Minecraft ~ある冒険家の旅路~ 作:セッキー.Jr
「えーと、クラフトボックスにこんな配置で・・・できた!」
少年は海を旅するため木を伐採し、小さなボートを作った。
「後は海に浮かべて・・・いざ出発!」
少年はボートに飛び乗った。
50年後・・・
一人の老人は海の上だった。
ズタズタになった小さなリュックを背負っていた。
「はあ、もう少しだ・・・陸が見えてくるだろう・・・」
と言った瞬間、老人は小さなボートの上でうごかなくなってしまtt・・・
「うわあああああああああああああ!!!!」
・・・という夢だった☆
「はあ、はあ、夢かあ・・・」
少年は陸を待っているうちに眠ってしまったようだ。
あたりは真っ暗になっている。
夜空にはたくさんの星が散らばっている。
その星を見ながら、少年は思った。
「父さんも・・・こうやって星空を見てたのかなあ・・・」
優しく、そして強かった父を心に浮かべた少年の瞳には―――
知らぬ間に、一粒のしずくがつたっていた。
次々としずくと共にあふれ出す思い出。
「父さん・・・絶対死んでいないよね?・・・強い父さんなら・・・!!」
ジチジチ・・・
「!?」
少年の背後から忍び寄る謎の鳴き声。
いや、背後だけではない、左右からも違う鳴き声が聞こえる。
ヴオォォォ・・・
カラン・・・コロン・・・
ヂャァァアア!!
一匹の蜘蛛が少年に襲い掛かった。
「うわぁ!」
ビリリッ!!
少年の服の袖が少し破けた。
ピュッ!!
「うわわわわ!」
一つの矢が少年の顔をかすった。
切り傷から血がたれる。
「やばい・・・!逃げろ!!」
少年はボートを全力でこいだ。
少年は謎の緑の影を見た。
シュー・・・
?
ここは・・・
すでに太陽は昇り、明るくなっていた。
目の前には砂浜が広がっている。
持ち物がすべてなくなっている。
背後では砂浜がえぐられていた。
服の焦げた部分をはたきながら、少年は思い出した。
たしか父さんの昔言っていた話では・・・
海の向こうの真っ暗な島には凶暴なモンスターが現れるんだ・・・
とあるモンスターは背後から忍び寄り崩壊を招き・・・
とあるモンスターは住人の家のドアを壊し襲い・・・
とあるモンスターは遠距離からの攻撃で惑わし・・・
とある科学の超電磁砲・・・
「なにそれ?」
「あ!、ああ。これはもう少しお前が大人になったら分かるだろう。(ま、間違った・・・!)続きを言おう。」
とあるモンスターは・・・
終わりの世界から現れ、目を合わすと恐ろしい表情で襲うものがいる。
「モンスターかぁ・・・もっと身を整えなきゃなぁ・・・」
その時。
「ワン!」
「?・・・犬?」