ソードアート・オンライン~竜殺しの騎士~   作:nozomu7

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幕間 ヒゲの理由
エクストラスキル《体術》


「転移《ウルバス》」

 

 ユウは、1人でその言葉を言い放つ。

 

 すると次の瞬間、ユウの視界が青く染まった。そしてその青い光が消えた頃には、周囲の景色が一変している。耳にしていたBGMも、弦楽器の奏でるものから哀愁漂うオーボエのものへと変化した。

 

 今ユウがいるのは、今まで1カ月間を過ごしてきた《アインクラッド》の第1層ではない。第2層主街区《ウルバス》である。

 

 第1層のボスが倒されたのが今から1時間ほど前。そして、《トールバーナ》にいた人々から聞いた情報であるが、第2層の転移門が開通したことを示す、鮮やかな青い光が転移門から街全体へ放たれたのが20分ほど前のことであるらしい。

 

 ユウは、キリトが《元ベータテスター》から悪の《ビーター》へとその呼称を改め、全プレイヤーの憎悪を一身に集めるというとんでもない自己犠牲精神の発露の現場に出くわしたとき、唯一彼に向けて、聞き方によっては擁護とも捉えられるような(というか、そのように捉えられる可能性の高い)発言をかました。

 

 彼に後悔はなかった。むしろ、清々しささえ彼は感じている。

 

 もっとも、彼はこの世界に来て初めての友人の1人がそのような冤罪を背負っていることに、負い目も感じていた。あの時、もっとキリトを守るような行動や言葉もあったのではないか、と。

 

「……そうだ」

 

 転移門から少し離れた場所で、ユウはメインメニュー・ウィンドウを呼び出す。目的はメッセージの送信だ。キリトに関しては、これから《索敵》スキルの派生Modである《追跡》スキルで探し出すつもりなので、特に問題はない。早速彼を捕まえて、SEKKYOUをかますつもりである。

 

 メッセージの送り先は、初日に《はじまりの街》の西のフィールドで出会い、デスゲーム宣告とその前後の時に一緒にいた、SAO初のフレンド2人の片割れであるクラインだ。彼に心配をかけるのはどうかと思ったが、それでも数少ない友人に知ってもらうために、先ほどのボス攻略一連の流れを簡潔にまとめ、メッセージを送った。

 

 その中には、キリトが《ビーター》を名乗ったことも入れてある。しかし、ユウは彼ならばキリトを信じてくれるだろう、という、根拠のない確信があった。

 

 その時、視界の端にアイコンが点滅した。これは、誰かからメッセージが来たことを意味するものだ。今の処、フレンド登録をしてあるのは3人。初日に出会ったキリトとクライン。そして、ボス攻略最初の会議の日に出会ったペイントが特徴的な女性、情報屋の《鼠のアルゴ》である。

 

(誰だ? クラインが転移門開通を知って、ボス戦のことでも聞きに来たか?)

 

 メッセージを開くと、しかし彼の予想を外れて、その差出の主の部分には【Kirito】の文字があった。

 

【ユウ、俺が今受けているクエストに参加して、エクストラスキルを取得するつもりはないか?】

 

 ――なんだと!? と、ユウは目を見開いた。

 

 エクストラスキルとは、その名の通り特殊なスキル……つまり、スキル取得に特殊な条件が必要なスキルである。

 

 このSAOにおいては、いくつものスキルが用意されている。戦闘に使う片手剣や曲刀、投擲、索敵などといったものから、鍛冶などの後方支援系のスキル、そして戦闘とは関係ない料理や釣りなどまで揃っており、それらのスキルが通常のRPGに存在する魔法の代わりを担っていると言ってもいい。

 

 そして、それらの中には特殊な条件を満たさねば選択肢に出現しない、いわば『隠しスキル』が存在するのだ。SAOベータテスト中の口コミによれば、今の処発見したスキルはHPやバッドステータスの回復速度をブーストする《瞑想》だったとユウは記憶しているが、あれはスキル発動に必要なモーションのかっこ悪さとそれに見合わない微妙な性能のためにあまり評判は良くなかったはずである。

 

 だが、SAOにおいてエクストラスキルなるものが存在するという情報は、全ゲーマーの心を揺さぶったものだ。そして、ベータテスターであるキリトが誘ってきた、ということは十中八九《瞑想》以外のエクストラスキルであろう。

 

(ありがとな、キリト!)

