東方穿孔羊   作:ほりごたつ

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第三十二話 始動前

「仰りたい事は理解しました、ですがお断りさせて頂きます」

 

「どうしてもダメなのかしら? 楽しいと思うのだけれど」

「私のやり口を考えますと、混ざらない方が良いと判断できますが?」

 

「では、吸血鬼姉妹の保護者という立場で…」 

「今はそういった立場にございません」

 

 地底深くにある町並みの一角。

 ほとんど開店していない桶屋の居間から話し声が聞こえる。

 声はここの店主と友人のもの。

『ゆ』と書かれた湯のみを持つ友人が作業中の店主に話しかけている。

 

「混ざってとお願いしてもダメ?」

「くどいですね」

 

「どうしても?」

「お断り致します」

 

 話の流れからすると大家が何かをお願いしているようだ。

 けれど店主の方はきっぱりと拒否し、関わる気がないと返答していた。

 突然う訪れた友人八雲紫が卓袱台に頬杖をついて、少しだけ不機嫌な顔と仕草を見せてもお願いされる店主アイギスは首を縦に振らなかった。

 

「そもそも庭を守れという依頼で私を誘致したのでは? 異変に混ざり庭を荒らせという願いは真逆の行為だと思うのですが?」

 

 十枚くらいの木板を並べそれぞれの板にカンナをかけていく店主が問いかける。

 シャッと小気味良い音がすると、その音と共に滑らかになっていく木肌を擦って、紫とは目を合わせずに返答をした。

 

「荒らすといっても血生臭いことにはならないわ、今までのように血で血を洗う戦いとはならないはずですし、今回は」

 

 紫がアイギスのいる土間兼作業場を見つつ問いに答えた。

 お願いしてもダメかという物言い通り、アイギスと紫の雇用関係は二週間程前に切れていた。

 何事も無く契約満了となり、同時に充てがわれた住まいからもう一つの住まいへと、居を移したアイギスは建物に架かる看板通り桶屋を営み地底で暮らし始めた。

 並ぶ木板とハメられる事を待つ箍を見る限り、今はその仕事中らしい。

 

 今日の紫は友人として来訪し、友人として少しのお願い事をしに来ていた。

 紫からの頼み事は、吸血鬼達が近く始める騒ぎにアイギスにも便乗してもらいたいというものだった。契約終了時からそのうちに何か事を起こしてもらいたいと願っていた紫だったが、以前も今もアイギスが頑なに拒否した為、譲歩案として紅魔館の者達がもうすぐ起こすに混ざり騒ぎに乗れと話した‥‥が、それも拒否されご機嫌斜めとなっていた。

 

「今回の異変はルール制定後一発目でルールをしらしめる為の異変よ? レミリア達が起こすだろう異変は私が依頼したようなもの、危険という事にはなりませんわ」

「どうなるのかはわかっている、そういった口ぶりに聞こえます」

 

 含み笑いを見せる紫。

 その笑みに含まれたモノは準備期間は終わりというモノだ。

 十六夜咲夜が受け入れられて十年近くが経ち、紅魔館の者達もこの地に十分慣れた、そろそろ目立ってもいいだろうと紫は考えているようだ。

 紫が認識の境界を弄り存在こそ公にされていないが、幻想郷縁起に記述するなどしてこの地にいるという情報だけが広まっている状態が今の紅魔館の立場である。

 人里を襲った事自体も載っていはいるが記述内容は少し違っていた。

 死体の群れは紅魔館とは関わりない、外からの侵略者で既に滅しているというのが幻想郷縁起に載る情報となっている。ここの部分は境界云々よりも紫が上手く言い包め広めた事で、吸血鬼達とは繋がらないお話となっていた。

 里を守護した者もレミリア達とは出会っていない為口だけでどうにでもなったようだ、実際噂を広めたのは式だったが、国を傾けるよりは簡単だったと後日話していた。

 

「内容も結末もわからないわよ? 私はお願いしただけでレミリア達に一任しているし、それがいつまで続くのかも終わるのかもわからない」

「紫様が仕向けておきながらわからない、とは?」

 

「何か騒ぎを起こしてほしいとはお願いしていますわ、でもね? 何を起こすのか、いつ頃始まるか、その辺りの話は聞いていないのよ」

 

 紫が湯のみを置いて姿勢も正す。

 綺麗に姿勢を伸ばしてから妖美な顔で薄く笑み、今回の企み事についてネタバラシをし始めた。

 先に紫が述べた通り何かをしてほしいと頼み、定期的な食料の確保を条件にレミリアはそれに頷いた、そうして動き始めた出来レースに近い異変だったが、仕向けた紫は何が行われるのかまでは聞かなかった。

