甘粕正彦は勇者部顧問である   作:三代目盲打ちテイク

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馬鹿どもはやっぱり教師である

「やれやれ、これは、私への痛烈な皮肉なのでしょうか」

 

 パリン、と何かが割れるようにいいや、するりと香気が入り込んでくる。それは脳を支配する甘い甘い華の香り。

 腐った死体に咲く華の香り。甘い、甘い、甘い。傾城を成す香。今や、自在にそれを使えるようになった彼女は、過去最大の威力を発揮する。

 

 今こそ、許可しよう夢の許可を。甘粕正彦が満天下に謳い上げる声が響く。前座でいつまでも遊んでいる暇はない。

 魔王はここにいるのだから。ゆえに、お前らたたき起こして来い。殴りつけねばわからぬのならそうするしかあるまい。

 

 柊四四八への義理立てはもう既に済ませた。やはり、俺は俺なのだ。

 

「まったく、殿方と言うのはいつもいつも」

 

 そう文句を言いながらも笑みを崩さない辰宮百合香。もはや、自らの夢の残滓は消えかけている。既に、ここに招いた本人が全てに気が付いたために夢が綻んでいるのだろう。

 最後に残るのは盧生のみ。所詮、自分は夢だ。だからこそ、最後の役目というものがある。一応は、少しの間であるが自分の生徒だった存在に教師として教えを授けねばならない。

 

「ああ、まったく私のキャラではありませんね」

 

 宗冬がみたら何と言うでしょう。あるいは、あの人ならばなんというのでしょう。とても楽しそうに百合香はそう言いながら、生娘らしい夢を描いた三好夏凜の世界に己の夢を広げた彼女はついにその言葉を口にした。

 

「三好さん以外、消えてください(・・・・・・・)

 

 夢が駆動する。ただの一言。天上の青い血の言葉に平民は服して従うが良い。そんな高圧的なものではなく、ただ優しいお願い。

 されどそこに存在するのは絶対の命令だった。誰も彼もがその夢には逆らえない。なぜならば、これは急段。己の性質を飲みこんだ辰宮百合香の急段であるから。

 

 彼女は自然体でいるだけで、誰も彼もが彼女に従ってしまう。ゆえに、協力強制とは単純に百合香に従いたいと思い、彼女がそれを許可すること。それだけで良い。

 能力は変わらずとも、その規模、強制力が数段増した。破段だから対抗できたからこれもだとかそういうことはもう言えない。

 

 ゆえに、夢を守るため異形共が現れる。幸せなのだから、邪魔をするなよ。してくれるなよ。三好夏凜(こいつ)は俺で、俺は三好夏凜(こいつ)なのだから眠らせてくれよ。

 

「ああ、なんとも浅ましい。大の男が乙女などと、まったく。どきなさい(・・・・・)

 

 しかし、それは無意味だ。真の意味で己の性質を飲み干して、受け入れてどうにかしようとした百合香にこの程度、無意味なのだ。

 

「見つけましたよ」

「え、あれ? みんなは?」

「いませんよ。ここには、あなた以外にいません三好さん。さて、良い夢は見れましたか?」

「え、あ?」

「理解したくありませんか? ええ、わかります。わかりますよその気持ち。私だってそうでした。ええ、理解したくはありませんでしたし、何より理解できませんでした。

 ですが、今ならばわかるのですよ。私が如何に愚かな女で、どうしようもないことを願っていたということを。まったく馬鹿な女です。答えは直ぐ近くにあったというのに。だからこそ――」

 

 パァン、と頬を叩く音が響く。百合香が夏凜の頬を打った音だった。戟法も乗っていない、ただのそれで三好夏凜は地面に倒れることになる。

 重さが違うのだ。思いの。それを教えてくれたのは、もう会ってはくれないけれど、その教えは胸にある。

 

「いい加減目を覚ましなさい。普通が良かったと私も願ったこともありましたし、どうしようもないこともあります。ですが、それでもそれを飲みこんで人は生きねばならないのです。

 ああ、まったく自分の言葉が自分に突き刺さるなんて、最悪です。良いですか三好夏凛さん。この私がここまでしているのですからさっさと目を覚ましてください。

 それとも、私ではなく狩摩殿に殴られたかったですか? 揺り起こして欲しかったとか? 本当は狩摩殿が大好きなんですもんね。早く起きないと狩摩殿が馬鹿にしにきますよ」

 

 まあ、もう馬鹿にしているんですけどね、とは言わない。

 

「冗談! あんなやつなんて大っ嫌いよ! って、え――?」

 

 その言葉で夏凜は立ち上がる。そして、気が付いた。

 

「本当、狩摩殿は嫌われすぎです」

 