 

 やっぱり、持つべきものは友達だ。

 

 そんなことを思いながら、彼はメッセージの指示通りに東へと飛び出す。周囲にいるモンスターに囲まれないように彼は索敵スキルを発動し、心を研ぎ澄ませて最大限の注意を払いながら、目的地である二層の東の果てにある岩山の頂上近くへと移動する。

 

 はっきり言って、その道は非常に険しかった。SAOでは、一見侵入不可能そうな地形でも、工夫とがんばり次第で上り下りが可能な場合が少なくない。これもまた、パソコンやテレビ、ゲーム機の画面を見ながらやる一般的なゲームとVRゲームとの違いであろう。

 

 岩壁をよじ登り、小さな洞窟にもぐりこみ、ウォータースライダーのような地下水流を滑り降りる。3度ほどMobとの戦闘を繰り広げる(とはいっても、ボス攻略参加者の中でもレベルの高いユウにとっては大した難易度ではなかったが)。

 

 そんな戦闘を30分ほど繰り返した後に、ユウは教えられたとおりの場所に辿り着いた。

 

 周囲を見渡して場所を確認する。岩壁に囲まれた小空間の中には、泉と1本の木、そして――小屋が1つ建っていた。さらに、近くにある巨大な岩の前には黒と鼠色の影がある。

 

「キリト!」

 

 ユウは、遠くから声をかけて近寄ろうとするが、しかしキリトは離れたまま叫んだ。

 

「その小屋の中にいるNPCに声をかければ、クエストが発生する! ユウもやってみろよ!」

 

 その言葉を聞いたユウは、身を翻して小屋の中へと直行。早速、頭の上に【!】というクエスト開始マークを携えている筋骨隆々たる初老の大男に向かって、そのスキンヘッドと口の周りの豊かなひげが気になりつつも彼は声をかけた。

 

「すみません。いいですか?」

 

 別に言葉にせずともNPCの目の前に立つだけで勝手に話しかけてくれるのであるが、ユウは基本的に声をかける、というスタンスをとっている。理由は特にない。

 

 ボロボロの道着をまとって座禅をしているオッサンは、その言葉を聞くと目の前のユウをまっすぐに見つめて言った。

 

「入門希望者か?」

「はい」

「修行の道は長く、険しいぞ?」

「……望むところだ」

 

 短い問答の後、頭上の【!】を【?】に変えたNPCは立ち上がって歩き始めた。視界にクエスト受領ログが流れたことを確認しながらユウがその後をついて行くと、小屋の外、岩壁に囲まれた庭の端にある、キリトがいる巨大な岩のすぐ隣にある、全く同じ形状・同じサイズの岩の前だった。

 

 高さ2メートル、差し渡し1メートル半はあるであろうその巨大な岩をぽんと叩いた師匠は、左手であごひげをしごきながら言った。

 

「汝の修業はたった1つ。両の拳のみで、この岩を割るのだ。成し遂げれば、汝に我が技の全てを授けよう」

「……は?」

 

 言っていることが分からない。いや、意味は分かるのだが、本気で素手でこの岩を割れと?

 

 そんなことをユウは考えたが、つまるところMMORPGであるこのSAOでクリア不可能なクエストがこんな序盤から出てくるとは考えにくい。身の危険はなさそうであることを確認しつつ、とりあえずユウは岩の硬さ(耐久度)を調べるために己の試練を軽く叩いてみた。

 

 この世界では、慣れてくるとこうするだけで物体の耐久度などが分かるようになる。そして、その結果ユウの右手に伝わってきたのは《破壊不能(イモータル)オブジェクト一歩手前》の超絶的硬度であった。

 

 うん、ムリ。

 

 しかし次の瞬間、師匠は言った。

 

「この岩を割るまで、山を下りることは許さん。汝には、その証を立ててもらうぞ」

 

 そんなセリフと共に、師匠が懐から取り出したのは小型のインク壺と、太く立派な――筆。

 

 ……オチが読めた気がする。

 

 ユウは全身の力でその場を飛び去ろうとしたが、しかしそれよりもはやく師匠の神技が発動した。

 

「お、おわっ!?」

 

 顔面に炸裂した筆の奇妙な感触に思わず奇声を発するユウ。そして、そんな彼の姿を、キリトとアルゴは見つめていた。2人共に、深い悲しみと共感――そして爆笑を必死にこらえる表情を見せていた。

 

(《鼠のアルゴ》って、そう言う意味か!)

 

 つまり、彼女はベータテスト中にこのクエストを見つけて挑戦し、その結果ヒゲのペイントをつけたのであろう。しかし、どうしてもこの岩を割ることができなくて、ペイントがつけたままにすることを許容して自分の仕事に戻ったのだ。その結果、《鼠》というトレードマークが浸透してしまい、この正式サービスでも商売のためにペイントを継続している……。

 

 情報屋である彼女にとって最大の情報を握るという、ある意味皮肉な状況を噛みしめつつ、そしてユウは自分の中でせめぎ合っている怒りと羞恥心を必死にこらえながら、立ち去っていく師匠に背を向けて友人に言った。

 

「おい、そこのキリえもん」

 

