ソードアート・オンライン~竜殺しの騎士~   作:nozomu7

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尾行

 全ての商売用のオブジェクトが、2畳ほどもある鍛冶屋の《ベンターズ・カーペット》の中に納まって行った。あのアイテムには独立ストレージが備わっている上に、上限までアイテムを収納しようが重さは一定であるという便利な面を持つ。

 

 もっとも、それが便利なのはあくまでも商人・職人プレイヤーのみの話である。というのも、カーペットの機能が使用できるのは街や村などの内部だけである上に、カーペット自体はプレイヤーのアイテム欄(ストレージ)に収納することが不可能なのだ。もっとも、ベータテスト時代には《カーペット上のアイテムは所有者以外に動かせない》というルールを悪用して、小さな路地を大型の家具類で封鎖するイタズラが一部で流行ったのだが、それを規制するために《一定以上の面積があるスペースの端っこ》でなければ広げられないアイテムとなった。

 

 そんな情報をキリトから教えてもらいつつ、その様子を眺めていると、最後にネズハ(面倒くさいので、やはり彼らの間ではこちらの名称で呼ぶことにした)は丸まった魔法の絨毯を担ぐと、さすがに疲れ切った様子でふうとため息をつく。

 

 そして、少々うなだれた姿勢のままとぼとぼと歩き出すと、広場の南ゲートをくぐって行った。

 

 キリトの話によれば、ユウが自分の剣を失ったという話をしてからあまり経っていない頃、《トレンブル・ショートケーキ》を食べたことによって発生した《幸運判定バフボーナス》を有効活用するために、アスナが強化を試みたらしい。ちなみに、この幸運バフというのは状態異常への抵抗判定や武器落下(ファンブル)転倒(タンブル)の発生率、そして恐らくはアイテムのドロップ率にも影響するというなかなか重要なパラメータである。

 

 しかし、その結果はユウと同じ《武器破壊》であった。そして、これはいくらなんでもおかしい。

 

 彼は、ユウたちの知る限りだけでも武器の強化に計6回も失敗している。リュフィオール氏が《アニールブレード》を+4から+0になってしまった時の4回と、ユウの武器破壊が発生した1回、そしてアスナの武器破壊が発生した1回である。

 

 それが全く同じ日に同じ鍛冶屋の下で発生するなど、あまりにもできすぎ――いや、できなさすぎではないだろうか。

 

 そもそも、ユウたち3人がわざわざネズハのいるこのウルバスまで戻ってきたのは、『腕の良い鍛冶屋が現れた』という評判をマロメで聞きつけたためなのだ。

 

 しかし、結果として彼は《アニールブレード》1本と《ウインドフルーレ》1本、そしてユウの《スタウトブランド》1本の計3本の武器強化に失敗している。さらに付け加えれば、それらはどれも強化次第で第3層ほどまで使用できるような優れた武器なのだ。

 

 だが仮に強化の失敗が何らかのトリックにより行われた故意的なものだったとすると、そこには疑問も残る。なぜなら、わざわざ人の武器を破壊、あるいは劣化させる必要があるのか。そもそも彼は強化失敗時には手数料を取らないため、メリットがあるとは思えない。

 

 確かに、今は亡き第1層ボス攻略レイドリーダーのディアベルは、同じ元ベータテスターであるキリトの剣を高額の金を費やしても買い取ることで、LA獲得を妨害しようとした。武器の劣化というのは、大きな要素ではある。

 

 一方で、ネズハは別に最前線で戦っているという訳ではない。そもそも鍛冶屋をしているということは、フィールドにはほとんど出ていないと考えた方が良いのだ。なぜなら、ほとんどの人のスキルスロットが2~4つの現状では、持てるもののすべてを生存に費やさなければフィールドに出ることは難しいのだから……。

 

 そんなことを頭の中でぐるぐると考えを巡らせながら、物陰から物陰へとスタイリッシュに2人で移動すること7,8分。

 

 ウルバスの街南東エリアのほとんど外壁に近い場所で、ネズハは【BAR】という看板のついた建物、すなわち酒場のドアの前で立ち止まった。ユウはそのまま入って一杯やるのかと思っていたが、予想に反してネズハはそのまま扉を開けずに迷っているかのように立ち止まっている。

 

 ――まさか、引き返してこないだろうな。

 

 そんなことを2人を考えたが、幸いにも鍛冶屋は肩のカーペットを担ぎ直すと重そうな足取りで扉の中へと入っていく。そして、扉が開いたその瞬間に「ネズオ、おかー!」という男の声が聞こえた。

 

「…………!?」

 

 2人は思わず息をのんだ。

 

 彼の様子からして、今まで見てきた限りには誰かの仲間に入っている様子はなかった。客が訪れることはもちろん何度もあったが、それ以外の目的で、つまり友人に出会ったから声をかけた、というような人物は少なくとも2人が見ているときにはいなかったのだ。