 そう言いながら辰宮百合香の残滓は消えていく。やるべきことはやった、あとはあなたたちがやりなさい。そう言い残して。

 

「…………」

 

 夏凜は気が付いた。全てが夢だったのだと。

 

「まったく、都合のいい夢を見せてくれたわね。いいえ、ある意味で現実なんでしょうけど」

 

 創界を成して、そこで欲求を満たす。解法の透で深層心理の欲求を読み取って、それを叶えるのだ。あのまま夢が進めば自分は狩摩と結婚とかそっち方面に跳ぶ可能性すらあった。

 まったく怖気が走る。

 

「よくもやってくれたわね。あんまり三好夏凜を舐めるんじゃないわよ!」

 

 あとは気合いと根性。それがあればなんとかできる。それを教えてくれあいつの為にも。あいつらの為にも。

 

「大赦狩摩組鬼面衆小獅子、いいえ――勇者部所属三好夏凜!! あんたら、あんまり貧乳貧乳馬鹿にしてんじゃなないわよおおおおおお!!」

 

 気合いと根性で創界をぶち破った。

 

 ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇

 

「…………」

 

 東郷は自らに向き合っていた。

 

「やり直そう。なかったことにして」

 

 それが幸せだよ、捧げて、やり直して、責めてもらおう。私が犯した罪を責められたい。許されたい。幸せになって眠ろうよ。

 いいや、捧げようよ。二つの夢がまじりあって歪に築き上げたもう一人の自分がそこにはいる。

 

 それを見て狩摩は紫煙を吐き出して面倒くさそうに言う。

 

「よいよ、たいぎぃ、女じゃ。愛嬌もありゃあ、器量もある。大和撫子言う奴よ。なのにたいぎぃ女じゃ。男日照りも頷けるのォ。ほうれ、手伝っちゃるから、さっさと決めェ。

 三国相伝(さんごくそうでん)陰陽輨轄(いんようかんかつ)簠簋内伝(ほきないでん)

 ――急段・顕象――

 軍法持用(ぐんほうじよう)金烏玉兎(きんうぎょくと)釈迦ノ掌(しゃかまんだら)!」

 

 東郷に割り振られた駒は香者。もう一人の東郷に割り振られたのは奔王。大将棋においては最強の駒と言っても良い駒。

 大駒と小駒が振られた。それは紛れもない狩摩からの手向けであり、最大級の嫌がらせに思えた。いいや、何も考えていない男の事だ、全て偶然に過ぎない。

 

「ほうれ、やるだけのことはしてやったぞ。あとは好きにやれや」

 

 そこから先はお前がやれや。鎖を外されて、自由になった東郷。その手にあるのは、ライフル。自らの武器であり、神樹の勇者である時から使っている得物。

 ゆえに、扱えないということはなく、むしろ手になじむ。だからこそ、二人は同時に動いた。しかし、その結果には違いが如実に現れる。

 

 奔王を振られたもう一人の東郷は全ての能力が上がっている状態に対し、何ら制限がない。しかし、香車を振られてしまった東郷(自分)は違う。

 前にしか進めない上に、視界も前にしかない。ゆえに、

 

「ああああああああああ」

 

 縦横無尽に放たれる弾丸を捉えることができない。前に突進する。ただ、それだけのことは出来る。正面だけならばどこまでも攻撃は届く。

 しかし、奔王には届かない。

 

「くぅうう」

 

 でも、倒れない。東郷は倒れない。痛みを受けて、己の弱さ己の醜さを感じる。

 いやだ、いやだ、いやだ。現実は厳しい。己がやったことは世界を滅ぼすこと。だからこそ、やり直しを願ったし、責められて許されたいと思った。

 

 だが、現実は違った。もし、夢でやり直しをしなかったのならば、己は全てを忘れたまま、生きていただろう。勇者だから誰にも責められずに。

 友人の犠牲の上で平和が成り立ったという事実に背を向けて、己は友人たちと楽しく過ごすのだ。ああ、なんて醜い。

 

 しかし、それは楽だ。幸せだ。幸福だろう。だからこそ、己はそんな夢を混沌に描かせて、自らの記憶を捧げてまで敵を排してやり直しを開始した。

 もう一人の東郷が言う。

 

「そのままが良い」

「うん」

「今のまま、みんなと過ごすのが幸せでしょう」

「うん」

 

 縦横無尽に駆け回り、奔王が猛攻を仕掛けるされど東郷は倒れない。なぜならば、自分だから。どうやって攻撃するかわかる。例え、前しか見えないならば前に進み続ければいい。

 銃弾は縦横無尽に攻め立てる。しかし、それがどうした。前に進み、包囲全てが分からぬとも前だけわかればあとは勘で全ての銃弾を迎撃してみせる。

 

