ハイスクールD×D~アルギュロス・ディアボロス~短編劇場   作:Mr.エメト

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魔王、大天使を記載

(ウリエル、ラファエル、ガブリエル、ミカエルの項目に殺戮の天使の情報が追加されました)


悪魔事典.No4

 

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名前:ルシファー

 

種族:魔王

 

耐性:物理以外の耐性が強く、破魔・呪殺・バッドステータス無効

 

特徴:ユダヤ・キリスト教における最初の堕天使であり、地獄の帝王。

その名は「明けの明星」の意味を持ち、すべての堕天使、悪魔、魔神たちの上に君臨する闇の貴公子となった。

もとは天使階級上級第1位の熾天使、神に次ぐ地位にあった。

それゆえ驕り高ぶり、神の座まで求めるようになり、ルシファーは天使の3分の1を率いて反乱を起こし、神を倒して新たなる神になろうとしたが、大天使ミカエルとの戦いに敗れ、部下達と共に天から堕とされた。

永遠の地獄の業火に焼かれ続けているか、溶けることのない氷の中に閉ざされているのだともいう。この世の終わりには目覚め、悪魔たちを率いて大天使ミカエル率いる天使の軍勢と戦うという。

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名前:ベルゼブブ

 

種族:魔王

 

耐性:火炎以外の耐性が強く、破魔・呪殺・バッドステータス無効

 

特徴:デーモン全てを支配する地獄の君主。堕天した熾天使の王にしてルシファーに次ぐ者とされる。

青い色の肌をした人間だが、真の姿は羽に髑髏と交差した骨の模様のある巨大な蝿の姿をとる。

元はヘブライ語で「バアル・ゼブル(高い館の王)」で、キリストでは名は「バアル・ゼブブ(蝿の王)」となる。前述の「蝿の王」の他に、「死と魂を支配する者」、「追放された偉大なる王」など異名を持つ。

蝿は再生を願う仮初の姿とも考えられていおり、ベルゼブブは死の王であり、禿鷲と同様、死者の魂の運び手とも考えられた。蝿は腐敗の象徴でもあり、彼らは死骸を母なる大地に帰す、よって必然的にベルゼブブは死霊の主ということになる。

ベルゼブブは、元来カナアンの主神であり豊穣の神でもあるバールがユダヤ教徒たちに堕としめられた姿だという。

キリスト教では、悪霊の王ということからこの名がサタンの別名とも考えられるようになった。

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名前:ルキフグス

 

種族:魔王

 

耐性:衝撃反射、破魔・呪殺・バッドステータス無効

 

特徴:。「光を避ける者」の意。

バエル、アガレス等を部下に持ち、首相として地獄を統率している悪魔。

3本のねじれた角を生やし、ギョロリとした大きな目で、山羊の下半身と長い尾を持っている。

契約に関する権限があり、魂を20年後から50年後までに差し出すのを条件に願いをかなえてくれる。短い方がかなう願いも大きい。

また蔵相も兼任し、この世である物質界を始めとする全世界の財宝と富の管理をルシファーから任されている。

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名前:マーラ

 

種族:魔王

 

耐性:衝撃・地変無効、破魔・呪殺・バッドステータス無効

 

特徴:インドの悪魔で魔そのもを体現する存在。意味は「死の恐怖」。

愛欲と死の恐怖というふたつの側面から人々を支配し、肉体を破滅させようとしている。

修行中の仏僧のもとに現れ、言葉や幻影を使って誘惑する悪魔である。

人々を欲望や生死の「苦」から救い出そうとするブッダは、彼にとって最大の敵。

マーラは菩提樹の下で瞑想をしているブッダを襲い、悟りを妨げようとした。しかし、誘惑や幻視に屈せず、悟りを得たブッダの強い意志によって打ち負かされる。

尚、日本では陽物の隠語として「マラ」という言葉があるが、これはこの悪魔を起源とするのだという。

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名前:バルベリト

 

種族:魔王

 

耐性:火炎反射、破魔・呪殺・バッドステータス無効

 