 計略や企てを武器にする事ばかりの八雲紫にしては珍しいやり口であったが、これにも理由があったようだ。

 一つは前々からの話通りルールを広めるためも広告塔として、八雲の匂いがしないように、あくまでもレミリア達が自分達の為にルールを利用し動くと見せたかったというのがあった。

 幻想郷にいる事だけが確認されているレミリア達であれば目立たずに動ける状態にある、そして自身達の存在をアピールする為に何かしらの事を起こすというのも、回りから受け入れられやすいだろうと考えて、敢えて聞かずにいた。

 

「何をしてくれるのか、期待しながら待っていたほうが楽しいと思わない?」

「ご自身の庭が荒れるというのにその仰り様。余裕が見られますが、いざとなれば力尽くで止めるから問題ないという事でしょうか?」

 

 笑みを崩さない紫に向けて似た笑顔で話すアイギス。

 そういった時の出番でそっち方面でのお願いならと、少しだけ自分を売り出していくが同じ笑みを浮かべる紫から、つれないアイギスに今回は出番はないと言い切るような返答が届く。

 

「力尽くで止める事も可能だけれど、そうしてしまってはスペルカードルールを広める意味がないのよ。力がなくても妖怪と人間が対等に戦えるルール内で争ってもらい、ルール内で負けて終わりを迎えてもらわないとダメなの」

 

 言い切り湯のみを取るとズズッと茶を啜る紫。

 返答を聞いて少しだけ残念そうなアイギスだったが、この地の管理人がそういうのであらば今回は素直に静かにしていよう、そんな事を考えながら四面全てを磨いた木板を並べ立てる。

 用意していた銅製の(たが)に並べ器用にはめて木槌で目を詰めていく。

 

「混ざって、とお願いしたから断られたのかしら?」

 

 綺麗に箍に収まり、おひつとしての姿になった木板の部分を紫の左手が撫でる。

 スキマから差し出された左手が木板から箍へと撫でる箇所を変えると、すっぱりと収まっていた木板がパカァンと音を立てて外れてしまった。

 音が鳴ると同時に、紫に対して丁度横を向く姿勢で作業していたアイギスが、組んだおひつから目を移して流し目気味に紫を見る。

 

「言い換えるわ、そうならないように少し子守りをしてもらえない? 得意ではないけれど慣れているのでしょう?」

 

 ばらばらになったおひつを見ている紫がアイギスに再度のお願いを述べる、紫の視線に促されて手元でバラけた木板を見る桶屋の店主。

 少しだけ眉を持ち上げた後、すぐに目を細めてバラされたおひつを組み戻していく。

 組み上げた物を足で挟み数カ所を摘んで雑に穿つと、手に持ったまま流しに歩いて丁寧に水で濯いで逆さに置くと、流しに近いその位置から紫と目を合わせるように見つめた。

 

「仕事の依頼と言えば断る事などありませんのに、そう仰らないのは何か理由が?」

「よく知る子供の面倒を見て、なんて仕事にもならないでしょう? だからお友達らしくお願いとしてみたのだけれど、依頼として話した方がいいかしら?」

 

 目が合った二人の少しの会話、他愛もない物言いだが互いに色々と含み言っていた。

 お願いされているアイギスの場合、お仕事と依頼されれば引き受けるつもりではあったようで、ついでに妹と戯れられればいい、という心持ちだったようだが紫はもう少し踏み入った心情のようだ。

 雇用関係が解かれた後は紅魔館に身を寄せる、かと思っていたアイギスが地底の仮住まいに本拠地をおいた事で、もしもの場合の箍として考えていた者がいなくなってしまったと考えていた。

 幻想郷に慣れ落ち着いたとはいっても、あの屋敷にはあの妹がいる。

 異変という遊びの最中暴れられては企みが上手く進まない、そうならない為にアイギスをフランドールの箍としたいようだ。

 

「互いに嫌いというわけではないのでしょう? 何か近寄りがたい理由でもあって?」

 

 開店だけして営業いなかった店をどうするか?

 そんな事を考えていた店主をどうにか引っ張り込もうと言葉を増やしていく妖怪の賢者。

 テンションが上がり過ぎるとはっちゃける悪魔の妹、気が昂ぶるアレを止めるのにはアイギスは打って付け、それが第一の理由ではあったが愛おしい者だと言っておきながら態々離れるアイギスの腹積もりを探る心もあった。

 話してから少し黙る紫。

 ニコニコと少女のような笑みを見せて、黙る姿と合わせて胡散臭い。

 

「わかりました、お願いをきいてあげます」

 

 胡散臭い友人の願い、しつこさや話のぼやかし具合から、確実に何かがあって願ってきている事をわかりながらも聞き入れる黒羊。

 ある程度水気が切れたおひつを持って、紫の対面へと上がり腰を降ろすと清潔そうな布で雑に水気を撮り始めた。

 