 己なのだ。どうやって攻撃してくるかわかるに決まっている。わからなければ嘘だ。

 

「だから、このまま眠りましょう。幸せな夢が見れる。あなたは私、私はあなた。全ては私で、私は全て」

「うん」

 

 だから、眠れ。眠れよ、寝た子を起こすなよ。俺は眠りたいんだ。

 

 圧倒的な夢の波動。それは眠りたいと泣き喚く子供の泣き声。

 

「でも、それじゃだめ」

 

 全てを思い出した。事実から目を背けるのはもう終わり。なぜならば、あの人の教えが今も胸にあるから。もう諦めるのは終わりにしよう。

 甘粕正彦が教えてくれた戦の真は確かにこの胸にあるのだ。

 

「だから、もう一人の私、逃げるのはもうやめにしましょう」

 

 (イクサ)(マコト)(アマタ)(イノリ)に顕現する。

 

 それを教えてくれた先生に無様は見せられない。決めたのだ。己の醜さも、己の弱さもそのままで歩いて行こう。

 諦めない。諦めなければ夢は必ず叶うから。後悔はある、謝っても許されない罪がある。だからこそ、自分は前に進むのだ。

 

 進まなければならない。そして、この夢を終わらせるのだ。自分の手で。それが自分が出来ることだから。

 

「だから、貴女も一緒に行きましょう」

 

 割れる創界。行こう。ここから先にきっと希望はある――。

 

 ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇

 

干キ萎ミ病ミ枯セ(かわきしぼみやみこやせ)盈チ乾ルガ如、沈ミ臥セ(みちひるがごと、しずみこやせ)

 

 急段(きゅうだん)顕象(けんしょう)――

 

 生死之縛(しょうししばく)玻璃爛宮逆サ磔(はりらんきゅうさかさはりつけ )

 

 病みが世界を蹂躙する。輝きを寄越せ。気持が悪い夢だ。そう柊聖十郎は断じながら歩いていた。その様は酷く億劫そうでありやる気が一切感じられなかった。

 

「ああ、なぜこの俺がこのようなことをせねばならん。まったく手のかかる生徒(ガキ)だ」

 

 燃える、燃える逆さ磔が蹂躙する。全ての者を夢を砕きながらそれは全てを蹂躙していた。彼に対して悪感情を抱けば最後、急段に嵌る。

 ゆえに、この夢の四国において誰もが玻璃爛宮から逃れられはしない。嫌だ、嫌だ、と泣きわめき夢を壊すなと怒る異形のバーテックスも関係なく全てを蹂躙して聖十郎は一人の生徒の所に向かっていた。

 

 出来の悪い奴らの中で一人だけマシだった奴だ。まあ、それも全ては夢であり現の出来事であり彼にとってはまったく知らないことでもあるのだ。

 

「おい、起きろ犬吠埼(くず)

 

 深夜に窓から堂々と侵入した聖十郎は幸せそうに眠る風に足を乗っける。勿論靴は履いている。

 

「いだ、あだっだだあだだだあああ!?」

「さっさと目を覚ませ。俺は、あいつらのように優しくはないぞ。起きるまで待つなどするものか。たたき起こす。もし、これで起きないと言うのなら」

 

 聖十郎の手に熱が圧縮されていく。高エネルギーが集まり、それはおそらくは熱線として照射されるのだろう。事実、それは照射された。

 だが、それが風を貫くことはない。咄嗟に転がり、聖十郎の足の下から脱出し跳ねるように飛び起きて、ベランダから飛び降りたのだ。

 

 半ば反射的行動。勇者部としてバーテックスと戦ったが為に鍛え上げられた肉体は健在。ゆえに、それはもっとも大きな差異だ。

 なぜならば、犬吠埼風が見ていた夢は、勇者部が外れた世界だから。

 

「柊、先生。ってことは、やっぱりそういうことなんですね」 

「ふん、話が早くて助かるとでも俺が言うと思ったか。そもそも貴様は気が付いていながら夢を見ているから俺が出る羽目になったのだ。この屑が」

「あはは、酷い言われ様だけど、否定できない」

 

 なぜならば自分は気が付いていながら気がついていないふりをしていたのだから。こんな幸せな夢なんてありえない。

 自分がまきこんだのだ。それをなかったことになんてできない。それはしてはいけない。それは甘粕正彦から教えられたことだ。

 

 我も人、彼も人。だからこそ、自分から顔を背けてはいけない。負い目があるからって目を背けるのは駄目だと甘粕正彦から学んでいる。

 だから、いい加減目を覚ませよ。たたき起こしに来た柊聖十郎はそう言う。

 