特徴:智天使の君主。地獄の祭祀長兼式武官である。

人間と悪魔が契約を交わす時、常に証人となるべく現出する。

コラン・ド・プランシーの「地獄の辞典」によれば、諸同盟の指導者であるという。

人間を殺人に誘うモノであるとされ、地獄における書記官であり、悪魔と人間の間で執り行われた契約の記録を保管している。

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名前:べルフェゴール

 

種族:魔王

 

耐性:氷結反射、破魔・呪殺・バッドステータス無効

 

特徴:

元は発明や発見の神で、天使階級下級第1位の権天使をたばねる存在であり、さらに溯るとフェニキア、カナアンの豊饒神バールだった。

これは「ペオール山の主」または「割れ目の主」といった意味である。

悪魔学による7つの大罪では、人間の「怠惰」の罪を司っている。

フランスに在って、パリの守護悪魔となっているという。

便座の玉座に座る姿は『地獄の辞典』の著者コラン・ド・プランシーのアイデアである。

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名前:アスタロト

 

種族:魔王

 

耐性:電撃吸収、破魔・呪殺無効

 

特徴:地獄の公爵であり「恐怖公」などと呼ばれる。

もとは天使階上級級第3位・座天使であり、ソロモン王に封印された72柱の魔神のひとりであるが、例外的に美しい天使の姿で現れる。

地獄の蛇かドラゴンにまたがり、鎖蛇を右手に持ち、全身黒ずくめで唇は血に濡れている。

過去と未来を見通す力を持ち、安逸を貪るのを好み、人を怠惰に誘う。

出現に伴って強烈な悪臭を放つとされる。

なお、ギリシア語ではディアボロスと呼ばれる。

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名前:アリオク

 

種族:魔王

 

耐性:物理吸収、氷結・呪殺無効/火炎弱点

 

特徴:復讐を司るデーモン。名は「獰猛なライオン」を意味する。

『エノク書』が書かれた時にはまだ天使であったので、天使の反逆以降に堕天した、比較的新しい大物悪魔である。

マイクル・ムアコックの小説に登場し、「剣の騎士」と呼ばれ、その姿を千変万化させる魔神として描かれている。

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名前:スルト

 

種族:魔王

 

耐性:物理に強く、火炎吸収、呪殺無効/氷結弱点

 

特徴:ゲルマン神話の神々が生まれる前から存在していた炎の巨人王。

炎の剣レーヴァテインを持ち、世界の果てにあるムスペルヘイムという灼熱世界の境界を守っている。

ラグナロク到来時に、全てを焼き尽くすためムスペルヘイムから炎の軍団を引き連れて進軍してくるとされている。

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名前:ヘカーテ

 

種族:魔王

 

耐性:魔法に強く、呪殺無効/銃弱点

 

特徴:ギリシアの冥府と魔術の女神、キリスト教では魔女の女王とされる。

元来はオリンポス以前のギリシア最古の大地母神のひとりで、天界、地上、冥界を司る三相一体の女神であった。

特にボイオチア地方で信仰され、裁判、集会、戦争、競技、馬術等を加護し、成功を与える。月を象徴した農業神でもあり、月齢の影響は人の心だけでなく、農作物の成長や動物の行動、特に魚介類の給餌活動にまで影響を与えた。

ただし、"地獄の牝犬"は彼女を侮辱する言葉になるので注意。

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名前:イザベル

 

種族:魔王

 

耐性:火炎吸収、破魔・呪殺無効/地変弱点

 

特徴:旧約聖書に登場する人物でイゼベルとも呼ばれている。

紀元前9世紀前半の古代イスラエルの王妃でバアル神を崇めていた。

イスラエル人にとって異教であるバアル信仰をイスラエルの宮廷に導入し、ユダヤ教信者を迫害した。

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名前:リリス

 

種族:魔王

 

耐性:魔法に強く、呪殺・魔力無効

 