「あら? いいの?」

「かつてはそうしておりましたが、今はその理由もありませんし、御嬢様方が良いと言われるならあちらに引っ越しても良い気もします」

 

 座り見合う二人。

 どちらも表情は柔らかいが中身まで柔らかいのは紫の方、自身の企みもあるがソレと同時に素直にならない年寄り悪魔を動かす腹積もりもあった。

 その企みに気がついているのかいないのか、わからないままに話にのるアイギスも自身が偏屈であると自認している。本当ならば吸血鬼姉妹の近くでと考えていたが、今更近寄るのもと変に意固地になる部分もあり、この話を都合よく利用して自身の考えではなく紫からのお願いという体で紅魔館へ向かうつもりになったらしい。

 腹積もりなど何もなく唯素直じゃなかっただけなのだが、これもよくされる勘違いの一つだろうか。

 

「変に素直なのね」

「その方が紫様も都合が良いのでしょう?」

 

「そうね、都合がいいわ」

「私も都合が良いですし、偶には素直になっただけの事です。おかしなところでも?」

 

「‥‥いいのだけれど、ほんの少し癪だわ」

「癪? 互いに持ちつ持たれつ、良い友人だと感じますが?」

 

「友人を利用し合うというのも、ね。偶には企み事なく話したい、そうは思わない?」

 

 奸計を腹に溜めっぱなしのスキマ妖怪から小さなため息が吐かれる、始めは雇い主という立場で突如訪れた異国の悪魔を監視するという企みもあった紫だが、今では少しだけ気安い間柄となっていた。

 どちらも自身の為に利用できる。

 本気の殺し合いなどした事はないが、やりあえば互いに最後を与えられるかもしれない二人、姿なく裏で動くスキマ妖怪と真正面から突っ込んでいく悪魔と真逆にいるが、そうだから馬が合ったのかもしれない。そんな二人の内の奸計を得手としている側から、企みなく友人としてだけ話したいとちょっとした愚痴が吐かれた。

 

「‥‥なるほど、わからなくもないですし……ではこうしましょう。コレ、買い取ってくださいな」

 

 薄笑いばかりしていた元の雇用主。

 それが先程は少女と見まごう笑みを見せたり、今は可愛い愚痴を吐いたりしている姿を見て少しだけ悪戯心が湧いたアイギス。

 コレと言いながら誂えたばかりのおひつを卓袱台に乗せると、紫に買い取れと言い切った。

 

「間に合ってますわ」

「間に合っていようがどうでも良いです、壊した商品の買い取りはして頂きます」

 

「アレは少しの演出よ?」

「話せば済んだ事だったはずです。それに、友人なら友人の儲けとなってもいいでしょう? ‥‥友人らしいジョークとするには良い案だと思ったのですが」

 

 アイギスが来る前に外に出すつもりだった看板を見て話す。

 出す前に少し拭かれ、綺麗になった羊の判じ絵が赤い瞳で二人を見ていて、ここが何屋だったのかをその二人に示している。

 看板から紫に視線を移すと紫の方も気がついたようで、すっかり冗談も上手くなったとクスと小さく声を漏らして、差し出されたおひつを手にとった。 

 新しいルールを広め幻想郷に新しい風を吹かせる寸前の今、先に桶屋を儲けさせておけば企みもつつがなく進むだろうと感じだようだ。

 お代は引っ越しのお手伝いで。

 そう言っておひつと共に沈んでいく紫。

 珍しく見せる明るい笑みをスキマの中へと消していった。

 

 見送ったアイギスもすぐに動く。

 いそいそとかばんを取り出し、着替えや新しく作った名刺などを突っ込んでから居間に置き、銭だけを持って長屋を後にした。

 またどっか行くのかと土蜘蛛や鬼に言われ絡まれる前に、自分から地底の友人達のところへ挨拶回りに行くらしい。

 向かう先は隣の通り、旧地獄メイン街道にある酒場。

 酒飲みだけで終わればいい、と珍しく荒事を避けるような思考で歩き始めた。

 

 

~少女挨拶回り中~

 

 

 あいも変わらず霧のかかる湖。

 もう数日で拝めるはずの満月もかかる霧のせいで昼間は少し見にくい。

 その陰る月を見上げる化け物が、湖に近い屋敷の屋上におり、沈み始めた太陽と浮かび始めた月を眺め目を細めていた。

 

「どうしようか」

「どうしよう、とは?」

 

「八雲紫からGOサインが出たのはいいんだけど、何をやろうか‥‥全く思いつかないのよね」

 

