Minecraft ~ある冒険家の旅路~   作:セッキー.Jr

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25:再開

ここは草原の村。

 

村人達は宇宙人の襲来に驚いていた。

 

「女と子供は避難するんだ!」

 

「うわぁん!ママー!」

 

「大丈夫。近くの洞窟に逃げるわよ。」

 

 

「コノセカイハ・・・イッショクトナル・・・」

 

 

「ゴーレム!村を・・・守ってくれ!」

 

「ゴォォオオ!!」

 

鉄のパンチが舞う。

 

その強力なパンチにはさすがにエンダーマンもかなわなかったらしい。

 

3体のエンダーマンが吹っ飛ばされ、家の壁に激突した。

 

そして水晶を出した。

 

ゴーレムはエンダーマンをなぎ払う。

 

「いいぞ!ゴーレム!」

 

 

 

 

 

ここは砂漠の村。

 

宇宙人の集団が地平線からこちらへ来る。

 

ムフェックリー博士は指示を出す。

 

「大砲用意!撃て!」

 

屈強な男達はそれぞれのレバーを引く。

 

6つほどのTNTがそれぞれの大砲の中で点火される。

 

少したってからもう一つ、TNTが点火された。

 

 

 

その瞬間、爆風と共にたくさんのTNTが空を飛んでいった。

 

そして、どれも宇宙人の集団の中に落ち、爆破した。

 

「「「「グワァァアア・・・」」」」

 

たくさんの宇宙人から水晶が出た。

 

「「「よっしゃぁあ!」」」

 

「・・・順調だ!」

 

 

 

 

ここは黒い世界。

 

「お父さん・・・!」

 

 

「ナニィ!?」

 

「あんちゃん・・・の・・・お父さん?」

 

「あなたは・・・!10年前の・・・!」

 

 

 

少年は涙を流した。

 

「お父さん・・・生きてたんだね・・・」

 

「ごめんな・・・心配かけて・・・」

 

男は少年の頭をなでた。

 

 

 

まるであの子供の時のように・・・

 

 

 

 

「さあ、もう涙は終わりだ。・・・ルーフス。

エンダーマンがいるってことは、話は聞いているな。」

 

「ああ、この世界を暴君から助けるってことだよね・・・

 

・・・あいつは攻撃を受けるたびに回復する。

それをどうにかしないと・・・手を出しても意味が無い!」

 

「では、こうしよう・・・お前達4人はそれぞれの黒い柱の根元から

黒い柱の頂上へたどり着いてくれ。私はドラゴンをおびき出す。・・・わかったな?」

 

「「「「おお!」」」」

 

「・・・おい!ドラゴン、長年の決着をここでつけようか。」

 

「ノゾムトコロダ・・・オマエハ・・・ソウダナ・・・」

 

 

 

ドラゴンは男に向かって飛んでいく。

 

「・・・ニワトリ二デモカエテヤロウ!」

 

 

ビュォォオオ!!

 

 

「おおおおお!」

 

 

 

ズシャ!

 

 

 

「フッ・・・ヤハリツヨイ・・・ダガマダマダ・・・!」

 

 

 

 

 

少年は父の戦いを初めて見た。

 

「さすがだよ父さん・・・強い・・・」

 

「おい!」

 

狼は爪を立てて黒い柱を登りながら言う。

 

「今は見ている場合じゃねぇだろ!」

 

「ご、ごめん・・・俺達がこの頂上に行くんだ!」

 

少年は土を積み続けた。

 

 

 

 

 

エンダーマンはワープで頂上まで移動した。

 

「・・・この結晶が回復の元だな・・・」

 

エンダーマンは結晶を破壊した。

 

 

 

 

ドォォオオン・・・

 

 

 

 

 

「エンダーマンが壊したみたいだ・・・おいらも早く行かないと・・・」

 

「ク・・・コワサレタカ・・・コシャクナ!」

 

ドラゴンは方向転換をした。

 

「あ!!しまった・・・!気づかれた!」

 

 

 

「ん?何だこの音・・・?」

 

 

 

 

ゴォォオオオオ!

 

 

 

 

狼は気づく。

 

「っておわーー!助けてくれー!」

 

「あいつは両手・・・いや両足がふさがってるんだ!」

 

「わんわん!」

 

「ライモンさん!」

 

 

 

 

 

その時、一本の矢がドラゴンに刺さった。]

 

 

ズシャ!

 

「・・・?・・・ナニモノダ・・・!」

 

「「ジョー!!」」

 

少年と狼が言う。

 

「「ス、スケルトン!?」」

 

子供と男と宇宙人が驚く。

 

 

 

 

 

 

「・・・偶然終わりの世界に来てな!」

 

「このぉ!嘘つきやがって!」

 

狼は笑う。

 

「よし・・・!頂上についた!・・・この結晶だな・・・たぁ!」

 

 

ボォォオオン・・・

 

 

2個目の結晶が爆破された。

 

 

「グッ・・・コノジンミンドモメ・・・!」

 

ドラゴンは柱の頂上にいる少年に体当たりした。

 

 

「うわぁああ!」

 

 

少年は落ちる。

 

 

 

 

 

 

 

下が全く見えないほどの高い柱から・・・


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