特徴:アダムの最初の妻であったのだが、後に堕落により楽園を追放されては恐るべき悪魔になった。

後にアダムはイヴと結ばれ、人類の祖先を生み出すが、その前にリリスとの間にも子をもうけている。

総じて、不定の象徴だが、元来はバビロニアの地母神であったとされている。

リリスはイヴに復讐するため、蛇を使ってイヴを誘惑し、禁断の林檎を食べさせるのである。

後世の図案でも、蛇にともなった姿で描かれている。

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名前:ウリエル

 

種族:大天使

 

耐性:地変・電撃・破魔・呪殺無効

 

特徴:天使階級下級第2位・大天使。

名の語源は「神の火」に由来し、タルタロス(地獄)を支配する。

地獄の業火は、火山の火口に擬えられ、神の火はその噴火である。

炎の属性を持ちながら地の属性を与えられたのは、火山に結び付けられたからだろう。

地獄でのウリエルは閻魔大王さながらに、汚れた魂をさんざん拷問で苦しめるのは、法に関してひどく厳しい天使であったと言われる。

最後の審判の時には、地獄の門の閂を折り、地上に投げ付けて破壊し、地獄から死者の魂を地上に導き出すという役割を持っている。現在は4大天使のうちに数えられる。

 

【殺戮の天使の姿】

全身がくすんだ青色、両手は銃口、胴体部分には大剣あるいは突撃槍を咥えている厳つい顔、こめかみから白い翼を生やしている天使

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名前:ラファエル

 

種族:大天使

 

耐性:衝撃・破魔・呪殺無効

 

特徴:天使階級中級第3位・能天使。4大天使のうちに数えられる。

北方を支配し、風の属性を持つ。熾天使としての6枚の翼を備え、その階級を持っているが、天使学によれば力天使という説が一般的である。同時に智天使、主天使、力天使にも属し、古くは大天使であった。

名の意味は「癒しの天使」または「神の薬」であり、医療と結びつくことから、蛇にも結びつけられる。

さらにギリシアのヘルメスのイメージに重ねられ、ヘブライの冥界シェオルに人の魂を導く役も与えられている。

4大天使の中で、最も慈愛に満ち、穏やかで、明朗快活な性格である。

 

【殺戮の天使の姿】

全身が赤色、人型で胸部に白い翼を生やした顔、手には鎌槍を持っており、ギロチンの様な両足を持つ天使

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名前:ガブリエル

 

種族:大天使

 

耐性:氷結吸収、破魔・呪殺・バッドステータス無効

 

特徴:天使階級下級第3位・天使。4大天使のうちに数えられる。

東方、または財宝や富を支配する。名は「神の力」「神の人」を意味する。

水の属性を表し、タロットカードでは最後の審判のラッパを吹き鳴らし、死者を復活させる天使として描かれる。

背徳の街ソドムとゴモラを焼き尽くしたのはこのガブリエルである。

『新約聖書』において洗礼者ヨハネの出現をザカリアに告げ、聖母マリアに受胎告知をしたことで、キリスト教徒には親しみ深い女性天使である。

 

【殺戮の天使の姿】

人型、黄土色で右腕が剣、左手が盾。

頭部には一対の白翼、腹部に女性の顔と異形なる天使

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名前:ミカエル

 

種族:大天使

 

耐性:火炎反射、破魔・呪殺・バッドステータス無効

 

特徴:天使階級下級第2位・大天使。大天使たちの長で、太陽の化身。

名には「神のごとき者」「神に似る者は誰か」などの意味がある。

キリスト教では最も偉大な天使とされる。「古き蛇=魔王サタン」を屠る者としての存在である。

異教に対するキリスト教の勝利を意味するのがミカエルであり、彼の持つ武器は槍なのである。

主の実戦力として最も信任篤く、また死者の魂の善し悪しを計るという役目を持つ。

ルシファーの反乱軍を退けた功績により、現在は四大天使のうちに数えられ、天使長として事実上天使たちの最上位階級に就いている。

 

【殺戮の天使の姿】

両腕の付け根に爬虫類の目が開かれて、両手は頭についている。

両耳には短剣のピアスを付けており、両目は閉じており微かながら炎が漏れている。

周囲には鱗を持つ蛇が周囲を漂わせている。

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