 

 さすがに彼がぼっちだとは思っていないが、しかし「おかえり」ということは、この酒場の中にいる人たちとは単なる友人という訳ではなく、日常的に(恐らくは毎日)会っているような関係であると推測できる。

 

 今回の尾行は彼の定宿を把握する程度で終わると思っていたのだが、これは思わぬ展開となった。

 

 ユウはキリトと顔を見合わせると、酒場のスイングドアに近寄った。しかし、この世界では『閉じられたドア』というのは音を遮断してしまうため、《聞き耳(ストレイニング)》スキルを取得していない限り、中で行われている話を聞き取ることはできない。たとえ上下に大きな隙間があっても、それは例外ではないのだ。

 

 ユウはゆっくりとドアに手を伸ばすと、それをそろそろと少しずつ開けて行った。じわじわと隙間が広がり15度程まで広がったところで、再び人の声が聞こえてくる。

 

「――グーっといけよネズオ、グーっと! どーせこっちの酒はいくら飲んでも酔わねーんだからさ!」

 

 男、いや少年のそんな声が聞こえてきた。声の感じからして中学生か高校生だろうか。その台詞に反して場の空気には酔っているようである。

 

 しかし、ハイテンションなその大声に反してその返事は「……う、うん」という小声の応答であった。一気飲みをしたのだろうか、少しの間静まった後におーっという歓声が響く。

 

 どうやら意外なことに、ネズハは1人で細々と鍛冶屋をしているソロプレイヤーという訳ではなく、この酒場の中にいるメンバーの一員であるということのようだ――とそこまで考えた時、キリトが一瞬だけスイングドアの上部から中を覗き込んだ。

 

 その行動にユウは思わず声を上げそうになったがなんとか押しとどめ、焦った表情でキリトの方を向いた。すると、中性的な顔の少年は掌を見せ、その上を人差指でなぞっている。

 

 その行動をユウは怪訝な目で見ていたが、キリトが3回行動を繰り返したところでその意味に気が付いた。

 

 キリトが掌に書いた文字は、【ネズハトセントウショクガ5ニン】――ネズハと戦闘職が5人。

 

 特に不思議なことではない。仲間の中に鍛冶屋がいるというのは、ギルドにとっては非常にありがたいものなのだ。戦闘職にとっては、装備のメンテなどが楽になるし安上がりにもなる。また鍛冶屋の方にしても、武器の製作や強化に必要な素材などが手に入りやすい。

 

 しかし、そんなことを考えても武器破壊についてはトリックどころか、疑惑すら怪しいまま――。

 

「……んで、ネズオ、今日の商売はどうだった?」

「あ……う、うん。作成武器が12個売れて……修理と、強化の依頼もそこそこ」

「おー、新記録じゃん!」

「またインゴット集め行かねーとな!」

 

 拍手が酒場の中で沸き起こった。この会話を聞く限りでは『1日の健闘をねぎらう仲良し集団の図』にしか見えない。

 

 さらに、彼らの声には一切聞き覚えがなかった。トッププレイヤーの武器ばかりを破壊しているという点から、LAを取れそうな人間の妨害をしているという線が大きかったのであるが、彼らはこれから最前線に向けて強くなろう、という段階だ。つまり、彼らが意図的に破壊するメリットはない。

 

 だが、そこまで思考を巡らせたときに、ネズハのか細い声がして2人は動きを止めた。

 

「……でも、あれはもう限界だよ……」

 

 さらに、その言葉と同時に男たちの声が瞬時にボリュームダウンする。ひそひそ声はさすがに酒場の入り口までは届かず、気がついた時にはキリトの手がドアをさらに20度程まで開いていた。

 

「――うぶだって、まだイケるって絶対」

「そうだよネズオ、まだ全然噂になってねーもん」

 

 噂になってない……それはつまり、噂にされると不都合があるということだ。その言葉に、キリトとユウは武器強化に関する話題であることを察し、全神経を研ぎ澄ませて声を聞き取ることに集中した。

 

「これ以上は、もう危ないよ……それに、もう十分に元は取れて……」

「何言ってんだよ、本番はここからだろ? がんがん稼いで、2層の間にトップ連中に追いつこうぜ!」

 

 元を取る? がんがん稼ぐ……?