「それと、お前、死にやすいことを自覚しろ」

「…………」

「自己を過大評価している馬鹿は見ていて度し難いが、自己を過小評価している貴様も見ていて気分が悪くなる。俺を見習えよ屑」

 

 あまり見習いたくないとは言えないが、言いたいことはわかる。ようは、きちんと自分を評価しろということだ。

 

「まったく、俺にここまでさせたのだ。貴様、これで二度寝したり、負けましたなどと言ってみろ。磔にしてやるからな」

「はい、ありがとうございます柊先生」

「ふん、どうしてそこで礼が出来るのか知らんが勝手にしろ。まったく、女というのは恵理子も含めて度し難い奴らばかりだ」

 

 特に剛蔵。貴様、なぜ、こんな夢の中にまで出てくる。なぜ、こんなところで貴様の相手までせねばならん。そんなこと思いながら聖十郎はこの場から消え失せた。

 

「…………」

 

 残った風はぱちんと頬を叩いて。

 

「あいたたた」

 

 強くたたきすぎた。

 

「よっし。うん、いい夢は見れたし、起きないとね。私が寝てたらみんなに何言われるかわかったもんじゃないし」

 

 気合いと根性。愛と勇気を胸に。

 

「いっちょ、行きますか!」

 

 柊先生にあそこまでさせたのだ。これで失敗でもしようものなら後が怖い。怖すぎる。だから、必死に彼女は創界を崩す為の行動を開始した。

 

 ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇

 

「…………」

 

 樹はどこかわからぬ場所にいた。いいや、わかる神樹の中だ。供物として捧げられて、自分はここに来た。それが自分に出来る唯一のことであるとわかっていたから。

 では、ここで何をするのか。己は核の中にいる。神樹を構成する盧生、その存在が核として持っている者の中に。

 

 ここには捧げられたものが全てある。ゆえに、ここは神聖な場所であり、気分が悪い場所でもある。だが、しかし、だからこそここに来る必要があったのだ。

 甘粕正彦の授業をまだあまり受けておらず、まだ染まり切っていない自分が。樹は看過していたのだ。逆十字の裏にある神樹の存在を。

 

 供物を寄越せ救ってやるよ。だからこそ、己はここに来た。なぜならば、ここには彼がいるのだ。

 

「君は、どうしてここに?」

 

 インバネスを翻し、戦の真を身に纏う英雄――柊四四八。彼が居なければ神樹は混沌を止められなかった。そして、それゆえにここから動けなくなってしまったのだ。

 出るためには、楔がいる。糸が、いる。そして、そのための樹。

 

「私は、勇者部の犬吠埼樹です」

 

 己は弱い。だから、考えた。弱いからこそ、何か出来ることがあるのではないのかと。いつまでもいつまでも、姉に頼ってはいられない。みんなに頼ってはいられない。

 そんな時にやって来た、誘い。飛びついた。確かに承認欲求の為でもあった。否定はしない。自分は弱いから、堂々とみんなのためだって言うのは無理だから。

 

 だから、自分の為だと言って、彼女はここに来たのだ。そして、誰かに認められて初めて気が付いた。自分は姉に認められていればそれで良かったのだと。

 いつまでもついていこう。遅くなったけれど、きちんとついていく。最後まで。だから一歩を踏み出した。

 

「勇者部五箇条」

 

 一つ、仁義八行を尊ぶ

 一つ、夢を諦めない

 一つ、できないじゃない、やるんだよ

 一つ、護国の大志を忘れない

 一つ、なせば大抵なんとかなる

 

 大丈夫覚えている。こんな簡単なことを忘れるはずがない。今までみんなに迷惑をかけた分。しっかりとやらないと

 

「行きましょう。大丈夫です。気合いと根性でどうにかなります」

 

 今、いくよ、みんな。

 

 その思いが、道を作る。道理も理屈も関係なく。愛と勇気と、気合いと根性は、全ての不可能を可能とするのだ。

 




おらああ、急段顕象!! 深夜テンション執筆!!!

てなわけでも、またもやってやりましたぞ。最終回まであと二話予定! 予定は未定。

やっぱり馬鹿どもはやはり教師だったようです。そして、狩摩、お前はまたかあああ! なんで奔王と香車なんだよおおおお。
展開的に凄いあってたけどさあああ。

もうあとは勢いとノリと甘粕理論で行きます。四四八さんいたよ! 深夜テンションってすごい(阿片スパー)

はい、落ち着きました。ごめんなさい。そういうわけで、みなさま目覚めました回。優しい教師たちが生徒を起こしに来たようです(白目)。

教師陣の専用BGMを流しながら読むと良いかも?

では、また次回。

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