ハイスクールD×D wizard 希望の赤龍帝 作：ふくちか
イッセー「ダリラガーン……（下半身に視線向けながら）」
ドラゴン『ダゴズバーン……（下半身のある一部に目を向けながら）』
「『プッ………』」
ドライグ『何だ今の失笑は！？お前ら今すぐ俺のクリティカルブレイク食らわせてやる！！』
イッセー「何すんだよドライグ！？」
ドラゴン『言いたい事は分かったからさっさとその黒くて穢れた汚物を仕舞え！！視界が腐ってくる！！』
ドライグ『まだ脱いでねーよ！！』
イッセー「脱ぐ気満々じゃねーか！！」
今回はこんなお話です（大嘘）
「はぁっ！！」
『フッ！』
俺が振るったアスカロンを斧の柄で受け止める金色の魔法使い。
何とか押し切ろうと背中のブースターを吹かすが、金色の魔法使いは、
《スパーク・ナウ》
「うわっ！！」
全身から光を放ち、俺の視界を焼いてきやがった！
突然の閃光に力を緩める俺！
『隙だらけだ！！』
「！」
何とか目を開いた俺の視界に飛び込んできたのは、斧の刃。
何とか防ごうと咄嗟にアスカロンの腹を突き出す――――が、衝撃は何時まで経っても来なかった。
「…ったく、油断大敵だぜ？イッセー」
視界が完全にクリアになった俺の目の前には、奴の攻撃を剣で受け止める晴人の背中が。
晴人は相手を押しのけると、鋭い蹴りを数発入れる！
『ヌッ！』
「相手はイッセーだけじゃないぜ！」
《ウォーター・プリーズ。スィ～スィ～スィ～スィ～！》
晴人が左手の指輪を付け替えると、今度は青い姿に変わった。
金色の魔法使いの攻撃を後ろに飛びながら回避すると、新しい魔法を発動した！
《リキッド・プリーズ》
「バイオアタック！」
そう、晴人はなんと――――水に変化した！
「そんなのもあるのか！」
俺が感激している間に、晴人は金色の魔法使いに絡みつく！
「今のうちにやれイッセー！」
「おう！！」
《Transfer!!》
俺はアスカロンに力を譲渡し、一思いに振りかぶる！
『ふん、馬鹿な奴らだ』
《ヒート・ナウ》
金色の魔法使いはそれに動じることなく魔法を発動した！
すると、奴の体から強力な熱線が噴き出て、絡みついていた晴人は壁に叩き付けられた！
「ガハッ！！」
「晴人！！」
『フン！』
「っ！！」
晴人への心配を余所に、俺は金色の魔法使いと切り結ぶ！
「おぉぉぉぉぉぉおっ！！」
『フハハハ！愚か者ほど粘るという物だな！』
愚かで結構だ！！
「ドラゴンショット！！」
《バリア・ナウ》
くそ、これも駄目か！
『馬鹿の一つ覚えもいいところだな！』
「馬鹿？一芸特化の間違いだろうが」
この声は………
《フレイム・ドラゴン！ボー、ボー、ボーボーボー！》
さっきより力強いい音声とともに、炎の竜が飛び立つ！
立ち上がった晴人に龍が飛び込むと、晴人の姿は今までよりも力が増したような出で立ちをしていた！
『ほう？まだまだこの私を楽しませてくれると言う事か』
「いーや、お前のお楽しみは終わりだ。ここからは………」
《ドラゴタイム！セットアップ！》
晴人は何時の間にか腕に付いていた機械を操作する。
「俺達のショータイムだ」
《スタート！》
晴人は金色の魔法使いに向かって駆け出す！
『ならば見せてもらおうか！貴様の手品を！！』
《ヴォルケーノ・ナウ》
「っ！！」
魔法陣から放たれた炎を交わし、晴人は右手の機械を操作した！
《ウォータードラゴン！》
『？……！！』
その音声が聞こえた瞬間、金色の魔法使いを水龍が襲った！
「火遊びはいけないぜ？俺が消化してやんよ！」
そこには、ローブを青く染めた魔法使い――――つまり、晴人がいた！
ってどういう事だ！？晴人はあそこにいるはず……。
「おりゃぁぁ！！」
『ちぃ！！』
「悪いがもっとお客さんはいるんだな～。これが」
《ハリケーンドラゴン！》
青いウィザードが戦っている間に、晴人は再び機械を操作する！
「ヒャッハーーー！！！」
『！？』
今度は緑！？
どんだけ増えるんだよ！！
混戦状態になった場についていけないでいると、晴人は三度同じことをする。
《ランドドラゴン！》
『なっ！？』
突然、金色の魔法使いの足場が沈下した！
「地面から出てきた龍といっても、土竜じゃないぞ！！」
『がっ！！』
身動きの取れない金色の魔法使いを蹴り飛ばしたのは――――黄色のウィザードだった！
「よ、四人に分身した…………！！」
口をあんぐりと開ける俺に構わず、四人に増えた晴人はそれぞれ肩を合わせて、
「「「「超協力プレーで、クリアしてやるぜ！！」」」」
……………それ、違うヒーローだろ！！と内心で突っ込むのは、たぶん俺だけなはずだ。
七つの大罪も更新しなければ………角間王様のフィギュアがすげー満足できるエロさなんですよね
個人的にはマモン様がお気に入りです