 すると、キリト改めキリえもんは、滝のような冷や汗を流しそうな表情をしながら固まっている。そんな彼に向かって、ユウは今まで誰にも見せたことのないような恐ろしい笑顔と共に言い放った。

 

「て つ だ っ て く れ る よ な?」

 

 その言葉に、キリトは引きつった笑みと共に「あ、ああ……」と肯定の返事を返すしかなかった……。

 

 

 

 

 

 ゴン、ゴンッ、という鈍い音が岩壁の間に響く。

 

「はっ、はっ、はあっ!」

 

 そんな掛け声と共に、ユウは拳を振りかぶった。隣では、キリトも同じように大岩に向かって拳を突き出している。

 

 あれから、1時間が経過した。しかし、岩の耐久値を調べても、雀の涙ほどしかその値は減っていない。

 

 正直な話、ユウはだんだんと暇な気分になってきたので、キリトに話しかける。

 

「キリトー」

「どうした?」

 

 彼も単純作業に退屈していたようで、簡単に話に乗ってきた。

 

「いや、適当な雑談して時間潰そうぜ? 岩を殴りながらでも、そのくらいはできるだろうし」

「ああ、そうだな……正直な話、俺も飽きはじめてきたところだ」

 

 キリトの言葉を聞いて、ユウは少し笑う。

 

「そういえば、キリトはベータテスター……ってことは、今までにもMMORPGとかは結構やってきたのか?」

「おう。だからこそ、ベータテストには絶対に参加したいと思って応募したし……というか、第一弾PVをネットで見たその瞬間から、何が何でもこの世界に来たいと思っていたからな」

「ハハ、俺も同じだ」

 

 拳を岩に向かって叩き付けながら、彼らは話す。

 

「まあ、まさかこんなデスゲームになるとは思っていなかったけどな……」

 

 キリトの呟きに、ユウも声を落として応じた。

 

「ああ、全くだ……まあ、妹達がログインしていなくて良かったよ。もしそうなっていたら俺、絶対にあの2人と一緒に《はじまりの街》を出ないで引きこもっていただろうからな」

「ユウにも、妹がいるのか?」

 

 その言葉を聞いたキリトが、おもわずといった様子で言う。

 

「おう、3つ年下に2人。双子だ……『も』ってことは、キリトにも? どんな子?」

「ああ、俺も1つ年下の妹が1人いる。といっても、この世界に来るときにはあまり仲良くなかったけどな」

 

 キリトはその表情に影を落とした。

 

「妹、って言ったけど、実は従兄妹でさ……。妹は多分知らないと思うけど、俺だけが知ってしまったんだ。だから、どうしても距離を置いちゃって……」

 

 彼は岩を殴りながらも、小さな声で話す。

 

「8歳の時、祖父が俺たち兄妹を剣道場に通わせたんだけど、厳しい人でさ。俺は2年でやめちゃって、祖父に殴られたよ」

「殴られたって……!」

 

 ユウが思わず、先ほどまでよりもいっそう強い力で拳を叩き付けた。

 

「そうしたら妹が『自分が2人分頑張るから叩かないで』って、庇ってくれてさ……。そしたらあいつ、全国大会までいくようになったんだよ」

「全国大会!? すごいじゃないか」

 

 ユウは言ったが、キリトは先ほどとは違って弱々しく大岩を拳で叩く。

 

「でも、俺は妹に引け目を感じていたんだ。あいつが本当は他にやりたいことがあって、それで俺を恨んでいるんじゃないか、って」

 

 コツン、という軽い音が彼の目の前にある大岩から鳴った。

 

「じゃあ、キリトはどう思うんだ?」

 

 ユウが言う。

 

「え?」

「だからさ、キリトが剣道をやめたから、お前の妹は剣道を頑張っている。そう思っているのか?」

 

 ガンッ、という良く響く音が、ユウが殴っている大岩から鳴った。

 

「本当にやりたくもないのに、全国大会まで行くほど何かを頑張れる人なんていないと俺は思うぞ。実際はどうであれ、その子はお前の『妹』なんだろう?」

 

 ユウは、語気を強めて言いながら、目の前の岩を素手で殴り続ける。

 

「だったら、今度会ったらしっかりと話をしてやれ。大切な家族なんだからさ」

「ああ……分かったよ」

 

 キリトは勢いよく拳を突き出す。すると、彼の大岩からガンッ、という子気味良い音がした。

 

「全く、ユウのおかげで現実世界に戻らなければいけない理由が1つ増えたよ」

「別に、いくつ理由があってもやるべきことは変わらないだろ?」

 

 そう言って、彼らは笑いあった。

 

「そういえば、ユウの妹はどうなんだ? 双子っていうと、やっぱりそっくりなのか?」

「見た目は似ているけど、性格は正反対かな。姉の方がしっかり者で、妹の方はおっちょこちょいだから」

 

 とはいっても、2人の共通点は多いけど、とユウは笑う。しかし、その後真剣な表情になった。

 