 

 言葉の意味が理解できない。

 

 計6回の強化失敗において、そもそも彼らに利益など生じていないはずだ。リュフィオール氏の件ではエンド品を買い取った分赤字であるはずだし、武器破壊が生じたアスナとユウの2件でも、強化に成功した場合と同じ通常の手数料しか稼ぐことができていない。

 

 だから、あの行為で金がもうかるとは考えにくい……。

 

「……ん? おい、なんかドアが」

 

 そんな言葉が聞こえたのでキリトとユウは素早くドアから離れると、手早く近くの街路樹に張り付いた。彼らの《隠蔽(ハイディング)》スキルが発動したその直後、酒場のドアが勢いよく開かれる。

 

 顔を出したのは、バンデッドアーマーを着たその上の頭にはバシネットという、元から太めの体格がより丸く見える格好をした男だった。ユーモラスにも見える姿をした彼は、太い眉をぎゅっとよせて周囲へ注意深く視線を動かしている……《索敵》スキルを使っているのだ。

 

 その視線がユウの隠れている街路樹の下へ到達した瞬間、視界に映る《隠れ率(ハイドレート)》の数値が【45%】と一気に減少した。ユウは内心で冷や汗をかく。

 

(や、ばい……!)

 

 なぜなら、街路樹の場合この《隠れ率》というのが40パーセントを切った辺りで、相手の視界の木の輪郭に明確な変化が現れ始めるからだ。ユウは木に張り付いたまま少しずつ動いてその後ろへと完全に隠れようとする。

 

 完全に隠れたその瞬間、視界に表示されている数値が【66%】と一気に上昇した。どうやら、彼の視線が完全にこの街路樹から外れたらしい。自分の《隠れ率》を注視しながら慎重に体を動かすと、男は次にキリトの隠れている街路樹を見つめていることが分かった。当然ながら、ユウさえも見つけられなかった彼の《索敵》ではキリトのハイドを看破することはできず、そのままスイングドアが閉じる音が聞こえる。

 

 そのギイ、という音が聞こえるや否や、キリトは酒場から1ブロック離れた裏路地まで走り出し、ユウもその後を追いかけるように猛ダッシュした。

 

 彼らが足を緩めて歩き出してから、ユウが先に話を切り出した。

 

「あいつらの話、『噂になってない』って以降から怪しさ満点だったな。結局、どういうことなのかは分からなかったけど」

「ああ……とりあえずはミッション成功だな。アルゴの奴はこんなのが日常なのか? とても情報屋に転向する気にはなれないな」

「同感」

 

 彼らはそう言って、軽く笑う。

 

「で、情報を整理すれば……あいつらは何らかの方法で、わざと武器の強化に失敗している。その上、どういう理屈なのかは分からないが、エンド品を相場の倍額で買い取っても黒字になっている」

 

 ユウの言葉に、キリトも真剣な表情で頷いた。

 

「そうだな……。ということは、他の攻略参加プレイヤーの依頼で強力な武器を破壊して回っている……いや、それは考えにくい」

 

 非効率なことこの上ないし、ターゲットがネズハに依頼するという確証がない。

 

 確かに、『腕の良い鍛冶屋が現れた』という噂を意図的に流したのであれば、確率は上がるかもしれないが……とユウが考えたところで、キリトが「あ」と声を漏らした。

 

「キリト? 何か――」

 

 ユウの言葉も聞かず、彼は慌てたようにメニューウィンドウを開いた。そして、その右手が一瞬迷った後にウィンドウそのものが消去される。

 

「ユウ、時間がない! 急ぐぞ!」

「お、おい! キリト!?」

 

 彼は突然、勢いよく走り出した。ユウもその後に続くが、彼よりも基礎ステータスで劣っている上に、布オンリーの防具であるキリトと違って、ユウは簡易な金属鎧なので走るのが遅い。次第に距離が引き離されていくが、キリトは本当に急いでいるようで、後ろを気にせずにひたすら走っている。

 

「キリト! 後で追いつくから、先に行け!」

 

 ユウはそう言って一度立ち止まると、メインウィンドウを開いてスキルの一覧から《索敵》の派生機能(モディファイ)である《追跡》を選択した。立ち上がった枠の中に【Kirito】と彼は入力し、再び走り出す。

 

 

 

 

 

 ユウがたどり着いた先は、アスナが泊まっている宿屋であった。そのことに首を傾げつつ、ユウは奥の階段を上る。足跡の先は207というプレートのついたドアのところで止まって――というか、そのドアによって先が遮断されていた。

 

 コンコン、ととりあえず彼はノックをする。

 

「アスナ、キリト、いるか?」

 

 すると、アスナの返事が聞こえてきたので、ユウは中に入る。すると、彼女は普段通りのチュニックとレザースカート姿でベッドに腰掛けていた。そして、その両手にある物を見てユウは目を見開く。

 

 緑色のレイピア――《ウインドフルーレ+4》。アスナが失ったはずの武器だった。

 

「お、おい……これはどういうことなんだ?」

 

 すると、部屋の隅に置かれた来客用の椅子に背筋を伸ばして腰かけていたキリトが、どこか焦っているような表情で口を開いた。

 