 目を細めて空を眺む屋敷の主、レミリア・スカーレットが隣の者へと話しかけている。

 会話相手は日傘を指す従者。

 切り揃えられた銀髪のボブカットに、白いヘッドドレスを着用した姿の十六夜咲夜。

 青い膝上丈のスカートが特徴的なメイド服に袖を通し、エプロンや袖部分には白を差し色とした出で立ちで、静かに佇んでいた。

 

「何をされても宜しいのでは? 手段は問わないというお話なのですし」

 

 レミリアの悩み顔を見て咲夜が促すが、それでも主の顔色は晴れない。

 幻想郷への引っ越しも咲夜の事も他の者達に投げてきたここの主、思いつきで行動する傲慢さを持ち合わせているが、手段は毎回他人に任せてきていた。

 我を通す為の手段を自身で考えるのは苦手のようだ。

 

「そうだけど、いざ何かをしようとなると色々考えすぎてしまって‥‥パチェにでも何か‥‥」 

「パチュリー様は手伝いなんてしないと、そう言われていたはずですが? 今回は御嬢様だけで考えるようにと‥‥」

「皆まで言わなくてもいいわ、じゃあ咲夜は何か思いつか‥‥」

「私からも何もありませんわ、御嬢様のお心のままにナニカなさって下さい」

 

 会話を被せながら話す二人。

 主と従者だというのに気安いような、友人同士で話す感覚に近い会話の流れだが、これも主の思いつきの一つだ。パチュリーが屋敷に来た時と同じ様に、咲夜も身内として扱うというのがレミリアの意向のようだ。

 口調も砕けていいという話だが、咲夜は門番を真似てこう話す事にしたらしいが、レミリアには別人の影が見えた。丁度門に現れた誰か、大きめの旅行かばんを両手に、紅魔館の正面入口で門番と話すアイギスの影を、丁寧な口調の中に見たようだ。

 

「あぁ、来ちゃった……何も思いついてないのに来てしまった……叱られる……うー……」

 

 レミリアが弱々しい声で呟く。

 今日あたり来るとは聞いていて、来訪自体はわかっていたがアイギスが来るまでにはなにか考えておこうと思っていたレミリアだったが、未だ何も思いついていない。

 紫からの頼みを聞いてレミリアが動くことを知っているアイギス。それが現れたという事は発破をかけに来たか様子見にでも送られた、レミリアはそう考えていた。

 

「アイギス様‥‥ですか」

 

 うーと鳴く主の横にいる従者の顔も暗い。

 咲夜もアイギスを苦手としていた。

 自身の能力が効かない初めての相手であり、組手の際には本気の体術もナイフも物ともされず真正面から手を伸ばしてくるアイギス。笑んだまま真っ直ぐに向かってくる姿は酷く恐ろしいモノだと刷り込まれていた。

 吸血鬼姉妹との手合わせでもそうだったが、人間の幼子相手でも問答無用で真っ向から突き進む黒羊、幼かった咲夜には死に体で動くアイギスが怖いナニカ以外の何物にも映らなかった。

 

 二人が屋上から見下ろしていると視線に気がついたアイギスが顔を上げた。

 下から見上げる角度では屋上の二人の顔が影になるが、そこは気にせずに深々と頭を下げて屋敷へと歩み始めるアイギスが、正面の噴水を過ぎて屋敷の影へと踏み入ると、霧の姿で現れたフランドールが実体となり羽と顔を輝かせて飛びついている姿が見えた。

 

「あ、あれにしよう」

「あれ? 妹様が何か?」

 

「庭だけど、引き篭もりが外に出たのよ? どうせならこのまま外に興味を持ってもらいたい、その為に外に出られるようにするわ」

 

 アイギスが影の中に入るまで待っていたフランドールの姿を見て、レミリアが何かを思いついた。

 自身の体から赤い霧を発生させて、まだ日が当たる部分へとそれをまき散らし影を広げ作っていく。吸血鬼の魔力を帯びた赤い霧が屋上の一角に出来上がると、その下の部分へと歩み出るレミリア。普段であれば日光に焼かれる体であったが、その霧が陽の光を遮りレミリアの体は焼かれなかった。

 

「幻想郷を赤くする、我ながら似合いの異変だと思う。良し、これにしよう! 後は始めるだけね、咲夜、次の満月に合わせるからそのつもりでいなさい」

「畏まりました」

 

 これをこの地全てに広めれば妹は好きに出られる。

 ついでに八雲紫からの願いも叶えられる。

 あくまでも自分の考えを優先させる屋敷の主、傲慢な吸血鬼の姉が愛する妹と怖い悪魔の姿を見て思いついたのが、のちの紅霧異変と呼ばれる騒ぎに繋がる手段であった。

 これで妹が外に出る。八雲紫との盟約も果たせる。ついでに叱られずに済むと、明るい事ばかりが思いついて、沈む太陽や咲夜の表情とは逆に、レミリアの表情から影は消えていった。


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