなかったよ。どうしよう……覗いていた言い訳を考えないと!!でもまだ頭がぼぉ~っとして、カラダもさっきまでの疼きが収まってないから全然脳が働いてくれない。

 

 それに間近で零君とパンツ1枚のお姉ちゃんを見て、より自分の興奮が高ぶってきている。こんなに近くで生々しい男女の抱擁が……す、すごくえっち……。

 

 

「雪穂……?」

「い、いや!勉強を頑張ってる2人のために、お茶とお菓子でもと思って……」

「お前、何も持ってないじゃん」

「あっ……」

 

 

 そうだよね、付け焼刃の言い訳なんてすぐにバレルよね……じゃ、じゃあ一体どうすれば!?零君とお姉ちゃんのえっちな光景を見て、自分で自分を慰めていたなんて知られたら……!!

 

 

「雪穂、顔赤いよどうしたの?それに息遣いも荒いし、目も垂れてる……ま、まさか!!」

「ち、ちがっ!!」

「見てたんだろ?俺はな、女の子が発情してるかそうでないかなんて、顔を見ればすぐに分かるんだよ」

「そ、それは……」

「もう一度聞くぞ。見てたんだろ?」

「…………はい」

 

 

 言っちゃった!!今まで散々零君に変態変態って言ってきたのに、恋人同士の営みを覗き見て興奮しちゃってるって、もう私も変態じゃん!!でも言い逃れできる状況じゃなかったし、確実に零君とお姉ちゃんに馬鹿にされちゃうよ……。

 

 でももういいや、事実なんだし。どれだけ2人から変態と言われても一心に受け止めよう。

 

 

「辛かっただろ?1人でするのは?」

「え……?」

「そうだ!雪穂も零君にしてもらいなよ!」

「えぇ!?」

 

 

 お姉ちゃんの突然の提案に、困惑していた頭が更に困惑して話についていけなくなる。

 私が零君に、してもらう?でもまだ恋人じゃないし……だけどお姉ちゃんのあの気持ちよさそうな顔が私の脳内に現れて、執拗に私を誘惑する。零君に触ってもらえば、私もお姉ちゃんみたいに気持ちよくなれるのかな……?

 

 

「でもいいの?お姉ちゃんたちは2人きりでやってるんでしょ……?」

「雪穂も零君の未来の彼女なんだし、全然オッケー!それに妹が苦しんでるのに、そのままそこで見てなさいだなんて言えないよ♪」

「お姉ちゃん……」

「我慢なんてしなくてもいいんだよ。雪穂も一緒に零君に可愛がってもらお?零君なら、雪穂のこと絶対満足させてくれるから♪」

「穂乃果の言うとおりだ。そのままだと辛いだろ?ほら、こっちにおいで」

「零君……」

 

 

 零君は腕を広げて甘い声で私を誘う。お姉ちゃんも優しい笑顔で私を()()()の世界へ誘おうとしてくるし……もう、我慢しなくていいよね?

 

 

 私は零君の甘い声に釣られるように、彼の身体に自分の身体をギュッと密着させる。すると零君は、私の背中に腕を回して優しく抱きしめてくれた。

 

 はぁ♪暖かいよぉ……でもただ抱きしめられているだけなのに、どうしてここまで興奮しちゃうんだろう……?さっきよりも呼吸が乱れている……。

 

 

 そして零君は私の背中に回していた腕を下げた。一瞬もう抱擁タイムが終了するのかと寂しい気持ちになったけど、それは全くの勘違い。ここからが刺激のある時間の幕開けだった。

 

 

「はぁん♪あっ……!」

「いい声だな雪穂。やっぱりさっきまで自分でシていただけのことはある」

 

 

 急に下半身に刺激が走ったかと思ったら、零君が右手で私のおしりを撫で回していた。

 ゆっくり撫で回したかと思えば、突然力を入れて鷲掴みにする緩急のある刺激に、私は卑猥な声を漏らさざるを得ない。

 

 もちろんだけど零君の愛撫がこれで終わる訳がなく、おしりに伸ばしていた手が、今度は私のスカートの中に侵入してきた。

 

 

「んんっ♪あんっ♡」

「触る前から濡れてるじゃねぇか。どれだけ1人でヤってたんだよ」

「ずっと……零君とお姉ちゃんのキスのところから、ずっとです……はぁ♡」

「初めからかよ。そんなエッチな奴にはお仕置きだな」

「ふぁ……ひゃん♡」

 

 

 ダメ……さっきから喘ぎ声しか出ない。でもそれだけ気持ちいいんだもん、仕方ないよね。カラダの疼きが全然止まらない♪

 

 お姉ちゃんたちは定期的にこんな気持ちのいいことをしてたんだ……今やっと、お姉ちゃんやことりちゃんが零君を執拗に求める理由が分かったような気がする。これはもう、ハマってしまったら抜け出せないよ。自分の手で1人でヤってる時とは比べ物にならないくらい気持ちがいい。もう零君の手じゃないと満足できなくなるカラダになっちゃうよ……いや、なっちゃったかも♪

 

 