「えっと、それは……」

「キリト君」

 

 しかしその時、鋭い声がそこに割り込んでその先を封じた。声の主であるアスナは歓喜一色というよりは、なぜか複雑そうな2種類の表情を先ほどから行ったり来たりしている。

 

「……いろいろ検討してみたんだけれど」

「は、はい」

 

 聞こえてきた声にビクッと居住まいを正した彼は、緊張した面持ちで少女の言葉の続きを待ち受けているようだった。正直に言って、ボス攻略の時よりも焦っているようにユウには見えてならない。この美貌の細剣使い(フェンサー)相手に、この男は何をやらかしたのだろうか。

 

「わたしが感じている怒りが99Gだとすれば喜びは100Gだから、差し引き1Gぶんだけあなたに感謝することにしたわ」

 

 ちょっと待て。キリト、剣が戻ってきたことに匹敵するほど怒らせるなんて、お前は一体何をした。

 

 そんなことを考えつつ黒づくめの友人に視線を送るユウであるが、キリトは底光りをする目で自分を見つめてくる彼女に、とりあえず確認をする。

 

「え、ええと……なんで単位がGなの……?」

「決まっているでしょ。怒りが上回っていたらその分だけあなたをブン殴っていたからよ」

お金(ゴールド)じゃなくて衝撃加速度かよ!?」

 

 その発想は思い浮かばなかった、とその表現に驚くユウ。

 

「で、ユウ君はどうしてここに?」

「えっとだな……まあ、キリトの誘いで例の鍛冶屋を尾行していたんだけれど、盗聴しているときにキリトが突然走り出したもんだから、その後を追い続けていた」

「尾行? 盗聴!? そんなことしてたの!?」

 

 アスナは目を丸くするが、実際の所にわかスパイ程度であれば《隠蔽》を取得している人間ならば誰でもできるだろう。今回のように《索敵》を身に着けていない純生産職であれば、なおさらだ。

 

「まあ、それはおいといて……でさ、キリト。アスナの剣が戻ってきたなら、俺の剣も取り戻すことができるのか?」

 

 ユウは微かな希望を持って聞いてみるが、キリトは目をつぶって頭を横に振った。

 

「いや、悪いがそれは無理なんだ……とっくに期限が過ぎている」

「期限?」

 

 訝しげに眉をひそめるユウに変わって、アスナが口を開いた。

 

「まあ、とにかく説明して頂戴。なんで砕けたはずのこの剣がわたしのストレージの中に入ってて……なんであなたがあんなふうに突入してきたのか」

「も、もももももちろん。でも、長くなるよ、かなり。俺も仕掛けの全体像を把握している訳じゃないし……」

「構わないわ。まだまだ夜はこれからでしょ」

 

 そう言って、愛剣を取り戻した細剣使いは、その口元にわずかに微笑をにじませた。

 

 

 

 

 

 宿屋1階のチェックカウンターで、ハーブ入りワインの小ボトルと謎のナッツ盛り合わせをキリトが買って部屋に戻ってきた。

 

 そして、3人がそれぞれワインのそそがれたグラスに口をつけた後で、すぐにキリトは本題に入る。

 

「アスナはさっき、『なんで砕けた剣がストレージに入ってたのか』って言ったよな」

「……言ったけど?」

「そこが、この仕掛け……っていうかトリックというか……ぶっちゃければ《強化詐欺》のキモなんだ」

 

 その言葉に、ユウとアスナはその両目を細める。

 

 強化詐欺、という言葉はユウも知っている。MMORPGでは割と古典的なだましのテクニックとして知られているものだ。SAOの前にやっていたタイトルでも、妹が立て続けに2件の詐欺に引っかかって悲惨なことになっていたことがある。

 

「口で説明するより、実際に見てもらった方が早いかな」

 

 彼はそう言ってメニューウィンドウを出すと、可視化してその角度を2人に見やすいように調整した。

 

「ここ。俺の装備フィギュアの右手セルには、《アニールブレード+6》のアイコンがあるだろ?」

 

 その言葉に2人が頷いたのを確認したキリトは、自分の剣を鞘ごと外して足元の床にゴトリと置いた。すると、数秒後に右手セルの装備アイコンが薄く変わる。

 

 それを見たユウは呟いた。

 

「これって、《装備武器の落下(ドロップ)状態》だろ……? いや、ちょっと待て……」

 

 ユウの頭の中を、次々に情報が回り始める。

 

「……『期限』ってのはそういうことか!」

「そう」

 

 アスナを置いて理解したユウの様子を見て、キリトは真剣な表情で頷いた。すると、アスナはそこに口をはさむ。

 

「もう、2人で勝手に納得しないでくれる?」

「ああ、悪い。続きを話すよ」


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