Minecraft ~ある冒険家の旅路~ 作:セッキー.Jr
~~~~~~宇宙にて~~~~~~
無数のUFOが惑星を取り囲んでいた。
No.01のUFOが連絡を受け取る。
「デバ…レリカ…フェッタ…ベガ…サウァ…」
(こちらNo.98。太陽光エネルギーの充填完了。)
「ゲル…ドク…マッサ…グリド…ヘラ…テルモ…ルータ…エルマ…」
(これより攻撃段階に入る!エルマ星人を狙わぬよう照準を定めよ!)
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~~~~バルダン・オートリウム・シティより~~~~
ビュンビュンビュン!!
ジシュ―…
プラズマエネルギーの弾はウィザーに次々と当たる。
「シュオオオオオオ!!」
ギュイィー…
ギュイィー…
ギュイィー…
ギュイィー…
戦闘民族達は力強く弓を引き絞る。
年老いた族長は命令を下した。
「マラータ!」(撃て!)
スゥゥゥウ!!
シュゥウ!!
スゥゥゥウ!!
ビュゥ!!
シュゥウ!!
ドッ! ドスッ!! ザシュ!! ドッ!!
無数の矢がウィザーに降り注ぐ。
「シュオオオオオオオ!!!」
ウィザーは辺りに爆弾を3発放った。
ボォ… ボォッ!! ボォ…
ドォオオオン!!
「うわあああ!!」
第一部隊が吹っ飛ばされた。
ドォオオオン!!
「グオオオオオオ!!」
戦闘民族達も吹っ飛んだ。
クリオブラスターを構えた軍人は舌打ちをして立つ。
「くそ…!!私は救護へと向かう!お前たちはそのまま攻撃を続けてくれ!」
「おう!」「分かった!!」
「しかし…なんてしぶとい奴らだ…!!」
「我が軍の食糧も、もうすぐ底をつく…」
「食糧があれば…!」
ビュゥウウウ…!!
バァアアアアアアン!!
空から雷のようなものが一匹のウィザーに降った。
それに続き、他のウィザーにも降り注ぐ。
「!!」
軍人達と戦闘民族達は驚いた。
「…なんだ…?まさか…戦闘民族達がやったのか…!?」
「いや…まさか…あの雷を呼び出す技術など…いまだ開発されていないはずだ…!」
「…まあいい!攻撃を続けるぞ!!」
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~~~~グレートスライヴシティ~~~~
ドォオオオン!!
ガシャアアアアン!!
パリィイイン!!
この都会の被害は甚大であった。
あまりにも広いために、別方向からの攻撃を惜しくも防げなかったのだ。
ヴァイオレットは地下の会議室から軍指揮官に指令を出す。
「武器庫や調理場が攻撃されてはいけません。この近辺のエリア二つを重点的に守るよう軍の配置をお願いします!」
「はっ!!」
軍指揮官が去るのを見届けると、ヴァイオレットはため息をついた。
コトッ…
「ヴァイオレットさん、コーヒーお持ちしました!」
まだ9歳程だろうか。小さな少女がコーヒーを自分より背の高い机によたっと置いた。
「ありがとう、リサ。」
彼女はまだ小学生でありながらも秘書の仕事についた天才少女だ。
「大丈夫ですか?疲れた顔になってます…」
リサは心配そうにヴァイオレットを見つめる。
ヴァイオレットはかがんで話をする。
「うん、大丈夫よ。
…私は街の皆さんの期待に応えられなかった。
こんなにビルや住宅を破壊されてしまったから…
だから、私はこれからの被害を最小限に抑えられるように、
頑張らなくちゃならないの!」
リサはヴァイオレットを尊敬のまなざしで見る。
「さすがはヴァイオレットさんです…」
「でも…ごめんね、あなたまでこの戦争にまきこんじゃって…」
「私はヴァイオレットさんといっしょなら大丈夫です!」
リサはえへへと笑った。
ヴァイオレットはその笑顔にひきつられて笑う。
「ありがとう。リサ!」
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~~~~ヘールタイルタウン(鉄道の町)より~~~~
「おお…!!」
ヘールタウンの町長は驚く。
「おおお!!」
町長の地図を持つ手が震える。
町長はリナの手をがしっと握る。
「ありがとう!リナちゃん!君はさらに食糧を届けられる地域を増やしてくれた!」
「良かったです!お力になれて!」
「よし、食糧をもっと増やし…早速戦士たちの元へ届けよう!」
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~~~~サクラノ国より~~~~
「殿!…今治療します…!!どうか生きていてください…!!」
布団の上には目を閉じたままの道常がいた。
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身の無い話になっていてごめんなさい。
最近は少し忙しいのでクオリティが下がったり更新が遅れるかもしれません。
どうかご了承を。