「もう零君!穂乃果のこと忘れてな~い?」

「忘れてないって。ほら、穂乃果も来い」

「わ~い♪零くぅ~ん♪」

 

 

 私の右隣にお姉ちゃんが並び、私たち2人は零君に抱きしめられる形となる。

 そして零君は右手で私の、左手でお姉ちゃんのスカートの中に手を入れ、5本の指を巧みに使ってパンツの上から私たちを弄り倒す。

 

 

「あっ……♡はあっ♡」

「んあっ……♡ああっ♡」

 

 

 私たちは零君の身体に寄り掛かりながら、彼から与えられる快楽を全身で感じている。特に指でキュッと摘まれれると、今まで感じたのことのない最大級の快楽で勝手にカラダがよがってしまう。そのたびにカラダは更にウズウズし、次なる快楽が待ち遠しくなってくる。もう私たちは完全に零君の虜にされてしまった。

 

 

「2人共同じところで同じように感じるとは、やっぱり姉妹だなお前ら。一度快楽に溺れたら、自分の欲求に素直になって乱れに乱れるところもそっくりだ」

「でもまだ足りないよ……もっと!もっとだよ零君♪」

「分かってる。雪穂もまだいけるよな?」

「はい……♡」

 

 

 はぁ……零君なしでは生きていけないカラダになっちゃいそう。これは決して大袈裟なんかじゃなくて、もう無意識的に私のカラダが彼を求めてしまっている。早く触って欲しいと、カラダが零君を欲していてならない。だから下もこんなに濡れているんだよね♡

 

 

「その前に、次は穂乃果たちの番だよ♪」

「"たち"って、私も?」

「うん。穂乃果たちを気持ちよくしてくれたお礼に、零君にもご奉仕しないとね♪」

「ご奉仕って一体何を……」

「雪穂は初めてだよね、零君の"ココ"にご奉仕するのは……」

「そ、そこ!?」

 

 

 お姉ちゃんが優しく撫で回しているのは、まさしく零君の大切なところ。まだズボンの上からとはいえ、既に零君はお姉ちゃんに愛撫されて表情が緩みに緩みきっている。さっきはずっと私たちが気持ちよくなってたけど、零君も相当溜まってたんだ……。

 

 

「穂乃果!あまり撫でられると……!!」

「あっ、ゴメンつい張り切っちゃって♪それでどう?雪穂もやるでしょ?」

「でも私は初めてだし、零君を気持ちよくさせられるか分からないよ」

「そこは大丈夫だ。お前ら姉妹が揃ってしゃぶってくれるその光景を見られるだけでも、俺は十分だから」

「そうですか……だったらやってみようかな?興味がないことはないし。それに私も、零君を気持ちよくしてあげたいんです♪」

「初めはお姉ちゃんが教えてあげるから、零君にい~ぱいご奉仕しよ♪雪穂の感謝の気持ちを全部込めてね♪」

「なんか激しくなりそうだな……お手柔らかにお願いするよ」

 

 

 お姉ちゃんのやった通りに私も零君の下半身に顔を近付けてみると、不思議で独特な匂いが私の鼻を刺激した。あまりいい匂いとは言い難いけどなんだろう……とっても興奮してきちゃった♪大好きな零君のだから……かな?

 

 

 

 

 そして私たちは零君のズボンに手を掛けて、それから――――――

 

 

 

 今日で私は、えっちに対する悦びを知ってしまいました。流石にお姉ちゃんやことりちゃんまでとは行かないけど、零君にヤってもらうことに興奮を覚えちゃったり……やっぱ私はお姉ちゃんの妹みたいだね。でも気持ちいいんだから仕方ない、これも零君へ向けた愛なんだよ!

 

 

 そしてもう、以前の私には戻れそうにもありません……♪

 




 こうして零君の理想のハーレム計画が着々と進行していく……


 ということで、今回は穂乃果と雪穂の姉妹丼回でした!
 そうは言ったものの、今回は主に雪穂の性の目覚めに重点を置いたもので、姉妹丼はついでみたいになっちゃいましたね(笑)
次回以降また書くときは、もっと乱れさせますので!!

 そしてこれで残る姉妹は絢瀬姉妹だけに……えっ、神崎姉妹?


 次回のタイトル(仮)は『零とことり』です。
 2人の"純粋"な日常生活を描こうと思います。あくまで純粋に!


 そしてここからは宣伝です!
 私と同じハーメルンのラブライブ!小説の作家である、たーぼさんが執筆されている小説『ラブライブ! ~奇跡と軌跡の物語~』とのコラボ小説の制作が決定しました!
たーぼさんの小説が先日一周年を迎えたということで、相手方の小説共々盛り上げられるように全力で頑張ります!
そしてまだ相手方の小説をまだ読んでないよという方は、コラボ小説の投稿までに是非読みに行きましょう!感想等があれば向こうの小説にも応援の言葉を掛けてくださると、恐らく向こうは泣いて喜ぶと思いますよ(笑)


新たに高評価をくださった

赤坂サカスさん、エコ猿さん、ふぁんしーさん

ありがとうございました!


Twitter始めてみた。
 https://twitter.com/CamelliaDahlia

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