「あいつらはさ、何といったらいいのか……簡単に言えば、病気を持っていたんだよ」

「……病気?」

「ああ。といっても日常生活では感染のリスクは低いし、それに病原体に感染していても潜伏期間が長いから発症までには時間があったんだけど」

 

 病名はちょっと言えないけどな、とユウは付け加えた。さすがに、出会って1か月の彼らにヒト免疫不全ウイルス(HIV)のことを告白するのは憚られる。

 

「だけど、完治に近づけるには骨髄移植が必要でさ……。それが受けられるような年齢になるまでは、いわゆるウイルスの『キャリア』だったから。3年前には1度その情報が洩れて、一家全員が引っ越しを余儀なくされたこともあったし」

 

 しかし、その直後から病状が悪化した。それも、2人揃って。

 

「俺は絶望したよ。だから、あの頃はなりふり構わず、妹を病気から救い上げることだけを考えて生活していた気がするな」

 

 あの頃、裕也は毎日が必死の努力だった。少しでも何か手がかりはないかと夜遅くまで本を読み漁っていて、妹達に体調を崩さないか心配をかけたことも多かった。

 

 しかし、そんな時に藍子が彼に向かって言ったのだ。

 

『自分のことを大切にできない人が、誰かを助けられると思っているの? 木綿季が、私が、どれだけ心配していると思っているの!?』

 

 自分のことを大切にできない人間が、誰かのことを大切にすることなんて、できはしない――そんな簡単なことを、ユウは妹に気付かされた。

 

「家族は守るべき対象なんてものじゃない。互いに助け合って、支え合って生きていく存在であって、そこに兄だとか妹だとか、年齢の上下(うえした)なんて関係ないって思い知らされた」

 

 ガン、ガン! と、ユウの岩から良く響く音が鳴る。音が鳴る間隔も、先ほどより縮まっているような気がキリトには感じられた。

 

「……ありがとな、ユウ。お前には助けられてもらってばかりだよ」

「気にすんなって、キリト。俺たちは友達だろ?」

 

 キリトの言葉にユウはにやりと笑って言うと、さらに岩を殴るピッチを上げた。

 

「じゃあ、まずはこの岩を割って、エクストラスキル《体術》を獲得してやらないとな!」

「おう!」

 

 彼らは天に向かって拳を振り上げ、互いに顔を見合わせて笑い合った。

 

「行くぞ、1!」

「2!」

「「3!」」

 

 彼らは勢いよく自分の攻撃の回数をカウントしながら、その岩の耐久度を次々に削り取っていく。

 

(つーか、そういえば《体術》スキルを獲得するってことは、自分のスキルスロットの構成を変えなくちゃならないのか?)

 

 ユウは、ふとそのことを考えて顔色を変えた。

 

(今のところ、俺の取得しているスキルは《片手剣》《投剣》《索敵》の3つ……削るとすれば、やはり《投剣》が妥当かな。そろそろ、スキルスロットが4つに増える頃合いだと思ったんだけれど)

 

 しかし、今このクエストをやっている以上、彼にはレベリングをしている暇がない。エクストラスキルを取得したその日からは、地獄のレベリングの日々になりそうだ。

 

(まあいずれにせよ、俺のやるべきことは変わりないのか)

 

 この浮遊城アインクラッドの完全攻略。そのために必要な武器の1つを、彼は手に入れる。

 

 

 

 

 

 そうして、彼らが山にこもってから3日が経った。2022年12月7日水曜日、アインクラッド標準時刻にして午後8時となったころ。

 

「はあっ、はあっ……」

「あと、少し……」

 

 キリトは現在レベル13、ユウはレベル11であるので、このまま第二層のボス攻略に臨んでも問題はない。しかし、それでも最前線から3日も離れていることに彼らは焦りを感じていた。

 

「キリト。ラスト……あと50……いや、40もやれば削り取れると思わないか?」

 

 表情に疲労をにじませるユウが、大岩を叩きながら言う。すると、キリトも神妙な表情で頷き返した。

 

「ああ、そうだな……。これでケリをつけるぞ、このクエストとペイントに! 《体術》スキルゲットだ! 1!」

「2!」

「「3!」」

 

 彼らは声を合わせて拳を大岩に打ち付けて行く。そして、50数えるよりも前に、ついにその時が来た。

 

「「44! 45!」 よんじゅうろ……く?」

 

 不意にキリトの目の前にある大岩が青く染まり、ポリゴン片へと姿を変えて四散した。そして、その次にはユウが殴りつけていた大岩も同様に砕け散る。

 

 彼らはのちにこう語る。このクエストほど達成したとき爽快感を感じたものはなかった、ペイントをふき取ったのがNPCの腰にある薄汚れた手ぬぐいであったことも許せたほどだ、と。


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